魔法少女リリカルなのはR   作:ZG

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革命Ⅶ

「ちょこまかと逃げるんじゃないよ!」

「何で使い魔を作れる程の魔導士がこの世界にいる⁉あなた達の目的はなんだ?」

 

フェイトの使い魔アルフの攻撃をひたすら避けながらユーノは問いかける。だが「あんた達には関係ない!」と一蹴され攻撃が激しくなっていく。

アルフから逃げ続けていると空が激しく光る。なのはとフェイトが魔法で撃ち合っている光だ。

 

「あれは・・・・・・!」

「余所見してんじゃない!」

 

なのは達に気を取られた一瞬の隙をついてアルフは距離を詰め爪を振る。だがすんでのところで蒼い剣が割り込みその爪を防いだ。

 

「何⁉」

「ドラッチ!」

 

今度は別の方から飛んできた赤い鳥がアルフの横腹に体当たりをしてアルフを突き飛ばした。突然の事にユーノが困惑しているといつの間にか真上にいた別の鳥がユーノを掴んで持ち上げる。

 

「メラメラァ!」

「君たちは…」

「魔力とは違う力を感じる…これは…マナ?まさかクリーチャーなのかい⁉」

 

この二匹の鳥、ファイアーバード炎たちは龍希がユーノを助ける為に送った「燃えるメラッチ」と「ラブ・ドラッチ」だ。

それを見たアルフは最初は驚愕していたもののすぐさまフェイトの方に駆けだした。

 

(まさかこの世界にクリーチャーの契約者がいるなんて…こっちにあれが来たってことはフェイトの方に契約者が行ったはず!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「話を聞かせてもらうよ、二人とも」

 

フェイトをバインドで拘束した俺は二人にそう言い放つ。

 

「何でリュウくんが魔法を…」

「前にすずかの家に行った時暴走したジュエルシードに襲われてな、そん時に使えるようになった」

 

なのはの質問に答えると今度はフェイトの方を向く。

 

「何でジュエルシードを集めているのか教えてくれるか?・・・・・・フェイト」

「リュウには・・・・関係ないよ」

「だとしてもジュエルシードは危険な物だ、それを集める理由が分かるまで返すわけにはいかないよ」

 

そう言うがフェイトは口を閉じたまま何も言わない。どうしたものかと悩んでいると後ろにいたなのはがフェイトに喋りかけた。

 

「ねえ、やっぱり話し合いじゃ駄目なのかな?」

「言ったでしょ・・・・・・話し合うだけじゃ・・言葉だけじゃ何も変わらないって」

「だけど!」

「・・・・!」

 

咄嗟になのはを突き飛ばし防御魔法を発動する。すると鋭い爪がぶつかり激しい衝撃が襲ってくる。

 

(予想よりも戻ってくるのが早かった!)

「リュウ君後ろ!」

「・・・・・!しまった!」

 

背中に激痛が走る。防御に気を回した隙を突かれてフェイトが振ったデバイスの一撃をもろに喰らってしまった。そのまま制御が出来ず水面にたたきつけられる。

すぐに水中から飛び上がるが既にフェイト達の姿は消えていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

魔法を解いて地面に降りる。なのはが近くに降りてくるのを確認すると上からメラッチ達の声が聞こえてきた。向こうも無事に戻ってきたようだ。

 

「なのは!」

「ユーノ君!怪我は無い?それにその子達は・・・・・・」

「燃えるメラッチとラブ・ドラッチ、俺と契約したクリーチャーだ」

「龍希・・・・やっぱり君が彼らの契約者なのか…」

 

俺は革命の書を実体化させユーノに見せる。恐らくこれを見せればユーノは納得するだろう。

 

「それは…革命の書⁉」

『YES、私はロストロギア「革命の書」で、白蓮龍希は私のマスターです』

 

ユーノは突然現れた革命の書に驚愕したすると同時に納得したようだ。一方なのはの方はよくわかってないみたいで首を傾げている。

 

「あの屋敷に行った時に龍希から魔力を感じてたけど…本当に魔導士になってたなんて…」

「まぁ、俺も最近出来るようになったばかりだから使える魔法も仲間のクリーチャーも少ないんだけどな」

「じゃあ僕となのはがジュエルシードを集めてた事はその時に?」

「まあな」

 

俺とユーノが話しているとなのはが声をかけてきた。

 

「あの子の事知ってるの?」

「・・・・ああフェイトっていうんだ、少し前に会って友達になったんだ、その時はフェイトが魔導士だったなんて知らなかったけどな」

「フェイトちゃん・・・・・・」

 

なのははフェイトの名前を呟くと空を見上げる。さっきまで戦っていたフェイトの事を思っているんだろう。

 

「今度はちゃんとフェイトちゃんともお話したいな」

「なのは…今は宿に戻ろうジュエルシードを集めていればまたフェイトに会える」

「それに魔導士と初めて戦ったんだ、今は休まないと」

 

その言葉になのはは「うん」と答え宿への道を歩き始めた。だがその道中、なのはの表情から影が消えることは無かった。

 

 

 

 

 

 

 

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