最強最弱の戦闘兵機(レオパルド)   作:渚桜@戦闘兵機

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「大丈夫、また会えるよ
約束する」

「またね、α」
「またね、サナ」

約束を交わすと、サナの中で独自のシステムが起動した。
絶対に消されないように
αが付けてくれて名を、誰にも奪われないように。




過去。―2―

……α達が行ってから1時間経ってる。

僕を探しに来るような気配もないし

戦闘兵機(レオパルド)の気配すら感じなくなってきた…

 

 

どうなってるか、様子だけ見よう…

 

どうしても気になってしまい

サナはランガーングシミュナへと足を運ぶ。

 

「へ、何、これ」

 

そこには、無気力に倒れる戦闘兵機(レオパルド)の姿が、幾つもあった。

 

「まさか、本当に感情を…!

あっ、α!」

 

「?……!?サナッ?!」

 

お互いに戦闘兵機(レオパルド)だけが聞き取れる高周波でやり取りをする

 

「α、早く逃げよう!」

 

「ダメだサナ!お前が早く逃げるんだ!!」

 

「……おい、そこの戦闘兵機(レオパルド)

早くこちらへこい!」

「はい。」

 

ダメだα、行っちゃ…

そうだ、僕は特進だぞ、説得できるかもしれない

β、γ、θは……見つからない…もしかしてもう……

 

それならαだけでも!

 

「やめろぉぉぉぉぉぉ!!!!」

 

「サ……01(ファースト)!!!」

 

「特進だ!捕まえろ!」

 

「えっ」

 

こいつら、特進のサナも捕まえて消すつもりか!?

それなら……

 

っ…捕まる…!

 

――グシャッ――

 

「がっ……ハァッ…」

 

「おいあいつ…」

「Aクラス、機体名:αだな」

 

「あ、α…

なんでそんなこと…」

 

「…俺は大切な友達を守っただけだ。」

 

戦闘兵機(レオパルド)同士で友達とは……なんと邪悪な…」

 

「相手が誰であろうと、俺は01(ファースト)を守るっ!!!

文句があるならかかってこい!!!」

 

「捕まえろぉぉ!!」

 

 

「α!一緒に!」

01(ファースト)!逃げろ!!」

 

『逃走命令を受理しました。』

「え!?なんでっ」

『逃走を開始します』

 

バシュッ!!

 

「っ!01が逃げたぞ!捜索隊を「グシャ……」

 

「行かせねぇよクソ共ォォォォォ!!!!!」

 

 

 

 

 

「マキナ‥‥マキナッ!!!」

『はい、何でしょう』

「もういい!着地しろ!!」

『承認しました。着地します』

 

―シュゥゥゥゥゥゥゥゥ………スタッ……―

 

「早く助けに行かないと…!」

『既に手遅れだと思われます。』

 

「なんでそんなことを!」

『こちらをご覧ください。』

ピーッ

 

自分の視界の中だけにモニターが映し出される。

 

「これって……」

 

そこには、拘束され、捕まっているαの姿が映し出されていた

 

「そんな、α……え?横にいるのって

β達…?」

 

『はい。拘束したのはβ、γ、θの3機で間違いないでしょう』

 

「三人とも、感情も記憶も消されたのか…

あっ、ダメだ!」

 

モニターにαが連行されるところが映し出される。

 

「連れてくなぁぁ!!!!」

 

 

 

「α、君は素晴らしい戦闘兵機(レオパルド)だね

友を守る為に俺の部下を13人も殺した、すごいね」

 

「てめぇも部下と会いたいならそう言えよ

俺がすぐにでも特急便に乗せてやるよ、片道切符でな」

 

「こうなるから戦闘兵機(レオパルド)に感情はいらないな。消せ。」

 

「消したところで、俺はお前らを恨み続ける。

いつか絶対、殺してやる。」

 

「ほざいてろ。ただのポンコツが。」

 

バチバチバチ………

 

「αぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

ドサッ

 

「こいつとβ、γを俺が買う

θはレオンにでも渡しとけ」

「はい、かしこまりました」

 

ビュン―――

『ここまでの流れでご理解頂けましたね。』

 

「α…」

 

ポタッ――

 

くそっ

今は泣いてる場合なんかじゃない

α達を取り返す!

今はそれだけを考えろ!

 

『機体名:αより、メッセージが届きました。

3日後に捕まれ、そうすれば、戦闘兵機(レオパルド)提案者に会える

逃げろ。

それまで、逃げ続けるんだ。

そしたらすぐに会える。」

 

 

「……わかった、α

君は嘘を言わない。だから信じるよ。」

 

 

 

そうしてサナは3日後まで必死になって逃げた。

何度も捕まりそうになったが、逃げ続けた。

 

 

 

そして、αからのメッセージから3日後

 

 

 

コツッ…コツッ…コツッ…

「?!戦闘兵機(レオパルド)だ!捕まえろ!」

 

ドサドサッ――

 

「識別名は!」

「……っ、ファ、01(ファースト)です…」

 

「特進!?なぜ今になって…」

 

「ひとまず、官庁のところへ連れてくぞ」

「はい!」

 

これでいいんだよね、α…

これでまた、君と会えるんだよね…

 

「官庁!特進の戦闘兵機(レオパルド)を確保しました!」

 

「おぉ、お手柄だなぁ!

しかもこいつ、前にαが守ってたやつじゃねぇか

αも報われねぇもんだなぁ!ガハハハハハッ!!!」

 

「黙れ。」

 

「ッ!

こいつも消せ、マヒナ」

 

 

マヒナ……

基本データベースに登録されている名前だ

確か、戦闘兵機(レオパルド)の提案者

αが言っていたのはこの人か

 

「消していいですよ。マヒナ。」

 

「あぁ、安心してくれ

全て君の思い通りになるよ。サナ」

 

「?!どうしてその名を」

バチバチバチ………

 

ドサッ―

 

「おいマヒナ、サナって誰だ?

まさかこの戦闘兵機(レオパルド)に名前を付けたわけじゃないよな?」

 

「そんなまさか、我が国が勝てるようにと祈っただけですよ

さ、消去も終わりましたし、処分場へ運んでいきますね」

 

「あぁ、頼んだぞ」

 

 

 

 

 

「よっこらしょ……

はぁ、戦闘兵機(レオパルド)を一人で運ぶのは重労働だな。」

 

「………」

 

「さて、やるか。」

カチッ……シュゥゥゥ………

 

「よし、これで一週間後に覚めるはずだ

……ょいしょっと…」

 

 

「また会いに来るよ、サナ。

俺たちの希望」

 




最強最弱の戦闘兵機(レオパルド)
24話 ご覧いただきありがとうございます

次々と明らかになっていくサナ達の過去
これまでもこれからも、どんなことが起こるのか

お時間ある方は読み返してみてはいかがでしょう

また次回もご愛読、よろしくお願いいたします

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