2分13秒後、サナが一撃を食らい、停止状態に陥る
それを見続けていたγ
そして
θは己の過去を思い出していた。
でももう、私は君を超えた。」
γの叫び声を聞いて、僅かながらに反応する。
バリィィィィィィィン………
『マスターへご報告致します。
契約中の機体名:サナのコアユニットの破壊を確認しました。』
「なんで……サナまでっ…!!」
マヒナの元へ、サナのコアが破壊された報告が届く1分13秒前
――――――――――
私はずっと独りだった。
他の
同期の
それぞれのグループを形成していった。
そしてα、β、γ、そして特進の
この4機は特に仲が良く、戦闘訓練も一緒にやるほどだった。
そんな4機が羨ましかった。
私も混ざりたかった。
でもそんな勇気はないし、あったとしても話せずに
結局は省かれて終わり。
これが私の人生なんだと、ずっと孤独に生きるんだと思っていた。
でもある日、αが不思議なことをし始めた。
名前を付けて回るようになったのだ。
βには「■■■」
γには「キラ」
そして僕には「カルウォーガン」
それぞれの名前にはちゃんと意味があるらしく
αと二人になることがあり、その時に少しだけ話した
θ「ね、ねぇ…ある…α…」
話しかけれた…意味、聞かないと…
α「どうした?θ」
θ「あぅ……あの…な……え…」
早く、早く言わないと…
α「ん?」
θ「名前……どういう、意味…なのかな…って」
α「名前の意味か!」
θ「ないよね……ごめん……でしゃばって…」
そりゃそうだよね…大して話した事ないし…
α「独り、とか孤独って意味だよ」
θ「そうなんだ………僕に…お似合いだね…はは…」
この時の私は、羨んだ相手に皮肉の名前を付けられたと
勝手に解釈し、落ち込んだ
名前自体は嬉しいけど、そんな名前は嫌だなんて
贅沢なことも考えてた。
α「お前はマイナスで捉えるけど、俺としては違う意味だよ」
θ「…?」
独りに違う意味なんてないよね…?
α「独りでも強いし、生きていける
それって凄いことじゃん?」
θ「へ?」
α「それにさ、
独りでいる気持ちが分かるの、θだけじゃん」
θ「う、うん……」
αって結構心にくること言うんだ……
α「だから、他に独りの奴がいたら助けてあげてよ」
θ「独り…?助ける…?」
α「そう、俺達には分からないその気持ちを理解できるのは
θ、お前しかいない。」
θ「で、でも、助けるなんて…どうやって……」
α「自分が掛けてほしかった言葉、行動
そういうのをしてあげてよ
俺らじゃ分からない、お前だけの方法でさ」
そんな言葉を、αは僕なんかに対して
羨ましそうな目で見つめながら言っていた。
θ「うん…頑張る!」
α「…顔、明るくなったね
じゃ、先にラングに行ってるよ、招集かかってるし」
θ「ありがとう、α」
ごめん、サナ
約束を破ることになるけど、許して欲しい…
私はθ、いや
カルウォーガン。
独りの子を助ける為の名前。
―「あっ……た…かい…」―
そう呟きながら、不器用な笑顔をして
アーマスをそっと、子猫を抱くように優しく抱きしめた。
バシュゥゥゥゥゥ………
――「θ…ありがt
『マスターへご報告致します。
付近に生存していた
機体名:カルウォーガンのコアユニット破壊を確認しました。』
最強最弱の戦闘兵機(レオパルド)
33話 ご覧いただきありがとうございます
何かを守る為には、何かを失わなければならない。
それは自然の摂理ですね
また次回もご愛読、よろしくお願いいたします
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