サナは死後の世界でθと会う。
そこでθからコアの同期を提案され、サナは渋々飲む。
自己性格の衝突によりサナは暴走したことが分かり
サナのコア復元、完全修復は終わったのだった。
だがその代償に、衝突し消失したθの自己性格
これは完全に失われ、修復はできないとされていた
「……自己性格も治せる…?
アズ、何を言ってるんだ…」
「アズ、あんたの言っている事が本気でも
マヒナが分からねぇっつってんだぞ…?」
「こいつら
「確かにそうだけどよ…」
「それであれば可能かもしれぬ。
方法は多少変わるが、似たようなことをしたことがある。」
アズリナエルは物寂しく、哀しい顔をしながら
θの横に腰を落とした。
「教えてくれアズ
その方法を。」
暫くじっとマヒナの目を、アズリナエルが見つめ始める。
覚悟を決めたように頷き
アズリナエルは答えた。
「今の状況の推測と、その方法を説明する。」
そういうとθのコアのある部分に手を触れる
「θ…と言ったか、こいつがサナに対しコアの同期を行った。
そうするとθからサナへ、強制の一方通行で同期が始まる。」
「本来はコアからコアへ同期するが、その時のサナにコアはない。
となると、
「……!
脳か!」
「そう、本来我ら機械は危険を感じればコアを守るように組まれている
だがそれを無視し、暴走中のサナは頭部を守った。」
「つまり、θは自分のコアとサナの脳を無理矢理同期した。
そして今は、サナに『新品の』コアを造ったが、自己性格は以前のままだ」
「新品のコアを入れても以前の性格……」
「そしてここからは賭けだが、恐らくサナの脳に
θとサナ、両方の性格が分離した状態で保存されていたんだろう」
「衝突が起こってないのか?」
「多分だがな。
そしてコアを復元した際、サナの性格がコアに移ったんだ」
「でもアズ、それならコアに記録される時にこそ、衝突が起きるんじゃ」
「サナの機体は起動していた
だがθの機体は死んでいた
これが正しければ、θの性格情報は記録されるが
生きていないから、自我が無い。」
「それなら衝突せずにサナの性格だけが動く……
てことは…」
「まだサナの脳には、θの性格情報が記録されている。
そこで我が経験した方法で、上手くいけばθの性格を復活できる。」
「で……その方法は?」
「θのコアを復元、起動させる。
そして新たな性格のセットアップが始まる前に
θの体をサナの体へ吸収させる。」
「吸収…?」
「さらに平たく言えば『取り込む』だがな。
そうすれば、サナの中には2個のコアがある状態になり
θの機体を起動してるから性格も自我を持つ。」
「…そうなれば、余ったコアにθの性格が反映される…!」
「そう。だがこの方法では、サナの体からθを抜き出す事は出来ない
完全にθを救うための方法だ。
それでもいいならしよう。」
「決めるのはサナ、君だね」
「………」
失敗すれば、θは一生帰ってこない。
それどころか、吸収してコアが2個になれば
僕自身、どうなるか全く分からない。
「どうする。」
でも、θと約束したんだ。
絶対に蘇らせるって。
「それでθを蘇らせれるなら、やる。」
「よく言った、ならば急ごう。
サナ、こっちへ。」
「はい」
そう言うと、アズリナエルはθのコアを修復しながら
サナのコアをそっと触れた
「サナ、今から貴様に我の『吸収』を譲渡する。
ぶっつけ本番だが、θのコア復元が95%になった瞬間
θを吸収しろ」
「なぜ95%なんですか」
「吸収するまで時間がかかる、95%で始めれば100%になった瞬間
吸収も完全に終わる、遅くても早くてもダメだ。」
「でもそうやって判断を……」
「サナ!これを!」
マヒナが自分の持っていた
そこにはθのコア復元達成率が書かれていた
γ「もう89%!?」
「準備しろサナ!!」
「はい!!」
使ったこともない機能…
怖いけど、θとの約束の為だ…!!
92‥‥93‥‥94‥‥
もう少し‥‥もう少し‥‥!
95
全「今!!!!」
「吸収発動!!!」
シュゥゥゥゥゥ……
「アズ、タイミングどうだ?」
「わからん、だが悪くはなかったはずだ」
96……97‥‥
頼む、出来ていてくれ…!!!
98・・・99・・
今助けるぞ!!
「シータァァァァ!!!」
100
プツッ――
最強最弱の戦闘兵機(レオパルド)
41話 ご覧いただきありがとうございます
昨日時点で閲覧数1600を超えました
こんな沢山の方々に見てもらえるとは思わなかったです…
本当にありがとうございます。
また次回もご愛読、よろしくお願いいたします
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