創造神のヒーローアカデミア   作:八雲白龍

3 / 6
キング・クリムゾン!


入試

「(門が)デカすぎんだろ…」

 

国立雄英高等学校。

 

ヒーローを養成する学校でヒーローを育てる学校は他にもあるがヒーローのほとんどはここを卒業しているといっていいほどの超名門学校だ

倍率がとてつもなく高く毎年何百人という人が入試試験へと挑む

そして、俺もその一人でここ雄英高校でヒーローとして学び資格を取って本当のヒーローへの道に歩めるのだ

が、その為にもまずは今日の入学試験に合格しなければならない

 

 

午前中に筆記試験、休憩を挟んで午後から実技の試験が始まるらしい

ま、何とかなるだろう

実技は雑魚ロボを壊すだけ、0ポイントのデカブツをブチ壊すだけの武器を用意出来たし

筆記試験も対策はバッチリ、何ならとっておきの秘密道具もある

 

この試験勝ったな、コンビニ行って風呂入って寝てくるわ

 

 

______________________

「まもなく試験時間終了です」

 

 

試験官の声が会場に響くと共に、ガサガサと見直しをする受験生達

俺?秘密道具は使わなかったが、多分8割は取れてると思う

いや、何か周りに申し訳ない気持ちがフツフツと湧いてくると共に、もしバレたら失格にされそうだし…

はい、日和っただけです…スンマセン…

 

 

そうこうしてる内に試験時間も終わり、昼休憩に入る

個性で創ったあんパンと牛乳を流し込み、実技試験に備えトイレに行っておく

 

 

休憩時間が終われば、実技試験の説明があるらしく、生徒はそれぞれ別れて移動し大きな教室へと入ったあと椅子へと座った

 

 

時間になり教室に一人の人物が入ってきて教壇に立ち挨拶を始めようとする

俺は予め用意しておいた耳栓を付けておく

 

 

『今日は俺のライヴにようこそー!!!エヴィバディセイヘイ!!!』

 

 

 

――シーン

 

 

 

「(声が)デカすぎんだろ…」

 

 

この静寂を産み出したのは、ボイスヒーローの『プレゼント・マイク』と呼ばれる大音量で喋り、ラジオでの出演がある有名なヒーローだ

陽キャの鑑みてーな人物だよな…

 

 

『こいつはシヴィーー!!!受験生のリスナー!実技試験の概要をサクッとプレゼンするぜ!!アーユーレディ!?』

 

 

耳栓着けてるのに音が聞こえるとかどんだけデカイ声なんだようるせぇな、いつかそのちょび髭千切るぞ

 

 

「質問よろしいでしょうか!」

 

 

お、アレが飯田天哉、原作キャラの一人だな

会場が広い上に受験生の数も多いので、軽く探しても原作キャラに出会えないんだよなぁ

 

 

やはり原作通りに仮想敵の指摘をし、おそらく緑谷に文句を言ったみたいだな

 

 

一通り説明も終わり、最後にプレゼントマイクから雄英の〝校訓〝をプレゼントされる。

 

 

 

『かの英雄ナポレオン=ボナパルトは言った。

 

「真の英雄とは人生の不幸を乗り越えていく者」と。』

 

 

 

 

 

―――"Plus Ultra更に向こうへ"!!

 

 

 

 

 

『それでは皆、良い受難を!!』

 

 

______________________

 

割り当てられた試験会場に到着すると、俺は腰に着けていたポーチから太刀を取り出す

このポーチは個性で創ったモノで、所謂マジックバックである

本当は四次元ポケット的な物を創ろうとしたんだが、試験迄に完成しそうに無かったので此方を創ったのだ(それでも月単位の時間がかかったが)

 

 

「ケロ、今その刀、何処から取り出したのかしら」

「!?あ、」

 

 

突然後ろから聞こえてきた原作キャラの声に、慌てて取り出した太刀を落としてしまった

 

 

「驚かせてしまったみたい、ごめんなさいね」

「いや、俺も少し緊張していたみたいだ…君は…?」

「私は蛙吹 梅雨、梅雨ちゃんて呼んで?」

 

 

声の主は蛙吹 梅雨、個性「蛙」を持つ少女である

前世ではその…色々と息子がお世話になった事もある、察してくれ

 

 

「俺は神尾 創、まぁ変な渾名とかでなけりゃ好きに呼んでくれ」

「じゃあ創ちゃん、って呼ばせて貰うわね」

 

 

『ハイ、スタート!』

 

 

おっと、もう開始か

 

 

「いきなり?開始みたいね」

「ま、次は試験が終わるか、雄英に合格したら話そうぜ?」

「ケロ、お互い頑張りましょ」

 

んじゃ、と、軽く挨拶をして俺は太刀を手にスタートする

神様に貰った転生特典の強靭な肉体は、身体能力がアスリートのレベルをゆうに超えているモノだった

少し本気を出せば、ビルの3、4階位ならジャンプで飛び越えられる

 

 

「さて、片っ端から斬りまくるぜぇ!!」

 

 

視界の端に見つけた3P敵を一太刀で斬り捨て、次の獲物を見つけては次々と斬り伏せていった

 

 

 

_____________

 

ドゴォォォン!!

 

 

 

「お、来たなお邪魔虫(0点仮想敵)

 

 

 

巨大なロボが会場のド真ん中に現れ、あまりの大きさに殆どの受験生達が逃げ出してゆく

 

 

「いやいや、仮にもヒーローを目指す者が、敵から逃げちゃ駄目でしょ」

 

 

一目散に逃げ出す受験生をビルの上から見下ろしながら、俺は手にした太刀をポーチにしまう

 

 

「本来はもっとデカいが…ま、俺が扱えるサイズってなるとコレが限界だからな…」

 

 

代わりに取り出したのは、人の身の丈をゆうに超える刀身を持つバカみたいにデカい刀、通称"斬艦刀"

 

 

凡そ常人では持ち上げる事も叶わないであろうソレを俺は肩に担ぎ、軽い助走と共に仮想敵へと飛び掛かり、真っ向から振り下ろし、唐竹割りにする

 

 

我が斬艦刀に、断てぬ物無し!なんてな」

 

 

真っ二つになった巨大仮想敵が爆発したとほぼ同時に、試験終了の合図が響き渡った

 

 

______________________

試験終了後、試験中に怪我をした受験生の為に救護班が怪我の処置をしていた

 

 

「ケロ、創ちゃん?」

「お、梅雨ちゃんじゃないか」

 

 

救護班の処置を眺めていると、後ろから梅雨ちゃんが声をかけてきた

どうやら軽症だが、身体のあちこちに擦り傷や切り傷を負っている、治療を受けに来たのだろう

 

 

「怪我?」

「うん、ちょっと逃げる人波に流されちゃったわ」

 

 

なら丁度いい、少し俺の点数稼ぎに付き合ってもらおう

俺はポーチから薄緑色の液体の入った小瓶を取り出す

 

「じゃあコレ、飲んでみてくれないか?」

「ケロ?(キュポッ…スンスン…)青リンゴのジュースかしら?」

 

 

やや小瓶の中身を警戒していたが、リンゴジュースと思って飲んでくれたみたいだ

 

 

「(良かった〜!!「蛙」の鼻がどれくらい強いのか判らなかったから、怪しまれたらどうしようかと思った…)」

 

 

「あの…創ちゃん?何だか怪我が治ってる気がするのだけど…?」

「exactly!!その通り」

 

実は梅雨ちゃんに渡したのは、ゲーム等で言う「ポーション」である

使用するとHPを回復させる定番アイテムのポーション、現実には飲んだだけで怪我が即時に治る等あり得ないが、個性「創造神」なら創れるのである

 

 

「凄いのね、創ちゃんの個性」

「まぁな、あ、流石に個性由来って判るか」

 

 

さて、梅雨ちゃんに投与したお陰でちゃんと他人にも使える事が判ったし、救護班の人に軽く説明して渡しておくか

暇な時に時間短縮も兼ねて大量に作り置きしてるから、在庫はあるしな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コレ、学校と医療機関に売り付けたら金になるかな…?




ちなみに筆記試験の秘密道具とは、勝手に正解が浮かび上がる眼鏡とか勝手に正解を書いてくれる鉛筆でした
ド〇えもんかな?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。