「すげぇ!3秒台だ!」
早速、短距離走で飯田が凄まじい記録を出す
彼の個性「エンジン」は速さを競うのであればうってつけの個性と言えるだろう
そして続く尾白も中々の記録を出す
「次、神尾」
おっと、遂に俺の出番か
残念ながら道具の創造には時間が足りなかったので今回は生身の身体能力で挑まねばならない
まぁ?転生特典でかなり底上げしてもらってるし?余裕綽々男爵いもですよ(震え声)
よーい…パァン!
……………
……………
……………ピッ
「ダァッ!」
記録は…?3.99秒か
「はぁ!?また3秒台だぞ!?」
「アレも個性なのか!?」
「ふへぇ…」
「凄いな神尾」
「お?」
少し荒れた息を整えていると、隣に飯田が座った
「この種目で負ける気は無かったが、ここまで迫られるとは思わなかったぞ」
「つってもな…俺の記録は個性使って無い生身のモンだし…あ、手を抜いたわけじゃないからな?時間かかるから使えなかっただけだ」
「………むしろ生身であの記録を出したのか君は!?」
「いや、お前だって50mじゃなけりゃもっと良い記録出せるだろうがよ」
俺の記録は参考記録程度に考えておいて欲しい
それに飯田のエンジンは徐々に速度が上がるのだから、この後待っている長距離の方が真価を発揮するだろう
その後の握力測定では346キロ
ボール投げでは創造が間に合ったのでバズーカでぶっ飛ばした結果765m
握力測定では八百万と同じく、万力を創造
どうやら創造した場面を八百万に見られたらしく、話しかけてきた
「貴方も、「創造」ですの?」
「んー…少し違うな、まぁ同系統の能力だと思ってくれ、条件とかデメリットとか、違うみたいだしな」
「そう、でしたか…個性に関してお互いに情報を共有出来ればと思ってましたが…」
「似た個性だし、多分差異なんて少ないと思うがなぁ…(何なら八百万の個性をベースにして、転生特典考えたし)」
創れる範囲を拡げて、デメリットを少し変えた位だけどな!正直、創れるものが多すぎてどれから創っておくかすげぇ悩む程度には、この転生特典に考えた個性は使い難い
本編で色々とその場で必要な物を創り出していたヤオモモが、どれだけ頭の回転が速かったのかを思い知った
「俺は一般入試で合格したタイプなんだけど、筆記試験は中の中か、中の下くらいなんだよ多分。で、それを実技試験で補った形。だから俺としては推薦貰った八百万さんに教えられることなんて無いと思うぞ?」
「いいえ、それは違いますわ。成績の良し悪しは兎も角、考え方の違いというのはそれだけで双方に良い刺激を
「そういうことなら…お願いしようかな?」
俺の個性とヤオモモの個性の違いとして、俺の創り出した物は創っておいた四次元ポーチにほぼ無尽蔵にストックしておけるという利点がある
今後のヤオモモとの意見交換で、俺一人で考えるアイデア以上の物が閃けば良いな
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あの後、反復横跳びや長座体前屈、長距離走等のテストをこなし、結果発表
「ちなみに除籍は嘘な、君たちの最大限を引き出すための合理的虚偽だ」
『え…ええぇぇぇぇえ!?』
「(嘘だゾ、落とす気満々だったゾ)」
相澤先生の合理的虚偽()に皆が安堵やら文句やら言ってはいるが、本日はそのまま解散となった
明日はプレゼント・マイクの英語と基礎戦闘訓練か…
英語はある程度予習しとかねぇと不味いかもな…翻訳こんにゃくでも創ろうかな…?
基礎戦闘訓練の方は、相方と敵が判ってからで良いな
取り敢えず麻酔銃は必須だろうけど…ペイント弾とかも創っておくかな…
そんなことを連連と考えながら、雄英高校入学初日の夜は過ぎていった
個性だだ被りだとライバル意識か仲間意識のどちらかが芽生えるよね