問題児と完全無欠の主人公が異世界に来たそうですゾ〜 作:遺憾千万
〜世界の果て〜
黒ウサギは樹と十六夜を探して半刻、ユニコーンに二人は水神の眷属にゲームを挑んだ事が分かり、闘って居る所に着いた。
すると、樹と十六夜は服がびしょ濡れだった。
「あれ、オマエ黒ウサギか?どうしたんだその髪の色?」
「本当だ。もしかしたら、染めたとか?」
黒ウサギは二人の言葉に呆れて
「もう!一体何処まで来て居るんですか!“世界の果て”ですよ、ここは!」
「いい脚だなこんな短時間で俺達に追い付けるとは思わなかった。」
「当然です。“箱庭の貴族”と謳われる貴種の黒ウサギがーー(黒ウサギが……半刻以上もの時間、追い付け無かった…?)ま、まぁ其れはともかく!十六夜さんとグラディウスさんが無事で良かったデス。水神のゲームに挑んだと聞いて肝を冷やしましたよ。」
「水神?ああーアレのことか?」
【まだ試練は終わって居無いぞ小僧どもォ!!】
「水神の眷属…蛇神……!って、どうやったらこんなに怒らせられるんですか!?」
と黒ウサギは二人に吃驚した。
「なんか偉そうに『試練を選べ』とかなんとか、上から目線で素敵なことを言ってくれたからよー俺達を試せるかどうか試させてもらったのさ。結果は、まあ残念な奴だったが。なあ、グラディウス。」
「ああ、本当に雑魚だと思うよ。終わったら、焼いて食いたい位な」
【貴様ら…付け上がるな人間!我がこと程度の事で倒れるか!!】
「十六夜さんとグラディウスさん下がって!」
黒ウサギは言ったが十六夜と樹は
「何を言ってやがる。下がるのはテメェだろうが黒ウサギ。これは俺達が売って奴に買った喧嘩だ。手を出せばオマエから潰すぞ。」
「そうだよ、黒ウサギ。僕も幾ら何でも承知はし無いよ。」
(…ゲームが始まってしまった以上、黒ウサギは手出しは出来無い…!)
【心意気は買ってやる。それに免じこの一撃を凌げば貴様らの勝利を認めてやる】
その水神の言葉に十六夜と樹は
「寝言は寝て言え。決闘は勝者が決まって終わるんじゃ無い。敗者を決めて終わるんだよ」
「十六夜、最後は君が止めを刺して。僕もこの蛇を叩き潰すから」
【フンーその戯言が貴様らの最後だ!】
十六夜と樹は水神の攻撃に当たるが
「しゃらくせぇ!!」
「じゃまだ!!」
十六夜は殴り潰し、樹は全身から覇気を出し水神の攻撃を破った。その行動に黒ウサギと水神は驚いた。
「嘘!?」
【馬鹿な!?】
そして、十六夜と樹は水神の顔に
「ま、中々だったぜオマエ」「熊よりはマシだな」
と思い切り蹴り、殴った。すると、水神は其の儘倒れていった。
「くそ、今日はよく濡れる日だ。クリーニング代ぐらいは出るんだよな、黒ウサギ。」
「だな、十六夜。最高の蹴りだったぞ、今の。」
「ハハハ、グラディウスの殴りも中々強力だったぜ。」
すると、その行動に黒ウサギは驚いた。
「人間が…神格を倒した!?それも腕力で!?そんなデタラメがー『彼らは間違いなくー人類最高クラスのギフト保持者よ黒ウサギ』信じられ無い…だけど、本当に最高クラスのギフトを所持しているなら…!コミュニティ再建も夢じゃないかもしれない」
黒ウサギは考えていたら、十六夜が
「おい、どうした?ボーッとしてると胸とか脚とか揉むぞ!」
「え、きゃあ!貴方は御馬鹿です!?二百年守ってきた貞操に傷をつけるつもりですか!?」
「うわ、超傷付けたい。」
「御馬鹿!?いいえ、御馬鹿!!」
十六夜の行動に黒ウサギは恐れて
(“ウサギ”という種を狙ってきた輩は星の数程居ましたが、この距離まで反応出来無かった相手は今まで居ませんでした…期待の新星は黒ウサギの天敵かもしれません?)
「ま、今は良いや後々の楽しみに取っとこう。」
「おい、十六夜。今の行動は前の世界ではマズイぞ確実に。」
「ハハハ、良いんだよ。箱庭だから。」
「……其れもそうか。いいか、ハハハ。」
二人は笑い出した。黒ウサギは二人に
「と、ところで十六夜さんとグラディウスさん、蛇神様はどうされます?というか生きてますか?」
「命までは取ってねえよ、殺すのは別段面白くも無いし」
「ああ、丸二日は動か無いと思う。」
安心した黒ウサギは
「なら、ギフトだけでも戴いておきましょう。十六夜さんとグラディウスさんは蛇神様御本人を倒されましたから、きっと凄いものを戴けますよ!」
蛇神のギフトから大きな水樹の苗を貰い、黒ウサギは喜び
「見てください!こんな大きな水樹の苗を貰いました!コレが有れば他所のコミュニティから水を買う必要も無くなります!みんな大助かりです!これで黒ウサギ達のコミュニティもーー……」
「ほれ、滝と“世界の果て”を見に行くぞ。グラディウスも。」
「は、はい!」
「…ああ。」
滝と“世界の果て”を見に行く途中で黒ウサギは水樹を貰って喜びながら歩いて居た。
樹は
(黒ウサギは何か決定的な事を隠して居るな)
すると、十六夜が
「オマエ、何か決定的な事を隠して居るよな?グラディウス、お前もそう思うだろ?」
「流石は十六夜だな僕も其れを考えていたんだ。」
その言葉を聞いて黒ウサギは動揺した。
「えっと、…なんのことです?箱庭の話ならお答えすると約束しましたし、ゲームの事も」
「違うな、俺達が聞いて居るのはオマエ達の事……いや、確信的な聞き方するぜ。」
「黒ウサギ達は、如何して俺達を呼び出す必要が有ったんだ?」
主人公
樹・グラディウスは年齢16。髪の毛は銀色で短く、黒いブレザーみたがを来て居ます。十六夜とは仲が良く、コンビみたいな感じです