四割の男   作:かりん2022

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特訓

 

 2年生が帰還し、早速顔合わせが行われることとなった。

 3年生と、留学中の乙骨まで呼んでいる。夜蛾学長もいて、東京校の集まれるメンバーは全員集まったという感じだ。

 

「じゃー、1年生を紹介するよ!」

「プレコグで宿儺の器の虎杖 悠仁に、スパイの吉野 順平に、恵はみんな知ってるね? 最後に、釘崎 野薔薇! 皆、仲良くしてあげてね!」

「予知能力者ってマジか? マジなら引き込めって家から命令来てるわ。家出てんのに」

「プレコグって呼んで。真希先輩」

「お前、一日で五億稼いだんだろ。俺のために宝くじ買ってくれよ」

「その話は先生もちょっと興味あるぞー」

「ハイハイ、注目!! 後、篤也と金次は公私混同避けようね」

 

 パンパンと手を叩き、注目を集めると五条は告げた。

 

「もう情報漏れてて噂も聞いてるかもしれないけど、僕、10月に敗北しまーす!!」

「は?」

「はあ!?」

「聞いとらんぞ、悟!!」

「やー、この未来が全然変わってくれなくてさあ。僕が負けると、1000万の呪霊が東京に放たれるらしいんだよね。ふざけてんのって感じ。ま、悠仁のプレコグは40%の確率らしいんだけど、僕が動いたことで多少は変わってることからも、ほぼほぼ信頼できるかな。ちなみに未来が代わるってのは悠仁が捕まる……悪い方向に変わっちゃってる」

「はあああああああああああああああ!??」

「じゃあ、名前呼んでいきまーす。夜蛾学長! 上に呪骸の作成方法を狙われて死亡」

「「なんだと!?」」

「僕っていうストッパー無くなったからね。火事場泥棒ってやつ? パンダが評価されたね」

「篤也。普通に死亡!」

「普通ってなんだよ!」

「いやー。僕が敗北するくらい派手な戦いだからね。宿儺も出張ってたし、仕方ない」

「金次、綺羅羅! 君等は賭試合ずっとやってたから無事だね。というか、東京壊滅してんのに普通に賭試合続けてる事にびっくりかなー。そんだけ余裕あるなら手伝ってもらうよ!」

「うっざ」

「えー! でも五条先生負けるんでしょ? 私らがどうにか出来るわけないじゃん」

「だいじょーぶいけるいける! いけなかったら東京壊滅だからね!」

「次、棘! 両手欠損。五体満足で切り抜けられるよう頑張ろう!」

「おかか!? しゃけ!」

「パンダはひとまず無事」

「真希については、手順を踏めばかなり強くなることがわかった」

「ほんとか? 手順ってなんだ」

「でもそれって、真依を殺さないと何だよね」

「あ”?」

「っていうか、このままだと色々問題ある事がわかったんで、悠仁から貰った5億突っ込んで真希と真依は僕預かりにします! 内乱阻止! 殺して強くなるんじゃなくて、自分の力で勝利を掴み取ろう!」

「は?」

「5億!?」

「ちなみに一年生! 恵は殺されて蘇生、野薔薇は死亡、悠仁は宿儺の指10本一気飲みさせられて身体乗っ取られて渋谷壊滅させて、更に誘拐。順平はそもそも現時点で殺されてるはずだったから」

「お前はどうなるんだよ、悟」

「僕? 僕は封印されて、自害するまで暗くて狭い所で待機かな。1000年位」

「えっぐ」

「そーだよ、僕泣いちゃう。ってことで手段選ばず行くよ! ちなみにこの事件、被害を出さずに解決したら成功報酬100億。被害出ても完全解決で10億貰えるから、頑張ろう! 経費もバンバン認めるって。もう前金として10億貰ってるから、今日はバーベキューで親睦を深めようか♪」

「えっぐ!!」

「何やった」

「プレコグでちょっと」

「東京壊滅で政治が物理的に空白になる危険を回避できたんだからね。コレくらいはね。ちなみに僕優しいから、政敵にも割の良い護衛依頼紹介しておきました!」

 

 なるほど、上手い厄介払いである。

 

「それと悠仁は第一級護衛対象ね。呪術師するのと同時に政府に仕えるの内定してるから」

 

 そうして、五条先生はもう一度手を叩いた。

 

「悪いけど、逃げたりしたら死んでもらう。成功報酬はさっき言ったとおり! 必要なものも何でも買ってあげるよ♪ ただし、失敗したら東京壊滅! やるっきゃないよね! ってことで、頑張って特訓してね♡」

 

「お、おおー!!」

 

「ってちょっと待て、ここまでの動きを加えても負けるのか?」

「ちょっと待って下さい」

 

 日下部先生の質問に、五条先生とおそろいの目隠しをする。

 

 本気で悔しがっている封印されし五条先生が視えた。

 

「五条先生封印されるっすね。まあでも俺のプレコグ外れることもあるし。プレコグで覆せる未来の確率を変動確率超度っていって、7が最高なんだけど、封印の未来はかなり「重い」。多分、5~6はあると思う」

「すっげー不利ってことじゃねーか」

「まあね。なりふり構わないよね、もう」

「報酬はちゃんと分けるんだろうな?」

「もちろん! 今回は報酬に関しては心配しないで。ね、悠仁」

「あー。金儲けにプレコグつかうのは前世では法律違反だったから嫌なんだけど……東京を守る必要経費を稼ぐぐらいなら、まあ。五条先生、既に工作で億単位でお金飛ばしてるみたいだし」

 

 俺のにーちゃん助けるためだよな。生贄を使うのは普通に呪術規定に反する。

 そこを何とかするための資金工作だ。

 

「報酬も費用もすげーな」

「日本の値段だからね」

「あたしと真依を5億で買おうってか? 納得いってね―ぞ」

「先輩! ここだけの話、先輩禪院家で殺されかけて反撃でぶっ潰してるんですよ! 未曾有の人手不足の折に! 術者皆殺し!」

「は!?」

「先輩に人殺しになってほしくないし、大人しく五条先生の監視受けてください」

「ま、その辺はオガミ婆を捕まえたらお手本見せてあげるから」

 

 そして、ガッチガチに防衛をしての交流会と相成った。

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