ウマ娘に転生したけど元ネタがなにかおかしい 作:普通のもふもふ
|・ω・`)ノ ポイッ[3話]
|)彡サッ
キスオブファイア先輩に寮則などを説明されながら部屋に案内された。ついでに聞いたところによると2学年上の先輩がルームメイトらしい。生徒会役員も務めていて普段からしっかりしているが若干寂しがりやな部分もあり、元ルームメイトの相手が卒業して気落ちしていたから仲良くしてやって欲しいと言われた。元々オタクだった俺なんかでよければむしろこちらからよろしくお願いしたいところだ。でも自分を含むカップリングはNG。百合の花束に混入しようと思う野郎は処刑だ処刑(過激派)
…あぁやばい、疲れのせいで思考が変な方向に飛んでるわこれ。ルームメイトには申し訳ないけれど今日は早めに眠らせてもらおう。取り留めのない思考を中断するためにも一度深呼吸を入れてから部屋のドアを開けると、こちらを待っていたのだろうルームメイトとなるウマ娘がわざわざコーヒーを淹れてベッドの縁に腰を掛けていた。長めのストレートがきれいな鹿毛をなびかせ威風堂々とした態度、そしてその額に抱く一房の三日月…いや待て、この孤独なsilhouetteは…?
「ああ、待っていたよ。君が新しく私のルームメイトになる新入生だな?荷物ならそちら側のベッドの足元に置いてある、私も手伝うからあとで一緒に整理しよう。おっと自己紹介を忘れていたね。生徒会所属のシンボリルドルフだ。何かあったら相談に乗ろう…、
メテオブライアン は めのまえがまっくらになった!
昨晩は大変だった…。まさかルームメイトがカイチョーとは思わず意識が飛びかけたところをなんとか踏みとどまり、仲良くしたいのであろう会長(予定)のグイグイ来るアピールとダジャレを受け流し、就寝するころにはアグネスデジタルの気持ちが理解できるような気がするところまで来ていた…。頑張れデジたん!君の未来は明るいぞ!(なおこの主人公も将来的にデジたんの推しにされる模様、合掌
入学二日目ということで午前中は昨日に引き続き学園の案内や各種説明などがあった後、現在俺は午後からある新入生のための歓迎模擬レースにやってきていた。昨日は疲れと混乱とで気が付かなかったが、名前をもらってから妙に体の調子が良く、走りたいという衝動が胸の奥からふつふつと湧いてきている。中身はこんなのでも一応トレセン学園には正面から入学し、三女神様にも異世界で最強クラスだった名前をもらった身である。学園に来てからどうにも気疲れして仕方のないこの鬱憤を、せめてレースでは晴らさせてもらおう。悪いが一緒に走るウマ娘の諸君、勝たせてもらうぞ…。雰囲気づくり程度に作られたパドックの順番を終え内心ほくそ笑んでいると、ふとそのパドック紹介の音声がよく聞こえた。
「次は、8番
「噓でしょ…」
どうやら元ネタの元ネタさんと同世代らしい。
初めは、ただ走ることが楽しかった。目の前を走る姉の背を追いかけ、追いつき、そして…いつの間にか私の前には誰もいなくなっていた。誰も私に追いつけない、否、追い越そうという熱を感じない。誰でもいい、誰か私のこの渇望を満たす者はいないのか。トレセン学園に入学するまで、私の世界は退屈だった。そう、その日まで…。
「…さあ先頭8番ナリタブライアンが残り600mを通過して後続に2バ身差!新入生にしてはかなり速いペースだがこれは掛かってしまっているか!?」
入学式の翌日に行われた模擬レース、芝1200m。新入生だけが参加するそのレースは、同級生だけでなく年上の本格化したウマ娘相手でさえ勝ってきた私にとっては勝って当然、今までと変わらない退屈なものになるはずだった。
「残り400を通過してナリタブライアン後続との差がさらに広がって!?ッ中段から物凄い勢いで走りこんでくるウマ娘がいるぞ!6番メテオブライアン!メテオブライアンです!どんどん差が詰まっていく!残り2バ身!1バ身!並ぶぁない!抜いた!完全に抜ききってゴォーール!」
勝ったと思っていた。誰も追いつくはずがなかったのに、ゴールした時私はアイツの背を見ていた。心が震えた。
「ハ、ハハッ…」
無意識に笑っていた。負けた悔しさ、模擬レースと侮っていた自分自身への怒り、そしてこの渇望を満たす者がいるという歓喜、様々な感情がごちゃ混ぜになって溢れてきた。
「これは、いいな…。実にいい…」
トレセン学園に来てよかった。ここでなら、アイツとなら…退屈はしなさそうだ。
どうでもいい設定:メテオブライアンは心の中では1人称が「俺」だが、しゃべるときは「私」になる。幼少期は普通に俺と言っていたのを母親に矯正されたがせめてもの抵抗として内心は俺と言っている
嘘でしょbotと化した主人公は執筆する方ならフリー素材扱いにしていいので誰かチョコスタとウマ娘のクロスを書いて…