ウマ娘に転生したけど元ネタがなにかおかしい 作:普通のもふもふ
説明多め
『イヴァリース』
FF12やFFTシリーズの舞台になっている国で、作品をまたぎ時代を経る度にオーパーツ的な機械文明や魔法文明が次々失われていくなんとも不憫な世界でもある。
この世界では大西洋の中ほどにある島国で、ファイア先輩いわく、国の本島の雰囲気としては都心から外れた郊外の街の周りに田舎の田園や畑が広がっているような感じらしい。
…これは後から調べて知ったことだが、その実態は長閑な見た目とは逆に、産業革命以前からこの世界のレースに必要な技術を開発し続けてきた技術立国であった。
例えば芝、この世界でも野芝と洋芝などの種類はあったがその品種はどちらもイヴァリースで品種改良された『エアログラス』シリーズだった。風魔法の名に違わず、走りを妨害せず、掛かった力をやわらかく吸収するため剥がれにくい上に万が一に転倒事故が起きても怪我をしにくいという夢のような芝だ。
そしてもう一つ、なんとウマ娘用のポーションが開発されていた。細かい原理は分からないが、このポーションはウマムスコンドリアに作用して、筋肉痛や関節炎、骨折を含む怪我の予防や回復促進などの効果を持つらしい。また、最近ではこのポーション配合のウマ娘向けスポーツドリンクも販売されている…というか知らなかったが、ナリタブライアンがリギルの備品をちょろまかして渡していてくれたスポドリがこれだった…閑話休題
これらの導入により怪我が原因で引退するウマ娘は激減したが、その一方で無茶な練習を繰り返したりレースで勝つために無理矢理な戦術をとったりするウマ娘が増加した。このため現在では定期的な健康診断が行われて、もしもポーションが無ければどの程度の怪我をしていた、という診断が下された場合には強制的な休養と、レースへの出場停止処分が出される制度が導入されている。
先輩の話を聞きながらも内心は宇宙猫フェイスになっていた。ちなみにだがファイア先輩が勝ってきたのは『カーバンクル記念』*1で、今後は『イフリート記念』*2と『フェニックス記念』*3を目標にしているそうだ。…もうだいぶ情報過多でお腹いっぱいなのだが、何故か背筋を走る感覚は消えていない。この上でまだ何かあるというのか?
「そういえば向こうでスポンサーがついてな、イヴァリースでも発売されたばかりの新型の蹄鉄とシューズを貰ったんだ。」
レースを走るウマ娘は前世のスポーツ選手と同様のアスリートであり、特に一流の選手であれば様々な企業がスポンサーについている。また、スポーツ用品関係の企業であれば製品を提供して使って貰うことで宣伝とすることもよくあることで決しておかしいことではない。…でも不安が消えてないからこれにも何かあるんだろうな…
「ほらこのシューズ、蹄鉄が変わった形してるだろ?人によって合う合わないはあるらしいけど、私はこっちの方が走りやすかったな。この前のレースもこれで出たんだよ。」
そう言って見せて貰ったシューズの裏側は、外側は従来のU字の蹄鉄が向かい合うような形のままであったが、蹄鉄自体がかなり細くなっていた。代わりにその内側には、細い蹄鉄を支えるようにY字の太めの蹄鉄がはめられていた。…もう分かった、これチョコボの足の形だ。確かにトリ娘である俺たちはこっちの方が魂にしっくりくるのだろう。
「『モーグリ社』の製品でな。開発者のノノって奴と仲良くなったら是非使ってくれなんて言うもんだから…」
「嘘でしょ…」
なんか知ってる名前が連続で出てきたんですけど!?
メテオブライアンのメンタルはもういっぱいいっぱい
今後出るかどうか分かんない言葉の解説
モーグリ:ご存じFFのマスコットその2
白くて羽根が生えてて頭にポンポンがついてるタイプと、二足歩行のウサギっぽいタイプがいる。イヴァリースにいるのは後者
ノノ:FF12やFFTAに登場する手先が器用なモーグリ
作中では飛行艇を自作したり整備したりしてる
FFTAのノノはかわいい