ウマ娘に転生したけど元ネタがなにかおかしい 作:普通のもふもふ
結局俺はシロマトレーナーの申し出を受けることにした。いつも一緒にトレーニングをしてくれていたナリタブライアンやリギルの面々には申し訳ないが、流石にそろそろ専属トレーナーを持ってメイクデビューを目指したいというのが本音だ。
ちなみにこのことを伝えたナリタブライアンからは
「やはりメイクデビューか…いつ出走する?私も同行しよう(超要約)」
みたいなことを言われたので詳細は濁しておいた。メイクデビューくらいは悠々勝って勢いをつけたいやん…。
こうしてメテオブライアンとシロマトレーナーの二人三脚の日々が始まった!(アプリ風)
それからおよそ2ヶ月、世間がルドルフ先輩の無敗の2冠目に湧き、学校生活や昼食を共にするナリタブライアンの熱い目線でいい加減火傷しそうになって来た頃…、俺のメイクデビュー戦が決まった。
サクッとすっ飛ばされたシロマトレーナーとの2ヶ月間だが、特段変わった事はなかった。精々がウマ娘用のポーション入りスポーツドリンクの出所がシロマトレーナーの実家(実家はモーグリ社とも繋がりのあるイヴァリースの製薬会社らしい…)からになったり、トレーナーからのアドバイスによって蹄鉄が新しくなったり(つい先日ファイア先輩に見せて貰ったチョコボ型のやつだった…モーグリ社にいるノノという知り合いから貰った物だそうだ…ここでも繋がってくるのか)、トレーニング後のマッサージ(流石は白魔導師というべきか疲労の回復効果がハンパじゃなかった…ところで毎回脚を揉んで貰っているときにトレーナーの息が荒くなるのはやはり体力を使うからだろうか…)が日課になったくらいだ。…十分に濃いというツッコミは聞き流すことにする。
こうして迎えた6月、シロマトレーナーからメイクデビューも余裕、なんならジュニア重賞も狙えると太鼓判を頂いた俺は満を持して同期の中でも早い時期のメイクデビュー戦に臨むのであった!
…だから決してナリタブライアンが夏頃にデビューするって噂を聞いて時期をずらそうとしたわけではないと釈明させてほしい、え?併走?今から?お互いのトレーナーに許可は…取ってますかそうですか、はい…。
「さあ最後のコーナーを回って直線に入った!中団にやや固まって進んできたメイクデビュー戦、先頭のウマ娘は厳しいか!?おっとここで一人抜けてきたのはメテオブライアンだ!大きな前傾姿勢と腕を存分に広げてバランスをとる独特の体勢からとんでもない速度で先頭を今抜いた!先頭変わってメテオブライアン!他のウマ娘は追いつけない!恐ろしい末脚だ!そのままゴールに飛び込んだ!…結果が出ました、一着はメテオブライアン、二着は…」
一応トレーニングではやってきたことだし覚悟はしてたつもりだった…だが!
「さあミーちゃん!(シロマトレーナーがつけたあだ名…ブライアンではややこしいから、メテオ→ミーティア→ミーちゃんらしい。あのキラキラした目で見つめられては俺に断る術がなかった…)ウイニングライブの準備をしましょう!」
大勢の前で歌って踊らなければならないとは!しかもセンターで!
レースでの戦いの後には、自らの羞恥心との闘いが待っていたのだった…。あ、トレーナー、そんなフリフリの衣装は流石に…え?URAのメイクデビューライブの規定の服?嘘でしょ…。
※色々言ってたけど無事に踊りきりました