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※レース前陣営短評※〈チーム名〉 △○◎=月刊『トゥインクル』誌評価
一枠1番セントヴェローナ〈カペラ〉 ○
前走で最内枠でもやれるところを見せてくれた。ハイペースで流れてくれればチャンスはある。(チーフトレーナー)
一枠2番スイートジンジャー〈シリウス〉 △
ここのところ空回りが続いている。理想的な枠順で折り合いを最優先に。(チーフトレーナー)
二枠3番イリスアゲート〈アンタレス〉 ○
前走の降着は気にしていない。追い切りでの動きも良いし、本人もダメージはなさそうなので、落ち着いて臨めれば。ポテンシャルは上位。(サブトレーナー)
二枠4番ブライトミーティア〈アルタイル〉 ○
勝ちきれないレースが続くが、どんな相手でも好走できているということ。ここでも展開が向けば楽しみ。(チーフトレーナー)
三枠5番ネサラン〈レグルス〉 ○
追い切りで調子は上向いている。距離は前走よりもこのくらいの方が向くと思うので、後ろからのレースを覚えさせたい。(トレーナー助手)
三枠6番エクスタシス〈ポルックス〉 ○
府中の長い直線でも残れたのは自信になる。ここも序盤からハナを奪って粘り込みたい。切れ味勝負でなく叩きあいに持ち込めれば。(サブトレーナー)
四枠7番クロマティック〈アルビレオ〉 ○
前走でいいリズムができた。軽いバ場よりも重い方が期待できるので、天候次第。(チーフトレーナー)
四枠8番レイアクレセント〈プルート〉 ◎
休み明けは全く問題ない。ここで負けるわけにはいかないので、状態は万全に仕上げた。(チーフトレーナー)
五枠9番モモイロビヨリ〈シリウス〉 ◎
ここでも本命の一角になる。相手は強いが、積み重ねた実績が自信になる。自分からレースを支配したい。(チーフトレーナー)
五枠10番マイエルリンク〈ミモザ〉 ○
チャレンジャーとしての立場になるが、四枠の本命を見ながらレースをしたい。状態は上向いている。(チーフトレーナー)
六枠11番ベリーベル〈ムジカ〉 ○
使うごとにレースを覚えてきている。今回でそれを発揮してほしい。展開次第で上位進出もある。(トレーナー助手)
六枠12番トーヨーメリッサ〈デネブ〉 ◎
本来はもっと長い距離のほうが強いが、スピードも兼ね備えているので本命の一角を崩したい。(サブトレーナー)
七枠13番フェアリーフェスタ〈アトラス〉 ○
前走後は回復に努めた。二走前の体重に戻ったので、力は出せる状態にある。(チーフトレーナー)
七枠14番ソーブリオ〈アケルナル〉 ○
スピードの絶対値では出走者の中でも随一。速い決着になれば展開的にも有利になる。(チーフトレーナー)
七枠15番トゥエミニヨン〈ベテルギウス〉 ○
前走三着から距離が伸びて良化すると思う。右回りコースは得意なので、ここは上位を狙いたい。(チーフトレーナー)
八枠16番バルデパラディ〈プロキオン〉 ○
展開次第で作戦を変える。器用さはあるので、前走での実績を自信にして上位進出を。(チーフトレーナー)
八枠17番ルピナストレジャー〈プルート〉 ○
体質が丈夫なので、疲れはない。食欲も上向いて本格化を迎えている。実力はトップレベルなので、勝ちを狙う。(トレーナー助手)
八枠18番ナッツシェル〈リゲル〉 ◎
出遅れさえなければ。好位で四枠のウマ娘を見ながらレースしたい。ここでも勝つ実力はある。(トレーナー助手)
〈レース前短評〉
三冠路線へ進むと宣言していたチーム〈プルート〉のレイアクレセントが一転、桜花賞へ参戦。出走ウマ娘中最も出走回数が少なく、前走から三か月以上間隔が開いているものの、ここでも圧倒的な優勝候補になるだろう。対抗になるのはモモイロビヨリ。直接対決はないものの、四戦四勝、重賞三勝の実績は無視できない。両者をマークするウマ娘は多いと思われるので、ペースはハイペースからミドルペースになると予想される。この点は逃げウマ娘の走りによって変動するだろう。
力のある後方勢はトーヨーメリッサとソーブリオ。枠順的にも理想的なポジションを狙える。特に、重賞の勝利はないもののトーヨーメリッサは追い切りで素晴らしい動きを見せている。速い時計になればなるほど面白いウマ娘になるだろう。
チーム〈シリウス〉はここで勝利すれば早くも今年五つ目の重賞となる。一方でチーム〈プルート〉は初の桜花賞制覇を狙う。長距離が得意だった先代のチームから一変してスピード豊富なウマ娘をそろえた現代的なチームになったと言える。ルピナストレジャーによるヒト生まれでのGⅠ制覇という夢の行方にも目が離せない。
文責=中澤勝/スーパーウマ娘レース解説