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※レース前陣営短評※〈チーム名〉
一枠1番パレカイコ〈カペラ〉
Q 感触は
一番人気の相手に三度目の挑戦。距離延長はこのウマ娘にとっては好材料。チームメイトにも遠慮することなく、勝ちを狙わせたい。(サブトレーナー)
一枠2番レイアクレセント〈プルート〉
Q ティアラから挑戦
はじめての二四になるが、問題ない。ただ参加するだけでなく、ダービーウマ娘の称号をティアラへ持ち帰りたい。ポテンシャルは十分。東京のバ場も合っているので楽しみ。(チーフトレーナー)
二枠3番フジノフラッグ〈ベテルギウス〉
Q 皐月賞は三着
レベルの高い戦いの中で存在感を示すことができた。距離延長にも対応は可能。ここでも上位に食い込む期待はできる。いいレースをしてほしい。(チーフトレーナー)
二枠4番スフマート〈カストル〉
Q 休養明け
しっかり休んだことで身体が完成してきた。足元の緩さも解消されて、力を出し切れる状態にある。前走以上の走りをしてくれることを期待している。(チーフトレーナー)
三枠5番ポエタリリコ〈デネブ〉
Q 重賞初出走がダービー
照準をここに合わせてきた。心身とも充実している。相手は強くなるけど、距離的には二四もやれるタフさを持っている娘なので、あっと言わせる走りを。(チーフトレーナー)
三枠6番レクトクリサリス〈アヴィオール〉
Q 出来は
前走強めに追ったことで動きの硬さがとれてきた。今までで一番いい状態で臨める。長い直線の東京は有利に働くはずなので楽しみ。(チーフトレーナー)
四枠7番ハッポーケイ〈カノープス〉
Q この中間は
前走後疲れが見えたので、軽めの調整を続けてきた。上位に食い込む実力があることは証明できているので、あとは粘り強く結果を求めたい。(チーフトレーナー)
四枠8番ホワイトロッコ〈アクルックス〉
Q 前走10着
忙しいペースにムキになってしまった。二四に延長することはプラスに働くはず。スピードは十分にある娘なので、前半抑えたレースができれば。(サブトレーナー)
五枠9番ブレイクジアイス〈アクルックス〉
Q 見通しを
重賞制覇して、本人も自信を深めている。相手は強いが、ここでひとついい走りをして今後につなげてほしい。距離はこのくらいが一番良い。(チーフトレーナー)
五枠10番トランシャント〈アークトゥルス〉
Q 皐月賞は回避
距離適性的にここが勝負所とみた。東京のような高速バ場への対応もできる。中団バ群の中で最後まで脚を溜めきることができれば、勝負は可能。なんとか好走を。(チーフトレーナー)
六枠11番アンビシオン〈スピカ〉
Q 前走は
バ場がかなり悪くなり苦しかった。本来このくらいの距離にも適応できるウマ娘なので、リベンジとしたい。折り合い重視で進められれば。(チーフトレーナー)
六枠12番オリンピアコス〈カペラ〉
Q 修正点は
前走は進路の選択を誤ったところがある。脚を伸ばす余裕があれば十分とらえる地力はあった。今回は幅の広い大回りコース。ここで結果が欲しい。(サブトレーナー)
七枠13番ハンクアハンク〈アケルナル〉
Q 好走が続く
重賞では勝ちきれていないが、強い相手と真っ向勝負ができている。勝負根性もあるし、状態はいままでで一番良いので、ここでも展開が向けば。(チーフトレーナー)
七枠14番ドリームハリアー〈トリマン〉
Q 皐月賞8着
スタートで行き足がつかず、精神的な部分で集中しきれなかったところがある。今回は二四ということもあり、先手を取りやすくなると思うので、積極的にレースを進めて欲しい。(チーフトレーナー)
七枠15番ターフェルルンデ〈アトリア〉
Q ここまで三連勝
焦らずじっくり仕上げてきた甲斐あって、非常にいい雰囲気でここまでこられている。相手は強くなるが、二四勝ちの経験はこの娘にしかない。面白みは十分にある。(チーフトレーナー)
八枠16番ストームライナー〈カストル〉
Q 追い切りは
追い込みすぎず、レースに向かう気持ちを高めることに注力しました。トモの張りは上々。前向きさを出してきているので、あとは気分良く走ってくれれば。(サブトレーナー)
八枠17番ハレノヤマビコ〈ピーコック〉
Q 展望を
前走は忙しくてバタバタしていた。それでも掲示板に入ったのだから力は十分。今回は出たなりの位置でじっくり脚をためたい。良バ場でうまく立ち回れれば、上位進出も。(チーフトレーナー)
八枠18番レイアフォーミュラ〈カペラ〉
Q 二冠に向けて
レースを重ねるごとに凄みを増している。弱点はない。最高の舞台だが、それでもここは落とせない。そう言えるレベルのウマ娘になった。普通のレースをするだけ。(チーフトレーナー)
〈レース前短評〉
三強が抜けた評価を集める今年の日本ダービー。その中でも無敗で皐月賞を制したレイアフォーミュラが断トツの人気を誇る。筆者は「○○の再来」という言説は好きではないが、過去の名ウマ娘の姿を想起し、その再来と呼ぶ声があるのもうなずける。今回のレースはその評価をどこまで固められるかの試金石となるだろう。正直、付けいる隙は見当たらないが、同チームのパレカイコ、同家のレイアクレセントらが一矢報いるか。
三強以外にも、無視できない存在は多い。「ダービーウマ娘はダービーウマ娘から」という格言もあるが、ポエタリリコ、オリンピアコスなど、ダービーウマ娘を母に持つ生徒も出走してきている。また、出走者中12人が重賞ウマ娘というのも近年では最も多い人数。史上稀に見るハイレベルなダービーとなることは間違いない。
ほとんどの出走者が初めての二四戦になるうえに逃げ宣言もないため、ペースは例年通りスローペースになると思われる。高速バ場な東京の芝であると同時に、強豪に先行脚質のウマ娘が多いため、前が止まる事は期待できないだろう。各々の脚質によって、仕掛けどころが重要になる。
無敗の二冠達成となるか、それを阻止する勢力が躍動するか、注目して見ていきたい。
文責=中澤勝/スーパーウマ娘レース解説