ベーバーゼー基地
第666戦術機中隊に赴任した僕は基地に配属してる兵士に中隊長であるアイリスディーナ・ベルンハルト大尉がいるブリーフィングルームまで案内された
「此方がブリーフィングルームです。ハサウェイ・ノア下級少尉殿」
僕が与えられた階級は下級少尉
東ドイツの軍隊、国家人民軍の階級の一つだ
僕が軍人に……?
「どうなされましたか?」
「ん、いや少し考え事をしてただけだ。ありがとう」
「いえ、私はこれで」
案内した兵士は咄嗟に去っていき僕は第666中隊衛士がいるブリーフィングルームに入る前にドアを3回ノックする
「失礼します」
そして中に入った
中に入ると、そこにはベテランで屈強な肉体を持つ男ややけに荒れ気味で今にでも喧嘩吹っ掛けてきそうな赤髪の少年、黒髪セミロングで眼鏡かけてる女性政治将校……政治将校にしてはまだ少女なんだな。母さんみたいに包容力があるピンク色を基調とした花飾りを付けてるベトナム移民の女性、銀色で癖毛があり首に黒いチョーカーを付けBDU(戦闘服)の胸元がはだけ堂々としているポーランド難民の女性、オレンジ色のショートヘアで近接格闘が好みで普段から体を鍛えている少女、茶髪のポニーテールで元気で明るく普段何処にでもいるような少女……歳は15くらいか?そして金髪ロングヘアーで才色兼備で麗しき美貌を持つ女性将校。
「(この人が中隊長……)」
「初めまして、私は第666戦術機中隊のアイリスディーナ・ベルンハルト大尉だ。中隊長を務めている」
「ハサウェイ・ノア下級少尉です。今後とも宜しくお願いします」
僕はアイリスディーナの手を握り握手を交わす
歓迎するものいればそうではない者もいる
特に赤髪の少年と銀髪のポーランド人女性
僕の何が気に入らないんだ?
目付きは……睨んではいない。が笑顔も一切ない
馴れ合いは嫌いなようだな……親睦深めるのは時間かかりそうだ
話すのは後にしよう
「教育係のヴァルター・クリューガー中尉だ」
クリューガー中尉は不器用そうに見えるが、表情は一切変えることなくただ一言で「宜しく頼む」と言葉を交わした
ベルンハルト大尉は続けて紹介する
「次席指揮官のファム・ティ・ラン中尉だ。彼女はベトナム移民だ」
「ハサウェイ君ね…?私の事は」
「宜しくお願いします、ファム中尉。良き交流を築き上げましょう」
焦るな、僕。
ゆっくりと言葉を交わすんだ
「あら?…そうね、宜しく頼むわね♪」
「政治将校のグレーテル・イェッケルン中尉に、アネット・ホーゼンフェルト少尉」
「宜しく頼むわね」
物柔らかな対応だ
「……」
「……」
何も喋らないのか!
ベルンハルト大尉は2人が何も喋らないからか雑に紹介した
「シルヴィア・クシャシンスカ少尉、テオドール・エーベルバッハ少尉だ」
赤髪の少年はテオドールと言うのか
シルヴィアか……やはり親睦深めるのは時間かかりそうだ
「あ、あの!私はカティア・ヴァルトハイム少尉です!」
緊張しつつカティアと名乗った少女は僕に話しかける
「ハサウェイだ、宜しく頼むよカティア」
「はい!」
元気で明るいな
「さてと、紹介はここまでだな」
ここには666の衛士達しかいない
「エーベルバッハ少尉はヴァルトハイム少尉の教育係に任命する」
「は?なんで俺が」
「貴様なら出来る」
「……了解」
不満なのか?
僕も言える立場ではないが
「ハサウェイの教育係は誰に任命するか」
アイリスディーナは僕の教育係をだれが相応しいか?悩んでいるな
「……」
僕に睨みつけている、何なんだ?
「シルヴィア、貴様がハサウェイの教育係を任命する」
え?
「中隊長、私には不向きです、ファム中尉が適任かと」
アイリスディーナはシルヴィアを僕の教育係に任命した
嘘だろ…おい。
身構えなければ………生半可な気持ちではこの世界で生き延びられない
「私はシルヴィアが適任だと思います」
待ってくれファム中尉!
アンタが勧めてどうするんだ!?
シルヴィアは不満そうな表情をする
「……」
「不満そうだがこれも教育の一環だ」
クリューガー中尉はシルヴィアに気遣ってる。
観念したか、まさかシルヴィアが僕の教育係だなんて
「……了解しました」
お手柔らかに頼む、シルヴィア
僕はこの世界についてまだ理解してない部分がある。
せめて生き残る術だけでも教えてほしい。
そう思っていた。
シルヴィアがハサウェイの教育係に任命されたが、ハサウェイは不安ばかり募る。
どう言葉を交わすべきか……。
と言うわけで次回はシルヴィアがハサウェイに基地の中にある施設を全部案内します。