シュヴァルツェスマーケン 閃光のブレーメ   作:マブラマ

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第11話

僕はベアトリクスの命令で第666戦術機中隊の潜入任務を遂行しており、その中隊が駐留しているベーバーゼー基地へと向かいアイリスディーナ、ヴァルター、ファム、シルヴィア、グレーテル、カティア、テオドールという隊員の面々の前に自己紹介した

その後、テオドールがカティアの教育係、シルヴィアが僕の教育係に任命された

僕としてはファムが適任だと思った。

運命は皮肉なものだな

まさか、あんな男を誑かすようなBDU(戦闘服)の胸元をはだけた格好してるシルヴィアが……。

本人は舌打ちしつつめんどくさそうに僕を基地の中へ案内した

資料室、ブリーフィングルーム、会議室、映写室、医務室、食堂、シャワールーム、サウナ完備の屋内プール……。

「はぁ…とりあえずこんなところかしらね」

最悪だ……どう話す?

「他に聞きたい事や質問とかあれば聞くわよ」

聞きたい事、か。

「シルヴィア、聞きたい事なら山程あるんだ、が長くなるから省略するよ」

僕ははっきりとシルヴィアの名を呼び疑問をぶつけようとした。が

「やめてくれない?私はアンタとは初対面だし馴れ馴れしく名前呼ばないで!」

難しい……。

「クシャシンスカ……僕はアンタとすぐ仲良くしたい一緒にいたいとは思ってないよ。僕はあくまでも一衛士だ。僕は分からないことだらけだ」

「それもダメ!アンタが今ここにいる以上下っ端として扱うから……それと分を弁えなさい」

分を弁えろ、か。

「……失礼しました、同志少尉」

「……分かればいいのよ」

やはりシルヴィアと親睦深めるのは難しいな。

彼女の過去、聞いてなかったな……だが駄目だ。殴られるかもしれない。

下手に聞いてはいけない

そこにカティアの教育係しているテオドールとアネットが揉めてるのを見かけた

カティアも2人を止めようとしている

「…」

止めるのか?シルヴィア

「……行きましょう、ただの痴話喧嘩よ」

無視するのか!?

「少し外して宜しいですか?」

「何する気?」

僕が3人のところに行こうとした次の瞬間アネットがテオドールの胸倉を掴み睨みつける

「テオドール、アンタ!よくもイングヒルトを……イングヒルトを見捨てたわね!」

イングヒルト……?

彼女の親友だったのか。

「あの娘は…アンタがどんな悪びれたこと言われようが優しく言葉を交わし接したのよ!それにアンタは見捨てた!何で見捨てたの!?ねぇ、答えなさいよ!!」

アネットの渾身の号泣

テオドールに訴えるが、彼はアネットとイングヒルトに対しとんでもないこと言ってしまった

「……知らねぇよ」

「テオドール!このクソ野郎!」

アネットはテオドールに殴りかかろうとするがカティアに止められる

「やめてください!テオドールさんもアネットさんも!喧嘩は良くないですよ!」

カティア……。

「……うるせぇ…」

え?

「うるせぇんだよ!アンタは何もわかっちゃいない!ここにいる衛士はな、皆俺みたいな訳アリで戦ってるんだ!何も分かっていないてめぇは黙ってろ!クソガキが!」

テオドールの暴言で僕の頭が何か切れ、テオドールに近づく

「アンタは…」

何も言わずにテオドールの頬に目掛けて殴る

「ぐは!」

「何も分かっていないのも僕も同じだ!新兵に丁寧にこの中隊のルールを教えるのはアンタの義務じゃないのか!」

「……てめぇ、よくも殴ったな!」

テオドールは僕に襲い掛かるが、それを躱し鉄拳制裁をした

「ぐぼ!」

「彼女の死を冒涜する衛士は衛士の資格はない!それに新しく入ってきた僕とカティアに対し暴言を吐いた!」

「イングヒルトは最初から死ぬ運命だったんだ!」

「アンタに教育係をする資格もない」

アイリスディーナはどう思ってるかまだ僕は分からないが、テオドールがイングヒルトの死を冒涜してる姿が見ていられないのでもう一度鉄拳制裁し体を背負い投げする

テオドールは襲い掛かるが僕はそれを躱し蹴りを入れた

「がは!」

テオドールは倒れる

少しやり過ぎたな……。

初日早々で暴力沙汰だ。

「やめてください!」

「アンタさ、少しやり過ぎだよ。見てられない気持ちは分かるよ」

その場で目撃したファムも駆けつけテオドールを介抱する。

「テオドール君!大丈夫!?テオドール君!」

「貴様、何やっている!」

しまった、イェッケルン中尉に見つかってしまった。

「エーベルバッハ少尉、貴様一体何を…」

「同志中尉…私が悪いんです」

アネットは悪くない

僕が喧嘩吹っ掛けてきたんだ、自分の尻は自分で拭く

「僕がエーベルバッハ少尉の言動を聞き、新兵のカティア・ヴァルトハイム少尉に対する暴言、既に戦死してるイングヒルト・ブロニコフスキー少尉に対する死を冒涜したことにより僕が先に手出ししてしまいました」

「それは本当か?」

「ハサウェイ君……」

イェッケルン中尉は僕の方に目線を向けた

ファムも心配している表情している

「貴様は営倉に入ってもらう、初日から暴力沙汰起きるなんて……」

そして僕は営倉に入り、暫くの間任務外された。




テオドールの余りにも酷い言動で見ていられなかったハサウェイはテオドールに鉄拳制裁した
営倉に入ったハサウェイは暫くの間、任務外されこの後どうなるのか?
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