シュヴァルツェスマーケン 閃光のブレーメ   作:マブラマ

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第19話

1983年

ドイツ民主共和国

 

私は亡命者の粛清任務してる途中、謎の戦術機…いや戦術機とは呼べないロボットが突如この世界に現れた。

その機体に乗ってたのはマフティー・ナビーユ・エリン

本名:ハサウェイ・ノア

マフティーは別世界にいたテロリストのリーダーだった

本人曰く、私が描いてる対BETA戦に備える究極の戦闘国家を樹立する手伝いにしに来たというが、どうも胡散臭いわね。と最初の印象よ。

話が嚙み合わないから本部まで連行し事情聴取。その後、シュプレーヴァルト基地でクスィーガンダムと言う機体を接収し封印した。

別世界に存在する機体を安易に触れていいものではない

切り札として使えるわね……。

マフティーを傭兵として迎え入れた我がヴェアヴォルフ大隊は、反乱軍をこれ以上野放しにする訳にはいかないので利用し、西側から亡命したカティア・ヴァルトハイムの調査を含めリィズ・ホーエンシュタインより先に潜入任務の命令を下し彼はそれを承諾し第666戦術機中隊が駐留しているベーバーゼー基地に潜入した。

定期的に手紙まで送られ潜入任務遂行の収穫、並びに報告を含めてる内容だ。私の忠誠愛を確かめるべく彼は手紙を送った。

無線機で不定期に報告するホーエンシュタインと違って彼はファム・ティ・ラン中尉、シルヴィア・クシャシンスカ少尉を信用を得る為に情報を入手したのだ。

あざといわね……流石議会を占拠しようとしたテロリストの長ね。

さて、本題に入るがマフティーの他に別世界から来た人間が現れた。

ザフト軍と名乗るパイロットや地球連合軍の将校と語る女性までいた。

そしてイングヒルト・ブロニコフスキーの救出任務を下し、別世界の機体……モビルスーツと交戦、無事救出したのは良いが容態から見るとこれはもう虫の息がかかっていてどう見ても手の施しがなかった。

そして目覚めたのだ、ニコラがブロニコフスキーの事を恋心が生まれた。

アークエンジェル級強襲機動特装艦ドミニオンの艦内でモビルスーツが18機並んでいた。

シュタージ長官エーリヒ・シュミットの計らいによりドミニオン及び搭載してるモビルスーツは私の支配下に置き接収し別世界から来た兵士、将校、パイロットは軟禁状態になった。

必要最低限の物資や食料は提供したわ

人類における反抗作戦、海王星作戦が終了後で軟禁状態になった兵士、将校、パイロットは解放した。が予想外の出来事が起こる。

蒼いスーツや紫色のシャツ、蒼いネクタイを着用した20代後半の金髪でニヒルな男性がドミニオンの艦橋に入ってきた。

私はナタル・バジルールと言う女性将校と会話していた。

「おや?見慣れない女性がいますね」

不敵な笑み

私も不敵な笑みを返す

「アズラエル理事!?」

「そんなに驚くことはないでしょう。バジルール艦長」

知り合い?

怪しさが満載ね……ここは探るべきかしら?

「貴女がベアトリクス・ブレーメ少佐……モビルスーツ隊の長を務めて嘸疲れるでしょう」

「戦術機だ。この世界で運用している機体の名称……覚えておきなさい」

その男を睨みつける

常に疑い恐そうな目で。

「お~怖い怖い、そんな目だと貴女の美貌が台無しになりますよ」

この男、ずけずけと……。

「申し遅れました、私はオブザーバーのムルタ・アズラエルです。以後お見知りおきを」

オブサーバー……CPと同じ扱い?

こんな胡散臭い男が?

「ブレーメ少佐、シュミット長官……でしたっけ、その長官から連絡来てませんでしたか?」

「長官はこの戦艦を武装警察軍の戦力の一つとして有効的に使いたい。と報告が下ったわ」

「成る程……では協力関係ですか」

協力?

まぁ、それに近いわね

「そうなるわね……」

アズラエルと言う胡散臭い男が私との会話を割り込む

「ふーん、自軍の損失は最小限に、そして敵には最大の損害…この世界の敵は」

「BETAという化け物です、アズラエル理事」

「ではこの国で暴れて命を無残に消している者も世界の敵と」

はぁ…此奴は何を探っている?

「世界の敵……人類の敵だと解釈して宜しいかと、アズラエル理事殿」

反乱軍は外道の集まりだ。法の外を抜けて愚弄なことをやっている。

生きる価値がない

「格納庫に行きましたが、我々が知らない兵器を積んでいるみたいですね…」

「パイロットの適正は個人それぞれです、貴方はそれを…」

「否定などする訳ないじゃないですか。それに人類の敵はBETAですよ、そして真の敵は国の意向を背く野蛮な叛徒達です。彼らは一刻も早く排除しなきゃなりません。ここは地球軍もザフトもいない。そう、ましてはコーディネーターという遺伝子操作された優秀な人種もいません。ここにいるのは全員ナチュラルですから」

何言ってるか分からないわね

「あ、ナチュラルと言うのは我々の世界での概念であり「自然」と言う意味合いもありますが……簡単に言うと遺伝子操作は全くしていない人種です。お分かりになりましたか?ブレーメ少佐」

「……」

知ったような事を……シュタージを舐めてるのかしら?

「この世界に留まるのも選択肢の一つにあるかもしれませんが、元の世界で死んだ僕が転生し、野望を果たした後、元の世界に戻り蘇る」

「アズラエル理事、我々は既に死んだのですよ。元の世界に戻り自分が蘇って何を成さるつもりで」

「あの時の僕は冷静さを欠けてたんです、ブレーメ少佐に会えた事はとてもとても歓喜し光栄です」

本当にそう思ってるなら、こんなことは言わない

黙って私の僕になればいいのよ

「バジルール艦長、申し訳ありません」

「いえ、形勢不利だと思い負けを認めた方が早かったかもしれません」

「感情をむき出しになった僕も非があります。お気になさらずに」

貴方達がいた世界に何が起きてたかは知らないけど、この男の目を見ればわかる

我々を裏切り、反乱軍に降る。

「さて、解放されたし次の任務…いや貴女と協力関係を築き上げる為にこの世界にいるBETAを陽電子砲で殲滅して欲しいですね」

あれが当たってたら即消滅していた。

マフティーはそれを察知したのね?

「アズラエル理事、貴方は理事室に籠ってたから分かってないでしょうが、そう簡単に殲滅出来る訳がありません」

そう、世界中にいるのよ、BETAは

「それは何故です?ならいっそピースメーカー隊をこの世界で編成し核を撃てば済むことです。お分かりに?」

シュミットならそうするんでしょうね

「ブレーメ少佐、BETAを殲滅する手伝いを我々が全て引き受けます」

全て引き受ける?

ゼーロウ要塞陣地での戦闘は有効的に使える

反乱軍を殲滅しやすくなるわ。

……やるしかない、わね。

「貴方がそこまで言うのでしたらBETA殲滅任務は全て、バジルール少佐…貴様に一任する。好きに暴れてきなさい」

「え?」

「ん?簡単に任せて貰えるとは僕は予想外です。断られるかと思いましたよ」

ナタルは少し驚愕してるわね

アズラエルは冷静に振舞い気障な笑みを浮かべていた

「断る理由がないわ」

皮肉ね。

あの男は後で粛清するか。

「第666戦術機中隊、人類における反抗作戦と呼ばれる海王星作戦と言う名の出来事で英雄視されてるみたいですね」

アイリスディーナを手出ししようと言うの?

そうはさせない…………。

「貴方方はゼーロウ要塞陣地へ向かいそこでBETAを殲滅する」

「ピースメーカー隊を結成する為には他の世界の機体は放り込むしかありませんね」

「そのままでも戦えます!」

「何故、別世界の機体を外に放り込むの?意味不明にも程があるわよ」

このドミニオンは私の支配下だ。

「だって邪魔でしょ?」

「核ならソ連から受け取った方が早いわ。すぐには届かないがBETAを全部…いや小型種だけ殲滅することは有効だが、私は推奨しないわね」

放射能を浴びた人の気持ち分からないのかしら?

これだから戦争屋は厄介なのよね……。

「陥落したらベルリンが丸裸になるわ。この国は終わりよ」

「陥落される前に殲滅すればいい。貴女ならこう判断するでしょう」

余裕を持った表情ね

不敵な笑みを浮かべている

オブサーバー席に座りアズラエルはこう豪語する

「ハイヴ?これが貴女達がいる世界での概念ですか。意味合いはBETAの巣……居住地と言うべきでしょうか。ならば叩かなければなりませんね。艦長、我々の世界だけの機体を残して出撃準備を」

「……」

「勝手な行動すると困るわ。指揮権は私が持ってるのよ」

この世界で生き残る方法を教えてやるわ

「BETAはそう易々と倒せるのではない。物量で増加し次々と来るのよ。ならどうすれば……この戦艦の砲撃威力なら面制圧は十分行われる」

突如、艦橋にニコラが入ってきた

これは慌てている様子……。

「少佐、ゼーロウ要塞陣地から救援要請で」

「……早速、来たわよ。ドミニオンはゼーロウ要塞陣地へ向かいBETA討伐。他は何もするな」

「はいはい、分かりましたよ」

「御心配なく、ブレーメ少佐の為に討伐して参ります」

と言われ、私はニコラと一緒に艦橋から出た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドミニオン艦内の廊下で歩いている私とニコラの2人は、赤服の少年と遭遇してしまう

ニコルね。

「あ、ブレーメ少佐にミヒャルケ大尉。少し聞きたい事があります」

「何かしら?」

ん?何か察知してるようね

「僕はこの艦を抜けます」

「どうしてなの?」

「元々僕はザフト軍のパイロットです!ここは地球軍の艦であり僕はここにいてはいけない」

何か裏がありそうね……。

「抜けたい理由は恐らくアズラエルと言う男が殺される可能性は否定できない、と?」

ニコルの目を見ると真っ直ぐな目をしている

「この艦は私の支配下よ、良いわ…許可するわ」

「少佐!それは」

「戦力の一つの要を失う事になるが誰かに殺されるよりはマシじゃなくて?」

ブリッツガンダム……ステルス性能を持つモビルスーツ

これを失ったら……。

「ありがとうございます、ブレーメ少佐」

と言い残し、去っていった。

そして彼の姿を見たのはこれが最期となった。

後に彼は補給がまだ10%しかない状態のブリッツガンダムに乗り西側へ亡命しようと目論むがベルリン派の戦術機大隊により交戦

だが、エネルギー切れにより機体は墜落

その場で粛清された。

 




ゼーロウ要塞陣地に突入です!
ハサウェイ視点になります
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