シュヴァルツェスマーケン 閃光のブレーメ   作:マブラマ

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第9話

シュプレーヴァルトに帰投したヴェアヴォルフ各衛士はそれぞれの部屋で次の出撃まで待機する者がいれば、食堂で飯食ってシャワー浴びる者もいた

ドミニオンもシュプレーヴァルトに到着した後、艦の兵装を封印し配備してるモビルスーツやパイロットはベアトリクスの支配下に置かれてしまった

当然ながら艦長であるナタルとその他クルー全員は軟禁状態に陥る

何がしたいんだ?戦力増加したいのはBETA戦闘の為だがそれは表向きだ

その裏には国に逆らう叛乱分子を殲滅する為、だな。うん

僕は自分の部屋へと向かってる途中カタリーナに絡められ話しかけられた

……馴れ馴れしいな。

「この後、どう?」

「何がだ?僕は次の任務を控えてるんだ」

「表情が硬いわよ?なぁに、ありもしない兵器をここで見てしまったみたいな顔してるのよ」

どんな表情だ?

「で、何だ?」

「食堂行かない?私、お腹が減っちゃってさ」

ぐ~っとお腹が鳴り響くカタリーナは僕を食事に誘った

「食事のお誘いかい?なら付き合うよ」

「やったー!腹が減っては飯は食えないわね」

「それを言うなら腹が減っては戦が出来ぬ。だろ」

カタリーナに連れていかれ食堂に向かった

5分後、食堂に着き中へ入り食器、スプーンをお盆の上に乗せ両手で持ち食堂のコックがミートローフを食器に盛り合わせる

盛り合わせた食事を手にした後、空いてる席へ座った。

カタリーナは僕の隣に座る

「何で僕の隣に?」

「いいじゃない、一緒に食べるくらいなら」

一緒に食べる、か。

「あ、ニコラ」

ニコラが僕の顔を見つつ席に座る

「…」

僕は食事を口にした

「(不味い……これはミートローフか?)なぁ、ニコラ、カタリーナ。いつもこんな食事をとってるのか?」

「これは合成食だ、食わなきゃ戦えん。たとえ美味しかろうが不味かろうが元気づける為には食事を食わないとダメだぞ」

「そうそう、食わなきゃ戦えないよ~」

おいおい、カタリーナ引っ付き過ぎだ!少し離れて食事を取ってくれ

にしても、ここは女ばかりだ。

「いいか?戦術機の腕を磨く方法はな根性だ」

根性論か

「ニコラ、マフティーに…あ、ハサウェイ…」

「マフティーで構わない。潜入任務時はハサウェイと呼んでくれ」

僕は正しい選択した、かもしれない。

カタリーナは合成ミートローフの一口を差し出す

ん?

「はい、あ~ん」

食わせたいのか?

「どうしたの?666も女ばかりよ、ほら食べて」

資料室で少し漁ったが、殆どが女性ばかりだ。

2人男いるが。

僕はカタリーナに合成ミートローフを口を開けそれを食べた

「美味しい!」

何だこの食感は……?さっきまでは不味かったのに何で…。

「ふふふ、実は魔法の粉かけたのよ」

カタリーナは悪戯っぽく笑みを浮かび自慢げに言った。

「砂糖を少しかけただけだろ?」

「もう!ニコラ、ばらさないでよ~!」

成る程……。

「ブロニコフスキーの事だが、治療終わり次第自動的に我がヴェアヴォルフに入隊させる」

ニコラはこう告げた

「第666戦術機中隊としてのイングヒルト・ブロニコフスキーは死んだ、これからは私の恋仲であり我が大隊の一員だ」

恋仲……ニコラ、そういう目的で。

「彼女を最初見た時はリヒテンブルク市街で666の面々と一緒に歩いてる姿を見たんだ。それで…一目惚れしてしまったんだ…私は」

ニコラは体をくねくねと捻り動きつつモジモジしている

「それって………つ」

「言わなくていい。告白するぞ」

……………。

「カタリーナ」

「ん?」

「ニコラがイングヒルトと恋仲として結ばれると思うか?」

イングヒルトは反体制派に関与してる可能性は極めて低い

だが、666中隊自体が関与を疑われてることも事実だ。

「私はニコラの恋愛応援するわ」

「反体制派であってもか?」

念には念を入れておこう

「マフティー、私はブロニコフスキーがどんな事あっても守り通す。勿論ブレーメ少佐もだ」

アンタはどっちが好きなんだ?

「マフティー、ニコラの恋愛応援してあげてよ、ね?」

ね?じゃない!

はぁ、全く……ニコラも可愛い面あるんだな。

不意打ちを付かれニコラは合成ミートローフを僕の口を入れ食べさせる

「私からの褒美だ」

………。

「ロザリンデから全部聞いただろ?」

潜入任務の事だな

「……結ばれるといいな」

「そろそろ行くよ、少佐からのお誘いを無駄にする訳にはいかないからな」

お誘い?

「好感度上げたらお誘い来るかもしれないぞ」

何のお誘いなんだ?

思わず溜息を吐く

僕には理解し難い。

「さて僕も行くよ、大事な潜入任務だ。準備は念入りにしなきゃ」

僕は食事を終え返却口へトレーや食器を置き、食堂から出た。

ニコラも食堂から出て僕の腕をしがみつきその豊満な胸で挟む

「おい、何をするんだ?」

「こうしてくる666の衛士がいるからな、予行練習だ」

え?何の予行練習だ。

「ブレーメ少佐から聞いたが、西ドイツの衛士の一人が我が国に亡命したらしい」

西ドイツ……何しに来たんだ?

ニコラは僕の腕をしがみつくのをやめて、僕の顔をじっと見つつ真剣な表情になり資料室へ連れていかれた

中に入り、そこにある椅子に座る

「西側から来た……と言うのですか」

僕は畏まり丁寧な口調でニコラと話す

「カティア・ヴァルトハイム……その衛士が西側から来た人間だ」

一体何しに……?

「何か目的とかある筈ではないかと」

「おかしすぎないか?ブロニコフスキーが666中隊として死んだ後、すんなりと彼女の後任として入ってきた」

「……もう一度調べ直します」

「頼む」

そして翌日、僕は第666戦術機中隊が駐留してるベーバーゼー基地へ出征した

 




いよいよ666中隊登場です
ハサウェイは666の面々と親睦深めることが出来るのか?
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