ヒーロー?ヴィラン?俺は家族を守るだけだ!   作:レイリーン

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カタクリさんって甘党でいいんですよね?
早く砂糖くんとお菓子作りさせてA組女子を虜にさせたりしたいなぁ・・。


第七話

「・・・とてもいい名前だと思います。マザー、この子と一緒にいっぱい幸せになって、この子にいっぱい愛情を注いであげてください。」

 

 「私は医師として、今回の事件には少なからず思うところがあります。でも今のあなた達を見て、この子にとって幸せに生きるための出会いでもあったのだと思います。マザー、どうかこの子をよろしくお願いしますね。」

 

 「あぁ!!任しときな!!嫌だと言っても目一杯幸せにしてやるよ!!この子も、そしてあたしもね!!」

 

 児相の所長と病院の院長もマザーの名付けに反対はなく、この人とならこの子も大丈夫だと安心できた。この二人なら、きっとどこまでも歩んでいけるだろうと思わされるほどだ。

 

 

 「でも俺久々にマザーの苗字聞いったっすね。なんか懐かしかったすわ。確かマザーの本名って流王・・(ガシィッ)!!!」

 

 パワーローダーがうっかりマザーの本名を口にしようとした瞬間、マザーの左手がパワーローダーの顔面を掴んだ。パワーローダーは絶対に口にしてはいけない名前を出そうとしたことを後悔し顔を青ざめ震え出している。対して顔面を掴んでいるマザーの表情は『無』、全くの無表情なっており殺気も感じられないため、逆にとてつもなく恐ろしい。

 

 「・・・そうか、お前は別に調子に乗っていたわけじゃないんだな。お前はただ

 この世からいなくなりたいだけだったんだな

 

 ・・ごめんな、気づいてやれなくて。今からちゃんとあの世に送ってやっから・・」

 

 「申し訳ございません本当にごめんなさい大変失礼致しました誠心誠意謝罪いたしますのでどうかお許しくださいそれとですね今回のことで私が気がついたことがございましてマザーとこの子をお送りする上でそれは大変重要なことと存じますのでどうかこの手を離していただき私めに話をさせていただくお時間を頂きたく存じまアガガガガががががガガガ!!!!!」

 

 実はマザーと接するにあたり、絶対に言ってはいけないマザーの三大タブーが存在する。それは

『年齢を口にするべからず』

『身長を揶揄うべからず』

そして最後に

『本名を口にするべからず』

これらを口にした瞬間、無表情のマザーから絶対防御不能の一撃を頂戴することになる。

 因みにオールマイトはマザーとの初対面で全てのタブーを侵してしまい、マザーから無言のDETORIT SMASHを受けて『きたねぇ花火だ』の刑に処された。(尚この一撃による大怪我でオールマイトはヒーロー休業を余儀なくされ、後にも先にもオールマイトが二ヶ月もヒーロー活動を行えなかったのはこのときだけだったとか)

 

 流石に病院の中で『きたねぇ花火だ』をさせるわけにはいかないため、警官の藤元がすかさず助け舟をだした。というか、警官の目の前で傷害の現場なんて勘弁してもらいたいと思ってる。いや、マジでやめて。

 

 「マザー、ここは病院ですしそろそろ止めておきましょう。それに、さっき気づいたことがあるとか言ってましたし、聞くだけ聞いてあげましょうよ・・」

 

 「・・そうだな、聞くだけ聞いてやるか。あっちにはいつでも送ってやれるしな・・(ポイ)」

 

 藤元警部の取りなしでマザーは握りつぶしていたもの(パワーローダー)を無造作に投げ捨てる。明らかに人間の頭部からしてはいけない音がなっていたことで院長達は顔を青くしており、さっきまでのマザーからの変わりようにカタクリの引き取りを了承したことを若干後悔していた。マザー、やり過ぎです。

 

 「おごおぉぉぉぉぉ・・・!!頭蓋がメキメキいってたぁぁ・・!!景色がまわってるぅぅぅぅぅ・・・!!」

 

 「・・・お前、あいつの後輩ならあいつのタブーは知ってんだろ・・。自殺志願者か、お前は・・。」

 

 「いや・・、忘れてたわけではないんです・・!!あの子の名前言った時名字言ってたもんで・・!つい出ちゃったんす・・!!」

 

 「・・あいつ(オールマイト)みたいにならなくてよかったな・・。ほれ、何に気づいたのか早よ言え。」

 

 タブーを破った者がどうなるか間近で見たことのあるグラントリノはアイアンクローですんだことに一安心していた。マザーも問答無用で殴らなかっただけまだ理性的だったようだ。

 

 「いつつ・・!いやですね、マザーと藤さんたちは今から車乗ってマザーの家まで行くんすよね?」

 

 「そうだけど?」

 

 「車って俺が運転してきた荷物いっぱい乗ってたハイエースですよね?」

 

 「そうだが?」

 

 「・・要領を得ねぇな。お前さん何に気づいたんだ?」

 

 「あのハイエース、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()どうやって乗せて行くんすか??」

 

 「「「「・・・え????」」」」

 

 「ん????」

 

 「・・・あの、マザー??0歳から6歳未満の子供はチャイルドシートの装着義務があるとういうのはご存じですか・・?」

 

 「いや、知らね。車乗るときはあたしが抱っこしとけば問題ないだろ??」

 

 「「「「・・・・・・・・」」」」

 

 そういえばそうだった。マザーは数十年ほぼ一人で過ごしていたしニュースなんてめったに見ない。おまけに移動だってほとんど交通機関も使わず免許証だって持ってない。移動はもっぱら個性を使用して走るか、町ではビルの上を飛び跳ねての移動だ。この人には常識なんて求めてはいけないことを全員忘れてしまっていた。

 

 「・・えーと、どうします・・?このまま運転したらオレ減点喰らうんすけど・・。さすがに嫌っすよ・・。」

 

 「・・・これは流石に警官として見逃したらダメな行為ですね・・。」

 

 「・・・こいつの非常識さを甘く見てた自分が恥ずかしい・・。もっとしっかり監視しとくべきだった・・。」

 

 「え??ダメなの??じゃあこの子抱いたまま家まで走っていけばいいのか??」

 

 「「「もっとダメ(だろ!!/ですよ!!/でしょ!!)」」」」

 

 あまりの非常識差に周りはもう頭が痛くなってきた。同席している院長と児相の所長なんて開いた口がふさがってない。もうひどい顔になってますよ、マザー。

 

 「お前自分がどんな速度で走ってるか分かってんのか!!そこら辺のバイクよか早いんだぞ!!その子いきなり殺しにかかる気か!!!!」

 

 「お願いですからマザー、まずは一般常識を学んでください・・。そして車を所持されるなら交通ルールも学んでください・・。」

 

 「なんで最初に子供が乗るって言ってくれないんすか!!いくら何でも常識はずれにもほどがあんでしょ!!!」

 

 もう色々グダグダになってしまっているが、肝心のカタクリはというと実はそうでもないようだ。

 

 「(チャイルドシートが何か知らんが、この女は相当非常識な女のようだ・・・。フッ、ママそっくりだな・・。)うだぁぁ・・!!。」

 

 

 

 

 

 

 ~おまけ:オールマイトと初めて会った日~

 

 「おうマザー、こいつが前言ってたあいつ(志村菜奈)の弟子の八木俊典だ。」

 

 「初めまして!!グレートマザー!!お師匠様の弟子でオールマイトと申します!!」

 

 「(・・暑苦しいな、こいつ)おう、よろしく。でかいな、お前。」

 

 「いやいや、マザーも大きいじゃないですか!!私が220センチですから、マザーも2メートル近いですね!!!」ワンナウト!

 

 「・・・・・」

 

 「マザーはお師匠様と同年代なんですよね!!じゃあ(ピー!!)歳ぐらいですか!!全然見えませんね!!」ツーアウト!!

 

 「・・・・・・・(スッ・・)」

 

 「お師匠様からお聞きしておりますが、グレートマザーのお名前は確か流王・・」スリーアウト!!!逝ッテイーヨ!!!

 

 個性発動!!右腕部の筋力を『強化』!!!更に右腕に『殴る気』発動!!!更にさらに!!右手に『脅かす気』を纏ったぞ!!!これはもう死んだネ!!!

 

 「・・・・・・フシッ!!!!!」

 

 ドッゴォォォォォンンン!!!!!!!

 

 「ぶぉへぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ・・・!!

 

 「俊典ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!

 

 

 

 

 「・・・きたねぇ花火だ・・。」

 

 




爆豪くんと緑谷くんの立ち位置決めたら轟くんの立ち位置微妙になった・・!!
もういっそこの子も強化組にいれるか・・!!

カタクリと一緒に強くなるライバル、この中で誰が相応しい?(緑谷、爆豪、轟は除く)

  • 飯田天哉
  • 尾白猿夫
  • 上鳴電気
  • 切島鋭児郎
  • 障子目蔵
  • 砂糖力道
  • 峰田実
  • 鉄哲徹鐵
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