ヒーロー?ヴィラン?俺は家族を守るだけだ!   作:レイリーン

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寒くなりましたね・・・・
風邪って怖いですね・・・・

はい、風邪ひいてました、更新遅れてごめんない・・

でも自販機でワンダのコーヒー買ったらまさかのカタクリさん出てテンション爆上がりーーー!!!!


第十二話

 お茶の間では先ほどまでの剣呑な雰囲気はどこへやら、そこは和気藹々とした様子でみんなでお茶を楽しんでいた。その中心ではカタクリが知床の膝の上で送崎達からわちゃわちゃにされていた。

 

「あ〜ん、カタクリちゃん可愛いぃぃぃ!!ねぇ、これも食べる?あきちも好きなんだよこれ!!」

 

「・・食べる。・・・!!美味しい・・!」

 

「ね!!抹茶味美味しいでしょ!!あきちも食べよー!!」

 

「もう知子、さっきから食べさせすぎよ。カタクリくんこっち向いて、ほっぺ汚れてるから拭いてあげる♪」

 

「なんか信乃保母さんみたい。はい、知子はそろそろそこ代わろうね、カタクリちゃんは流子お姉ちゃんのお膝においで♪」

 

「・・・なんかすいません、こんなに甘やかしまして・・」

 

「うふふ、いいのよ、もっと甘やかしてあげてちょうだい。普段は私たちとしか接することがないんだもの、たまのお客さんには目一杯甘やかしてもらわないと」

 

「そうそう、こっちのおっかないオバサンはちゃんと抑えとくから、もっと可愛がってやってくれ。その方がカタ坊も喜ぶさ」

 

「・・・・・(ギリギリギリッ)!!」

 

 茶虎は送崎達がカタクリを甘やかし続けていることを謝罪するが、猫目達からは「構わん、もっとやれ」的な返事が返ってきたので、少し戸惑いながらもカタクリの横に移動しその頭を撫でてあげた。カタクリは嫌がることなく少し恥ずかしそうにしながら顔を赤らめた。その光景に送崎たちは一層顔を破顔させカタクリを可愛がり、猫目と木天蓼は普段と違うカタクリの表情に表情を綻ばせている。

 ・・・そんな中、マザーだけはカタクリの周りにいる少女たちを射殺さんばかりににらみつけている。両隣の猫目と木天蓼は呆れてため息を漏らした。

 

「・・・マザー、大人げないですよ・・。カタちゃんにあんなケガさせたんですから拒否されて当然でしょう?」

 

「そうそう、今日はもう諦めなって。だから今にも飛びかかろうとしない、抑えてんのも疲れんだから」

 

「・・・だって、だってようぅぅ・・!!・・・カタクリが、カタクリがぁぁぁ・・!!」

 

 マザーは血涙を流しながら今にも目の前の送崎たちに跳びかからんとしている。が、そうはさせまいと左から猫目がマザーの左手首を、右からは木天蓼に右足首を掴まれているため飛び出せずにいた。

 

「・・・・・おい、小娘共ぉぉぉ・・・!!!」

 

「「「「・・・・は、はいぃぃぃ!!!」」」」

 

 突然マザーから吐かれた地獄の底から響いてきたような怨嗟の声に、送崎たちは思わず声が上ずり震え始めてしまう。その中心ではカタクリが若干呆れたような表情をしている。

 

「・・・うちの息子はやらんぞぉぉぉぉ!!!!!」

 

バガァァァァァァァァァン!!!!

 

「なにアホなこと言ってるんですか貴方は。さっさとその殺気引っ込めなさい」

 

「オ、オゴォォォぉぉぉ・・・!!あ、頭凹んだぁぁぁぁ・・・・!!!」

 

「・・・容赦ないね、猫目・・・」

 

 マザーの親バカ発言に猫目はどこから取り出したのか大きな中華鍋のフルスイングで対応した。あまりの容赦のなさに木天蓼も引いている。送崎たちなんて完全にドン引き状態である。

 因みにカタクリは別の意味でドン引きである。マザー、ドンマイ。

 

「さて、いい感じに皆さん打ち解けたようですしそろそろ本題に行きましょうか。では皆さん、ちょっと移動しますよ」

 

「「「「え??????」」」」

 

「ほらほら立った立った、カタ坊ももう移動してるぞ。マザー、あんたもいつまで悶えてんのさ、ようやく出番来たんだよ?」

 

「・・・いや、まだ頭ガンガンするんだけど・・・!!もう少し、こう、労りってものをだな・・!!」

 

「・・母さん、早くする・・。お客さん待たせちゃダメ・・・」

 

「・・・ねぇ、みんなして酷くない・・??」

 

 いきなり移動を始める猫目たちに送崎たちは状況が理解できずキョトンとなっている。彼女たちの中でいち早く正気に戻った送崎が居間から出ていこうとする猫目に声をかけた。

 

「あの、いったいどこに移動するんですか・・?」

 

「・・ふふ、決まっているでしょ

 

 あなたたちの実力を見せてもらうのよ♪

 

 

 

 

 マザーの屋敷内にある道場、送崎たちはそこでいつの間にかマザーと相対する状況になっており困惑の極みにあった。

 

「・・え~と、これどんな状況なの・・!!」

 

「あきちも分かんない・・!!なんで『元』№2のヒーローと手合わせなんてことになっちゃったの・・・?!」

 

「・・数々の伝説を創ってきたきた最強のヒーローと手合わせとは・・・!!・・これは感謝すべきなのだろうか・・!?」

 

「・・・すいません猫目さん・・。説明してもらってもいいでしょうか・・??」

 

 余りの状況に土川が道場の端に座っている猫目たちに説明を求めると、猫目は先ほどとは違い真剣な表情で送崎たちを見据えてこの状況にした理由を話し始めた。

 

「あなた達はできるだけ早く現場に出たいんでしょう?だから現状『一番強いヒーロー』のマザーに現場で通用するかどうか見てもらいなさい。その中で、敵わないにしても自身に足りないもの、乗り越えるべきものを見つけなさい」

 

 いち早くプロとなり現場で活躍したい四人はこの言葉に驚くも瞬時に気持ちを切り替え表情を引き締める。目の前の生きる伝説とまで言われたヒーローに自分たちの力を見てもらえるのだ、これほど光栄なことはない、身が引き締まる思いだ。

 

(・・なるほどね、すぐに現場に出たいと言うだけのものはある。気持ちの切り替え、構えに移行する速さ、そこら辺の雑多なヒーロー共よかよっぽどいいモンもってんな。・・・猫目、マザー、お願いだから()()()()()()()・・!!こいつらは将来、立派なヒーローになる可能性が高いんだからな・・・!!)

 

 送崎達が戦闘体制を整える中、正面のマザーは目を瞑り両腕を組んだまま立って動かない。手合わせの号令もないまま時間だけが過ぎている今の状態を不審に思い、四人を代表して茶虎が猫目に声をかけた。

 

「・・すいません、此度の手合わせ、ルールなどはあるのでしょうか・・?一人づつなのか、四人纏めてなのかもお聞きしたいのですが・・?」

 

 茶虎の質問に猫目は笑顔で答えたため四人は思わずそちらを向いた。が、数秒後四人はこの行動をひどく後悔することになる。

 

「そうねぇ、私から言えるのは一つだけ・・

 

現場にはヨーイドンの掛け声なんて存在しないわよ、有精卵のお嬢さん方♪

 

「「「「・・え????」」」」

 

ゴンッ!!「ガッ!!!」

 

ガンッ!!「カッ・・!!」

 

ゴッ!!「アグッ!!」

 

ゴォン!!「グハッ・・!!」

 

 猫目の発言の直後、四人の腹部から()()()()()()()()()()()()()()()()()あっという間にその場で蹲ってしまった。直後、衝撃が腹部から全身に広がり、体全体がしびれて指一本まともに動くことができない。さらに胃の内容物が食道を迫り上がってくるが、彼女たちはもうそれに抗う力は残っていなかった。

 

「うぅ・・!おぉえぇぇ・・!!」

 

「オッ・・!グォボォェ・・・!」

 

「ゴッ・・!ゴォブェ・・!ゴッ・・、アグォブェ・・・」

 

「うごぉえ・・!か・・、がぶぁ・・!!」

 

 胃から迫り上がってきたものを盛大に撒き散らした彼女たちは朦朧としていく中、何とか意識だけは手放すまいと歯を食いしばる。しかし今まで味わったことのない衝撃に目の前がチカチカする、痛みで意識が跳んで痛みで意識が引き戻されが繰り返される、いきなりの不意打ちでこんな痛みを与えられる、何という理不尽だろうか。

 

「・・・そりゃこうなるよ、マザーは理不尽の権化みたいなもんだからさ・・」

 

「人命救助を志すならこれぐらいの理不尽は耐えてなんぼよ。この程度で折れるようなら現場に出るべきではないわ」

 

「・・そりゃそうだけどね・・。でもこれはカタ坊には刺激が強過ぎ・・・??カタ坊・・・???」

 

「・・・・・!!!!!」

 

 木天蓼はあまりの光景にカタクリがショックを受けてないか心配になり顔を覗き込む。するとそこには

 

 驚愕、驚嘆、仰天、一驚。ありとあらゆる驚きを表現したような表情になっており、目の前の光景に愕然としたカタクリがそこにはいた。

 

「(あっちゃ〜・・。言わんこっちゃない、やっぱカタ坊にはこの光景はショックでかいってマザー・・)」

 

 木天蓼はこの後マザーと猫目にカタクリの心境をどう伝えるか考えつつ、どうやってカタクリの心のケアを行うか思案し始める。

 だがこの時木天蓼はひとつ勘違いをしていた。カタクリは彼女たちの凄惨な光景にショックを受けていたのではない、()()()()()()()()()()()()に言い表せない程のショックを受けていたのだ。そしてそれは、前世で武装色・見聞色・覇王色の全ての覇気を扱うことができた()()()()()()()()()マザーが行ったことが理解できた、()()()()()()()()()()()

 

 

〜カタクリside〜

 …俺は今なにを見たんだ・・・!!いや、母さんがなにをしたのか理解できる・・、できてしまうから信じられないんだ・・!!!

 

 彼女たちを殴った際の金属音のような音、あれは武装色の覇気を纏えば俺でも同じようなことができるだろう・・。母さんにだってそんなこと朝飯前だ。

 

 だが!!あの時母さんは!!あんな音をさせたにも関わらず!!

 

武装色の覇気を使っていなかった!!!

 

 それだけじゃない!!これが一番信じられないんだ!!あの時、四人の腹を殴る時、母さんは間違いなく!!誰にも気付かれない程の速度で!!

 

覇王色の覇気を使っていた!!!!!

 

 ・・出来るものなのか、あの覇王色を、あれほど繊細にコントロールすることが・・!!コントロールした覇王色を、ほんの一部分に向けて放つことが可能なのか・・!!

 

 覇王色でこれほどコントロールできるのであれば、武装色・見聞色ならば、どれほど緻密なコントロールが可能になるんだ・・・!!!

 

 ・・これが出来るようになれば、俺は・・、俺は間違いなく・・!!

 

あの時の自分よりも、強くなることができる・・!!!

 




さてさて、マザーの覇気の使い方を見てカタクリさん若干戦闘狂の気が出てきてます。そんでもって間違いなくカタクリさんは前世よりも覇気の使い方が良くなりますよ!
次回はもう下書きもできてるので早めに更新します!
・・風邪が治り次第ですが、気長にお待ちくださると幸いです・・
皆さんも体調には気をつけてくださいね!

救済してほしい敵キャラはいますか?

  • 荼毘(轟 燈矢)
  • トガヒミコ
  • トゥワイス(分倍河原 仁)
  • Mr.コンプレス(迫 圧紘)
  • スピナー(伊口 秀一)
  • マグネ(引石 健磁)
  • ステイン(赤黒 血染)
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