東方海夢游   作:夕立

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第三話

ーーー海上にて

 

…ピチューーーン

 

「ふぅ。言ったでしょう。妖怪の鍛えたこの楼観剣に斬れないものは斬れないものなど、あんまりない!」

 

万寿を撃破した妖夢はさらに奥へと進む…

 

「いや一回もその刀抜かれてないんだけど!」

 

「いや〜決め台詞なので…」

 

「…まぁ、あっちの方に行けば見つかるわよ。異変の黒幕。」

 

異変の黒幕を探して。

 

ーーー数分後

 

「あなた!黒幕を知っていますね!」

 

「えぇ。勿論ですとも。まぁ一度弾幕ごっこと洒落込みませんか?」

 

ーーー?ボス ???

 

 

 

 

 

 

 

そして、時を同じくして。

 

「はぁ〜。アンタは今回の異変に関わってそうね。」

 

「おぉ!そうですとも!私の名前は卜亀万寿。萬歳を生きる亀の妖!いざ「さっさとやるわよ。」…ここの人なんでこんなに話を聞かないの!?さっきの辻斬りの子の方が何倍もマシだよ!?」

 

全く話を聞かない巫女に戦慄する万寿。

そして、さらに追い討ちをかけるように、

 

「じゃあ私たちは先に行かせてもらうぜ!妖夢に先を越される前にな!」

 

「では私も。霊夢さんよろしくお願いしまーす」

 

「じゃあ、早速行きましょうか。」

 

「しかも無視されてる!」

 

脇をスッと通り抜けられていく万寿。

涙目である。

 

「…くっ、こうなったらあなただけでも足止めさせていただきますよ!

 

『甲符 亀甲方陣』!」

 

…弾幕ごっこが始まった

 

 

 

のではあるが。

 

「ほーい。ほーい。」

 

「えぇ!なんかすんごい煽られながら避けられてる!?というかいたいいたいいたい!」

 

自分を中心とした正六角形を形作るように配置された大弾。

そして、そこから周囲に発射される小弾を避けるスペル…なのだが、霊夢は単純に避け慣れているために万寿に弾を当て続け、万寿の体力はガンガン減っている。

 

耐久が高い万寿ではあるが、ここまで削られるのは予想していなかった。

 

「ちょ、いたいいたい!ぬっ、スペルブレイクですね。ならば

 

『導符 嵐雲招来』!」

 

四方八方からの自機狙い玉と自分がばら撒く弾によって我慢比べをすることを目指したスペルだったが、

 

「えっ、ちょっと待っt」

 

…ピチューーーン

 

耐久が足りずにスペルブレイク。現実は非情である。

 

「ふぅ、じゃあアイツらでも追いかけましょうか。」

 

「ひどかった〜。あと…思い出したんですけど彼女たち迷ってると思いますよ。」

 

すぐに復活してきて何事もなかったかのように霊夢に話しかける万寿。

 

「何でよ。」

 

「いや〜、この海仕組みはわかんないですけど方術で迷うようにされてるんですよ。大妖怪とかだったら道がわかると思いますけど。」

 

ここにきて先行した3人は迷っていることが発覚した。やはり1ボスであろうと飛ばすべきではないのだ。

 

「はぁ?じゃあもう1人で行くわよ。」

 

「ま、待ってくださいよ。私は案内できるんですよ!」

 

「…どうやって?あなた大妖怪のだの字ぐらいはいけても、せいぜいがちょっと強めの中小妖怪でしょうに。」

 

辛辣である。万寿涙目。

 

「そこまで言わなくても!まぁ事実ですけど…と、とにかく!私は何と!『導く程度の能力』という能力で道案内ができるのです!」

 

「ふーん。んー多分こっちね!黒幕の気配がするわ。」

 

霊夢は興味がなさそうである。

 

「えっ、ちょっと勝手に進むと迷いますよ!」

 

…卜亀万寿の受難はもう少し続く。

 

「この海にかけられた方術、元はと言えば私が教えたんですよ!」

 

「で、弟子に追い抜かれた。と」




弾幕ごっこの描写が…
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