アークナイツ 虐殺血羅   作:マーセナリー

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確か9話位にオリオペを三人出すと言ったな、一人追加だ……
それと、レユニオンのオリジナル幹部キャラがもう1人の主人公です。


2章 離反傭兵
脱走兵の悪魔


主人公side

喧騒、ここはいつもそうだ、友と酒を飲み、そして時が来れば敵を狩る、そして散って行った友に涙と敬意を評する……そして俺もその喧騒に惹かれ……そして怯えている男だ……

 

「クソッ……また友が死んだ……」

 

「あら?アンタも涙を流すのね。」

 

俺が涙を流していると、銀色の髪に一部が紅い髪が特徴的な俺の部下 Wが俺に話しかけてきた。

 

「なんだ、俺が涙を流すのがそんなに意外か?」

 

「まぁ、意外と言えば意外ね、普段から表情筋死んでそうな顔してるから。」

 

「戦いの中で死んだ戦友と敵には敬意を評するのが俺の流儀なんだ、そろそろ戻るぞ、迎えが来る。」

 

「はいはい、分かりましたよ、隊長。」

 

コイツは皮肉屋だ、だが、その皮肉癖を治せば素晴らしいリーダーに成れるだろう、正直勿体なく感じる。

 

「なによ、ジロジロ見て……」

 

「いや、お前も頑張れば良いリーダーに成れるだろうと思ってな。」

 

「は?アンタ本気で言ってんの?」

 

口では動揺してないように見えるが、顔は正直だ、真っ赤に成っている。

 

「さぁな、ほら行くぞ。」

 

これが俺と彼女の最後の会話になった……

 

 

「んがっ……」

 

頭痛ぇ……なんか懐かしい夢を見てた気が思い出せん。

昨日は確か、依頼を終わらせて、龍門に帰ってきて……店で酒飲んで……

 

「あ〜、そーゆーことね、完璧に理解した……」

 

接客用に置いて置いたテーブルに散乱する缶とピザの箱、そしてソファで堂々と寝てるフードがトレードマークの情報屋の男 エニグマ。

昨日、コイツと酒を飲んでたのか。

 

「起きやがれ、エニグマ。」

 

エニグマの股間にチョップを入れるとエニグマは股間を抑えながら、朧気な目でこっちを睨みつける。

 

「ぐぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"!!!ちょ…テメ…なにしやがる…」

 

「お前が何時までも寝てるからだ、時計見ろ、もう真昼間だ。」

 

「マジかよ……俺らどんだけ飲んだんだ?」

 

「さぁな、見る限りだと、鬼が普通に飲む量は飲んでる…ウ○ンの力飲むか?」

 

「あ〜、貰うわ、肝臓がヤバそうだし。」

 

俺は冷蔵庫に入ってる金色のラベルのボトルをエニグマに投げ渡す。

 

「ほらよ。」

 

「おっと、サンキュ。」

 

起きて一番最初に飲むものがウコ○の力って……常人ならまずしないな、つまり俺らは常人じゃねぇって事だ、QED証明完了。

 

「なぁ、V……」

 

「安心しろ、エニグマ、言いたいことは分かる…せーのっ」

 

「「飯食いに行こうぜ」」

 

見事に一言一句違わずに同じ意見を出した俺達は店の扉を開け、龍門の繁華街に足を運ぶ。

 

「今日は何を食うよ、このへんの店ならもう入ったことがない店なんてねぇぞ。」

 

エニグマの言う通り俺達はこの繁華街の店は全て食事し、なんなら顔馴染みにまで成っている。

感染者である俺が何故、この龍門でこうして普通に出歩いていられるのかと言うと、俺はこの龍門で便利屋を営んでいる、ペットの捜索から、力仕事、様々な仕事をこなしている内に俺の知名度が上がり、数少ない迫害されない感染者になったわけだ。

 

「そうだな……今日はラーメンを食いに行くのはどうだ?」

 

「ラーメンか、なら鬼がやってる美味いラーメンがあったろ、彼処に行こうぜ。」

 

鬼が営んでいるラーメン屋…悪くない…いいセンスだ。

 

俺達はその鬼が営んでいるラーメン屋 鬼塚に入る。

入った瞬間香ばしい醤油ベースの匂いが鼻腔をくすぐる、空腹で仕方がない胃袋にとってはかなりのブローだ。

俺達はカウンター席に座る、この店のオーナーが俺達にお冷とおしぼりを渡してくれた。

 

「久しぶりだな、二人とも、最近見なかったから心配したぜ?」

 

「悪いなオーナー、最近力仕事の依頼が多くてな、食べに来る余裕がなかったんだよ、醤油ラーメン大盛りで。」

 

「あいよ!まぁ、Vの方は分かるが、エニグマ、おめぇ情報屋だろ?Vよりも暇そうなんだから、食いに来いよ。」

 

「うるせい、俺だってこう見えても忙しいんだよ、情報屋の持つ情報は鮮度が命なんだよ、仕入れた情報は早いとこ誰かに売らなきゃいけねぇんだよ、旦那、俺も醤油ラーメン大盛りで。」

 

「あいよ!んじゃあ俺の店の事も宣伝してくれよ、そうしたらなんかサービスしてやるよ。」

 

オーナーは俺達の話し相手をしながらラーメンを作る、その手際の良さは長年によって培われた職人の腕だろう。

そして数分後、俺達の目の前に金色のスープが並々と注がれたドンブリが置かれる。

 

「醤油ラーメン大盛り二個、いっちょあがり!」

 

俺とエニグマはあまりの空腹に耐えきれずに箸に手を伸ばし、料理人と食材への感謝の言葉を口にする。

 

「「いただきます!!」」

 

ラーメンはまずはスープから楽しむものだ、ドンブリを両手で持ち上げスープをすする、鶏ガラベースの醤油スープが口いっぱいに広がる、甘みは強いがそれほどしつこくない、否、最高の甘みだ。

そして麺に箸を伸ばし、天まで引き上げ、口の中へと麺を招きいれる、ストレートの細麺がよくスープに絡む、この麺の虜になってしまいそうだ。

そして俺はチャーシューに箸を伸ばし、口の中へ招きいれる、歯応えがしっかりしていて噛めば噛むほど、チャーシューの漬け汁の旨みが口内で踊る。

食べている内に汗が止まらくなり、堪らず上着を脱ぐ、隣を見るとエニグマもトレードマークのフードを脱ぎ、ラーメンをすすっている。

 

「二人とも良い食いっぷりだねぇ、お代わりの麺はいるか?」

 

「「お願いします!!」」

 

オーナーがラーメンのお代わりを用意してくれたらしく、俺達は間髪入れずに追加の麺を頼む。

ここのラーメンは国宝ものだろう、こんな美味いラーメンがなんと500龍門弊、嘘みたいだろ?本当だ。

 

俺達はスープまで飲み干し全て完食する、安くて美味い、最高の店だ。

 

「会計は800龍門弊な。」

 

「待ってくれよ、旦那、俺らは大盛りで頼んでしかも、お代わりまでしたんだぞ?それで800龍門弊は安すぎやしないか?」

 

「言ったろ、宣伝してくれんならサービスするってよ、だからこの値段って訳よ。」

 

「エニグマ、ここはオーナーの好意に感謝しとこう、400龍門弊お前に渡しとくから会計を頼んだ。」

 

「あいよ〜、んじゃ旦那、ちょうどな。」

 

「また来いよ!」

 

俺達はラーメンから出るとき、緑色の髪の鬼の女とすれ違った、何処かで見たことがある気がしたが俺は気の所為だと思い、その場を後にする。

 

「なんかあったみたいだな、V。」

 

「なんだよ、いきなり。」

 

「空見てみろよ。」

 

エニグマに言われ、空を見上げるとどこかで喧嘩があったみたいだ、そこそこの規模だ。

街丸ごとの喧嘩なんて龍門じゃ珍しくもないが……。

 

こういう時のコイツの商魂には恐れ入る、仕方がない手伝うか。

 

「はぁ……どうせ火事場泥棒するつもりだろう?護衛程度なら手伝ってやるよ。」

 

「さっすが、V!分かってるねぇ、んじゃあ早速レッツゴー!」

 

 

 

俺達はコソコソと隠れながら移動をする。確か噂だとこの辺にペンギンのアジトがあるはずだよな〜っと。

 

「みっけ。」

 

中に入り、早速物色と思った瞬間、背後で爆発が起きる。

 

「ぶへっ……!!」

 

壁に叩き付けられる。誰だ、こんな時に非常識な野郎だ。つーかエニグマに関しては壁に突き刺さってるし、てか、上着焦げてんだが?コイツ気に入ってたやつなんだが?たっぷり金をぶんどってやろうか?

焦げた上着をを脱いでインナー姿で下手人がいるであろう地点を睨む。

 

「悪いドクター、CEO、力入れすぎたわ。」

 

土煙が晴れて姿が見えていく。

ふんふん、黒髪のポニーテールに、サルカズの特徴でもある一対のご立派な角、それに、黒い鞘の刀、んで、ぶっきらぼうな口調、なるほどねぇ。

 

「やれやれ、次から気を付けろよ!あばよ!」

 

「ん?お前、Vじゃねぇか。」

 

バレたか……




エニグマとプロローグで出てきたフードの男は同一人物です。
ラーメンのシーンは少しお試しで書いてみました。
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