アークナイツ 虐殺血羅   作:マーセナリー

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時間軸的には4章の終わりと5章の始めら辺です
迷走に次ぐ迷走でヤバい


3章 龍門奪還
龍門陥落


ジェノサイドside

「お兄……急いだ方良いかも。」

 

「……ビャクヤ、何が見える?」

 

「レユニオンの幹部と思う連中二人がジェシカ達と交戦中ってとこ。」

 

「了解……俺は先に行く、援護を頼む!」

 

廃移動都市の調査として偵察部隊が送り込まれたそうだ。

まさかレユニオン共が潜んで居やがったとは、そこで俺達が任務として増援に向かっている。

俺は空間を斬り裂き、何回もショートカットをする。

 

『お兄、倒された戦闘員が起き上がってる!』

 

「どういうことだ?」

 

『分かんない、いきなり苦しみだして立ち上がってる!』

 

「よく分からんが、急ぐとしよう!」

 

 

〜廃移動都市〜

「クソ……寒い……」

 

なんだここ……シグレのアーツ以上の冷気……クソッタレが……

体温が奪われていく……

フロストリーフが白いコータスの女と対峙していた。

 

「フロストリーフ……遅れた……」

 

「遅すぎだ……アーミヤ達よりも遅れているぞ。」

 

「ビャクヤが直に来る、お前は逃げろ。」

 

俺は次元を斬り、フロストリーフを安全な場所に移動させる。

 

「……スノーデビル、各自散開、配置につけ。」

 

コイツ……やる気か……

 

「掛かってこい……」

 

閻魔刀を抜き、白コータスに向ける。

 

「そうか、お前が噂に聞くジェノサイドか……いい目をしている。確かに戦士の目だ。」

 

「なんのことだ?」

 

意味が分からん、俺は戦士なんかじゃない、虐殺者だ。

 

「……悪いな…ーー♪︎ーー♬︎ーー」

 

「コイツは……雪だと?」

 

「眠れ、眠れ、ハリネズミのお人形と小熊たち。」

 

まさか、アーツの詠唱か!?やばいのがくる!!

 

「静かな黒に沈め……♩︎……私の壊れたお人形とぬいぐるみ♬︎」

 

白コータスの周りに浮いていた黒い結晶がゆっくりと地面に落ちる、地面に触れた瞬間地面が凍りついた。

 

ヤバい……あの歌を停めねぇと……

 

「……じ…次元を断て……や、閻魔刀……」

 

凍りそうな口を精一杯開きアーツの詠唱をし、閻魔刀を引き抜く。

 

「無駄だ、凍りそうなその体でその刀を持つのも辛いだろう。」

 

空間を斬り裂く一撃もいつもより遅く簡単に避けられてしまう。

 

「う、うるせぇ……テメェの目的は……知ら…ねぇが…」

 

意識が飛びそうだ…だが、ここで倒れる訳にはいかない……

 

『お兄!』

 

白コータスを狙って弾丸が放たれる、ビャクヤ…遅すぎだ…

 

『お兄!ごめん外した!』

 

「それ……でも……構わない……気を逸らしてくれたなら……なッ!」

 

俺は凍りそうな足で地を蹴り、白コータスに斬り掛かるが氷の結晶で塞がれてしまう。

クソ……本気でヤバくなってきた……息が出来ない……頭が回らねぇ……

そこで俺はとうとう倒れる、朦朧とした意識の中でVが空から降りてきたのが見えた。

 

Vside

「このアーツはエグイな……」

 

コクロウが戦闘していたのはなんとレユニオンの創設メンバーの1人 フロストノヴァだ…コイツのアーツは本気でヤバい、俺のアーツと相性が悪すぎる……

 

「久しぶりだな、V、まさか戦場で再開するとは思わなかった。」

 

「さぁ、俺とアンタは初めましての筈だぞ?」

 

「嘘を付く必要は無い。」

 

……コイツは相変わらず鋭い……

 

「あぁ、正解だよ、でもなんで俺が嘘を付いてるって分かったんだ?」

 

「お前は嘘を付く時、何時も目を合わせようとしない、お前とそれなりに付き合いがあるからな。」

 

「この事はタルラに…」

 

「言うつもりは無い、安心しろ。」

 

「そうか、悪いがコイツを連れて帰らしてもらう、良いか?」

 

「あぁ、久しぶりにお前の顔が見れたし良いだろう、それと、Wには気をつけろ、今の彼女はかなり荒れている。」

 

Wか……

 

「ご忠告どうも、次会うときは本気の殺し合いだ。」

 

「分かっている。」

 

 

その後俺は急いでロドス本艦に合流し、コクロウを医務室へと運ぶ。

 

「Vさん、兄さんの容態は……」

 

「見た感じ足は凍傷を起こしてたな、今は呼吸が安定しているがもう少し遅かったら肺が凍っていて最悪死んでたな。」

 

「……そうですか……兄さんを助けてくれてありがとうございます……」

 

「コイツとは古い付き合いだ、気にするな。」

 

「……そうですか…」

 

「師匠!シグレ!良かった…」

 

ビャクヤが焦った様子でこちらに走ってきた。

 

「どうした、ビャクヤ。」

 

「龍門が……龍門近衛局が、レユニオンに占拠されたって……」

 

「なんだと?」

 

レユニオン……とうとうそこまでする様になったか……

 

「ハザード達が近衛局と合流して近衛局中枢区画を奪い返すらしいんだけど。」

 

「そうか……シグレ、ビャクヤ、コクロウを頼んだ。」

 

俺はガロウ達と合流するために龍門近衛局へ向かう。

 

ガロウside

なんだよ、コレ……

目の前にあるのは魑魅魍魎……

 

「おっ、遅かったなぁ、お宅ら、ここの連中ならコイツが最後やで〜」

 

血だらけの九尾のヴァルポが白い服の少年に小刀を向けていた。

 

「ファ…ファウスト!」

 

少年が誰かの名前を叫ぶ……

 

(不味い!何か来るぞ!)

 

「全員伏せろ!」

 

チェン隊長が防御指令を出すとそこに居た全員のオペレーター達は伏せる。

 

「防御姿勢とったのにこの衝撃…有り得へんわ……」

 

「…キュウビ、あの狙撃手……」

 

「あぁ、間違いあらへん、前にとっ捕まえた感染者や……」

 

「そうさ、お前達近衛局がファウストを苦しめたんだ。まぁ、ウルサスの奴らが僕らにしたことを考えれば、なんてことないけどね。」

 

「さっきはわざと外してあげたんだよ、近衛局の隊長さんと工作員さん。ファウストが世話になった礼として1度だけね。」

 

「ぎゃーぎゃーうるさいのぉ、小物に見えるで小童が。」

 

「黙れ!立ち上がれ!僕の護衛達!」

 

「おぉ、やっぱり小物や。」

 

「煽ってる場合じゃないよ…」

 

白い少年が白い粉の様なものをレユニオン兵達に吹きかけるとレユニオン兵達は急に苦しみだして立ち上がる。

 

「う、うう、うがあああ!!!」

 

「お前!何しやがった!」

 

「奴らの身体の源石が……成長している?」

 

「源石により貫かれた身体は再構築され、新たな体躯となる。さぁ見ておくといい。これが僕の護衛達、不死身の衛兵達だ。」

 

(とんでもない事になってるぞガロウ…人狼(ライカンフォーム)で行った方が良いんじゃないか?)

 

それは最終手段だ……ハザード。

 

源石が成長したレユニオン兵達が一斉に雄叫びを挙げる。

 

「……それに、僕の家畜、僕の同胞。」

 

ブチッ……

 

「フーッ……ぶべらッ!?」

 

俺はクソガキの顔面にドロップキックをぶちかます、するとクソガキは鼻血を出しながら後ろに吹き飛ぶ。

 

「な、何が起きたんや!?」

 

「テメェ……今なんつった?」

 

(お、おい、が、ガロウ?)

 

あぁ……イライラする……自分が一番だと思い込んでる奴を見てると、イライラが止まらねぇ……

 

「なぁ、キュウビ、ガロウの後にドロドロとした何かが見えるんだが……」

 

「奇遇やな、俺もや……」

 

ハザード……人狼(ライカンフォーム)で行くぞ。

 

(お、応!)

 

俺の身体が黒いタールの様なもので覆われ、黒い人狼の様な姿に変わる。

 

「な、なんやその姿!?」

 

「We are Hazard!」

 

「それがハザードのアーツなのか!?」

 

全力でぶっ潰す……

 

「Aoooon!!!!!」

 

「い、行け!僕の衛兵達!ファウストもあの怪物を撃て!」

 

レユニオン兵共が俺に向かって攻撃を仕掛けてくるが難なく振り払い、投げ飛ばす。

 

「グッ……次から次へと……」

 

あの狙撃手……邪魔だな……

 

「ハザード、俺らがあの狙撃手を引き受ける、お前は思う存分暴れとき!」

 

「感謝する……」

 

「さぁて、全オペレーターに告ぐ!オペレーターハザードのサポートに徹するんや!」

 

ハザード……トラウマを植え付けてやろう……

 

(お前、そんなキャラだったか?)

 

 

 




メフィストのあの噛ませ感結構好き
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