アークナイツ 虐殺血羅   作:マーセナリー

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今回はロドスへの入職会です(大ネタバレ)
アークナイツってストーリーに入れ込む隙が無いから書くのが難しいよね。
そしてオリオペが一人出ててきます


仲間入り

コクロウside

あの一件以来、定期的にあの小娘が俺達の住処まで来るようになり、俺の説得をしてくる、そして今日も。

 

「何故お前はそうまでして俺達をロドスに居れようとする?」

 

今日は俺が゛仕方なく゛住処に入れ、俺の部屋で話をしている。

 

「我々ロドスは現在人員不足に陥っています、ですから、貴方の力が必要なんです。」

 

はぁ……この小娘、何処まで……

 

「この広告に書いてあった事は信じて良いんだな?」

 

「え?」

 

いや、え?じゃねぇよ、自分達が書いた事に対して驚くなよ。

 

「この、感染者に対しては治療を行うってここ、本当なのかって聞いてんだ。」

 

俺はテーブルにロドスの求人広告を置き、感染者に対して治療を行うと書いてある部分を指さす。

 

「え?あ、はい、鉱石病に感染しているオペレーターに対しては定期的な治療を行う事を約束しています。」

 

成程な……鉱石病は不治の病だ、どうせコイツらも、いや、コイツらに従っておいた方が得策か……はぁ……よし。

 

「俺からの条件は二つだ、一つ、俺らへの衣食住の提供、二つ、妹の…シグレの鉱石病を治してくれ、こればっかりどうしても譲れない。」

 

俺は小娘に対して、床に膝を付き、頭を地面に擦り付ける、極東に伝わる最上級の頼む際のポーズ、土下座だ。

 

「そ、そこまでしないで大丈夫ですよ!?我々としても協力に感謝します。」

 

「そうか……俺たちはどうすれば良いんだ?」

 

「ロドスの本艦に来ていただいて、鉱石病の検査などを受けてもらいます、そしてどれ程の実力かを模擬戦をしてもらいます。」

 

成程な。

 

「分かった、早速向かうとしよう、外で少しだけ待っていろ。」

 

そう言いながら、小娘、いいやCEOとでも呼んでおくか……CEOを外に押し出す。

 

「お前ら、俺達はロドスの所属になる、いきなりで悪いがここ出る準備をしてもらう、良いk……お前ら……もう準備してたのかよ。」

 

どうやら二人は俺達の話を聞いていたようで、既にトランクケースを手に持っていた…つまり、俺だけ準備が出来ていないと言う事だ…急がなくては!

 

俺は急いで必要な物をトランクケースに突っ込んだ。

 

「すまん…遅くなった。」

 

「いえ、大丈夫です。」

 

CEOは気にしていなかったが、俺としてはかなり時間が掛かった気がしたんだがな……

 

俺達がロドスに入り、執務室に案内される、中には見た目からしてループス族の男がソファに座っていた。

 

「ん?君たち新入りかな?」

 

立ち上がり俺達の方を振り向き、俺達に質問してくる、デカイな…パッと見190以上はあるぞ…

 

「あぁ、お前もか?」

 

「うん、つまり同期だね、俺はガロウ、よろしく頼むよ!」

 

「俺はコクロウだ…」

 

「私はシグレです…」

 

「私はビャクヤさんだよ!よろしくぅ!」

 

声がデケェよ……俺達もソファに座り、CEOを待つ。

 

しばらくビャクヤとガロウの談笑を俺とシグレが眺めていると、CEOとドクターが執務室に入って来た。

 

「皆さんにはこの後、鉱石病の検査を受けてもらいます、その後実力を見るためにオペレーターの皆さんと模擬戦をしてもらいます。」

 

流れとしては俺が住処で聞いたのと同じか…

 

「私は多分検査しなくても分かるよ…もうお腹や足に源石結晶が現れてるもん…」

 

確かにシグレの腰などの至る所に源石が現れている、つまりシグレが感染者だと言う事を示している。

 

「では、シグレさん以外の皆さんは検査を受けてもらいます。」

 

その後、俺達は採血検査を受け、検査を待っている間に、模擬戦をするため訓練施設に移動している。

 

「ガロウって背高いよね〜、何センチ?」

 

「大体192cm位だっけかな、育った環境が環境だからね〜」

 

ビャクヤとガロウはどちらも明るい性格も相まって直ぐに仲良くなっており、俺とシグレは後ろからその光景を眺めると言う構図になっている。

 

 

-訓練施設-

既に訓練施設にはCEOとドクター、そして、何人かのオペレーターが居た、その中には俺が倉庫群で戦ったループスの女とサンクタの女が居り、俺達、いや正確には俺を睨みつけていた。

 

「CEO、コイツらと俺達が模擬戦を行うのか?」

 

「はい、そして、戦う相手はくじ引きで決めてもらいます。」

 

成程、予想外の相手との戦闘を想定か……

 

「お兄、全員歴戦の戦士って感じするね」

 

「その感じってのは戦ってみなけりゃ分からんがな…」

 

俺が言った瞬間、部屋の空気が一気に冷たくなり先輩オペレーター達が全員俺を睨みつけている、いや、そこまで睨みつけるか?

 

「兄さん(お兄)……」

 

二人は俺を呆れた様子で見てくる、事実を述べたまでなんだがな…

 

「えー、コホン……では、くじを引いてください。」

 

CEOがくじを用意し終わったようだ、ガロウ、ビャクヤ、俺、シグレの順番でくじを引き、先輩達のくじを引く、ガロウの相手は銀髪の女で二人で何かを話している、ビャクヤの相手は赤いフードのループスの女だ、歩き方を見る限り奇襲が得意みたいだな、シグレの相手は青髪のフェリーンの女、恐らく他のオペレーター達の中でも最古参だろう、明らかに他の奴らとは何かが違う、そして俺の目の前に俺の相手が立っていた。

 

「随分と余裕そうにしているのだな、自分のことよりも他人の観察をするとは。」

 

どうやらこの長身のフェリーンの男が俺の相手のようだ。

 

「まぁな、一応ここで働くんだ先輩の顔くらいは覚えておいた方が良いと思ってな。」

 

「それは良い心掛けだ、だが目の前のことに集中しなくては足元を掬われるぞ。」

 

「それは怖いな、だが、俺は余裕を持てる位には強いんでな…」

 

「フッ…それは傲慢だな。」

 

フェリーンの男と俺は好戦的な目でお互いを睨み合うが…

 

「最初はガロウさんとスカジさんの模擬戦ですので、皆さんはモニター室に向かって下さい。」

 

…CEOの指示でガロウと銀髪の女(スカジという名前なのか)以外の全員が訓練施設からモニター室にゾロゾロと向かって行った。

 

 

-モニター室-

 

「お兄、ガロウの歩き方、なんて言うかアレだよね……」

 

隣に座っているビャクヤがモニターを見ながら俺に質問をしてきた。

 

「あぁ、あの武器を見て確信した、アイツは相当のベテランだ、歩き方、力の入れ方、一年や二年で体に身に付くモンじゃねぇ。」

 

恐らくだが、ガロウの戦闘経験が二桁行ってるな…いや、確実に二桁だ。

 

「それでは二人とも武器を構えて下さい。」

 

どうやら、模擬戦が始まるようだ…ガロウの戦い方、しっかりと拝見させてもらおう…

 

 

ガロウside

スカジさんのあの武器、俺達と同じで大剣を使うみたいだね……

 

(そうだな、それにあの女、あそこに居た奴らの中でもトップクラスの実力だぞ。)

 

頭の中で相棒の声が響く。

 

「そうだね、多分俺と同じくらい武器を握ってるな。」

 

俺がスカジさんに気付かれないくらいの小声で相棒と話していると。

「貴方、本当に奇妙な気配を感じるわ、目の前には貴方一人しか居ないはずなのに、二人居る感じがするのよね。」

 

やっぱ、この人は鋭い、俺達の秘密に勘づいてる。

 

(だが、隠し通せばバレることはない。)

 

「そうだな……スカジさん!俺達は強いですからね……」

 

社長の合図を待ちながら俺は背中に背負っている大剣に手を伸ばす。

 

『それでは、始めッ!』

 

スカジさんは合図と共に距離を詰め大剣を振り下ろしてくる。

 

「危ねッ!」

 

寸前の所で前転で回避する。

 

(おい、床が凹んでるぞ、冗談キツイぜ、不動泰山(フドウタイザン)でカウンターした方が良いんじゃないか?)

 

相棒がカウンター技を提案してくる、思考を共有するってのは便利だね……

 

「合図はそっちの方で頼むよ、ハザード……」

 

(任せろ、完璧なタイミングで合図してやる、俺達なら勝てるぞ)

 

勝つのが目的じゃないんだけどなぁ…まっ、ハザードは勝ちたいって欲求が強いからね、しゃあない、しゃあない。

 

「よし…タイミング任せるぞ…」

 

俺は大剣を肩で担ぐ様に乗せ、体勢を低くし、左手の力を抜き垂れ下げると言う奇妙な構えをとり、いつでも技を放てる体勢をとる。

 

「さて、俺も本気で行かせてもらうよ…」




はい、今回はこんな感じですね。
オリオペのガロウことハザードの登場です
感想等お待ちしております
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