絢の軌跡   作:ゆーゆ

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空をかける少女

人の最期を看取るのは、初めてではない。

両親で既に経験済みだ。お母さんはともかく、お父さんの時もそれは唐突に訪れた。

ウィルス性の奇病としか聞いていなかった。正式な病名も知らない。

涙は出なかった。医者が宣告した時も、葬儀の時も。

まだ8歳だった私には、よく理解できていなかったのだろう。

受け入れる覚悟ができていなかった分、相当な時間を要した。

1週間が経過した頃になって、漸く泣いた。

 

「俺達は軍人だ。軍人ってのは・・・・・・ナハハ、こういうもんさ」

 

監視塔の頂上部。

東部の共和国側の軍事基地を見下ろしながら、ザッツが渇いた笑い声を上げた。

 

彼の言う通りだと思う。

軍人は死と隣合わせの戦地に身を投じ、職務を遂行する義務がある。

彼らは志願兵だ。徴兵制が廃止された現代において、自らの意志でここに立っている。

 

それでも、覚悟を決める時間は必要だ。

この平穏な地に、戦の火種が降り掛かることなど誰が想像できる。

突然、親友を失うことになるなんて、誰が考える。

彼らは軍人である前に、私達と同じ人間だ。

 

「ロアンの分まで―――頑張らないとな」

 

彼の最期は、ザッツと一緒に看取った。

とは言っても、医者が彼の死を宣告した場に立ち会っただけだ。

肉体の半分以上は回収すらされていない。

 

「ザッツさん」

 

名前を呼んでも、その後が続かない。掛ける言葉なんて見つからなかった。

何を言われても、今は慰めにもならないことは理解している。

 

だから私は、手を置いた。

少しだけ背伸びをして、彼の頭の上を掌でゆっくりと撫でる。

歳も身長も上の男性にすることではないかもしれない。

ただ私には、それしか思い浮かばなかった。

 

「・・・・・・ナハハ。勘弁してくれ、惚れちまいそうになる」

「冗談でしょ。私19だよ」

「俺だってまだ26だ。そこまで離れてもないだろ?」

「そうだけど・・・・・・その」

「冗談だ。そんな顔すんな」

 

ザッツが私の頭をポンと叩くと、轟音と共に巨大な影が日の光を遮った。

帝国正規軍の軍用飛空艇。ゼンダー門に向かう道中に目にしたものと同型のそれだ。

 

「アヤ、さっきも言ったけど、俺は軍人だ。30分後には、俺は第3機甲師団と合流して待機さ。力にはなれそうもない」

 

第一報は今朝方に長老から、詳細はゼクス中将から聞かされた。

およそ7時間前の深夜。夜闇に乗じた、監視塔と共和国軍事基地への襲撃。

ザッツの証言が正しいなら、それはほぼ同時刻に発生したはずだ。

 

それだけで十分なのだろう。たったの一晩だ。

私の愛する故郷は、今まさに戦火の渦に巻き込まれようとしている。

耳に入ってくるのは、軍用飛空艇が風を裂く音と、戦車の駆動音。

それまで当たり前のように保たれてきた平穏なノルドの姿は、もうどこにも見当たらない。

 

「それでいいよ。私達も、やれるだけのことはやってみる」

「頼んだぜ。この地でやり合うのは本意じゃないけど、いざって時は守ってやるよ」

 

それが虚勢であることは分かっていた。

軍人として生きるには、彼は少し優し過ぎるのだと思う。

友を目の前で亡くしたばかりだ。手が震えるのも無理はない。

 

どれだけ悔やんでも、過去は変えられない。

でも未来は変えられる。同じ悲劇を繰り替えしてはならない。

 

実習の地にノルドが選ばれたことに感謝すべきなのだろう。

キッカケを与えてくれた大切な恩人と、愛する故郷。

今度は、私が救う番だ。絶対に見過ごすわけにはいかない。

 

____________________________________

 

監視塔の広間に降り立った私は、ユーシスとエマの2人と合流した。

昨晩の真相を明らかにするためには、より多くの情報が必要だ。

私とユーシス、エマが周囲への聞き込み、ガイウス達は現場の物証を探ることになっていた。

11時には一度ガイウス達とも落ち合う予定だ。

 

「そろそろ約束の時間だし、リィン達と合流しよっか」

「ええ、そうですね・・・・・・その、アヤさん」

「何?」

「きっと大丈夫ですから。気をしっかりと持ってくださいね」

 

何のことを言っているのか分からなかったが、どうやら私を気遣ってくれているようだ。

空元気のように見えたのだろうか。別にそんな態度を取っているつもりはなかった。

 

いつ戦端が開かれてもおかしくはない。状況は最悪と言ってもいい。

だというのに、自分でも驚くほど心が澄んでいる。

戸惑いや焦りは勿論あるが、今そんな感情は邪魔にしかならない。

 

皆がいてくれるおかげもあるのだろう。

事件の真相究明を誓い合った私とガイウスに、リィン達は何の迷いも無く続いてくれた。

ただそれ以上に、彼のおかげ―――というより、彼のせいなのだと思う。

 

「よし、ここらで情報を整理してみよう」

 

リィン達と合流した私達は、今まで明らかになっている事実を1つ1つ確認し始めた。

 

昨晩の午前3時、この監視塔は砲撃による襲撃を受けた。

それとほぼ同時刻に、共和国側の軍事基地からも火の手が上がった。

中将によると、あちら側の被害規模は監視塔よりも大きかったそうだ。

ザッツの証言と合わせれば、この事実だけでもある程度のことは絞り込める。

 

そしてアリサが言及した、襲撃に使われたという迫撃砲の出所。

それが本当にラインフォルト社製の物であるなら、共和国側の工作という線は考えにくい。

 

「結局どちらが先に攻撃を行ったかという疑問は、宙に浮いたままなんですよね」

「だとしたら、考えられる最も高い可能性は―――」

 

どちらでもない勢力か、とユーシスが続いた。

今回の事件は、前回の実習で巻き込まれた列車での一件とは逆だ。

もし第3者の仕業だとするなら、犯人の目的がまるで分からない。

分からないが、状況が第3者の犯行だと物語っている。

 

「なら、中将にこの事実を伝えよう。状況を打開する糸口になるかもしれない」

「待ってよガイウス。ここまでは単なる憶測だよ」

 

焦りの色を浮かべるガイウスを諭すように言った。

 

「すまないが、俺も同意見だ。確たる証拠がない限り、ゼクス中将も身動きは取れないと思う」

 

リィンが言うように、戦争を回避するためには物的な証拠が必要だ。

どれだけ言葉を並べたところで、共和国側が警戒を解くはずがない。

あちら側から見れば、帝国軍による工作に見えてもおかしくはない状況なのだ。

 

「砲撃が行われた場所さえ分かれば、進展があるかもしれないわ」

「場所?」

「ええ。現物は回収されている可能性が高いけど・・・・・・この規模の迫撃砲を使えば、周囲に痕跡が残るはずなのよ」

 

アリサの意見に、皆が一斉に難色を示す。

砲撃が行われた大まかな方向は、監視塔の状態から導き出すことはできる。

それでも、今分かっていることは「南側から行われた可能性が高い」程度だ。

それだけを頼りに捜索するには、この高原は余りにも広大すぎる。

 

「だが可能性が残されている以上、捜索しないわけにもいかないだろう」

「だから待ってよガイウス。それにしたって、ある程度は絞り込んでおかないと」

「しかし―――」

 

思わずため息が出てしまった。

気持ちは分かるが、闇雲に走り回ったところでそれが見つかるとは到底思えない。

 

ここまで動揺するガイウスを見るのは、いつ以来のことだろう。

おかげで、私は冷静でいられる。私まで取り乱すわけにはいかない。

今ぐらいは、姉らしく振る舞えるかもしれない。

 

「ガイウス」

 

両手で彼の頬を包み、顔を引き寄せる。

身長差があるせいでつま先立ちになってしまうが、こういう時はこれが自然だろう。

 

「あ、アヤ?」

 

周囲の目線が気にはなるが、別に見られても構わない。

鼻先が触れ合う程に顔が近づき合ったところで、目を閉じた。

呼吸を止め、額と額をコツンと合わせる。照準は定めた。

 

「せーのっ」

 

背中を逸らせ―――頭突きを放った。

額を額で打ったせいで、打ったこちらの頭までもがくらくらしてしまう。

それでも不意を突かれたせいか、ダメージはガイウスの方が大きかったようだ。

 

「落ち着けって言ってるでしょ。ノルドのことは私とガイウスしか知らないんだから、私達が取り乱してどうすんの?」

「・・・・・・ああ。そうだったな」

 

足元がふらついているものの、ガイウスが額を擦りながら立ち上がる。

目の焦点も少し合っていない気がするが、すぐに回復するだろう。

 

「すまなかった。少し、落ち着いた」

「そう。ならいいんだけど」

 

彼の背中をポンと叩くと、アリサが「期待した私が馬鹿だったわ」と目を細めながら言った。

昨晩から彼女はよく分からない台詞を吐くことが多い。疲れているのだろうか。

 

「でもまぁ、足を動かすってのには同意見かな。これにもそう書いてあるし」

「それは・・・・・・」

 

私が胸元のポケットから取り出したのは、『支える籠手』の紋章が刻まれた手帳。

この手帳には、お母さん直筆の言葉が数多く残されていた。

もしかしたら、自分自身に言い聞かせるために記したものかもしれない。

今の私にとっては思い出であると同時に、困った時のお助け手帳だ。

 

「『考えながらでも足は動く』だってさ。その通りなんじゃないかな」

「・・・・・・ああ、そうだな。よし、ガイウスにアヤ。案内してくれるか?」

「待って下さい」

 

リィンに促されて歩を進めようとすると、複雑な表情を浮かべたエマが口を開いた。

 

「その、1つ試したいことがあるので・・・・・・足を止めながら、考えても宜しいでしょうか?」

 

________________________________________

 

「・・・・・・あはは。ごめん、お母さん」

 

まぁ、いい言葉だとは思う。

手帳に記された数々のお母さん語録は、私の行動指針になりつつある。

ただ得意気に披露したそれは、少し場違いだったのかもしれない。

 

確かにあれは、足を動かしながらでは到底無理な計算だ。

というより、いずれにせよエマ以外の誰もが真似できないに違いない。

 

「これは・・・・・・」

「どうやら当たりだったようだな」

 

使用されたであろう迫撃砲のスペックと、ノルド高原の南部に吹く風。

たったそれだけを頼りにして、エマは砲撃が行われた範囲を割り出してしまったのだ。

おそらく10分の1以上は捜索範囲を絞り込めたはずだ。

そして目の前に広がる光景が、彼女の計算が正しかったことを如実に物語っていた。

 

「思った通り、ラインフォルト社製の旧式だわ。それに、最近使われた形跡がある」

 

まさか砲台が丸ごと放置されているとは思っていもいなかった。

回収する時間が無かったのだろう。これを一度に運ぶには、大型の運搬車が必要になる規模だ。

そんなものを高原で走らせれば、目立つ上に逃走に時間が掛かってしまう。

戦争さえ始まれば、後々見つかっても問題にはならないということだろうか。

 

「だが、これだけでは証拠としては不十分だ」

「うん・・・・・・詳しく調べている時間も無いし、どうしよっか」

 

これはこれで大きな進展ではある。

が、ユーシスが言うように確たる証拠にはなり得ないだろう。

ここが帝国側が管轄する領内である以上、工作と疑われればそれまでだ。

 

「仕方ない、一旦ゼンダー門へ戻ろう。これだけでも大きな収穫ではあるさ」

 

時刻は既に11時半。私達に残された時間はあと1時間にも満たない。

闇雲に手掛かりを探し回ったところで成果は期待できない。

 

「お待たせ、イルファ・・・・・・イルファ?」

 

草原に待たせていたイルファの背を、そっと撫でる。

そこで気付いた。彼女の視線が、私の後方。私以外の何かに向いていた。

 

「あれは・・・・・・っ!」

 

リィンとユーシス、エマがハッとしたような表情でそれを見上げた。

3人の視線の先にいたのは、銀色に光り輝く物体と―――

 

(―――女の子?)

 

実技テストで対峙した傀儡を連想させる物体と、短髪の少女。

小高い丘の上に佇んでいたそれは、突然ふわりと宙に浮いた。

文字通り浮遊していた。何の音も衝撃も無く、徐々に速度を上げながら。

 

「あの子は、バリアハートでも見掛けた・・・・・・」

「ああ、間違いあるまい」

「こんなタイミングで現れるなんて、流石に無関係とは思えない!」

 

バリアハート。前回のA班の実習地だ。

リィン達にはあの女の子に見覚えがあるそうで、気付いた時には弾かれたように走り出していた。

 

「え、何?何なの?」

「話は後だ、追うぞ!」

 

状況は理解できないが、リィン達の態度を見れば大方の察しは付く。

あの女の子が、きっと何らかの鍵を握っているのだろう。

なら話は早い。指示に従って、後を追うまでだ。

 

「イルファっ!」

 

急いでイルファの背に跨り、先行していたリィンとユーシスの横に並ぶ。

ガイウスも私の後に続いている。その後方には、アリサとエマの姿も見えた。

 

「く、速いな・・・・・・っ」

「ともかく見失うな!」

 

視界には、銀色の傀儡の姿を捉えている。捉えてはいるが、まるで鳥だ。

あんな変則的に動く物体に少女が乗っているなんて、到底信じられない。

 

ちらと後方に目をやると、アリサ達とかなり距離が開いてしまっていた。

申し訳ないが、これ以上速度を落とすわけにはいかない。

少しでも油断すれば振り切られてしまうだろう。

 

「アヤ、前だ!」

「え?」

 

ガイウスの声で気付いた。

目標は石柱群の方角へ飛行している。

あの周辺に向かうには、前方の岩肌に挟まれた小道を通るしかない。

だというのに、そこには数体の魔獣の姿があった。

 

「リィン、手を貸してくれ」

「ああ。アヤ、ユーシス、道は俺達が拓く!」

 

ガイウスが槍を、リィンが太刀を抜くと、2人を乗せた馬が先行して魔獣の群れに向かう。

追跡は私達に任せたということなのだろう。

 

「「はああっ!」」

 

馬の背に乗ったまま、リィンとガイウスの斬撃が左右から魔獣に襲い掛かった。

それに気を取られたのか、群れの中央部に僅かながら隙間が空いた。

 

(行ける―――!)

 

身を屈めて群れの中を掻い潜ると、視界が開けた。

上空に目をやると、何とか視界の端に傀儡の姿は確認できた。

 

「ユーシス!」

「分かっている!」

 

見失ってはいないが、このままでは振り切られるのも時間の問題だ。

傀儡の目的地まで、体力がもつかどうか。もうペース配分など考えてはいられない。

 

思わず笑みが浮かんだ。

上等だ。現役の馬術部員を、彼女の脚を―――舐めないでほしい。

 

「行くよ、イルファっ!!」

「―――っ!!」

 

石柱群に向かって、イルファの二の脚が呻り声を上げた。

 

___________________________________

 

(いたっ!)

 

石柱群に続く石畳の階段に身を潜め、その先に佇む少女を見守る。

変わった服装をしているが、間違いなく少女だ。

歳はシーダと同程度か、少し上ぐらいだろうか。

 

「どうやら間に合ったようだな」

 

私の後に続いて、後方からユーシスが声を潜めながら近づいてくる。

彼が乗る馬の脚も相当なものだったが、どうやらイルファには及ばなかったようだ。

 

「ふふん、私の勝ちだね」

「阿呆が。馬の差だ」

「知ってるよ。で、どうしよっか」

 

見た限り、すぐにこの場を離れそうな様子は見受けられない。

とはいえ残りのメンバーを待っている余裕も無い。

あちらには得体の知れない傀儡がある。またあれで飛ばれては、もう追跡は不可能だ。

 

「時間が無い。出るぞ」

「賛成かな・・・・・・よしっ」

 

勢いをつけて、少女と傀儡の前に飛び出す。

すぐにあちらも私達の存在に気がついたようで、こちらに視線を向けてきた。

 

「あ、シカンガクインの人達・・・・・・あれれ。減ってる?」

 

青髪の少女が首を傾げながら、きょとんとした様子で言った。

その一言だけで、彼女の存在が異常だということが理解できる。

 

私とユーシスが士官学院生だということを把握している。

減っているということは、ガイウス達の存在も知っているということだ。

どういうことだろう。結局彼女が何者なのかは、ユーシス達から聞きそびれてしまった。

 

「あなたは、誰?ノルドで何をしているの?」

「んー、誰って言われてもなぁ・・・・・・それよりも君、どこかで見たことある気がするんだけど。どこだっけ?」

「え?」

 

少なくとも、私はこんな少女と会った記憶などない。

何のことを言っているのだろう。

戸惑うばかりの私を尻目にして、彼女は「ああ、そっか」と合点がいった様子で口を開いた。

 

「思い出した!君、蛇と接触したことがあるでしょ?資料で見たことがあるよ」

「蛇?・・・・・・あっ」

 

『蛇』というキーワードを過去の記憶の中から掘り起こす。

時間は掛からなかった。思い当たる存在は、1つしか無い。

 

「・・・・・・知ってるの?あいつらのことを」

「言えないよー。でも、そうだね。君達に手伝ってもらうって方法があるか」

 

少女はそう言うと、私達の目の前で軽い柔軟体操を始めた。

かと思いきや、一瞬にして目の色が変わった。

同時に彼女が纏う飄々とした雰囲気が様変わりする。

 

「その前にどれだけできるか―――ちょっと試させてね?」

「フン、やる気か」

 

私が鞘を払うのと同時に、ユーシスが切っ先を少女に向けた。

幼い女の子に剣を向けたくはないが、あの傀儡の存在を考えれば話は別だ。

 

「事情は知らんが、気を逸らしている場合ではないだろう」

 

ユーシスが視線をそのままにして、私に声を掛ける。

私の動揺が伝わったのかもしれない。彼が言うように、今はそれどころではない。

 

「私が先に仕掛ける。それでいい?」

「構わん。好きに舞うがいい」

 

思わず特別オリエンテーリングの時のことを思い出してしまった。

こうしてユーシスと2人で肩を並べるのは、あの時以来かもしれない。

 

「ぼくはミリアム。ミリアム・オライオンだよ!」

 

敵意も殺意も感じないが、あの傀儡が相手となれば下手に打って出るわけにもいかない。

それでも、私達に残されている時間はあと僅かだ。相手の出方を窺う余裕すら無い。

先の彼女―――ミリアムの言葉を頭の隅に追いやり、私は地面を蹴った。


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