11カ国の騎兵たちの転生先は…馬がいない平和なウマ娘の世界 作:素人小説書き
どちらも世界を驚かせた国である。
{宛先 天国}
Père, comment vas-tu, mère?
{お父様 お母様お元気ですか?}
Ma deuxième fille, Param Yesed, va très bien.
{私、次女のパラム・イェセドはとても元気です。}
Sur le champ de bataille, je suis mort une fois après avoir aidé un enfant sur le champ de bataille à Dunkerque,
{戦場に出た私はダンケルクの戦場で子供を助けた後一度死んでしまいましたが、}
Par M. Kronos et M. Darley Arabian qui étaient au paradis
{天国にいたクロノス様とダーレーアラビアン様によって、}
Je vais à nouveau vivre une nouvelle vie.
{もう一度新しい人生を送ることになりました。}
Je suis confus par le nouveau monde,
{新しい世界に色々と困惑していますが、}
Je ferai de mon mieux avec mon nouveau cheval bien-aimé Bonn et 10 nouveaux amis pour vivre une seconde vie.
{新しい愛馬ボンと10人の新しい仲間共々頑張って第二の人生を歩もうと思います。}
Au fait, qu'est-ce que tu fais maintenant...
{ちなみに今何をしているのかと言いますと…}
ゴルシ「へへ~ん…後で待ったをかけても知らねぇからな!!」
カム「おーい、二人とも~俺の飯と少ない駄賃の為に頑張れ~」
レイ「ヘイヘイ…にしても、久しぶりに走るなぁ…」
キング「何で私がスタート役とゴール役なのよ…」
マックイーン「ゴールドシップさん!!スイーツの為に勝ってくださいまし!!」
???「ハァ…気分最悪なんですけど?」
ハルウララ「どっちもがんばれ~!!」
パラム「いっくぞー!」
ウマ娘とレースをしようとしてます。
パラムがカムにいろんな面倒事を押し付けられる数時間前
練習用競技場
ハルウララ「もむもむ…おいしい!」
スぺ「甘みがあってすごい食べやすいです!」パクパク!!
オグリ「うまい」ガツガツッ!!!
ヴィオ「♪」
ターフの上で山盛りのにんじんに食いついている12匹の馬と3人ウマ娘がいた。
キング「ものすごい勢いでにんじんが消えていってる…」
人数が多く食欲旺盛なだけあったのか人の背丈ほどあったにんじんがみるみる消えていく。
ゴルシ「はぇ…ものすげー勢いで食ってんな…新種のカバかあれ?」カチッ…ギギギ…
マックイーン「いや、カバ要素どこにもないじゃないですか…とはいえ、美しい毛並みですわね特に、あの黒い毛の落ち着いた動物…相当気品が溢れ出てますわね…」
マックイーンの目先には、イヴァンの愛馬ギルバーがいた。
ゴルシ「実は、あの動物内でボスやってんじゃね?」ブスッ…モグモグ…
見た目は、巨体で筋骨隆々な体をしており毛並みも艶やかな馬なので、動物内でのボスの風格に、何かを食べているゴルシはそう感じた。
ヴィオ「モグモグ…!!」バッ!!
にんじん食べている最中にヴィオは何かの雰囲気に気づいたのか下に向いていた顔を勢いよく上げ周りを見渡す。
ヴィオ「…!!!ヒン!!!」ブンブン!!!
見覚えのある軍服と大きな剣が見えたヴィオは喜びの余り尻尾が素早く横に振る。
ハルウララ「ん~?あっ!あの時動物さんに乗ってた人だ!!」
キング「…え、あの人たち刃物持っていません!?」
ヴィオの視線の先を見た二人はエグ・パラム・レイに気づく。
カム「よぉ、ヴィオ元気してたか?まぁ、数分ぐらいしかたってねぇがな」ナデナデ…
二人を通り過ぎて一直線にヴィオのもとに向かい頭をなでなでする。
ヴィオ「♪」ドスドス…
主人に撫でられうれしいのか軽く頭突きする。
カム「ハハ、甘えんぼだなお前は…だけど今日は甘えさせに来たんじゃないんだすまんね」バッ…
本来の目的である非常食をヴィオの乗せてある鞍の袋から探す。
カム「へへっ…少々アメリカ軍からくすねて来たスパムは確かここ…に…?」ゴソゴソ…
生前にアメリカ軍の野営地から大量に盗み強奪した、アメリカ軍のレーションであるスパムを探すカムだが…
カム「…あ?スパムねぇぞ?どこ行った?」
袋に詰め込めるだけ詰め込んだスパムの缶詰が一つもなく空っぽになっていた。
カム「…」キョロキョロ…
誰かに盗まれたのではないかと周りを見ていると…
カム「…おい、そこのヘンテコ野郎」
ゴルシ「お?このゴールドシップ様の事か?」モグモグ…
カム「ゴールドシップか何だか知らねぇが、てめぇなにおれのスパム食ってんだ?あ"?」
なんと、ゴルシの手元には開封状態のスパムがあり足元には大量のスパムの缶が転がっていた。
マックイーン「え!?ちょっ…いつの間にこの量を!?」
隣にいたマックイーンは全く気付いていなかったのかゴルシの足元にあるスパムの缶に驚いていた。
ゴルシ「お?ああ、少し興味本位であの袋の中見たらいっぱいあったからもらっちまったぜ☆」モグモグ…
カム「勝手に食ってんじゃねぇよ、殺すぞ?」カチャ…
ゴルシのふざけた態度に沸点が低いカムは、クレイモアを手に取ると…
パラム「ダメですよ!!」シュバッ!!!
レイ「落ち着けMr」カチャ…
カムが暴れると思ったのかパラムとレイは慌てて槍とライフルを構える…
ゴルシ「うわっ、あれ本物じゃん!」
マックイーン「ヒエッ」
カム「…」スッ…
槍の刃先がカムの首に触れ、後頭部はレイのライフルの銃口が触れており暴れれば殺すと言わんばかりの布陣にカムは静かにクレイモアをしまう。
パラム「もう…あまり暴れてはいけませんよ!」スッ…
パラムの説教を受けるカムだが…
カム「フン……」プイッ
パラム「むぅ…ちゃんと人の顔を見て話しなさい!!!」ガシッ!!
カム「ブッ!?」
顔をそらしたカムに背の低いパラムがカムの顔を両手で掴んで顔を無理やり合わせる。
パラム「軍人が民間人を傷をつけちゃいけない事を知らないのですか!!」プンプン!!
カム「…すまん」
ほっぺを膨らまして怒っているパラムに、カムはなぜか知らないが素直に謝る。
レイ「まぁ、自分の食料を取られる事に不満を表すのはしょうがないですけどね」
パラム「それでも、一般人に剣を向けちゃダメなの!!」
フォローのつもりでレイは言うが、パラムの一喝にレイは素っ気なく謝る。
レイ「あ、はい、すいません」
カム「…もうそろそろ手離してくんね?」
パラム「もう、剣を抜きませんか?」
カム「抜かねぇから離せ」
パラム「ん」パッ
剣を抜かないことを約束したカムにパラムは手を放す。
カム「たくっ…はぁ…(何で20になってガキに説教されなきゃいけねぇんだよ…)」
ゴルシ「何ため息ついてんだ?幸運が逃げちまうぞ?」
カム「とっくに無くなっちまってるよ…それより…」チラッ…
ゴルシ「おん?」モグモグ…
ゴルシの目をまっすぐ見てそのままカムはスパムを返すよう言う。
カム「そのスパム返せ」
ゴルシ「やだ」モグモグ…
カム「なんでだ」
ゴルシ「うまいから」モグモグ…
カム「そうか」
ゴルシ「(゚д゚)ウマー」モグモグ…
カム「…」
二人の会話のドッチボールが終わってしまいだんまりしてしまう。
カム「…おい、ヘンテコ野郎」
ゴルシ「ん?なんだ?」
カムは頭の中で何か思いついたのかゴルシに一つ提案する。
カム「この馬と勝負しねぇか?」
ゴルシ「馬?なんだそれ?クトゥルフ神話の生物か?それとも、深海生物?」
カム「ただの動物に決まってんだろやっぱお前頭いかれてるんじゃねぇの?」
ゴルシ「いやぁ~それほどでもねぇぜ!」
カム「前言撤回していいか?」
レイ「落ち着けって…」
頭の回路がおかしいゴルシにイラつきを増すカムにレイが何とか抑える。
カム「…とりあえず、勝負してそのスパムを返してもらうぞ」
ゴルシ「ふっふっふっ…ただの人間如きに、この太陽系を支配した魔王ゴルシ様に勝てると思いかね…ぐへへへへ…」
カム「マジでこいつ叩き殺してもいいか?」カチャ…
レイ「だめです」
カム「チッ…」
ゴルシの謎のポーズにカムは剣に手を触れるがレイが止めにかかる。
マックイーン「…あの、勝負と言いましたがあなた達は一体どうやって私たちと勝負するつもりで?」
カム「あ?んなもん騎乗して勝負するに決まってんだろ?」
マックイーン「騎乗?…あの動物に乗るですか?」
ゴルシの隣にいる見た目なんかパクパクですわ!!と言いそうなお嬢様がカムに勝負の内容を聞くが馬に乗るという行為に困惑していた。
カム「…馬に騎乗するぐらい当たり前…あ(そういえば、あのクソ女神が言ってたな…この世界は馬がいねぇって…)」
あの世にいたとき女神が言っていた事を思い出す。
カム「めんどくせぇな…」
マックイーン「?」
カム「…まぁ…なんだ、この動物の背に乗れば多分お前達と同じぐらい強くなるって感じで覚えてくれ」
マックイーン「私たちと同じように強くなる…」チラッ…
人がある動物の背に乗っただけでウマ娘と同じように強くなると言われマックイーンは馬の方を見る。
桜「グゥ…」
ヴィオ「ヒーン♪」ピョンピョン!!
ギルバー「…」
ラカール「ブルル…」ズリズリ…
ボン「♪」トテトテ…
カロリーナ「?」ジー
スぺ「にんじんあ"げ"ま"せ"ん"!!!」
ロア「…」ジー
ビス「…」ジー
ヴァルニー「…」ジー
キング「な、なんですか…私何も持ってないですって…ちょっと!!ジャージ引っ張らない下さいまし!!ちょっ…なんで三匹同時なのですのおおおおおおおおおおお!!!!」
モース「ブモ…」トントン…
オグリ「? なでてほしいのか?」
オリオン「♪」
ハルウララ「わーい♪動物さんの背中たかーい!!」
マックイーン「…」
12匹の馬を見てあまりにも自由すぎる行動にマックイーンは本当にこれで私たちと同じになるのか?と、疑いが出てくる。
マックイーン「ほんとに、あれで?」
カム「うん」
マックイーン「…ま、まぁ、その馬と言う者にはきっと個性があるのでしょう…きっと…そ、それで、勝負と言っても誰と誰が勝負するのですか?」
カム「そうだな…じゃあ、フランス人とスペイン人二人でそっちはヘンテコ野郎と誰かもう一人で2対2で勝負だ」
パラム「え!?」
レイ「は?」
まさかの指名で2人は困惑する。
レイ「え?お前が出るんじゃねぇの?」
カム「いや、出ないけど?」
レイ「なんでだよ」
カム「俺は、勝てる戦いしか動かないのでね勝てなさそうな勝負や未知の勝負は二人に任せるよ」
レイ「丸投げかよ…」
カム「まあな、でもそのおかげで戦場を生きてこれたのさ」
パラム「人として最低すぎますけどね」
カム「勝てば官軍負ければ賊軍だよ」
レイ「はぁ…まぁ、俺はいいけどさ…お嬢ちゃんは大丈夫なのか?」スッ…
いろんな面倒事に慣れているレイは軍帽を深く被りながらパラムの方を見る。
パラム「お嬢ちゃんじゃないです!!これでも1h…20歳だもん!!」
カム「いや、何嘘ついてんだよ」
レイ「しかも、18って言いかけたし」
パラム「う…お子ちゃまじゃないもん!!!」
レイ「お子ちゃまねぇ…」ジー…
18歳のパラムを見るレイとエグ
レイ「…」(身長174cm)
カム「…」(身長180㎝)
パラム「…」(身長163cm)
カム「…ちっこ」
パラム「う…ぎゅ、牛乳飲めばおっきくなるもん!!!」
カム「その栄養全部胸に吸収されてんじゃねぇの?」
パラム「うぎゅ!?」
カム「というか、その体で18とか詐欺だろ」
パラム「ぴえっ…」
カム「低身長で見た感じGカップの胸の金髪の18とか夢幻の存在だろ」
彼の性格なのかそれともイギリス人の血のせいなのか…とりあえず頭の中に出てきた言葉をパラムにぶつけてボロクソに叩きまくる。
レイ「もうそこまでにしとけライミー…もう泣きそうになってるぞ」
パラム「うぇ…」
カム「別にフランス人なんてボロクソに言ってもどうせすぐ忘れるから問題ねぇだろ」
レイ「フランス人に対する偏見がすごいなお前」
カム「イギリス人はフランス人の悪口言わないといけないって旧聖書に書かれているから仕方ないね」
レイ「イギリス人の執念やばすぎだろ」
もはや、ただのギャグになっている二人の会話にゴルシが入り込む。
ゴルシ「おーい!もう一人連れてきたぞー!!」
カム「もう一人か、一体どんなや…なんでずだ袋を抱えてんだ?」
大きく膨らんでなんか動いているずだ袋を抱えているゴルシが二人の間に入る。
???「ちょっと!!なんで、袋に入れられてんの!!!マジ意味わかんないし!!てか、まだネイル渇いてないんですけど!!!」もぞもぞ…
パラム「なんか入ってません?」
ゴルシ「おう!俺の強力な助っ人(了承なし)だぜ!!」バッ!!
ゴルシが、ずだ袋の口を開けて袋を引っ張ると中からツインテールのギャルが出てきた。
トーセンジョーダン「ちょっとゴルシ!!お前マジ何してくれてんの!?ネイルがだめになったじゃん!!」
ゴルシ「お?なんだ?宇宙旅行に行きてーのか?いや~、今宇宙船貸し出してるから今宇宙に行けねぇんだよな~」
トーセンジョーダン「今そんな話してねぇーし、というか、話のつながりおかしすぎでしょ…てか、誰この人達?」
カム達に気づいたトーセンジョーダンは指を指す。
ゴルシ「こいつらは…あ~…悪い人だ!」
カム「(「・ω・)「ガオーたーべーちゃーうーぞー」
レイ「何ノリノリでやってんだよ」テシッ
意外に悪者ムーブするのが好きなのかカムがゴルシのボケに乗ってレイにツッコまれる。
レイ「はぁ…なんか、ここにいると疲れてくるわ…」
カム「ドンマイ」
レイ「お前のせいなんだけど?」
パラム「それより、彼女に誤解を解いた方がいいんじゃ…」
カム「いや、そのままにさせた方が面白くね?」
トーセンジョーダン「馬鹿にしてんの?」
ゴルシ「確かにバカだから仕方ねぇな」
トーセンジョーダン「私のどこが馬鹿なの!!」
ゴルシ「…」
鯛焼きは本物の鯛と信じる。
点数がゾロ目になるとテンション爆上がり。
バク転したら速度上がると本気で信じ込み模擬レース前に3回バク転してそのままレース。
この薬を飲めば眠くなると言ってただの栄養剤を渡し飲み込んでそのまま眠る。
ゴルシ「…」
トーセンジョーダン「…え?なんで真顔?ねぇ、ちょっと?」
ゴルシ「…あ、そういえばお前が勝ったらスパムを返すとして…あたしたちが勝ったらどうすんだ?」
トーセンジョーダン「え?無視?ガン無視?」
トーセンジョーダンの声にゴルシは無視して、カムと話を続ける。
カム「あー…そっちが勝ったらー…この場にいるやつ全員に何か好きなもの買ってやるとか?」
レイ「ちょっと待ったお前そんな金あんの?」
カム「俺?数ポンドぐらいなら持ってるぞ?」
レイ「…ちなみに俺は7ペセタしかねぇぞ…パラムは?」
パラム「9フラン…」
レイ「…」
全員まさかのほぼ金なしでレイは絶句してしまう。
ゴルシ「仕方ねぇな…おれとマックイーンついでにトーセンジョーダンの分だけおごるってのはどうだ?
トーセンジョーダン「おいこら、なんで私がついでなん?おかしくない?」
ゴルシ「仕方ないね!」
トーセンジョーダン「どこが?」
ゴルシ「…よし!さっさと位置について勝負と行こうか!!」タッタッタッ…
トーセンジョーダン「無視すんなし!!」タッタッタッ…
2人はそのままターフに向かう。
カム「…じゃあ、俺は向こうで見てるから二人とも頑張ってな~」フラフラ~
後の事は二人に任せてカムはそのままフラフラと観客席に向かう。
カム「スパムスパム~♪」
スパムの缶を一個拾って。
レイ「あの異常なスパム愛なんなん?」
パラム「薬物でも入ってるのかな?」
レイ「かもしれないな…にしても、久しぶりに剣や銃を使わない正々堂々の勝負ができるんだ…張り切っていこう……名前何と言うんだい?」
彼女の名前を知らないレイは名前を聞く。
パラム「パラム・イェソドと申します」スッ…
名前を名乗ったパラムは丁寧で美しいお辞儀をする。
レイ「私は、レイ・マルクトだこれからもよろしくパラムさん」サッ…
パラムからのお辞儀をもらったレイも丁寧にお辞儀する。
パラム「…レイさんってもしかして、貴族ご出身で?」
先程の言葉や言動と違いレイは、ヨーロッパ伝統的なお辞儀ボウ・アンド・スクレープをパラムに見せたことでレイが貴族だと気付く。
レイ「ええ、Vizconde(子爵)程度の家ですが…パラムさんも?」
パラム「私も、貴族で生まれた身ですが、正直ただの肩書きだけで力が全然無いせいで…周りの貴族と比べて少し白い目で見られている始末ですよ…はぁ…」ポフッ…
辛い過去があり苦労人のパラムはため息をつきながら軍帽を被る。
レイ「まぁ、貴族の力が無いと周りからイヤな目線はどこでもありますよ、私の家も力が無いせいで父からの圧力が凄かったですからね…名誉と力が無いのはほんと辛いですよねぇ~」カチャ…パチンッ…
パラム「ホントそうですよね…でも、それでも、嫌な目線をされながらでも生きなきゃいけないに死ぬなんて…死んだ親に顔向けできませんね…」ザッザッザッ
レイ「一回生き返ったんですから、この世界で何とか生きて何か大きな偉業を出せば、そのご家族はきっとあなたの事誇りに思いますよ…スゥ…ピューー!!!」
ラカール「!!」ダッ!!!
なんとなく気持ちがわかるレイは、パラムに優しい言葉を言ってそのまま指笛で愛馬のラーカルを呼ぶ。
ラーカル「ヒン!」
レイ「よーしよーし!!ちゃんと来たな!やっぱりラーカルは頭が良いな!」ナデナデ…
ラーカル「♪」
レイ「久々にいっぱい走るか?ラーカル?」
ラーカル「フンフン♪」
レイ「フハハ!!そんなに嬉しいか!!よーし!俺達の一心同体を彼女達に見せるか…よっと!」
気分がいいラーカルの鞍にレイが飛び乗り手綱を握る。
レイ「それじゃあ、お先に!ハイヤッ!!」パシッ!!
ラーカル「ヒン!!」パカラッパカラッ!!
たづなを叩かれたラーカルは、そのまま勢い良くゴルシ達の元に向かう。
パラム「…よーし!女だってうまくいくこと見せてやる!!スゥー……ピィーーーーーーーーーーーー!!!!」
気合が入っているパラムは思いっきり大きな指笛でボンを呼ぶ。
ボン「ヒン」トテトテ…
そんな大きく呼ばんでもいいがな…と言わんばかりの顔をしながらボンがパラムの元に来る。
パラム「おぉ…やっぱり先輩の馬って、皆頭が良いなぁ…羨ましい…」
ボン「…」カムッ!!
パラム「うひゃ!?帽子引っ張らないでーーーーー!!」
パラムの言葉に何か気に食わない言葉が入っていたのかパラムの軍帽を掴んで投げようとする。
パラム「気に食わないこと言ったなら謝るから!!放してーー!!」
ボン「…ヒン」パッ
気分が済んだのかそれともパラムの言葉を理解したのか加えていた軍帽を離す。
パラム「うぅ…何で私ボンにいじられてるんだろう…」ひょい
何でボンにいじられているのか良く分からないままパラムはそのままボンの背に乗る。
ボン「…」ジー
パラム「ん?あっ、大丈夫だよ今度は戦うわけじゃないから…いや、ある意味戦うのかな?まぁ、勝負なだけであって別に人を殺すわけじゃないから大丈夫だよボン!」ナデナデ…
ボン「…フン」プイッ
パラム「あれ?そっぽ向いちゃった…まあいいや!みんなのところに行こうボン!ヤァ!!」バシッ!!
ボン「ヒーヒヒヒン!!!」ガバッ!!
たづなを叩かれたボンはナポレオンの絵の様にリアリングして、出走準備しているレイの元に向かって走る…
ゴルシ「へへ~ん…後で待ったをかけても知らねぇからな!!」
カム「おーい、二人とも~俺の飯と少ない駄賃の為に頑張れ~」
レイ「ヘイヘイ…にしても、久しぶりに走るなぁ…」
キング「何で私がスタート役とゴール役なのよ…」
マックイーン「ゴールドシップさん!!スイーツの為に勝ってくださいまし!!」
トーセンジョーダン「ハァ…気分最悪なんですけど?」
ハルウララ「どっちもがんばれ~!!」
パラム「いっくぞー!」
スぺ「ゴールドシップさん!頑張ってくださーい!!」
お昼が過ぎた時間にウマ娘と謎の生物のレースが気になるのか、カムのいる観客席には何でもかんでもトレーニングに生かそうとするトレーナーやウマ娘がいた。
「いったいどんな走りをするのでしょうかね?」
「さぁな?意外に亀みたいに遅いんじゃないか?」
「てか、あの白色の動物に乗ってるおねぇさん可愛くね?」
「それにしても、あの二人の服装カッコイイですよね!どこのブランドでしょうかね?」
「閃いた!!あの服装は今後の勝負服のイメージにつながるかもしれない!」
「あったらええけどなぁ?多分えらい偶然が重なることが前提やけど」
カム「モムモム…(…グランダルメの歴史を持ったフランス騎兵とヨーロッパの太陽の歴史を持った騎兵ねぇ…初めての大舞台でも見栄えと内容は最高だな…後は、この世界のウマ娘に勝てるか負けるかだが…)」プスッ…
スパムを頬張っているカムは、スタート位置にいるパラムとレイがどんな行動に出るのかウマ娘に勝てるか見ていた。
カム「ま、どうせあいつらが勝つことは決まったことだけどな…スパムうっま」プスッ…モグモグ…
傲慢かそれとも何か確信しているのか、この勝負はパラムとレイが勝つとスパムを口の中に詰め込みながらも勝負を確信していたのだった。
キング「ハァ…では、勝負の大まかな内容ですがこのコース一周でいいですか?」
ゴルシに捕まって強制的にスタート役兼ゴール役にされゴールと書かれたプレートを首にかけているキングは4人に勝負の説明をする。
パラム「aucun problème{問題ありません}」
レイ「Oh no hay problema ... en cualquier momento{ああ、問題ない・・・何時でもいいぞ}」
キング「…そ、そうですか…(な、なに言っているかわからない…しかも、なんか雰囲気が変わっていません?)」
2人は集中しているのか思わず自分の慣れた言葉を出てしまう。
ゴルシ「いいねぇ…そう来なくっちゃな!よし行くぞトーセンジョーダン!!海賊王を目指すために!!」
ジョーダン「いや、なりたくないし、てかそれ一人しか取れないんじゃね?」
相変わらずのぶっ飛んだゴルシの発言にツッコミを入れるジョーダンだった。
キング「それじゃあ、始めますわよ!」スッ…
ゴルシの言葉を耳に受け入れず赤色の小さな旗を持っているキングは、大きく腕を上げ旗をまっすぐ上げる。
キング「よーい!!」
パラム「…」
レイ「…」
ゴルシ「二ヒヒ…」
ジョーダン「はぁ…」
カム「もむもむ…あむっ…もむもむ」
スパムを食べるカム以外全員静かにレースの始まりに注目しており観客席は静粛になる。
カム「…Victory is just around the corner{勝利は目前である諸君}」
カムの小さな独り言を言った瞬間
キング「ドン!」バッ!!
キングの小さな赤旗が振り落とされる。
ゴルシ「いよっしゃああああああああ!!!」
ジョーダン「よっ!」
パラム「ハイヤッ!!」バシッ!!
レイ「ハアッ!!」バシッ!!
4人同時にスタートし、出遅れがない見事な走り出しでウマ娘と騎兵の勝負が幕を開ける。
ゴルシ「ヘッヘ~ン今日の気分は晴れなので先頭だーーーい!!!」グググッ…バッ!!!
パラム「させません」バシッ!!
ボン「ヒン」ドガラッ!!ドガラッ!!
ジョーダン「…(正直、スタート時点でかなりやばめな感じがしたからしばらく後ろに付いていくしかないしょっ)」タッタッタッタッ!!
レイ「…」
ラーカル「フンフン♪」パカラッパカラッ!!
最初の出だしは、ゴルシとパラムの先行争い追い抜き追い越される後方にはジョーダンが二人の争いに巻き込まれないように後方から覗くようについていきレイは、最後尾に位置しながらも間隔を維持しながら一つのカーブ第一コーナに入る。
ゴルシ「へっ!いい速さじゃねぇか!あたしも足が燃えてきたぜ!!」ドッ!!!
このカーブでゴルシは先頭を取るために走り方を変え体を地面に沿うように低くしてスピードを上げる。
パラム「速度ごときで先頭を行こうなど甘い考えは通用しません!!進んでボン!!」バシッ!!
ボン「ブルル!!」ドガラッ!!ドガラッ!!
ゴルシのスピードはとても速く普通のウマ娘では追いかけれないがパラムの馬は問題ないと言わんばかりにゴルシの先を進み第二コーナーに入る。
ゴルシ「何だあれ!?くそ速いじゃん!?」
警戒してないとはいえあまりにも速いスピードに驚くが、驚いているのはゴルシだけではない後ろで見ていたジョーダンや観客席にいるトレーナーもパラムの馬から出て来る予想外の速度に驚く。
ジョーダン「マジ!?あれ速過ぎでしょ!?」
「なんだあの速度!?」
「信じられない…第一コーナから第二コーナーを高速で維持して終えるなんて…」
「えらい速いことやな…けど、あの速度を維持するスタミナはあるかねぇ?」
レイ「…」
カム「ほーん、白馬のくせにめちゃくちゃはえーな、もむもむ…ありゃ、俺たちの中で最高速度はパラムで決まりかもな…もむもむ…」
美しい白馬は見た目とは似つかない速度で走る姿に皆が見とれていると…
トーセンジョーダン「…行くしかないっしょ!!!」ガッ…バッ!!
ここで、トーセンジョーダンはあえて残して置いたスタミナを消費して速度を上げる。
トーセンジョーダン「はああああ!!(ここで、あの白いのに離れ続ければもう負け確定じゃん!!なら今のうちに追いかけないと!!)」ダダダダッ!!!
トーセンジョーダンは、急いでパラムから離れないために慌ててスピードを上げて進むが、その慌てている心に一つの不安があった。
トーセンジョーダン「ふぅふぅ…(なんで、後ろにいるあれは速度を上げずに間を保っているの?…少し気持ち悪いけど今は気にしていられないし!!)」
後ろで、速度はできるだけ上げずにただ間隔だけ維持するために速度を上げる以外何もないレイにトーセンジョーダンは気持ち悪さを感じる。
レイ「…まだだラーカル」
ラカール「ヒン!」パカラッパカラッ!!
彼の目は獲物を狙っているオオカミのように弱っている所、弱点、隙間、抜け目を静かに...けど、すぐに動けるように力を入れながらレイは狙いながら第二コーナーを終えて直線に入る。
カム「もむもむ…(最初の直線だ…どんなふうになるのかな?俺がレイだったらここらで速度を上げてるけど…)」
ここで、カムは今の4人の順番を確認する。
カム「…先頭はパラムに後ろから大体3馬身から追いかけているゴールドシップの真横によく分からんツインテの奴の大体一馬身の後ろにレイか…最後尾からどうやってパラムに届くか見ものだな」パクパク…
スパムを食べながらでもカムの目は鋭く観察しており大体の状況を掴めた。
カム「…お、ここでゴールドシップが上がるか」
ゴルシ「オラオラオラオラオラオラオラオラオラ!!!!!!!!」ドッドッドッドッドッ!!!
無限のスタミナを備えているゴルシは一直線で踏み込みを変えてパラムに追い付こうとする。
トーセンジョーダン「くっ…はあああああ!!!」ザッザッザッザッザッ!!!!!
ゴルシに続いてトーセンジョーダンも離れないようにゴルシについていく。
レイ「…」バシッ!
ラーカル「ヒヒ~ン!!」パカラッパカラッパカラッ!!
カムの予想ではこの直線でレイは速度を上げると予想していたが、そんな動きも見せずまだ間隔を保つために速度を上げるだけだった。
そして、4人は第3コーナーに突入する。
ゴルシ「ヘっヘっ…追い付いたぜ!!」
さすが、無限のスタミナを持っているゴルシなのか、あれだけ足を使っているのにも関わらず息を一つも切らしていない。
ジョーダン「はぁ…はぁ…うぅ…キッツイ!!!」
後ろから、息をだいぶ切らしているジョーダンが追ってきて後ろに付き団子状態になる。
ゴルシ「ヘッヘ~ン!!さすがに、ここまで走ってんだ!さすがにスタミナも尽きてんだろ?」
早い速度を第二コーナーで上げれば普通はラストのカーブでスタミナが切れてヘロヘロになるが…
それは、普通のウマ娘の話であるこの場にいる二匹の生物はスタミナや足場の悪い地形を数百キロ行軍する馬である。
そんな軍馬に最初からスパートをかけていてもへばることない動物がゴルシの目の前にいる。
パラム「私の馬はこんな短い距離で息切れなど起きませんよ?」
ゴルシ「え?」
パラム「それでは、さらばですハイヤッ!!!」
ボン「ヒーヒヒンッ!!!」ドガラッ!!ドガラッ!!
ゴルシの疑問に答えたパラムは隠していたもう一段の足をここで出し第四コーナーを入る前にラストスパートを駆ける。
ゴルシ「マジかよ!!ここでもう一個か!!ふへへ…ふへへへへへへへへへへへ!!!!最高にハイってやつだあああああああ!!!」
いくらスタミナがあったとしても足自体の負荷は蓄積され動きたくないとゴルシの足は訴えるがそんなものはどうでもいいと言わんばかりにゴルシは速度を再度上げて行こうとした瞬間…
レイ「そこだ、行くぞラーカル!!!ハイヤッ!!」スパンッ!!!
ラーカル「ヒーン!!」ドガラッ!!ドガラッ!!
来たここでレイが来た、ゴルシの空いた隙間を見つけ隙を見つけたレイは手綱を叩きラーカルの速度を上げる。
ジョーダン「ふえっ!?は、速い…」
ゴルシ「うお!?」
背後からナイフが突かれたかのように二人はレイの唐突なスピードアップに驚いてしまう。
レイ「Adiós!!」
速度を上げたレイは二人に言葉を投げてそのまま離れてパラムのもとに向かう為にラーカルの速度を上げる。
パラム「…!!」バッ!!
先頭でスピードを上げているパラムが背後からの威圧感に気付き後ろを向くと…
レイ「¡Hola! Mujer joven !!{やぁ!!お嬢さん!!}」ニッコリ
そこには、ニッコリとした笑顔を出しながらも目が笑っていないレイがこちらに近づいていた。
パラム「…来ましたわね…言っておきますが同じ仲間だからと言って勝利を譲るようなことはしませんわよ!!」
レイ「ハッハー!!!!面白いことを言うじゃないか!!ハイヤッ!!!」バシッ!!
出馬する前のツッコミ担当のレイはどこに行ったのか、パラムの横にいるレイはもはや兵士の目をしており目の前の勝利をまさに掴もうが如く走っていた。
レイ「さあ、もう一直線!勝利か死か!どちらになるか決めようじゃないか!!」
横に並んだレイは最後の勝負は俺達だけと言わんばかりにパラムに煽らせ闘志を上げようとするが…
パラム「あら?私達二人だけだと決めるのはまだ早いですわよ太陽の使者様?」
レイ「あ?」チラッ…
パラムの目線にレイが後ろを向くと…
ゴルシ「おおおおおおりゃああああああああああああああああ!!!!」タッタッタッタッタッ!!!
ジョーダン「まああああけええええるううううかああああああああああ!!!!」ダダダダダダダ!!!
なんと見事な末脚だろうか、後ろにいた二人のウマ娘は負けないぞ初めての勝負で大敗なんてしたくないと言わんばかりか、二人の心いいや、体全身に闘志を燃え上がらせておりとんでもない剣幕で二人に迫ってきていた。
レイ「…フフ…フハハハハハ!!!最高だ!!この世界は闘志に満ちているじゃないか!!最高だ…最高だぞクロノス!!!この戦いに感謝するぞ!!!!」バシッ!!
ゴルシとジョーダンの姿を見たレイは笑顔で大笑いしながら叫ぶ、自分の求めていた幻想郷が目の前に見つけた彼はまるで狂った人のような目をしていた。
レイ「だが、物事には終わりがある…最後を決めようじゃないか…なぁ、パラム」
パラム「言われなくてもそのつもりでしてよ?それじゃあ、勝利は私がもらいますわ!!ハイヤッ!!!」
もうゴールは目の前、パラムはボンにラストスパートを駆ける。
レイ「やれやれ…勝利は簡単に渡さんぞ?ハァ!!」バシッ!!
簡単に勝利を渡す気はない彼はまたスパートを駆ける。
距離は、約3ハロン(600m)
この距離でパラムとレイは最高速度で勝負する。
パラム「負けはしない!!」
最初の3ハロンはパラムが先頭に進んでいく。
しかし、斜め後ろに狂人となったレイが近づいてくる。
レイ「いいぞ!!いいぞ!!その闘士!!その負けず嫌いな心!!私を楽しませてくれ!!」
狂人が叫びながらもゴールまでの距離は残り500m
レイ「さぁ!!行こうか!!勝利のラインに!!」スパァン!!
ラーカル「ブルルッ!!!」ドガラッ!!ドガラッ!!
勇ましい力を秘めているラーカルにレイはスタートを入れパラムを追い越す。
パラム「クッ…」
残り400m
パラム「うぅ…」
レイに先を追い抜かれたパラムは意気消沈になりそうになるが…
ボン「…フン!!」ダッ!!!
パラム「うあっ!?ぼ、ボン?」
ボン「ブルル…」チラッ…
チラッと覗くボンの顔は、勝手に諦めんな噛むぞこの野郎と言わんばかりの目をパラムに向ける。
パラム「…フフ、そうだね、噛まれるの嫌だから諦められないね!じゃあ、行こう!!ボン!!」
ボン「フン…」グッ…ドガラッ!!ドガラッ!!
ここだけは、ボンの言っていることが分かったパラムはそのままボンに勢いを駆ける。
残り200m
レイ「…さて、意地の見せ所だな」チラッ…
レイは気づいていたのか後ろからパラムの馬が近づいてくる。
パラム「太陽の使者よ!!あなたに敗北と言う死を届けに来ました!!」
流石フランス人か戻ってきた最初の言葉が死を届けると言う。
レイ「!?…フフ…Interesante !! Pruébalo, chico rana !!{面白い!!やってみろカエル野郎!!}」
まるでお返しと言わんばかりかパラムの言葉にレイも暴言で答える。
その暴言の返事にパラムはこう答える。
パラム「Je vais le faire, alors meurs !! Le gars de la paella !!{やってやるから死ね!!パエリア野郎!!}」
そんな返事にゴールまでの距離は100m
パラム「Allez Bon, faites gloire à la France !!{行けボン!!フランスに栄光を示せ!!}」
レイ「¡La victoria está en manos de España!{勝利は我らスペインの手に!!}」
この残りの距離での主役はレイとパラムだけかと周りは思うだろう…しかし、勝負と言う者は必ず二人だけではない全員が主役だ、そう後ろに追って来る個性派の黄金と負けず嫌いのギャルも主役なのだ。
ゴルシ「追いついたぜ!!」
レイとパラムの間にゴルシがヌルッと入り込む。
ゴルシ「最高だぜ!!今までの中で一番フラストレーションが上がってくるぜ!!ハッ!!ハッ!!」
痛みがゴルシの体を襲うのか息が切れていく。
ジョーダン「ハァ…ハァ…マジでこんな場所で大負けしてギャルのメンツ潰されてたまるかあああああ!!!」
パラムの斜め後ろに完全に疲労状態のジョーダンが気合と根性でパラム達の隣に並ぶ。
ほんの一瞬の油断も許されない100mに観客やウマ娘が注目する…
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!
4人の本気の体の中から出てくる叫び声が周りに響きながら…
ゴール線を全員踏む。
カム「…モムモム…ゴクン…ふぅ…面白い勝負だったな」ポイッ!! カランカラン…
スパムを食べ終えたカムは、缶をポイ捨てしてそのまま歩いて4人に近づく。
「さ、3ハロン32秒台…だと?」
ストップウォッチを持っていたトレーナーが驚きの余り震えていた。
「嘘だろ⁉32秒台って…ごく稀にしかいない存在だぞ⁉」
「えらいことになりましたなぁ…」
客席にいるトレーナー陣は勝負の歓声より驚きが強かった。
スぺ「す、すごい…あのゴールドシップさんが負けるなんて…」
オグリ「あの白いのとっても速いな」
ハルウララ「かっこよかった!!」
ウマ娘側も歓声と驚きが混じっていた。
そんなカムはゴールドシップの目の前で止まる。
カム「おう、ヘンテコ野郎…いや、ゴールドシップだったな」
ゴルシ「ぜぇ…ぜぇ…どうだ?面白…かったか?」ニコッ
痛みで息を切らして倒れているのに満面の笑みをカムに向ける。
カム「ああ、意外に面白かったぜだが、残念ながら勝負は俺達の勝ちだ飯は貰って行くぞ」
ゴルシ「し、しょうが…ねぇ…なぁ…ふぅ…」
カム「…ああ、そうだこれやるよ」スッ…
ゴルシ「お?…これ…」
カムから水筒と11ポンドを貰う。
カム「それで、お前とあのツインテの体を労わってくれ」
ゴルシ「へっ…お前実はいいやつか?」
カム「さぁな?たまたま懐に現金があったから渡しただけだよ」
ゴルシ「…恩は返すぜ…大体100年後ぐらい」
カム「すまんが、俺はただの人だから後50年しか生きれねぇから恩はいらねぇぞ…じゃあな」
ゴルシから離れパラムとレイの元に歩く。
カム「お疲れ、レースの感想は?」
レイ「う~ん…まぁ、一着になりたかったがギリギリタイミングがズレた事が悔しいぐらいかな?」
カム「そりゃそうだ、あんなギリギリじゃあ負けるのは当たり前だぜ?」
レイ「そうだね、またの機会があったら勝ってみたいかな」
カム「大丈夫だ、ここは戦場じゃねぇすぐに次が来るさ…そっちはどうだ?」
パラム「私ですか?」
馬から降りているパラムに声をかける。
パラム「…う~ん…一着になれてうれしいことぐらいですかね?」
カム「なんだ、随分あっけない言葉だしてるじゃないか」
パラム「…初めての小さな栄光に実感が湧かないんですよ」
カム「そうか…ま、それならそれでいいか喜ぶのも考えるのもお前の自由だしな」
レイ「そうですね…それより、お迎えが来ましたよ」
カム「あ?」
レイの目線の先をカムも続いてみると…
エグ「迎えに来たぜー」
サラ「応接間で理事長がお呼びです」
エグとサラが、3人を迎えに来たのだがカムはあることを聞く。
カム「…なぁ、そこの二人」
エグ「おん?」
サラ「何でしょう?」
カム「…何でたんこぶが出来てんの?」
明らかに二人の頭に膨らんだたんこぶが出来ていた。
エグ「…お前のせいで殴られたんだよちきしょーめ」
カム「ご愁傷さまだこと」
エグ「殺すぞこの野郎」
サラ「ちなみに、島津さんとサンさんとイヴァンさんハンスさんは関係ないとして免除されました」
カム「いや、ヤンキーに関しては関係あるだろ?」
サラ「類いまれな会話術で見事に私達がやられましたね」
カム「あいつやべぇな」
エグ「まぁ、元凶のお前も大概だけどな…それより早く戻るぞ」
カム「ヘイヘイヒュ~♪ヒュ~♪」
集まった5人はそのまま元の場所に戻るのだった…
予告
追加したいキャラ(絶対出るとは言ってない)
カレンチャン
ゴールドシップ
トーセンジョーダン
スペシャルウィーク
オグリキャップ
メジロマックイーン
サイレンススズカ
キングヘイロー
マーベラスサンデー
マチカネフクキタル
ダブルジェ…ツインターボ!!!
マチカネタンホイザ
イクノディクタス
ダイタクヘリオス
メジロパーマー
メジロドーベル
メジロアルダン
メジロライアン
メジロブライド
シリウスシンボリ
キタサンブラック
サトノダイヤモンド
ハルウララ
スーパークリーク
タマモクロス
ヒシアケボノ
エアシャカール
ライスシャワー
マヤノトップガン
タイキシャトル
グラスワンダー
エルコンドルパサー
フジキセキ
マルゼンスキー
ミホノブルボン
スイープトウショウ
ニシノフラワー
ハッピーミーク
ビターグラッセ
リトルココン
桐生院葵
以上数十名です。
え?何でこんなに書くかって?
失踪対策だよ♡(自分の首を絞めていくスタイル)
まぁ、とりあえずこの小説では可能性は低いですが出てくるかもしてないキャラです。
つまり、この中に出てこなかった子は出ないですねはい。
もし、出してほしい方がいましたらコメントでお待ちしてます。
はい。
1万6千文字を書き終えて頭オーバーヒートしている素人小説書きです。
深夜テンションで書いたせいでなんか中二病感増してる…増してない?
そんな感じの4話でした。
次回は、全員トレーナーもしくは職員になるか…
楽しみにして下さいね。
後、このタイトル違和感ないよって言ってくれた方ありがとうございます!
豆腐メンタルな私の精神が癒されます…
感謝ッ!!!圧倒的感謝ッ!!!
それでは、また次回お会いしましょう!
さいなら~
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フィンランド カール ケブラー
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ハンガリー サラ ケセド
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ポーランド モシチ ホド
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アメリカ サン ネツァク
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フランス パラム イェソド
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スペイン レイ マルクト