問題児たちが特異点を修復するそうですよ 作:U.N.とーすた
「さて、おんしらに集まってもらったのは他でもない。外の世界で少々否、かなりの異常が起きての、その対処をおんしらに頼みたいのじゃ」
和装ロリ改めて和装美人姿の白夜叉は懐かしの"サウザンドアイズ"の個室にて問題児たち3人にとある依頼をしていた。
「太陽の主権戦争が中断されている今、外の世界の依頼ってことはそのトラブル絡みかしら?」
「否じゃ、太陽の主権戦争とは無関係なトラブルじゃが...まあ解決した暁には太陽の主権戦争で有利に働くこともあるじゃろうがの」
白夜叉の依頼に対し最初に口を開いたのは赤を基調としたベストにロングスカート、艷やかな黒いロングヘアの少女。久遠 飛鳥。
【ディーン】【メルン】【アルマティアの城塞】等の複数のギフトに火花を起こすギフトを鉄を蒸発させるほどまで強化する【威光】のギフトを合わせ用いる戦法で陣地戦、前哨戦を得意とする。
「いいじゃねぇか! 面白そうだ」
「ダメだよ、十六夜。昔みたいに話を聞かず簡単に決めたりしたら」
ヤハハと笑いながら軽く承諾したのはガッチリとした身体にネコミミヘッドホン、ツンツン下金髪の青年。逆廻 十六夜。【正体不明】【疑似創星図】【星辰粒子体】【獅子座の太陽主権】という一級品のギフトによる星をも砕く瞬間火力による大将戦と明晰な頭脳と豊富な知識を用いたゲームメイクを得意とする。
そんな話を聞く前に了承しそうな自称快楽主義者に釘を差したのは三人の所属していたコミュニティノーネームの現リーダーにして東のフロアマスターの少女。春日部 耀。【生命の目録】というあらゆる異能と策略に対抗するために造られた、対魔王・全局面的戦闘兵装の使い手。斥候から衛生兵、大将戦とそのギフトを十全に使い万能に立ち回る。
「それで白夜叉もっと詳しく教えて?」
「うむ、おんしらは歴史の特異点というものを知っておるか?」
「「?」」
「特異点ってのは聞いたことあるけど歴史の特異点なんて聞いたことないな」
「歴史の特異点というのは時折発生する存在しない過去のことじゃ。
本来なら歴史の修正力によって直に修正されるため放置していてもかまわないのじゃが」
白夜叉は一呼吸おき、怒りを込め睨みつけるながらこう続けた。
「−−今回は違う、通常の特異点とは比べ物にならない強度を持つ特異点が8つ発生したのじゃ。しかも8つすべてが人類のパラダイムシフトを狂わせおる」
「つまり冗談抜きで世界の危機って訳だ、オレとしては嬉々として受けたいんだが春日部、お嬢様どうだ?」
「私も受ける。久しぶりに三人で遊びたいし」
「私も受けるわ。世界が終わってしまったら困るもの」
「うむ、ではこれが1つ目の外の世界への招待状。場所は2004年の日本、冬木市じゃ」
問答から見える各々の成長に喜びを感じながら白夜叉は手紙を三人に渡す。
「ほう、女王様も関わってるのか。外の世界に関わる話だしおかしなことではないか」
クイーン・ハロウィン旗印の蝋封を見て十六夜は心を踊らせる。太陽の主権戦争の主催者と女王様が手を組んでのイベントが楽しくない訳がないのだから