フェイト・ねむねむオーダー   作:ねむこ

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<注意事項>
 ・捏造、似非言葉、何もかもが存在(標準語以外は神奈川弁と呉弁しか履修してないんだゆるして)
 ・作者はFGOしかやったことないです(しかもまだ1部5章)
 ・アニメ?あった気がしますわよ!(ホント申し訳ない)
 ・本編登場前に召喚(何年か前にエレちゃん欲しさに始めた、初っ端から宝具2)
 ・ねむねむマスターは藤丸立香ではないし、人理修復に勤しまない(イベントばっかりやってたからね)
 ・所持サーヴァントはエレシュキガル(その他は藤丸名義)
 ・人理修復に勤しむ藤丸立香の性別は不定(決めるの面倒なの)




ねむねむマスターとエレシュキガル

 カルデア内、中心部からはちょっと離れた、辺境ともいえる奥の部分。誰もいない廊下を進み、職員では直属の上司にして主治医のドクター・ロマニ、サーヴァントでは私にしか付与されていないキーで扉の鍵を開けて中へ入る。

 

 部屋の明かりをつけ、真っ先にベッドに横たわる女の子に声をかける。

 

「おはよう、マスター」

 

 私のマスターは、生きた人間で、よく眠る人。色素の濃い髪は散らばらないようにゆるく三つ編みにされているが、寝返りを打ったのか少々荒れている。

 

「今日は顔色が良いのだわ。ふふ、もしかしたら、いい夢でも見てるのかしら」

 

 髪を梳いて三つ編みを結い直し、彼女の瞳の色と同じリボンで留める。ベッドの傍に椅子を置いて座り、手を握った。

 

「今朝、藤丸がまた一つ時代を修復して戻って来たの。『仮眠後にすぐ会いに行くから!』って言っていたわ。きっとマシュも一緒ね」

「そうそう、カルデアキッチンの日替わりランチ、あなたの好物が出るの。牡蠣の…天ぷら。そう、天ぷらよ!カキフライより美味しいのよね?楽しみなのだわ!」

 

 他にも、とたわいもない話を続けるが、返事はない。それでも、手のぬくもりは健在で、穏やかな魔力が身体を循環している。

 

 …彼女が眠り始めた時よりも魔力量は増えているから、目覚める日は近いかもしれない。間違っても魂が身体から抜け出ちゃったのだわ!なんてことは無いだろう。そうなれば冥界で面倒を見るとはいえ、流石にまだカルデアとお別れをしたいとは思わない。それはきっと、彼女も同じ。

 

「よしっ」

 

 日課を済ませたら、軽く室内を清掃。彼女の部屋は書物とゲーム機ばかりが置いてある。本棚は仕事柄医学関連の書物が多いが、それ以外の小説や漫画の方が多い。ゲームは…ストラテジー?やシミュレーション?が好きだと言っていたっけ。眠る前、最後にやっていたゲームではやたら険しい山道でトラック?をのんびりと運転していた。

 

――――部屋の中を見た藤丸が、『やたらコアな趣味をなさっている』と言っていたのだわ…

 

 私はよく分からなかった。ただ、このカルデアにおいて木の天板を使った昇降テーブルであったり、座椅子を使っている人は珍しい。特に座椅子は藤丸の故郷発祥なのか、それに座ってにこにこと笑っていたのが印象に残っている。

 

 多分、他人と趣味が合わないタイプなのだと思う。オフは一人で過ごすのが好きらしいし…ちょっと親近感を覚えるのだわ。

 

 花瓶の水を替える。これだけは私がサーヴァントとして召喚されてから、私の意向で始めたもの。私の好きな花で、マスターの姓でもあるブーゲンビリアは今日も美しい。

 

「………」

 

 ふと気づけば、部屋の外に小さなサーヴァントの気配がする。この部屋に来たときは早朝だったが、もう皆が活動する時間だ。

 

 きっとうずうずしながらもお行儀よく待っていたのだろう。そろそろ中に入れてやらねば。

 

 彼女の傍へ行き、手を伸ばす。

 

「マスター、今日も良き1日を」

 

 頭を撫でれば、彼女が微笑んだように見えた。

 

 




 誰得か分からない文章にお付き合いいただきありがとうございます。

 現時点でもう一話考えているのであともう一回は更新があります。

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