フェイト・ねむねむオーダー   作:ねむこ

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 レオニダス王好きなんですよ…

 みんな好きだよね?聖杯貢ぐよね?そうだよね?

 私がFGOを始めてからずっと公式供給を待っている内容は「レオニダス一世による嫁(ゴルゴーさん)のろけ話」ですよろしくお願いします!!!!




ねむねむコンビとレオニダス一世

 筋肉と計算を好むスパルタ王――――レオニダス一世。報告したい内容を頭に浮かべ、預かり物の紙の束を手に、カルデア施設でも奥地の通路を進む。目的地の扉が開いていて、光が通路に差し込んでいるのを確認した彼は、部屋の中にお伺いを立てる。

 

「ブーゲンビリア嬢、エレシュキガル殿」

「あら、レオニダス。いらっしゃい。マスターなら今日も眠ってるわ」

 

 部屋の主をマスターに得ているサーヴァント、エレシュキガルの返事をもって入室。彼女の手にはスパイが暗躍するミステリー小説なるものがあり、自分と趣味が全く違うことを再認識する。まあ、この趣味はおそらくエレシュキガルではなく、その主のものだろうが。

 

「そうですか。彼女ご所望のエノキ茸野生種が育ったのでお見せしようと思ったのですが、日を改めます」

 

 一応ゲオルギウス殿によって写真とやらに収められてはいますが。そう言って差し出した預かり物の紙の束もとい写真を、エレシュキガルが受け取る。

 

(木にニョキニョキとたくましく生える茶色い笠が連なる図は…冥界に縁がないわね。不思議なものを見せられているのだわ…)

 

 エレシュキガルの思考を知ることなく、他にも預かっているものが、と写真を差し出す。その他にも伝達事項を色々と伝えてからいざ退出、と思った時、エレシュキガルによって呼び止められる。

 

「ねえ、聞いてもいいかしら」

「何でしょうか?」

 

 レオニダスの目前で、エレシュキガルが言葉を発しようとしては緊張故か口元をもぐもぐとさせる。『黙って待つ!エレちゃんはシャイ!』とブーゲンビリア嬢に言われたので、その通りに待っていると、次第に彼女が話し始める。

 

「あなたの国スパルタでは、質実剛健、忍耐が求められたのよね?」

「ええ。『強き者には栄光を。弱き者には恥辱と死を』とは、スパルタの基本理念です」

「その理念だと、この子はずいぶんと弱い子なのではない?どうして、あなたはマスターでもないこの子を可愛がっているのかしら、って不思議に思ったのよ」

 

 別にあなたのことが嫌いとか悪意があって聞いているわけではないのだわ、と続けたエレシュキガルに対し、レオニダスは承知している、と頷く。

 

 レオニダスは眠る彼女を見る。ベッドの傍に、読みかけの医学書がペンと付箋を載せた状態で放置されているのは、彼女が最後に行った動作の証明だ。

 

「…確かに、私の生きた時代ではそうでしょう。ですが、この時代ではそうではない。それに、彼女が『守るための戦い』でこうなったことは私も聞いています」

 

 死ぬことを良しとせず、殺すことも良しとしない時代に生まれた女性の一人。

 

 しかも、他人を救うべく努力する仕事をする人の一人。

 

「彼女は命を奪うことこそしていないが、それらを天秤にかけた。良しとしないことを行うことが怖くなかったはずは無い。それでも、このカルデアを『守る』ためだけに自分の力の全てを懸けて、代償を得た」

 

 『守る』ことをきっかけに、長い眠りを挟まねば生きることができなくなってしまった彼女。そこには、『守護の英雄』として呼ばれた私の在り方と矜持に近いものを感じる。

 

 私は『マスター』を、彼女は『カルデア』を。

 

「彼女もまた戦士。それも、信頼し、尊ぶべき戦士です」

 

 レオニダスは笑う。真剣な表情で話を聞いていたエレシュキガルもつられて微笑む。

 

「あと、彼女は逸材なのです。レオニダス・ブートキャンプ for カルデア職員において彼女は優秀な成績を修めますからな!」

「ちょっと!私のマスターを脳筋にしないで欲しいのだわ!!!」

 

 笑顔から一転、ぷんぷん怒り始めたエレシュキガル。それでも口の端に笑みを刷いていることが分かる。

 

――――冥界を『守る』貴女が懐いていることからも、やはり彼女は良い人間なのでしょうから。

 

 柔らかく笑う彼女の笑顔を思い出しながら、また彼女と言葉を交わす日を思った。

 

 

 








 まあ、一番好きなのはエレシュキガルなんですけれどね!


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