閻魔庁の医務室うさぎ   作:ゲガント

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最新話までのネタバレを含んでいるので、もしまだ読んでない人がいらっしゃれば、先に本編を読むことをオススメします。
今回はメイン二人です。











それでもよい方はどうぞ。


登場人物説明

月見(つきみ)

 

 

本作の主人公。閻魔庁を中心とした獄卒の医療関係の総括をしており、普段は閻魔庁の医務室長としての仕事をしている兎の神獣。鬼灯が補佐官になった頃にスカウトされたかなりの古株。

 

 

○ 容姿

 

 

【挿絵表示】

 

 

身長150cm程で少々華奢な体型をしている。要はショタ。

顔立ちも幼めかつ頭にうさみみが生えているためどこかファンシーな雰囲気があるが、うさみみの先端が青く燃えていたり顔半分が包帯で覆われたりしてるせいで非現実的なオーラに拍車がかかっている。

肌の見える部分は半分以上包帯などで隠されており、その下には火傷の痕が残っている。痛々しい見た目ではあるが痛みなどは無いらしく、ぴんぴんしてる。

少し長めの白髪で毛先だけが必ず少し黒くなっている。

基本的に無表情。

服装は、白い着物に革のベルト、下は黒いズボンにブーツといった感じ。腰にはいつも少し大きめのワニ革のポーチを提げている。

外出時には杵を持ち歩いている。

 

 

○ 出生

 

日本や中国で広く知られている伝承『月の兎』に出てくる兎本人。元ネタは釈迦の前世を書いたとされる本生譚(ほんしょうたん)の一つだが、本人曰く関係ないらしい。

今の妻である美穂と兄貴分である孫悟空と共に楽しく暮らしていたが、瀕死の老人を救うために自らを食料として捧げた。その後、助けられた帝釈天(インドラ)によって月に描かれた際、月天(ソーマ)の元に送られ神獣となった。

うさみみの先の炎や火傷、黒くなっていく髪の毛先は焚き火で自分を焼いた時の名残。治す気はない。

『月に描かれた』という事実により、月の光の権能を使えたりする。

日本に伝わる「餅つき」や中国の「仙薬作り」の伝承が有名になった事でそれらの権能も月見自身に備わることになった。

月に送られた後は中国地獄で少し雑用をしていたが桃源郷にて白澤と出会い、そのまま薬学を学ぶために弟子入りした。免許皆伝をもらった後、白澤を酔わせて桃源郷から落とした直後の鬼灯と知り合いそのままスカウトされた。

 

 

○ 性格

 

基本的に誰にでも丁寧で、底抜けたお人好し。伝承のように躊躇い無く自分を犠牲にするぐらいには自分に無頓着。かつ、それが及ぼす影響にほとんど気付かなかったり、自分の容姿が少し違う程度であると思っているほどに鈍感。仕事などもよく自分一人で終わらせようとして部下に止められる事もしばしば。

ただ、鬼灯と共に仕事した影響なのか、罪人や敵と認識した相手には容赦が無くなる。ついでに趣味である薬の研究に没頭する辺りも似ていたりする。

身内には甘く、特に古くからの幼なじみである妻の美穂や兄貴分の孫悟空にはタメ口になり、よく甘えたりしている。

感情は豊かだが、表情が動かないせいで周りに伝わりにくい…………と思っているのは本人だけで、本人が気付かないうちに耳が感情を表していたりするため、感情が周囲に駄々漏れになっている。

餅が大好物で、餅関係の料理を極めたり、自分で餅つきをする位には沼にはまっている。

それとは対照的に機械類が苦手で薬学関係の物以外の精密機械はかなり操作に時間がかかる。携帯電話もギリギリ電話が出来る位でメールすらよくわかっていない。

 

 

○ 能力

 

月炎(げつえん)

 

月見のうさみみの先端で常に燃えている炎。

対象に触れるたり、炎を飛ばす事で移すことが出来る。射程は最高で10m程。基本的には対象にしたものにしか燃え移らない。

 

月見が帝釈天を救うために飛び込んだ焚き火の伝承がそのまま能力になっており、そのため燃料となるのが通常のような可燃物ではなく、老廃物や病原菌、ストレス等と言った月見が健康に害ありと判断したものに限られてる。温度の調整も可能で、風呂レベルから電子レンジレベルまで自由に変えられる。

 

ただし、帝釈天が授けた本来の能力はかなり凶悪であり、それが「月見が害がある(・・・・)と思った物を燃やす」と言った物である。この能力、解釈次第では何でも燃やせるようになるため、やろうと思えば生物非生物関係なく全部消し飛ばせる。勿論魔術や呪いも問答無用で燃やせるため、魔術師にとっての天敵と言える。

 

月見もその事は承知しているが、特に使う気もないので人を癒すのに特化させて使っていたりする。

 

 

・月明かり

 

月見の姿が月に描かれ、月そのものと接続した結果手に入れた能力。他の月の模様組も持っていたりする。

月の光の伝承を表現したような感じであり、月見の場合は「狂わせる」事に特化しており、普段は月見が自身の中にで押し留めている。

使い方としては、相手や自分を狂わせて理性やリミッターを外して能力の向上を図る「狂化」、対象に狂気を含ませた月炎を纏わせる事で月見が見せたい物を直接脳に見せる「狂幻」、指定した箇所のみ感覚を狂わせて麻痺させたりする「狂気神経」など。

精神から身体まで色んな物に作用するためかなり汎用性が高かったりする。

ただ、月見本人はあまり使いたがらない能力でもある。理由としては、「制御しづらい」「人を傷つける事が多い」等だが、一番の理由は「使うと自分も狂って疲れるから」だったりする。

 

 

・身体のスペック

 

元々の身体が兎であるため足が速く、その上神獣になった際にスペックが爆上がりしたため、本気で走れば衝撃波が起きたりするスピードタイプ。それに加え沖田総司から縮地の手解きを受けてたり、チュンや鬼灯との手合わせもしているため、並の鬼程度なら蹴り一発で沈められる。腕力も杵を日常的に扱っている影響で見た目よりもあったりする。

五感は普通の兎と似ている。嗅覚と聴覚が鋭いが、視覚に関してはかなりの近眼かつ通常時は隻眼であるためあまり頼りにならない。整理作業の時は特殊な形をした眼鏡をかけている。

 

・武器について

 

主に使っているのは杵で、似たような物なら何でも使える。一応医療用メスを投げて遠距離攻撃も出来るが、走って殴った方が速いためあまり使う機会はない。

 

・ワニ革のポーチ

 

月の模様組の一角であるワニからもらった物を月神達が魔改造して出来たポーチ。見た目こそ普通のポーチだが、ポーチの口から先は時間が止まった異空間になっておりポーチに入れられる物ならいくらでも、何でも入る。この中には眼鏡や財布といった必需品は勿論のこと、携帯武器の警棒や医療用メス、救急セットなどが大量に入っている。中でも一番多いのが、おやつ用の餅菓子だったりする。

 

・狂乱化

 

数百年に一日ぐらいの頻度で起こる月の異常か、激怒した時のみになる状態。常に月明かりの狂気で狂っており、性格が通常時と全く異なる。能力の使用に躊躇いがなくなり重度の戦闘狂(バトルジャンキー)と化す。普段の無表情とは打って変わってニコニコとした笑いがデフォルトになり、どんな感情であろうと笑顔が伴った表情になる。能力の制御が緩くなり周囲にも狂気の影響が出る事もあるが、本人が気にし始めるのは狂乱化が解けてからである。

あと、表情を動かしまくるせいで必ず使用後に顔が筋肉痛になる。

 

 

 

美穂(みほ)

 

本作品のヒロイン。閻魔庁医務室副長として月見の補佐をしつつ、女性獄卒を相手に美容関係の仕事をしている神狐。鬼灯からスカウトされた月見と共に日本地獄で働き始めた。

 

○ 容姿

 

 

【挿絵表示】

 

 

身長165cm程でモデル体型。

顔立ちは綺麗7:可愛い3ぐらい。APP17ほどのかなりの美人。

金髪の中から覗く狐の耳や腰の辺りから生えるモフモフの尻尾が特徴的。

基本はニコニコと微笑んでいるが、時々目が笑っていない。

髪は後ろでリボンで纏められているが、気分によって髪飾りがかわったりする。

服装は派手な装飾のない着物で、赤か白を基調とした物を着て、月見と同じブランドのブーツを履いている。

所々に月に関係するアクセサリーを着けている。

 

 

○ 出生

 

『月の兎』に出てくる兎の友達の狐本人。この頃から月見に対して恋心を抱いており、月見が月に昇った際には数年間発狂したり無気力状態になったりしていた。

憐れに思った神の使いから月見が神獣化してあの世で仕事をしている事を聞いたことで復活。月見を神から奪い返すために自力で神狐にまで登り詰める。

一度現世の中国に長期視察で訪れていた頃に幼い妲己を月見と共に育てていたりする。

最終的にはインドや中国の神々と渡り合えるぐらいには強くなった。暫く暴れた後、ソーマから月見をインドラから逃がした事を聞いたためそのまま桃源郷に直行。鬼灯にスカウトされた直後の月見に突っ込んでそのまま夫婦になった。

 

 

○ 性格

 

誰にでも優しい………というのがイメージであるが、正しくは「月見に害がない人物には基本優しい」である。数百年溜め続けた月見への愛が抑えきれなくなった結果、物事の優先順位のダントツ一位が月見になった。妹分である妲己や古くからの友人である孫悟空などの例外はあれど、結婚した当時は生物を月見かそれ以外で区別するぐらいには病んでいた。なお、現在はいくらかマシになってはいるが、月見と数日間離れると発狂し始めるぐらいに手遅れ。あと最低でも週一で月見を食べている上、感情が高ぶりすぎると数日間ぶっ続けでヤッたりする。

ただ精神が安定してる時はまともで医務室勤めの職員や多くの女性獄卒からの信頼は厚い。

化粧品等の制作が趣味で、よく女性獄卒などにテストを頼んでおり、普通のものより質がいいと評判になった結果最終的に商品化した。

ただ虫が大嫌いで少しでも見た目が気持ち悪い虫がいると即座に固まり、蠢き出した瞬間月見に抱きついて離れなくなるか、暴走して虫を消し飛ばすかしないと止まらなくなる。昔起床した際に目の前に蠢く虫が大量にいたのがトラウマらしい。

 

 

○ 能力

 

・操作術式

 

美穂が神狐になる過程で作った、「非生物を自由に操る」術。印を組んで術式を呟くだけで対象の形を変化させて操作できる。規模も自由度が高く、小鳥程度から100m以上の巨大な物を作り出せる。普段は袖に仕込んだ紙束を使ったり地面等を変化させる。

「○律●式 ~~」

○→「自」や「独」を入れてどうやって動かすかを示す。

●→動かす物質を指定する。

~~→対象をどのような形にするか決める。

というような仕組み。

例)「自律紙式 隼」

 →紙で出来た隼を自分で操作する。

 「独律水式 悲苦吼処」

 →水で出来た首長竜たちが定められた動きをする。

  悲苦吼処の再現を行える。

 

・結界術式

 

名前の通り結界を張る術。単純な物に見えるが、美穂の場合付属効果が多種多様な上、精度が高すぎて破れる人物も限られるぐらい硬い。例えば炎がある場所に空気遮断結界を張るだけで結界内の生物を閉じ込めたまま死滅させる、といった事も可能になる。破れるのも鬼灯様などの規格外レベルである。

 

・狐火

 

美穂が操る赤い炎。月見の月炎とは違い、こちらは普通の炎と同等かそれ以上の威力で対象を焼く。普通の妖狐でも十分な威力が出せるが、妖狐の祖と言っても差し支えない美穂が使った場合は辺り一面を火の海にできる。

 

・身体のスペック

 

一見腕っぷしは強く無さそうだが、実際は鬼に負けないレベルには力があり数十キロの荷物も片手で軽く持ち上げられる。スピードは月見ほどではないが、術式を使えばどうとでもなるのであまり関係はない。それどころか身体強化も使えるので、油断すれば神も素手で瞬殺される。

 

・本能解放

 

神狐本来の姿を解放する。腰から生える尻尾が10本に増え、美穂から放たれる威圧感がとんでもなく強くなる。通常時に無意識に掛けられていたリミッターが外れるため、術式の規模や精度が最早規格外になる。強さや規模が異常なインドの神(本気)と真っ正面から渡り合うレベル。

ただ、名前の通り本能のまま動くため、最終的には性欲が勝って月見が食われる事になる。

 

 




おまけ 初対面

\うわー何か落ちてきたぞー!?/


「……まぁ…いいか…話もだいぶ聞けたし…そろそろ帰ろう。」
「どうかされましたか?」
「何でもありませんよ…………どちら様ですか?」
「申し遅れました、僕は月の神獣をしている月見と申します。」ペコリ
「これはご丁寧にどうも。私は鬼灯と申します。……所でその荷物は?」
「あぁ、これは僕の旅の荷物ですよ。白澤様から薬学の免許皆伝をいただきまして、これから様々な場所で見聞を深めようかと。」
「ふむ……でしたら一度黄泉にいらしてはいかがですか?今現在、地獄の整備を進めておりましてもしかしたら医療関係の仕事があるかもしれませんよ。」
「黄泉…ですか?確かあの…そうですね面白そうです。」
「それは良かった、私はそこで働いているのでまた会えたら会いましょう。………あぁ、そうだ一つ気になる事が。」
「何ですか?」
「何故そんな重傷なんですか?」









おまけその2 再会して5分で夫婦

「見つけたッ!」
「ふぇ?」
「やっと………やっと会えた…月見ぃ月見ぃ。」ガシッ
「ウグッ!?」
「離さない、もう離さないから………。」
「………………美穂?」
「そうだよ!貴方の美穂だよ!」
「うん、うん………久しぶりだね。」ギュッ
「!………あぁ、月見がちゃんとここにいるのが分かる……。」






「落ち着いた?」
「……………………。」ギュー
「何かして欲しい事はない?」
「………………って。」
「なにかな?」
「夫婦になって。」
「………………ふぇ?」
「今までずーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッと我慢してたんだよ?もう今もギリギリナンダカラ……ネッ!」ガバッ
「ひゃっ!?…………美穂?」
「ツキミツキミツキミツキミスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキスキツキミツキミツキミ………。」
「………まぁ、うん僕は別に結婚しても構わないし…何だったら嬉しいよ。」
「!……フーッフーッ」
「だから、何というかその………












初めてだから優しくしてね?」
「ムリ♥️」
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