とてもかんたんなあらすじ
「ほぼほぼ料理番組」
「いや~!日本なんて初めて来たわ~!」
「そうだな!ここの花街っつう場所にはきれいなお姉さんが沢山いるらしいからな!いやぁ~たn「ダ~リ~~ン?」いやちょっ、嘘なんで首絞めないdいでででででで!?」
日本地獄空港の入り口でドレスを着た白く輝く長髪の美女が、筋肉隆々の大男の首を絞めている。少し後ろにはフードで覆われた頭を抱える黒コートの男がいる。
「はぁ…….だから連れて来たくなかったんだ………。」
「お~い!早くしないと置いてっちゃうわよ~。」
「…………はぁ、分かってるよ
アルテミス叔母さん。」
「ちょっと!叔母さんって呼ばないでっていつもいってるでしょ!?」
(コイツホント怖いもの知らずだよなぁ。)
「あれ?あそこにいるの月見さんじゃ?」
「あっホントだ!おーい月見さーん!」
「おい待てシロ。」
ルリオの静止を聞かずにシロが月見に走って近づく。それを追いかけるように柿助とルリオもついてきた。
「ねぇねぇ月見さんなにしてるの?」
「おやシロくん。元気そうで何よりです。」
「おいシロいきなり走るなよ~。」
「うちのバカがすいません月見さん。」
「いえ、大丈夫ですよ。」
シロの頭を一撫でして月見が話を続ける。
「これから僕のお客様がいらっしゃるんです。」
「お客様?」
「この前鬼灯様が話してたやつですか?」
「海外の神様と言っていたのならそれですね。」
「へぇ~神様……神様!?」
いきなり出てきた「神様」というワードに驚く三匹だったが、いち早く復活したシロが尻尾を振りながら月見に尋ねる。
「ねぇ!俺も行っていい!?」
「おいシロっ!」
「さすがにダメだろ~。」
「邪魔さえしなければ向こうも許してくれると思いますよ。」
まさかの許可にシロは喜び、他二匹は言葉から感じる不穏さに嫌な汗をかく。
「ちなみに……邪魔になることをしたら?」
「治療や医療関係でやったらおそらくメスでぶっ刺されますよ。」
「怖っ!?」
月見からの返答に思わず叫ぶ柿助。
「大丈夫だよ!俺そんなことせずちゃんと待てるから!」
((不安なんだよなぁ。))
元気よく宣言するシロだったが柿助とルリオからの視線は冷たいものである。
「とりあえずご本神に聞いてみましょう。」
「はーい。」
「あの~、大丈夫なんですか?俺たちがついていっても。」
ついてくる桃太郎ブラザーズに対して月見が言う。
「彼、医療関係でなければ結構常識的ですよ。」
「…………………来るのはあなただけと伺ってたんですが?」
「許せ、叔母さんに話を聞かれたのが運の尽きだ。」
「月見ちゃぁ~~~~~ん!久しぶりぃ~~~~!」
「とりあえず助けて下さい。アルテミス様がいるのはさすがに想定外です。」
「嫌だし無理だ諦めろ。」
現在進行中で月見が美女に抱きつかれている。体格に少し差があるため、月見が苦しそうに隣に来た黒コートの男に話しかけている。
「おいおいアルテミス、そいつが苦しそうだからそろそろ離してやろうぜ。」
「あらそう?ごめんね月見ちゃん。」
「ゴホッゴホッ……大丈夫ですよアルテミス様……。オリオンさんもありがとうございます……。助かりました。」
一連の出来事に固まっていた桃太郎ブラザーズだったがふと黒コートの男がすぐ近くに来ていたことに気がつく。
「おい月見、コイツらはなんだ?」
「僕らと一緒に行きたいと言ってきた子達ですよ。」
「……まぁいい。」
興味無さげに流されたが、シロはそんなの関係無いといわんばかりに話しかける。
「ねぇねぇ!俺、シロ!お兄さんは!?」
「……アスクレピオス。」
「向こうの二人は?」
「……右の頭お花畑っぽい女がアルテミス、左の筋肉達磨がオリオンだ。」
「へぇ~。」
周りで騒がれるよりもさっさと答えたほうがいいといった感じだったアスクレピオスだが、ふとなにかを思いついたようだ。
「おいお前ら。」
「?なぁに?」「なんでしょう?」「どうされました?」
「これから地獄を巡る際、あの二人の相手をしてろ。それが同行の条件だ。」
「うん!いいよ!」
「素直なやつは嫌いじゃないぞ。」
そう言ってアスクレピオスは会話している月見達の元へ近づいて行った。
「シロお前~めっちゃヒヤヒヤしたんだからな!?」
「でも同行してもいいって言ってくれたよ!」
「どっちかって言うと面倒を押し付けられただけの気もするが…。」
「もうそろそろ目的地ですよ。」
月見を先頭に大叫喚地獄の刑場を歩く一行。今回の目的以外興味がないアスクレピオスはともかく、アルテミスとオリオンは周りがとても気になって仕方ない様子だった。
「へぇ~すごいわね~。」
「日本にも
「ねぇねぇアルテミスさん。」
「ん?どうしたの?白いワンちゃん。」
「なんでずっとオリオンさんの首に腕をまわしてるの?疲れない?」
柿助やルリオが怖くて、月見とアスクレピオスはいつもの事だから聞いてなかった事を容赦なく聞くシロ。それに対し、アルテミスは笑顔のまま答える。
「ダーリンが他の女の子に色目を使った瞬間首をキュッってするためよ?」
「アルテミスさんはオリオンさんが大好きなんだね!」
「も~テレるじゃな~い。」
なおすでに5回ぐらい絞められてます。
「あーところで質問なんだか、あのデッケェ鳥って何なんだ?」
「あれは
「ギリシャにいたら真っ先に狩られるだろうな。」
「あっそれわかるかも~。」
心なしかカラス達が離れていった気がする。
「あの…俺の先輩を狩ろうとしないでいただけますか…。」
「おおすまん、狩人としての癖でな。えーと?」
「ルリオです。」
案外気さくに話しかけてくれる二人に一応安心してる柿助とルリオだった。
「そういえばここって
「色々種類はありますが、ここら辺は主にひどい嘘つきが堕ちる所ですよ。」
そう月見に返されたアルテミスは笑顔が少し困ったような形になって、オリオンから降りた。
「どうしたんですか?」
「んー、ちょっとね。みんなの事思い出してたの。よくよく考えてみればましな子って少ししか居なかったからね。」
「……神様連中半分ぐらいアウトだし人間のなかでもそれっぽいヤツいるしな。」
「ハッ、あの
今まで会話に入っていなかったアスクレピオスがいきなり毒を吐いた事に驚く三匹。
「ねぇオリオンさん…。アスクレピオスさんってなにがあったの?」
「あぁ。あいつな?勘違いで父親の神が母親を殺したり、あいつ自身もゼウスに殺されているから神が基本大嫌いなんだよ。」
「?でもアルテミスさんとは普通に話してますよね?」
そう柿助が言うとオリオンは頬を掻きながら答える。
「あー…オレが死んだ原因がアスクレピオスの父親……アポロンなんだよ。」
「なるほど、恨みの対象が同じなのか…。」
納得するルリオ。オリオンは小さな声のまま続ける。
「死にたくないならあいつらの前でアポロンの話をするんじゃねぇぞ?」
「「「了解です…。」」」
「ダーリンなにやってるのー?置いてっちゃうよー?」
「おーう、今行くー。…じゃ、さっさと行くぞ。」
オリオンは桃太郎ブラザーズと共に月見達の後を追っていく。
「ここが
「ほう…これがか。」
心なしかアスクレピオスの目が輝いている気がする。月見とアスクレピオス以外は少し離れた場所で採取の様子を見ている。
「ねぇシロくん、ここってどんなとこなの?」
「え?えーと…なんだっけルリオ。」
「………たしか嘘のでっち上げで目上の人を騙した人が堕ちる地獄だったはず…。」
「色々種類が分かれてるの?」
「たしか272ぐらいありますよ。」
「……多くね?」
そこら辺にある木に腰掛けていた一柱と一人と三匹は他愛のない会話で暇を潰していた。
「あれ、こっちにきてる。おーい、終わったー?」
アルテミスが近づいて来る二人に対して呼び掛けた。
「あぁあとは閻魔庁に行くだけだ。さっさと戻るぞ。」
「えぇ~!?もうちょっと刑場見てみたい~!」
「戻るって言ってるだろ、アルテミス叔母さん。」
「だから叔母さんはやめてって!」
口論になりそうになるアスクレピオスとアルテミスだが、月見が一言告げる。
「アスクレピオス様、刑場にいる亡者なら実験し放題ですし、他では見られない傷口とか症状をみれますよ。」
「何をぼさっとしている?さっさと刑場に行くぞ。」
「いや変わり身はえぇよ。」
医神様は第一再臨-ペストマスク
月の女神様は第一再臨のドレス(露出控えめ)
狩人さんは第三再臨のズボン+キトン
みたいな感じです。
次回予告
「参考になった。」