ハリーポッターと女王陛下の魔女   作:たはまらたはまさまたらた

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いやあの…本当に申し訳ありませんでした。
しかしながら執筆をやめる場合はしっかりとその旨わかるようにするつもりなので必ず書き上げるつもりではいます。
重ね重ねお詫び申し上げます。
それはそれとして感想が来たりしてなんだか嬉しい限りです。
ちなみに文章後半はウィーズリーと若干イチャコラしてます。まぁ大半メアリーが酷いんですけど。


hogwarts express 1

引き金に手をかけてまさに引く寸前だった。

 

強い衝撃の感じ引き金を引くも銃口から飛び出した弾丸は窓を割っただけ、一瞬の後下腹部に強い痛みを感じその後すぐ壁に体が叩きつけられる。魔法の気配はなかった、ならばこれは何かしらの体術などによるものだ。

 

貴族のお嬢様が護身術を身に着けているのは納得としてこの強さは異常だ。壁に叩きつけられたときに頭も強打したのか目がチカチカする。

 

若干ぼやけて見える彼女はすでにこっちに走り寄ってきて…わたしの首を壁に押し付け締めた。

 

冷静な脳はそんな中でも簡単に最適解を導き出す。銃はだいぶ遠くにある。アクシオなんてする間はない。首を絞めることで両手が塞がっているのを確認し足を振り子のようにしながら両手で彼女の関節を持ち ボキッと折る。

 

締め付けが緩むと同時に抜け出し愛銃へ向かったところで真っ赤な光が私を包みその場で気を失った。

 

 

眠りを誘う心地よい揺れの中で私はゆっくりと目を開けた。まだ頭がスッキリしていない…Mの秘蔵のボトルをこっそり飲んだときくらいには酷い。

 

 

フカフカとしたベッドの上、丁寧に毛布までかけてくれていたらしい…ぬくぬくと温まっていたくなる罪深いことだ。

 

重い体を起こして服を見れば白いシャツには血がベッタリとついている。とてもマトモな人間には見えない格好だ。

 

「お目覚めかしら?メアリーちゃん」

 

キレイな声だ…頭がどうにもはっきりしない赤い光が見を包んだことだけは覚えているのだが…

 

ふと周りを見てみると向かいのソファに見覚えのない少女が座っている。手には杖と…テーブルの上には私の愛銃がマガジンを抜かれてあった。

 

「グリーングラスじゃ…無い?」

 

結局のところ口から出た言葉はそれだった、普段ならすぐにでも反撃に出ただろうが武器も杖もなく…なにより眼の前に座っている少女は知らない存在だ。

 

夕日に照らされた車内は汽車のゴトゴトという振動と音のみが支配していたが少女がこちらに投げて寄越したものを見て納得した。

 

「なるほど…元々"グリーングラス"はここには一人もいなかったわけですか」

 

「魔法を使用した変装は流石のボンドの愛娘でも見破れない…これは上に報告するべき事柄かもしれないわね?」

 

「どうぞご自由に…それでMI5が態々変装までしてこちらにいらっしゃるとは何事です?まさかこのためだけに来た訳でもないでしょう」

 

「状況が変わったのよ、クィレルの監視任務はMI5へ移管され貴女は私の下でそのサポートに」

 

「つまり情報集めから抹殺に変わったと?」

 

「答える必要ある?」

 

「サポートしろと言うなら最低限の情報共有くらいはしてほしいものです」

 

「…いいわ、あとで話す。ひとまず今はグリーングラスの二人を殺すわよ」

 

「ここにはいませんよ…?」

 

「違うわよ…わたしたちは変装してこの列車に乗ったでしょ。つまるところここでグリーングラスの血の繋がってない二人の女の子は何者かの魔法罠で列車ごと仲良く吹き飛ばされるの」

 

「納得しました…一先ず”着替”ですかね」

 

「えぇ…私はニコラ・ハードウィック ロンドン生まれの都会っ子で両親はシティ勤務のマグル生まれ、貴女はサラ・ステュアート…孤児で両親は魔法使い、魔法省で魔法犯罪の捜査員を勤めるも二人揃って死亡、天涯孤独となった貴女は孤児院に入るも2年前に私の両親に引き取られる。ほんと見事な悲劇ストーリー!身分証明書はそこのバッグに入ってるわ、ホグワーツの入学許可証とグリンゴッツの通帳その他保険証等ね。5分で着替えて、その間に私は爆破の準備整えるから」

 

「わかりました…設定は後々詰めるとしましょう」

 

目の前の少女、一応同い年だと思うのだが組織が違うだけでこうも違うのかと思った。MI5はイギリスを外国の諜報機関から守るのが主任務…場合によっては自分たちより酷い手段を用いることは想像に難くない。

 

今までの格好とは打って変わって短めのスカートに半袖の柄付きシャツ、その上からパーカーを着込み髪は低い位置で纏める。少しだけ履き潰した感じのあるスニーカーに足を通した。

 

ちょっと目線を落として若干猫背気味にすれば肩身が狭い拾われた孤児の幸薄少女の出来上がりだ。目の前のこれからの同僚の自信満々な感じと合わさって自信なさげでオドオドしたこの感じはうまい感じに行く。

 

彼女…いやこれからのことを考えるとニコとでも呼んだほうがいいだろう。

そちらに向けて頷けばニコも頷き返してくる。解釈一致らしい…テーブルの上の愛銃にマガジンを差し直しパーカーでいい感じに隠れる背中に…というよりパーカーに作られた収納スペースに隠した。

 

杖は太ももにベルト固定式のホルスターを取り付けそこに入れる。ニコは腰だ。

 

ニコがこちらに向けて杖を向ければドロリとした感覚が被い目眩まし術によって周囲と同化する。

 

「8号車で待機するわよ、そこで起爆すれば被害も最小限かつ私達は怖がってるふりをしてるだけで済むし…それまでは8号車より後ろにいるなら好きにしてて…爆発音がしたらこっちに来て。そこから演技スタートよ…それじゃあお先に」

 

 

透明になったニコが扉から出ていき私も30ほど数えてから部屋を出る。タイマーを見る限り15分後に爆発のようだ。

 

No12と書かれたコンパートメントの並ぶ車両に入ったあたりで物陰に入り呪文を説いてから黒色の革製トランクをしっかりと持った。

 

 

適当なコンパートメントの扉をノックしてから開けて中に座る赤毛の少年に黒髪に緑目…もじゃもじゃの髪の女の子に座ってもいいかと問いかければ話を中断されたことにムッとした空気を漂わせる赤毛の少年以外は快く頷いてくれた。

 

しかしこれは良くない、赤毛の少年の機嫌を取ったほうがいいだろう。幸い私は顔はいいのだ…

 

「その…ごめんね…わたしのせいで話止めちゃったみたいで……えっと…「ウィーズリー!」…ウィーズリー君、私これくらいしかお詫びの方法はないけど」

 

そしてそのまま私は赤毛の少年の唇に軽くキスをした。前髪で若干隠れ気味になる右目をわざと出すように照れたふうに髪をいじる。

 

赤毛の少年…ウィーズリー君はもはや顔と髪の見分けがつかないくらい真っ赤になっている。だがこれは怒りからくるものではない事はわかっていた。

 

黒髪とモジャ毛の少女が一緒に座っていたため一人だったウィーズリー君のとなりに座り銃がバレないようにゆっくりとパーカーを脱ぐそして照れたようにシャツの首元をパタパタした。

 

「その…どう…かな?これじゃ足りない?」

 

ウィーズリー君はブンブンと首を横にふった…どうやらご満足頂けたらしい。

 

モジャ毛ちゃんはどこか変な人を見る目で、黒髪くんは心ここにあらずという感じだ。

 

「私はサラ・ステュアート…その、よろしく」

 

そんなふうに自己紹介すればあとの二人も続いた。黒髪の方はハリーポッター、モジャ毛はハーマイオニーというらしい。

 

「ポッター君に、ハーマイオニーさん、そしてウィーズリー君…あらためてよろしく」

 

「あ…あぁ…えっと…」と詰まるのはウィーズリー、貴女破廉恥よ!と初っ端お説教を始めたのがハーマイオニー、ハリーポッターと聞いても特に驚いたりせず会話が成立したことに喜び事情を説明してくれたポッターだ。

 

一番早く打ち解けたのはハリーとだ、孤児仲間というのもあったのだろう。会話も弾んだ…というより彼の酷い扱いに同意して慰めているだけで勝手に懐いた。

 

次はハーマイオニー、知識が豊富でその会話について行けるのが私くらいだったのだ。

 

ウィーズリーは…よく分からない。ファースト・キスのショックは大きいようだ。

 

そっと腕時計を見るとセットしたタイマーがちょうど15分経過を知らせた。

 

爆音が響き列車が大揺れして私は座席から投げ出される。車輪がレールから外れたのかしばらく縦に揺れたあと横転し荒原に横倒しとなって止まった。

 

ウィーズリーの手が私のノーブラの胸をしっかり掴んでおり私の スケベ という呟きとハーマイオニーが渾身の力で振るったビンタの音がスコットランドの荒原に響き渡ったのはまた別の話だ。




誤字脱字、評価、御意見、感想等ありましたらドシドシお願いします。

さてしばらくはメアリーはサラとして活動します。
次回!シリアス!

解説回があったほうが良いですか?

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  • いらない
  • そんなことより早く続き書け
  • どちらかといえばいらない
  • どちらかといえばいる
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