漢がダンジョンにいるのは間違っているだろうか 作:ぱんてー男爵
作者は知識不足な部分もあるのでご容赦ください。
「うおお!ここがオラリオか!でっけー!あ、荷台に乗っけてくれてありがとうございました!」
真っ赤な髪を逆立てた少年はオラリオまで乗せてくれた商人にお礼を言う。
「いやいや、こっちこそ助けられたよ。冒険者頑張ってね。」
商人は荷台の車輪が岩に挟まってしまい困っていたところを切島に助けられ、そのお礼として同じ目的地だからと言いオラリオまで送ってくれたのだ。
「はい!」
ギザギザの歯を見せて笑い返事をする。
「はぁ……」
しばらく歩いているとすぐ近くからため息が聞こえる。振り返ると白い髪に赤い目をした兎のような少年がすわりこんでいた。
元から困ってる人を見捨てることが出来ない性分の切島は迷うことなく少年に声をかける。
「おい、どうしたんだこんなところで。困ってることがあんなら手伝うぜ?」
「え、い、いやそれが、僕冒険者になりたいんだけど、どこのファミリアも見た目が弱そうだからって入れないんだ」
「まじか、、、そんなファミリア入らなくて良かったろ。」
「うん。そうなんだけど、、、そういえば君はどこかのファミリアに入ってるの?」
見た目で判断するようなファミリアに若干の苛立ちを覚えつつも、白髪の少年からどこか期待が含まれる眼差しを向けられる。
「いや、悪いけど俺も探してる途中だから期待できないぜ。」
「ご、ごめん。」
「そこのお二人さん話は聞かせてもらったよ!」
2人で落ち込んでいると後ろからそんな声が聞こえてきた。
「君たちファミリアを探してるんだろ?もし良かったら僕のファミリアに入らないかい?」
2人はその言葉に顔を明るくさせる。
「本当ですか!?」
「入りたいっす!」
「そ、そうか!良かった!僕の名前はヘスティア、よろしく!」
「ベル・クラネルです!」
「切島鋭児郎っす!いや、ここだとエイジロウキリシマになるのか?」
「鋭児郎くんは、極東出身なのかい?極東の人はみんな髪が黒いって聞いてたけど、」
「俺、クリムゾンライオットって言う人に憧れてて、髪を真似してみたんす。」
「えぇ!クリムゾンライオットって今はもう冒険者を引退してるけど当時レベル8だった人ですよね!僕も聞いたことあります!」
クリムゾンライオットと言えば当時レベル8の「紅の漢」の異名を持ち、世界中の男性達が尊敬の念を抱いた男である。
2人も例外ではなく、クリムゾンライオットについて話を膨らませていた。
「俺、ちっちゃい頃に助けられたことがあって…………」
「すごいなぁ!………」
「ごほん!」
「あ、ごめんなさい!神様!」
「すいません!」
ヘスティアの咳払いで話に夢中だった2人は申し訳なさそうに謝る。
「いやいいんだよ、眷属同士仲が良くて僕は嬉しいんだ!とりあえず2人ともステータスを刻みに行こう!」
歩き出したヘスティアの後を追うように少年2人も歩き出した。
これは英雄に憧れた2人の物語である
ベル・クラネル
Lv1
力 I 0
耐久 I 0
器用 I 0
敏捷 I 0
魔力 I 0
切島鋭児郎
Lv1
力 I 0
耐久 I 0
器用 I 0
敏捷 I 0
魔力 I 0
スキル
全身硬化
力と耐久のステータスに高補正
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