第1話・転生者どもの凱旋
これは概念である、これは概念である。
許せない、悲しい、怒り、憎しみ、殺意、様々な感情が混じりあい、彼らをこの地に召喚した。
妖精國ブリテン。この怒り狂った世界で彼らは召喚される。
理不尽には理不尽を以てこれを正す為に、例えそれが自己満足だとしても………
「女王陛下ッ!女王陛下緊急の知らせが届きましたッ!」
「静まれ!女王陛下、モルガン陛下の御前なるぞ!」
「構わん女王騎士、火急の知らせか?いったいなにがあった?」
大慌ての妖精は、女王に頭を下げて膝を付き、上級妖精たちに囲まれる中で声を上げた。
「大地が、空飛ぶ大地、巨大な城が虚空より出現ッ! 近くにあるソールズベリー、いえ我々ブリテンへと宣戦布告を発令しています」
「空飛ぶ大地?厄災では無いようですが、内容は?」
「『ブリテンの妖精は咎を背負う愚か者どもである。汝らは罪を償う為に生まれた者、汝らは一匹残らず死ぬ事が慈悲である。汝らは責任を背負うべき者、汝らは無邪気な悪意である』」
殲滅する殲滅する。我らは理不尽、貴様たち妖精を憎む者、許さない者。
我らは一週間後、風の氏族オーロラの頸を取りに出向く。罪を自覚せよ、罰を受け入れよ。汝ら妖精は救いは無い。我ら転生者同盟の意思の元、身勝手で、自己満足の礎となるが良い。
その言葉に妖精女王モルガンの夫であるベリルが転生者同盟?と首を傾げ、モルガンはやれやれと息を吐く。
どうせどこぞの妖精の一団だろう。どこから現れたか知らないが興味は無い。だからと言って、放置するわけにはいかない。
女王騎士300名と妖精騎士ガウェイン、妖精騎士ランスロットを派遣する事にした。それに伴い、牙の氏族が勇士を募り、これに備えた。
◇◆◇◆◇
一週間後、それは蹂躙劇であった。
「リボルケイン!!」
光の剣を振るう、黒き戦士が女王騎士を一人、また一人討ち取る中、囲まれた。
その時、不思議な事が起きた。
「俺は太陽の子ッ!!仮面ライダー
女王騎士たちは爆発して、その中から颯爽と現れるRX。
「いっひひひ、一万円が一匹、一万円は二匹……こりゃ大量だッ!!」
青い制服を着こむ角刈りの男は目を円に替えて妖精たちを捕獲する。本来人間に妖精を捕まえる、この事自体不可能であるが、男に常識は通じない。
「なんだ毛虫だと?ふざけやがってッ!!」
毛虫に変えられた眉毛が分厚い男は最強の毛虫になって暴れまくり、元の姿になって妖精たちにプロレス技をかけたりし出す。
「お前らを捕まえた数だけお札様と交換してもらえるんだッ、大人しく縄に付け! 儂の名は両津勘吉ッ! 金の為にただいま参上!」
こうして牙の氏族たちは倒されていく中、後で去勢させられる。
◇◆◇◆◇
「まさかここまで軍が押されるとは……」
妖精騎士ガウェインは牙の氏族、ウットワズが討ち取られた話を聞いて驚愕する。相手は顔に痣を持つ剣士らしい。
「ワーッハッハ、ここが敵の大将がいる陣地かッ!?」
一人の少女が空から降りて来て、陣が破壊される。ピンクのツインテールであり、少女のような彼女は、妖精騎士ガウェインを見る。
「あなたは、この軍団の関係者か?」
「いいや違うのだ。ワタシは面白い事があるから手を貸してくれと言われた魔王、
「良いでしょう、元よりあなたたちをこれ以上先に進める訳には行きません」
「? 彼奴ならもう町に着いたぞ?」
「………なに?」
◇◆◇◆◇
妖精騎士ランスロットは困惑していた。
なぜか攻撃が届かない、全ての攻撃が決まらず、自分はいつの間にか地に沈む。
「こんな、こと………」
「貴様では私を倒す事はできない。なぜか分かるか?」
「ッ!!」
睨む事しかできないランスロット。白いロープを着こむ男性、日本にどこでも居そうな男は静かに問いかける。
「それは、私が王であり、君は偽りの意思で戦っているからだ」
「僕が偽りの意思だと?なにを言っている?」
「オーロラには慈悲をくれてやろう。輝きを失わず、最も輝く中で死なせてやる。これを慈悲と言わずなんというか?」
「ふざけるな!彼女の下には行かせないッ!」
二つのアロンダイトを取り出し、全ての魔力を乗せて彗星のように激突する。
だが宝具の一撃ですら、男には届かない。
【クロノス】
「ポーズ」
時計の音が鳴り響き、世界が静止する。
仮面が砕けて素顔を晒し、怯え、不安、焦り。様々な感情を煮込んだような顔のランスロットの頬をさすった。
「哀れな醜くも美しき竜の妖精よ。汝の罪は醜い肉塊である事に非ず、醜き愛を振り撒く妖精の醜い所を見ようとしないところである」
唇にキスをして、彼は力を込めて回し蹴りを放つ。身体をくの字に曲げたランスロット。そのまま前へと歩き、ポーズは動きだす。
吹き飛ぶランスロットは地面にめり込み、起き上がると同時に口元に違和感を感じて、嫌悪感を向けながら男の背を睨む。
「お前」
「竜の妖精よ、貴様では我には勝てない。なぜならば」
【祝福の刻!最善、最高、最大、最強王。オーマジオウ!】
【我は最低最悪の魔王、オーマジオウだからだ】
◇◆◇◆◇
その日、ソールズベリーは落とされた後、すぐに解放された。
妖精騎士ランスロットは捕虜として攫われ、ガウェインは残った兵士たちを連れて城へと帰還。
オーロラはソールズベリーの民の前で公開処刑された。それをした男の名は仮面ライダーオーマジオウ。彼らの王であり、天空都市の王である。
ソールズベリーの民たちにオーロラは貴殿らの代わりにその命を差し出したと宣言して、妖精の民は泣いて喜んだ。
コーラルだけは不気味なものを見る目でオーマジオウを見ていた。彼女だけ、オーロラが彼に友人のように話しかけて、こんな事はやめて欲しいのとお願いしたりしたところを見たからだ。
それでもオーマジオウは醜いの一言で塵すら残さず葬り去り、コーラルには風の氏族としてソールズベリーを纏めるように指示して去る。
ランスロットは発狂しながらオーマジオウに挑むも返り討ちに遭い、そのまま連れてかれた。
牙の氏族の勇士の半数はなぜか去勢させられ、全て解放された。ウットワズもまた、オーロラを殺されて怒り狂うが、何かを見せられて愕然としている。
「嘘だ……オーロラ、君は助かる為に………」
おそらく、牙の氏族や民を売り渡そうとしたオーロラの様子を見せられたのだろうか、その後は自問自答していた。
モルガンはそれらの報告を聞いてもそうかと、それに対してなにも言わない。転生者同盟、彼らの主張は妖精に罪有りと言う事だけ。
その通りだと彼女は思い、自分の城に攻め込んだらどうするかしか考えなかった。
こうして転生者同盟は表舞台に出て来て、ブリテンの平穏を乱す。
彼らは許さない、理不尽には理不尽を以て彼らに罰を与える。その意思のまま、彼らはカルデアが来るまで活動する。
全ては一人の我が儘の為に………
仮面ライダーオーマジオウ 仮面ライダーシリーズ
オーマジオウの力を得た転生者。この力を使い仮面ライダー軍団の他に、同志や理不尽な力を持った存在たちを探して妖精國ブリテンに戦争を仕掛ける勢いで来た勢いだけの男。
ただ妖精たちの大半が許せないだけで戦争を仕掛け、オーロラを妖精騎士ランスロット、コーラルの前で処刑した。
狂乱した妖精騎士ランスロットを連れて帰ったがノープランで、とりあえずみんなに黙ってセクハラしてる。
両津勘吉 こちら葛飾区亀有公園前派出所
葛飾区亀有公園前派出所にいる両さん本人。
元の世界で使えるお金や金などで雇った。ボルボなど呼びこんで、妖精狩りしている。
ちなみに妖精たちが何をしたか、何をしているか知っている為、とんでもない生物だなと思い、泣きじゃくる本田を連れて戦場を駆ける。
両さんたちが捕まえた妖精は殺されず、反省を促される。それを拒むと殺されると言う事態で、両さんたちは妖精を更生させようとするが焼き石に水。
仮面ライダー
チートライダーの一人、転生者であり、妖精をどうしようもない生き物としてせめて安らかにと思っている。
継国緑壱 鬼滅の刃
鬼の感覚で妖精を斬る転生者。ウットワズがオーロラが牙の氏族や自分を売る発言している映像を見せられるのを黙って見ていた。正直止めたいと思っていたが、自分は正しいか悩むが、次のマンチェスター戦で覚悟を決める。
破壊の暴君《デストロイ》ミリム・ナーヴァ 転生したらスライムだった件
転生したらスライムだった件に出て来る魔王本人。妖精が何をしたか知っているが関係なく遊びに来た。
ガウェインを殺さずに生かしておき、まだまだブリテンで遊ぶ気マンマン。後でリムルが様子を見に来る。
妖精騎士ランスロット Fate/GrandOrder
攫われた先で武装は取られず災厄化するがオーマジオウに倒され、人の姿にされる。
セクハラを受けながらでもオーロラがどんな妖精か話しかけるオーマジオウの言葉には、微かに同意している。心の弱ったところを突かれている。その為にフラグが立ちそう。
妖精騎士ガウェイン Fate/GrandOrder
ミリムに負けて兵士を連れてキャメロットに撤退。牙の氏族がプライドボロボロにされて動揺している。
コーラル Fate/GrandOrder
オーロラが殺されようとした時、平然と自分は見逃して欲しい。町の人が自分の代わりに殺されてくれると本気で話していたのでショックから立ち直れていない。それでも町の為にいま頑張ってる
モルガン Fate/GrandOrder
妖精たちが罪深い生き物と知っているため、警戒はしているが転生者同盟を無視している。いまだ彼らの力を侮ってる。
続くか分からないよ。