チートたちの妖精國物語   作:にゃはっふー

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ギルガメッシュ王と協力する転生者同盟は、三女神同盟最後の一柱、女神ゴルゴーンとの最終決戦を始めるのでありました。

戦力は女性オーク、アイルー率いる絆モンスター達、両さん銀さん現代兵器部隊。仮面ライダーズ。


第7特異点攻略

 戦場は混戦していた。

 

 多くの魔獣達を蹂躙する女性オーク達。彼女達が魔獣を倒している間、仮面ライダー達はゴルゴーンの神殿に出向き、外から両さん達は現代兵器で破壊する。

 

「どうだ?」

 

「そろそろ出て来てもいいと思うが」

 

 戦艦ジェイアークでの攻撃もあり、ほぼ見るも無残な姿になる神殿に対して、仮面ライダー達に向かって鎖が飛んでくる。

 

「キングゥか」

 

 空に浮かぶ緑髪の青年は忌々しそうに転生者同盟を睨みつける。

 

「忌々しい旧人類どもめ、よくも調整していた三女神同盟を壊してくれたな」

 

「壊れやすいものを選んでいるのが悪い」

 

「お前が出て来たと言う事は……ッ!?」

 

 石化の視線を感じて全員が避ける中、地面を割り、現れる巨体。巨大な蛇が現れ、戦場を一瞬で蹂躙する。

 

「よくも我が神殿を破壊してくれたな」

 

「ゴルゴーン……」

 

 仮面ライダー達が各々の武器を構える中、ゴルゴーンはこちらに向かって攻め込む。

 

 だが突如巨体な剣が現れ、その進路を防いだ。

 

「なに」

 

『土豪剣激土ッ!!』

 

「お前の相手は僕だっ!!」

 

「お、お前は………」

 

『ハイブリッド!!ハベトロット!!』

 

「物語の結末は、僕が決めるッ!!」

 

 聖剣キングエクスカリバーを握りしめ、ゴルゴーンへと挑むハベトロット。それに転生者同盟は戸惑うが、両さん達は気にしなかった。

 

「行くぞボルボッ、儂らの相手は奴だ」

 

「応とも両さん」

 

 キングゥにモンハンの武器を構えて突撃する両さん達。その様子を見ながら、戦場を見ているオーマジオウがいた。

 

 

 ◇◆◇◆◇

 

 

 聖剣を巧みに操り、ゴルゴーンを追い詰めるハベトロット。その様子にこれで終わりかとギルガメッシュ王はため息をつく。

 

「ともあれだ、ゴルゴーンを討てればこの特異点は修復可能。キングゥもお前達なら止められるだろう」

 

 鎖を放つキングゥだが、両さんが鎖を掴み引きちぎったりするために喉を鳴らして笑うギルガメッシュ王。半分服が引きちぎりられて、幻惑でなんとか逃げて来たマーリンはやれやれと首を振る。

 

「アナは戦場に行ったけど、これはもう終わりだね。私がキングゥに討たれる可能性がない以上、ティアマトが目覚める要素は無い」

 

「果たしてそうだろうか?」

 

 オーマジオウの言葉にふんと鼻で笑い、準備をしているギルガメッシュ王。

 

 おそらくティアマトはゴルゴーンを討てば目覚めるだろう。その為の準備を巴達が進める中で、ゴルゴーンへとアナのハルパ―が突き刺さる。

 

 アナの手に暗黒剣月闇が握られていて、暗闇がゴルゴーンを飲み込んだ。

 

「やったぞッ」

 

「バカなッ!?ゴルゴーンだぞ!?女神の一柱が人ごときにッ」

 

 キングゥは戸惑う中、その瞬間、ゴルゴーンは自らが開いた地面の裂け目に落ちていき、アナも消えた。

 

 その瞬間、何かが世界を揺らす。

 

「なんだ!?」

 

 その時、不思議な事が起きた。

 

『海面より超巨大魔力反応あり超巨大魔力反応ありッ』

 

「マジかよ」

 

 キングゥも引いたいま、彼らも撤退し出して、やれやれとマーリン、ギルガメッシュ王、オーマジオウは海を睨む。

 

「やはりここではゴルゴーンの死、もう一人の自分の死だけで目覚めたか」

 

「おや? 君は全てを知らないはずだけど、知っているのかい?」

 

「長く見ていれば気づくさ」

 

「ふん、それでも夢を見るとは。酔狂な者だな貴様は」

 

 そんな会話をしながら、彼らはティアマト戦に備えて、各々が動きだす。

 

 

 ◇◆◇◆◇

 

 

 楽しいな♪楽しいな♪ 遊び相手がいっぱい、楽しいな♪

 

【ヤメテヤメテ】

 

 向こうから遊ぼうと言われたのは何時ぶりだろうか? そう思いながらかつて猿王と呼ばれたそれは、ラフム達と遊んでいた。

 

 だがその時に気づく、こいつらさっきから走り出している。

 

 鬼ごっこだと思った、かくれんぼだと思った。

 

 だけど違う、こいつら遊ぶ気が無い、自分とだけ。

 

 他の人間と楽しく遊ぶ癖に、自分相手となると逃げだしているんだ。

 

 ――………はっ?

 

 その時、彼から放たれる怒気に生物として初めて、生み出された新人類であるラフム達は恐怖を覚えた。

 

 そして許せないと言う気持ちと共に、それは走り出した。

 

 

 ◇◆◇◆◇

 

 

 転生者同盟がラフムや魔獣達を虐殺している頃、ティアマトの前に立つ仮面ライダーがいた。

 

 その名はオーマジオウ。彼は静かにティアマトを見ながら、片手を上げる。

 

『ファイナルベント』『ギガント』『ブリザード』『サンダー』………

 

 無数の遠距離攻撃が降り注ぐ中で、仮面ライダーの召喚をせずにその力を振るう。

 

 サイドバッシャー達やジェットスライガーからのミサイル攻撃の中で、原初の海が広がるが、それはエボルのブラックホールでリソースに変換して回収する。

 

 絶えず降り注ぐ攻撃の中で、その巨体を表す女神ティアマト。

 

 そこにキングジェイダー達のシルバリオンハンマーが炸裂する。

 

 身体を半分光へと変えられたが、それでも死ぬ事の無い女神に対して、空に浮かぶオーマジオウは宣言する。

 

「死ねないのなら、死ぬまで殺せばいいだけだ」

 

 そう宣言すると共に無数の仮面ライダー達が召喚され、必殺技を雨のように叩きこむ。

 

 それと共に現れる破滅の本が破滅を呼び起こす。

 

「お前に死を与えよう」

 

 ティアマトの神域がワンダーワールドに侵食されると共に巻き起こすエネルギーを全て吸収するオーマジオウ。

 

 生み出されたビーストキマイラが巨大化してティアマトを食べる。

 

「浮気?」

 

 その時、背後からメリュジーヌが第三再臨姿で纏わりついて、耳元で呟いた。

 

【えっ、なに?】

 

「オーマ、他の女を取り込むのどうかと思う。私がいるのに、他の女を取り込むなんて」

 

【待ってなに判定? ティアマトだよ? さすがにないよ】

 

「なら吸収しないで倒してよ。はい決定」

 

 そう言って尻尾を片腕に巻き付けながら抱き着くメリュジーヌにええ~と思いながら、なら冥界に叩き落さないといけないので、それまでキングジェイダーに叩いてもらう。

 

 これ終わったら二人の時間ねとか、色々囁くメリュジーヌの言葉を振り切って、冥界に落としてからは早かった。

 

 光と闇の聖剣を取り出して、それが空間に無数現れて斬り込む。

 

 ブラックホールのように筐体が無数に現れ、それが足止めになる中で、さっさと終わらせて勘弁してもらわないといけない。そう思ったオーマジオウは、ベルトを叩く。

 

【キバの刻】

 

 深紅の月が闇夜に浮かび、魔皇剣ザンバットソードが現れてそれを握りしめる。

 

 無数に分裂した刀身は螺旋を描き、全ての刃先をティアマトに向けた。

 

【ウェイクアップ】

 

 赤い蝙蝠のように輝き、光の十字架が降り注ぎ突き刺さる。

 

「私以外に差し込んで楽しい?」

 

【そう言うのじゃないから】

 

【ブレイドの時】

 

【これで終わりだ】

 

【ライトニングブラスト】

 

 巨大なラウズカードが現れ、そこから無数の雷が剣へと降り注ぐ。

 

 こうしてティアマトは冥界に磔にされて撃ち滅ぼされた。

 

【これでいいだろうメリュジーヌ】

 

「この後は分かってるよね?」

 

 嬉しそうに抱き着きながら呟くメリュジーヌに、やれやれと思いながら頭を撫でる。そんな時間があるか分からないが………

 

 

 ◇◆◇◆◇

 

 

 宴会が始まる、王から大儀であると言われながら、転生者同盟は各々好きに動く。

 

 罪人は女性オーク元に送られ、大量の酒が転生者同盟とケルヌンノスに振る舞われ、オーマジオウは一人、ジェイアークの先にいる。愛妻と共に。

 

 愛妻の膝を枕にして静かに目を閉じ、それを愛おしく撫でるメリュジーヌ。

 

「もうすぐ旅は終わり、今度は異聞帯か」

 

「うんそうだね。けど異聞帯も問題ないよ」

 

「ああそうだ」

 

「異聞帯はどうする気なの?」

 

 メリュジーヌの言葉に、静かに考え込む。

 

 異聞帯は終わっている。正直、異世界化させた後、惑星をテラーフォーミングすればいいのだろうが、それでも終わった社会なのだ。

 

 弱肉強食のロシア、人類の数が圧倒的に少ない北欧、完全にゴールを迎えた始皇帝の国。

 

 ねじ曲がった輪廻に完璧すぎて明日が無いオリュンポス。

 

 そして滅びるべき妖精國。

 

 それらを身を削り、どうにかするべきことか分からない。それこそ、自分の力で終わらせればいい。

 

 メリュジーヌの顔を愛おしく撫でるオーマジオウ。静かに星空の下の彼女を見る。

 

「君も流されただけとはいえ、私の妻になるなんて」

 

「まあ、あなたの側も悪くは無いし、一人は嫌だから」

 

「そうか」

 

 最強種と渡り合える存在はいまは多いだろうに。そう思いながらもやはり手放せられなくなった。

 

「………新しい現実世界も、そろそろ終わりだ」

 

「………気づいてたんだね。ここがもう一つの世界ってことに」

 

 夢は覚め、生まれたのは現実に近い何か。それどその現実は、自分が望む現実では無い。

 

 彼の現実は、何も力は無い上に、一人で生きる事もできない社会不適合者。

 

 それでも幸せであり、家族に愛されてはいた。それを神によって全てを壊された。

 

 怒りはある、恨みがある。それと共に恐れもあるし、拒絶もある。

 

 本来人を殴れるほど度胸があれば、引きこもりになぞなっていない。

 

 人と関わるのが怖いんだ。人の人生を背負うのは嫌なんだ。

 

 だけどもうどうでもいい、問題ないほどの力を手に入れた。だから………

 

「人はそう簡単には変わらない。変わるのに光年を使いたいほどの時間がかかった」

 

「? 光年は距離だよ」

 

「知ってるよ、それでもそう使いたいくらい一人だった」

 

 もう訳が分からない世界に取り残され、一人で何がしたいか苦しんだ。

 

 だけどもうそれは無い。気にするほど、人に優しくする感情は無い。

 

「まあ、みんなと相談して決めよう。異聞帯をどうするか、オリュンポスはロボット戦争だけどね」

 

 そう決めたところ、シュルルと腕に尻尾を巻きつけるメリュジーヌ。もう我慢できないらしい。

 

「ここは寒いな、私、寒いのは嫌いって言ったよね?」

 

「一緒に寝るくらいなら」

 

「ダメ♪あなたの熱、全て頂戴♪」

 

 そう言って静かに自分の上に座るメリュジーヌ。

 

「さあパンツを下げて」

 

 月明かりの下、やめてと叫ぶ男性と、銀時達がオークに追われて絶叫する声を聞きながら、ギルガメッシュ王は酒を飲みほした。




異聞帯どうするか、オリュンポス以外ダイジェストでいいか。オマケが長くなるので、次とオリュンポスで終わらせないと。

エレシュキガル。この後の冥界にポケモンが住み着いて、ブリーダーのような事をし出す。一番幸せ。

ケツァルコアトル。人の可能性を見て満足していた。魔獣の殲滅ばかりしていて出番は無し。金星の女神よりマシ。

ギルガメッシュ王。この世界の王としてキングゥと和解して、共にいる。

キングゥ。色々思うことがあり、世界を見る事にした。

ギルガメッシュ王に召喚されたサーヴァント。

牛若丸は女性オークの戦績を審判していた。弁慶も巻きこまれ、オークに指名される。牛若からOK出て絶望した。

天草さんと小太郎は指名され無いように隠れてて、一件落着してホッとする。巴さん、転生者同盟が持つゲームにハマる。

マーリン。転生者同盟もといギルガメッシュ王にオークに捧げられそうになり、慌てて逃げ出す。

アナ。遠巻きに平和な様子を見てホッとしていたら転生者同盟に捕まり、元の幼体(メドゥーサランサー)に戻されて所属する事にした。

茨木と金星の女神。出番無し。

オーマジオウ。メリュジーヌと仲良し、だけど最近、キャロルナインを助けたりしたと聞き、気を付けているメリュジーヌ。

メリュジーヌ。最近、オーマが人助けしたりしているのはいいけど、妻は私だけだよ?
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