チートたちの妖精國物語   作:にゃはっふー

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英霊の座の会議

カルデア一行の物語

チート野郎達+αの物語でお送りします。


外伝シリーズ・夢物語
雑談話


 英霊の座、ここに登録されている英霊達が一度集まり、話し合いが始まる。議題はオーマジオウなる者に付いてである。

 

 すでに何人かの顔色は悪く、泣きそうな顔になっていた。

 

「私には人の心が分からない……」

 

「ごめんなさい……こんな、こんな事になるなんて思って無くって………」

 

 ジャンヌオルタは良い気味よと懺悔するジャンヌを見て微笑む。円卓達は気まずい顔であり、アルトリアはオルタ化しそうであった。

 

「………まあ、君達は彼が隠し事をしている事を咎めただけだ。私のように全力を出していないと叫弾はしていないだろう」

 

 エミヤがそう言うが、だからと言って取り返しのつかない事には変わりない。啓示で聖人は藤丸立香に特殊な力がある事を察していて、それを一切使わない彼に不信感を抱く。

 

 ギルガメッシュはその辺は全く気にしていなかった。賢王は一切藤丸を信用しないと言って、特異点修復の壁には成っていたが………

 

 特殊な力を持つ藤丸の人理修復の旅は悲惨の一言である。力を除けば普通の青年が、唐突に世界を救う重圧はもちろんの事、どれだけ努力しても認めない英霊が多いと言う事態。良く人理修復ができたものだ。

 

 山の翁などの有力者は力を使えばどうなるか分かっていた為に何も言わなかったが、適度に力を持つ者は察してしまい、関係をこじらせたのは言うまでもない。

 

 もしも彼に悪い所があるとすれば〝藤丸立香"を目指した所だろう。

 

 それ以外にも至らない所はあるが、彼は力があるだけの一般人である。手を抜いている訳では無いが、そう映る者もいた。

 

「いや、あんだけツエエのに、素人の動きしてたからなあ」

 

 クーフーリンはそう言うが、実際彼は強くても素人であった。この矛盾に英霊達は困惑したのは言うまでもない。

 

「………私はどうすればいいのだろうか」

 

「王よ……」

 

 後悔するアルトリア、結局彼は最後に力を使った。第6異聞帯でマシュが死に、怒りと嘆きのままブリテンをケルヌンノスと奈落の虫ごと滅ぼし、そのままビースト達を滅ぼした。

 

 そしてその事実を無かった事にするために、抑止力は彼の世界は無かった事にしてしまった。これはあまりにヒドイ話だ。

 

「………ウォズと言う転生者に、感謝しなければいけないのだろうな我々は」

 

 自分の為だからとは言え、絶望して一億年閉じこもっていた彼をまた動かしたのだから、良い事だろう。そう言えば、フォウは普通の青年なのに、良く懐いていた。

 

 最後には比較のビーストになり、戦うことになったが、オーマジオウには勝てなかったビーストⅣ。

 

 こう話し合う彼らだが、結局話し合いは、今度こそ彼を信じて戦う事だろうとなり、召喚される事を待つのだが………

 

「我が魔王はサーヴァント召喚は一切しないよ、当たり前だよ? 我が魔王の立場で考えてみたまえ。自分を信用しない者達を、なぜ呼ばなければいけない?」

 

 そうウォズは締めくくり、オーマジオウの住処となった、何も無い星の召喚装置を一切合切取り外すのであった。

 

 

 ◇◆◇◆◇

 

 

 シュミレーション内の戦闘で、ハベトロットは叫ぶ。

 

「変身ッ!」

 

『聖刃、抜刀!!』

 

『ドラ!ドラゴン!ライオン!戦記!アーアランジーナ!』

 

『絆が導く勝利の約束!合併出版!フィーチャリングハベトロット!』

 

『三冊特装版!』

 

 青いライオンに乗り、戦場を駆けるハベトロット。聖なる剣を巧みに操り、エネミーを消し去る。

 

 それを無言で見つめるモルガン(妖精國正規)。

 

『刃王必殺リード!』

 

「にゃあにゃあ、にゃにゃにゃあ、にゃにゃにゃにゃあ!」

 

『既読十聖剣!』

 

「魔法糸、抜糸!バレル解放!砲身、根性で固定!」

 

 十本の聖剣が込められた弾丸が辺り一面にいたエネミーを薙ぎ払う。ハベトロットのその力に、周りが呆然になり、ハベトロットはいえーいとピースサインする。

 

「どういうことですかトトロット?」

 

「にゃあ?」

 

 モルガンが首根っこを掴み、フィーチャリングハベトロットは首を傾げた。

 

 

 ◇◆◇◆◇

 

 

「なんだよもう、別に強くなってるんだからいいじゃんか」

 

「よくありません、あんな変な物をこれ以上持っているのは反対です」

 

「うーん、だけど、この『刃王剣十聖刃(はおうけんクロスセイバー)』をハベトロットから取り出すのはおすすめしないな」

 

 ダ・ヴィンチちゃんがモルガンに言われるがまま、ハベトロットを調べたところ、そう結論付けた。本来の歴史、妖精騎士トトロットであり、ハベトロットである彼女は本来、空想の中で生きる妖精であった。

 

 だが空想から現実に切り替える際、必要な記録を持って、妖精國ブリテンに存在する為に、色々していた為、かなり不確かな存在になっていた。それを、過去と未来、現実の記憶を持つマシュが認知してしまい、消えるしか無くなったハベトロット。

 

「この剣は言わば楔だよ。ハベトロットと言う存在を、空想でも現実でも存在させる杭のようなもの。聖剣事態、エクスカリバー並みの神秘を内包してるし、取り外すには使い手を見つけるしかない」

 

「くっ」

 

「まあ僕は面白いし、みんなの役に立てるから良いんだけどね♪」

 

 清姫にストーキングされた時も、いくつもある聖剣を使い分けて撃退できたしと報告するハベトロット。モルガンは諦めて去る。

 

「そう言えば、ダ・ヴィンチちゃん、この前の呼符1000枚は大丈夫?」

 

「ああ、それは大丈夫。リソース問題は解決されていないけど、あれは一回だけの出血大サービスさ♪気にしないでおくれ」

 

「まあ、おかげでモルガンやオベロン。バーヴァン・シーやバーゲスト達を召喚できたけど………」

 

 藤丸はそう言い、ハベトロットがクリムゾンやハイブリットのフォームを使い分ける為に、またシミュレーションを起動させてほしいと言うので戻る。

 

 ダ・ヴィンチはてへぺろしながら、部屋から出て行った藤丸を見て、苦笑しながらため息をつく。

 

「君は誰であっても優しいね。お節介なところはどこも一緒なんだろう」

 

 そう言い、出入り口である穴を隠しながら、研究を続ける。

 

 こうして平和な一日を過ごしたのであった。

 

 

 ◇◆◇◆◇

 

 

 目が覚める。ここ最近、眠りは良い方だ。人理修復時のようなプレッシャーを感じず、目を覚ますオーマジオウ。側でくるまっているメリュジーヌを見ながら、今回は乗り越えられたと安堵する。

 

「メリュジーヌ、朝だよ」

 

「ん~~~」

 

 目を開けずにオーマジオウを抱きしめる竜の妖精。それに何度も起きるように言うが、二度寝に誘おうとするメリュジーヌ。

 

 アイルーが起きて、朝ごはんの準備をしているのだろう。そろそろ起きないと勿体ないと言い、起きる二人。

 

 最近の朝はこういうのが多い。

 

 

 ◇◆◇◆◇

 

 

 オーマジオウは働く時間の方が多かった。雇ったアイルーのお給金稼ぎを初めとした資金運営。資材提供などの資材集めをしたりと忙しい。

 

 実際はただ力があるだけの人間であるオーマジオウがそれらをこなせるのは、オーマジオウの力があったこそであり、資金運営などどうやっているか理解できずにしている。

 

「なんでできるんだろう、不思議でならない」

 

 Fate/で言うところの黄金律と言うものだろうと考えて、考えないようにしている。後はなにげに異世界の事情であろうと、困っている者は全て助けたい者が多くて、バランスを取りながら派遣したりする仕事。良いのかなと思いながらも、すでに妖精國を好き勝手にしたのだからいまさらと、気にしない事にした。

 

 やっと仕事が片付いたと思ったとき、誰かが訪ねて来る。

 

「オーマ」

 

「メリュジーヌ」

 

「子供作ろう?」

 

 可愛らしく首を傾げて迫ってくるメリュジーヌに恐怖する。ここ最近、赤ん坊と言う存在を知り、母と言うものに憧れるメリュジーヌは、休み時間を見つけてはこうして迫る。迫らない時間の方が好きなので、まだ見回りがあるからと頬を撫でながら答えるオーマジオウ。

 

 目を閉じてん~とうなりながら、いちゃいちゃしてる二人。その後はメリュジーヌから逃げるように、色々な世界を視察したりするオーマジオウ。

 

 おっぱいが世界を救う世界からありふれたスキルで神を倒した世界など、数多の世界で理不尽と言うものを覆す存在とコンタクトを取る。

 

 その中で死者蘇生が一番悩む問題だと、オーマジオウは思った。

 

 アイテムがあれば手軽にできるのだが、死者蘇生は正しいのか分からない。少なくとも、ドクターやマシュに生きていて欲しくても生き返えらせないと、行動にしない辺り、自分は酷いのかも分からない。

 

 ただフォウをこの手で倒した為、マシュにどんな顔で会えば分からない。そう思いながら見ていると、小さくなった神が現れた。

 

「ケルヌンノス?どうしたんだ?」

 

 なにげにお酒、日本酒の瓶を持っているケルヌンノス。いろんな世界の酒が飲めて驚いているケルヌンノスはお酒が好き。それで死んだんだろうと思いながら、お酒を飲んでたケルヌンノスが悩みがあるから相談したいと素振りで話す。

 

「なに?スピネルが最近困った事に巻きこまれてる?スピネルの事が好きだねケルヌンノス」

 

 頷くケルヌンノス。どうも巫女にそっくりらしい。そんな話をしながら、懐からいくつか聖杯を取り出す。

 

「これでなにがあっても平気だよ」

 

 ありがとうと喜ぶケルヌンノス。これでアリシアとプレシアを救って、フェイトとなのは以外の者が驚愕するのだが気にしない。

 

 そんな事をしながらも、いまを生きるオーマジオウは自室に戻る。

 

「………働くって大変だな。人理修復も酷かったけど」

 

 そう思いながら、自分がこんな風になるなんて想像できなかった彼は苦笑する。そんな事をしていると、扉が開き、鍵をかけられる。

 

「メリュジーヌ」

 

「………またお休みだよねオーマ♪」

 

 ――待って、ここ最近多いよ。オーマジオウの力あっても耐えられるけど耐えたく、あっ、待って、待ってくださいっ。まっ………

 

 いただきます♪

 

 こうして幸せな時を過ごしていくのでした………




オーマ藤丸と契約した英霊達

何人かが素人なのに強いオーラを放つために気づいたり、啓示などのスキルで気づいたりして、なぜ力を使わないのか話したりした。だがコミュ障である彼はうまく伝えられずに亀裂しかできず、アルトリアなど生真面目なサーヴァントとは完全に破たんした。

実際に力を使用した結果、世界を救い、世界を滅ぼす結果になったために呆然となる。できれば仲直りしたいと思っているが、オーマジオウにその気が無い為に機会は無い。


クロスハベトロット 星5 クラスライダー

数多のワンダーライドブックも使えるから、ハイブリット、クリムゾン、フィーチャリングハベトロットに成る事ができるライダー少女。

聖剣はエクスカリバー並みの概念であり、それが10本あるのでかなり強い。オーマジオウが数多ある世界で使い手が存在しない、無くなっても問題ない世界から回収した物なので、実在の品物を使用してます。

モルガンはもう楽しそうだからいいかと諦めたり、ヒロインXが新たなセイバーと思って付け回したりする。清姫にストーキングされるが、撒いたり倒したりしている。


正規世界のカルデア

関わらないとか言いながらオーマからの支援が届くために、聖杯、呼符、聖晶石などのリソースは頼めばすぐに来る。だけど甘えすぎると彼の世界の二の舞になると思い、できる限り絞っている。お返しに資金運営などのコツなど教えてあげたりしてる。

ちなみにこちらのメリュジーヌは結婚した相手が別の藤丸と知りご機嫌になり、清姫達がハンカチを噛む事になった。


ケルヌンノス

オーマジオウのとこでお世話になる神様。自分の代わりに色々仕事してくれたオーマの事を信用している。宴会が好きで、小さな姿(オーマの力)で動き回って参加する。

最近はスピネルの元でマスコット的に動いている。みんな気にしないからアリサとかがモフったりしてる。自分の形をしたケーキが翠屋で売られていて喜ぶなど、適応している事をオーマジオウは知らない。

この後、聖杯を使ってアリシアを蘇生させたり、プレシアを若返らせたりしてフェイトに感謝される。だけど後で聖杯などを没収されそうになったり、要監視と判断されそうになるなどトラブルが起きる。

闇の書事件の時はその巨体を使い、圧倒したりしている。不思議なことのだいたいはケルヌンノスとオーマジオウ、RXの所為。


オーマジオウ

幸せ。


メリュジーヌ

いつか子供が生まれて、その写真をカルデアにも送る為に騒動を起こす。幸せの狩人。
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