一応追加しようと思っているキャラはそれなりに決めています。
色んなキャラの視点を変えていくような方式にしたいと思います。
新入生は癖が強い クラスB•D
その少年——
それでもなんとか、通りすがりの人に聞いたり、検索をしたりして、やっとの思いで帝人は待ち合わせ場所であるバス停に着いた。
——こんな事なら紀田君に駅から案内してもらうんだった。
帝人は後悔をしながらも、その同じ高校に通うことになる幼馴染の
「やっぱり道に迷ったんじゃないのか?帝人」
後ろを振り向くと、そこには髪を茶髪に染めて、幼さを残す顔をしながらもピアスをつけているアンバランスな少年が立っていた。
最初は変な人に絡まれまたなぁなんて思ったが、その顔への若干の見覚えと自身に対しての親しげな呼び方から、それが小学校の時に東京の方へ転校して、今待ち合わせをしていた正臣であることに気づいた。
「も、もしかして紀田君?」
「疑問系で聞くなよな。ならば応えてやろう。三択で」
正臣が渾身のネタをしようと披露しようとしたところ、まるでタイミングを合わせたように、高度育成高等学校行きのバスがバス停に着いた。少し微妙な空気になってしまったが、それでも帝人は知り合いに会えたことが嬉しいのか笑顔を見せた。
「紀田君バスが来ちゃったよ。早く乗り込まないと」
「ネタが不発に残念だが、そんな急がなくてもバスは待ってくれるって」
そのまま二人はバスに乗り、混んでない事を確認すると、空いている席にすわった。
そこからの二人の会話は大いに盛り上がったと言っても過言では無いだろう。正臣のネタが滑ったり、正臣に東京の紹介をされたりして、二人が気づいた頃にはもうバスは高度育成高等学校に着いていた。
「着いたみたいだぜ。降りようぜ」
二人が降りた先には大きな門。そして普通の学校の二倍の大きさはあると思われる校舎。正臣でさえその大きさには驚きが隠せなかったが、田舎者の帝人からしてみれば、同じ日本なのか?と思うほど軽いカルチャーショックを受けていた。
「すごいね紀田君。ここに通う事になるんだよね」
「ああ。マジで信じられねぇよな。こんな場所に三年も暮らせるなんて」
この学校の特徴の一つに入学したら卒業するまでは、外部に出ることも、連絡を取る事も出来ないというものがある。
それは不便では無いかと思われるが、この学校には広大な敷地を使う事で、敷地内にショッピングルームやカフェ、映画を見るところもあり、普通に暮らす事も娯楽に困ることも無いようになっていた。
二人が校舎の入り口に行くために歩いていても、その感動は薄れることは無く、帝人は不安よりも感動の方が上回るほどだった。
「マジか。帝人とクラスが離れちまったな」
「うん。でも、寮もあるから会えはすると思うけどね」
「じゃあ俺はDクラスで可愛い子見つけておくから、帝人もBクラスで見つけておけよな」
———僕には入学初日からそんな事は出来そうも無いかな。
帝人は正臣に呆れつつもその歩を進めた。自らが新しく所属することになるBクラスへと。
Bクラスの教室の中にはほどほどの人数が揃っていた。いきなり変な人に目をつけられたらどうしようかと思ったりしていた帝人からしたら、見る限りは変な人がいないことに安心すると、自身のネームプレートが置いてある席に座った。まだ教師が来るまでは時間があるようだったが、何も暇を潰すものを持ってきていないようで、特に何をするわけでも無く、ただ座ることに時間をその使った。
少しが時間が経ってから、Bクラスの教室には生徒全員が来ていたようだったが、そこにお堅くない天然系のこのクラスの担任だろうと思われる大人が入って来た。
「はーい注目〜。これからHRを始めるからねーみんな席に座ってね」
帝人からのこの教師への第一印象は都会のオシャレな人だなー、という少しずれた認識をしていた。
「このBクラスを担任することになった星乃宮知恵です。この学校にはクラス替えが無いから三年間みんなの担任だよ。保健室の先生をしてるから、みんな遠慮なく来てね」
クラス替えが無いことには、帝人も正臣と同じクラスになることが無いことが分かり残念に思ったが、正臣とは転校してから今日まで会うことが無かったのであまり変わらないだろうと思い、気持ちを切り替えていた。
そこから、Bクラスの生徒全員へと星乃宮から学校のルールについて説明がなされた。主に話された内容は学校と外部との話と、Sシステムというこの学校特有のお金の代わりのようなものについての話だった。
Sシステムでは、1ポイントが一円として数えられており、学生証を特定の機械でかざすだけでポイントが支払われるという優れものだった。
しかも、入学時点の実力が評価されて生徒全員10万ポイントが配れているということが星乃宮から明かされたのだ。
これには帝人も驚きと誰かにカツアゲされるかもという不安を抱いたのだが、星乃宮曰く、この学校はいじめなどには敏感らしいので、帝人のような者にとってはとりあえずは安心と言ったところだった。
そこから特に質問なども出ることが無く、入学式まで待機となったのだが、ここで長髪で世間一般からは美少女と言われる部類の少女が立ち上がった。
「はいはいー。ここにいるクラスメイトとはさ、三年間一緒になるわけだから、ここらへんで自己紹介とかしようと思うんだけど、どうかな?」
この少女の意見にはクラスの多くが賛成の声と意思を示し、帝人も小さな頷きを持って肯定の意を表した。
「みんなありがとう!じゃあ発言した私から。私は一之瀬帆波って言います。特に目標とか無いけど、このクラスが仲の良いクラスになれれば良いな〜って思ってます!みんなよろしく」
まるでお手本のような一之瀬の自己紹介を終えて、そこからどんどんと、自己紹介が続いていった。帝人は出来るだけ、他のクラスメイトを知ろうとして聞きいっていた。そして、自己紹介が中盤を過ぎた辺りで帝人の番が来た。竜ヶ峰帝人という中々大体な名前をしているので、何か言われるだろうかと思いつつも、無難に自己紹介をすることを帝人は決めた。
「竜ヶ峰帝人です。宜しくお願いします」
帝人の自己紹介はそれまでと同じように拍手を持って受け入れられて、特に誰かに突っ込まれるなんてことも無かった。そこから程なくして自己紹介が終わって、入学式に向かうこととなった。
無難で特に特徴の無い入学式が終わり、教室に戻って来たBクラスの生徒達はそこで本日は解散となった。帝人も帰る流れの出ている教室で、寮の様子を見て、それから買い物なんかにも行こうかななんて考えていた。
「なぁ!竜ヶ峰帝人だろ?すげぇカッコいい名前してるよな!よろしく!」
声をかけて来たのは、いかにもスポーツ系の爽やかというよりは熱血な感じのクラスメイトの
「あ、ありがとう。えっと……柴田君だよね。こちらこそよろしく」
「お、名前覚えてくれてたんだな。そうだ!竜ヶ峰もさ、これから男子の何人かで買い物行くから、ちょっと買い物行こうぜー」
帝人の頭の中には正臣のことが思い浮かんでいたが、夜にしゃべることになっていたので、今はクラスメイトとの交流を優先した。
「もちろん構わないよ。でも、行く前に他クラスの幼馴染と連絡先交換して来てもいいかな?」
「じゃあ玄関で待ってから、早く来てくれよ竜ヶ峰」
一旦柴田と別れた帝人はDクラスの教室を覗くと、周りに人が多くいた正臣が帝人に気づいて近寄って行った。そこから正臣もクラスの奴と遊ぶので、二人は連絡先を交換することだけをして別れた。
帝人は玄関でクラスメイトの柴田や他何名かと合流すると、学校の敷地内にあるケヤキモールへと進み始めた。
★ ★ ★
帝人がケヤキモールに向かう時間から少し戻って、担任から学校の説明をされている頃、Dクラスの正臣は担任の話を半分ほど聞き流しながら、周りの人間を観察していた。何を隠そう、この紀田正臣という男は相手の合意を取った上で、彼女を何名も作っていた実績があり、今回の観察もそれ関連なのは明白だろう。
教師である茶柱の話も終わったので、自己紹介でもしようかなと思っていた正臣であったが、そこにクラス全体に聞こえるような声が聞こえた。
「皆、少し話を聞いて貰ってもいいかな?」
声を出したのは一目見て分かるほどの好青年といった雰囲気ある青年で、一目見てチャラそうだな感じられる正臣と正反対ということは、本人も感じていたことだった。
「僕らは今日から同じクラスで過ごすことになる。だから今から自発的に自己紹介を行って、一日も早く皆が友達になれたらと思うんだ。入学式まで時間もあるし、どうかな?」
「いいんじゃーねぇの?他の奴らもそう思うよな?」
好青年の言葉に対して、いち早く賛成した正臣は他のクラスメイトに対して呼びかけると、賛成の声が多数上がってきた。
「僕の名前は平田洋介。中学では洋介って呼ばれることが多かったから、気軽に下の名前で呼んで欲しい。趣味はスポーツ全般だけど、特にサッカーが好きで、この学校でも、サッカーをするつもりなんだ。よろしく」
平田は噛む事は無く、言いのけて、その後も端から自己紹介が続いた。井の頭、山内と続いて行き、元気よく次の番である女の子が立ち上がった。都会で数々の女の子と知り合って来た正臣からしても、美少女だと言えるような容貌をしていた。
「私は櫛田桔梗と言います、中学からの友達は一人もこの学校には進学してないので一人ぼっちです。だから、早く顔と名前を憶えて、友達になりたいって思ってます」
「私の最初の目標として、ここにいる全員と仲良くなりたいです。皆の自己紹介が終わったら、是非私と連絡先を交換してください」
「それから放課後や休日は色んな人と沢山遊んで、沢山思い出を作りたいので、どんどん誘ってください。ちょっと長くなりましたが、以上で自己紹介を終わりますっ」
正臣が櫛田は男女合わせてクラスの人気者になって、誰かと付き合うなんてこともしないんだろうなとか思っていると、次の番の女の子が立ち上がった。その女の子も可愛いと評されるような外見の女の子で、ニット帽も合わせてその可愛さが増されていた。
「
明るめな子であり、この張間もクラスの中心になるんだろうなという予感が正臣にはしていた。
そこから赤髪の男子が自己紹介が嫌で、怒って出て行って、何人かも続いて出て行ったり、誰が見ても変人で金持ちの高円寺が自己紹介をしたりして、待ち侘びたという心持ちの正臣の番が来た。
「じゃあ次の人お願い出来るかな?」
「俺は紀田正臣。俺のこと、チャラそうだとみんな思うかもしれないが、問題は無い。授業は真面目に受けるし、喧嘩も強い。それになりよりも、紳士であり、女の子をエスコートすることに対して俺の右に出るものはいない。まぁこんな事言ってるけど、仲良くしていこーぜ!終わり!」
正臣の長々しい自己紹介はそれなりの好感を持って受けられた。そして、この自己紹介でクラスからの正臣の印象は明るいお調子者ということになった。
それから自己紹介が終わり、そこからの無難な入学式も終わったのでDクラスの生徒達は教室に帰って来ていた。ここからは自由ということなので、行動しようかななんて思っている正臣の元へ好青年の平田とギャルぽい女子何名かが来た。
「ねぇ、私たちこれから平田君とショッピングに行こうと思ってるんだけど、一緒に行かない?」
開口一番に誘って来たのはいかにもなリーダー格の軽井沢という女子だった。正臣もクラスメイトとは良い関係を気づいていきたいと思っていたので、行く返事をしようと思った正臣だったが、入り口の方に帝人がいることに気づいたので、先に連絡先を交換しようと思った。
「俺に目をつけるとはお目が高いな。喜んでついていくぜ!その前にちょっと幼馴染と連絡先を交換して来てもいいか?」
「う、うん。みんな待ってるからちゃんと来てよ紀田君」
「わかってるよー」
正臣は一旦そこから離れると、廊下からドアを介してひょっこりと顔を出していた帝人の元へと向かった。
「紀田君。僕クラスメイトと買い物に行く約束したから、部屋番号伝えるための連絡先を交換しに来たんだけど……。変なことしてないよね?」
「帝人お前失礼だなー!みんな俺の紳士的なオーラにつられて集まって来ただけだ。変なことなんてしてるわけねぇーだろ」
「そんな冗談ばっかり口にしてたら十分変な人だよ」
「辛辣だなーおい。まぁいいや俺も交換したいって思ってたから。早くしてしまおうぜ。帝人も待たせるんだろ?」
連絡先を交換し終えると、正臣は先程誘って来た何名かと共にショッピングに行ったのだった。
デュラララのキャラのパラメーターで違うなと思ったら、ご指摘下さると嬉しいです。一話一人のペースでやっていきます。
「竜ヶ峰帝人」 りゅうがみね みかど
クラス 1年B組
学生番号 S01T002461
部活動 無所属
誕生日3月21日
評価
【学力】C+
【知性】B
【判断能力】B
【身体能力】C−
【協調性】C
面接官からのコメント
田舎からの出身からなのか都会への強い憧れがあることが確認され、それに加えて好奇心なども強いが、それ以外は平凡と言わざる得ない。協調性は平均程度はあるとも思われ、友達も一定数いることが確認されている。その他の資料から機械には人より強いことも分かっている。
総合的な成長を望むが、現状の能力を鑑みてBクラスへの配属とする。
担任メモ
交友関係も結構広がっているみたい。毎日楽しそうな顔しているし、純粋無垢なんだなってすごく感じる子かな。勘だけど、ポテンシャルはすごいなと思うかな。
カップル同士などの描写の深さについて
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仄めかしもやめてほしい
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仄めかす程度ならば問題なし
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軽い描写なら良し
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多少深くてもok
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ギリギリまで攻めてよし
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どれでも気にしない