善意から悪意に変わった元ヒーロー志望のアーク 作:バロンレモンアームズ
出久は大雨の中をひたすらヨロヨロと弱々しく歩き続けていた。
ここ最近ヴィランや闇商売を行っていた偽善ヒーローをひたすら倒し続け疲労と寝不足で体が弱っていた。
そのせいなのか翼を出して飛ぶことも浮遊の個性も使えなくなってしまっていた。
「おいそこの小僧!こんな大雨の中何やってんだ!?」
後ろの方から声がして出久が振り返るとヒーローの様な格好をした小柄な老人が傘をさしながらそこにいた。
出久はそのまま意識を失い倒れてしまう。
「一一おい、小僧、おい、しっかりしろ!」
すると懐かしい声が出久を呼んでいた。
目を覚ますと気を失う前に見た先程の老人が出久を見下ろしていた。
出久は周りの部屋を見てこの老人が誰なのか思い出す。
「貴方は・・・グラントリノ!どうして・・・するとここは・・・!」
「見ての通り俺の事務所だよ。どうしてはこっちのセリフだ。久々にあったと思ったら急にぶっ倒れやがって・・・驚いちまったよ。久々にあったんだ。茶でも飲んでいくか?」
グラントリノは以前と変わらない暖かい笑顔をしていた。
「ありがとう・・・ございます、グラントリノ、でも俺はもう元には戻れ「待て」」
「この間のニュースを見たがお前さんまだワンフォーオールは使えるのか?」
「まだ使えます。むしろ100パーセントも簡単に使える様になりました。あの筋肉ダルマに「この力は君の様な奴が持ってていいものじゃない返してもらう」と言われて髪を抜かれましたが」
「すまない・・・やはりあいつはお前を疑ったんだな・・・俺よりもお前を見て個性を渡したのにも関わらず・・・クソッ」
「貴方が謝る事はありません。貴方は何も悪くない。悪いのは悪意に満ちた元クラスメイトのあいつらですよ。あいつらは転校して殆ど初対面の女の簡単な嘘なんかに騙されやがった。あんな奴らヒーローなんじゃない!」
「そうか・・・親御さんはどうした?」
「自殺しましたよ。俺を一人にして」
「!?」
「遺言書には『あんたなんか私の息子じゃない。あんたのせいで人生めちゃくちゃ、もう巻き込まないで』と書かれてありました。なんでだよ❗️俺はどこで道を間違えたんだ・・・!」
「悪かったな。辛い事思い出させて、そうだたい焼きでも食おうぜ。」
グラントリノと出久はたい焼きを食べていた。
「よく食うなお前ろくに食べてなかったのか?」
「はい・・・」
「自炊はできるのか?」
「一応・・・でも何もないからできません。」
「料理はできるのか?」
「なんでも作れます。小さい頃はヒーローとは別に料理人になって人を笑顔にするのが夢でしたから、ランチラッシュのレシピ本読んだりして中学生の頃賞を取った事がありますから」
「悪いがイカスミパスタを作ってくれるか?口止め料はそれにしとくから、材料は揃っているはずだ。」
しばらくして出久は出来立てのイカスミパスタをグラントリノに差し出す。
グラントリノは美味いと言いながら完食する。
出久が立ち去うとすると
「待て・・・お前さんはまたヒーローを目指すのか?」
「いや・・・ヒーローがいる限り平和におとずれないし敵もいなくならない。個性なんてものがあるからダメなんです。この個性社会を終わらせて新しい社会に生まれ変わらせます。」
グラントリノは個性のジェットで出久に襲いかかるが出久は避ける。
「なぁに食後の準備体操をしたいだけよ。」
出久は手を翳しアークドライバーを出現させ装着する。
『ARK DRIVER』
「変身」
『ARK RISE』
『all ZERO』
出久はアークゼロに変身する。
「やはりお前さんがアークゼロだったか、どれ打ってみろ。どれだけの力か確かめてやる。」
グラントリノは個性のジェットでアークゼロを襲うが
『貴方の動きは既にラーニング済みだ。私にはもう通用しない。』
アークゼロはグラントリノの足を掴み軽く投げつけ、アタッシュアローを生成し、アークワンプログライズキーをセットする。
『アタッシュアロー』
『progrise key confirmed Ready to utlize』
『malice learning ability』
『パーフェクトカバンシュート』
グラントリノに向かって悪意のエネルギーの矢を放つ。
「ぐぁぁ!おぉちょっとは強くなったか・・俺も老いたようだ。お前さんを連れ戻すつもりだったがやめた。合格だ。」
「これは餞別だ。生活費の足しにしろ。」
「ここまでしてもらってお金までもらったら申し訳ない。」
「なぁに気にすんな。このジジイの小遣いとしてもらっておけ」
出久は渋々ながらも大金を受け取り事務所から去った。
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