善意から悪意に変わった元ヒーロー志望のアーク 作:バロンレモンアームズ
「自分で言うのもなんだが俺はなんであいつらがいる所に来てしまったんだ?それにしてもあいつらまるで俺の事忘れているかのように楽しそうだな。まぁもうすぐここは敵に襲撃されるんだけどな」
出久は前もって調べておいた雄英の林間合宿先に来ておりその光景を崖の下から望遠鏡で見ていた。
「ん?誰かそこにいるな!?出てこい・・・」
出久がそう言うと岩壁から角の飾りがついた帽子を被った吊り目の少年が出てきた。
「あんたが誰だよ。!!名前を言え!」
「あぁすまない。人に名前を聞くときは自分からだからな。俺は緑谷出久だ。さぁ名乗ったからお前も名前を言え」
「出水・・・洸太」
「洸太か・・・いい名前だな。所で此処は餓鬼1人が来たらあぶないぞ!?悪い大人に攫われたらどうするんだ?」
「此処の洞窟は俺だけの秘密基地なんだよ。」
洸太がそう言うと急にお腹の鳴る音がした。
「腹減ってるのか。ほらこれやるから食え」
出久は持っていたおにぎりを洸太に手渡す。
洸太は渡されたおにぎりをすごい勢いで食べる。
「で?さっきも言ったが何故こんな所に来た?秘密基地とは言え人気のないところは危ない。保護者はどうしたんだ?」
「俺ヒーローが嫌いだからおばさん達にも嫌な態度をとっちゃうんだ。
それにヒーローだけじゃない!この個性社会の全てが大嫌いだ!俺のパパとママもヒーローだったけど俺を置いて死んじゃって」
「確かお前の両親は・・2年前に殉職したウォーターフォースだっただよな」
「あぁヒーローさえいなければ・・・個性があるこんな世界に生まれてこなきゃ良かったのに!!そしたら今頃パパもママも生きてて笑い合えたのに」
「俺もヒーローとかの世界は嫌いだし気持ちも分かる。けどなこれだけは言える。お前の両親がいなければ大量に死人が出てたかもしれないんだ。赤の他人の為に命を落としてまで戦い抜いたんだ。その息子のお前が両親を悪く言うな。誇りを持て」
「そうだ・・・俺は無意識にパパとママを悪く言ってた。ごめんなさい・・・ごめんなさい!」
洸太はそう言いながら泣き出し出久はそんな洸太を抱きしめながら慰める。
「少しでいいから俺の話を聞いてくれるか?」
洸太は泣き止むと静かに頷く
「お前は個性が無ければいいと言っていたがこの話を聞いてもそう思うかな?俺もかつてはヒーローに憧れていた。
特にオールマイトに・・・・・強い個性が出るのを楽しみにしていた。
だが俺は何の個性も持たない無個性だった。
それを聞いた幼馴染は俺の事を『木偶の坊』と言い俺を虐め始めた。
周りの奴もあいつに逆らえなかったから一緒になって俺を虐めた。
何年もずっとだ!それに俺は情けない事にあいつを憧れなんて思ってしまった。教師にも相談したがそいつもあいつの肩を持ってて虐めを容認していた。
だが俺は諦めなかった。何冊もノートにヒーローの事を調べてメモをとった。
なのにその一冊があいつに燃やされて『来世では個性が宿ると信じてワンチャンダイブ』とふざけた事を言いやがった。
その帰り道ではオールマイトと出会い『個性がなくてもヒーローになれるかと』と聞いたが返ってきたのは『夢見るのは悪い事じゃない。だがそれ相応の現実を見なくてはならない』と夢を否定するかのような事を言われそしてある敵が中学生を人質にとっていたがヒーロー達は『相性が悪い』『人質には耐えてもらおう』とかまたしてもふざけた事を言っていた。
それから数日後何故か個性が宿り雄英に入学したが他のクラスメイト達は金目的、女にモテる為、という殆ど人を守る目的で入学した訳ではなかった。
最後に俺はある悪女の罠に嵌ったがクラスメイトも教師も俺を疑うばかりで信じてくれなかった。
家に帰ったら母親は自殺していて家を出て道を歩けば通行人から罵倒と石の嵐を浴びせられた。そして俺はある女にこの力を渡され今に至るわけだ。」
それを聞いた洸太は目を赤くしていた。
「ちなみにこの話は嘘ではなく本当だ。思い出しただけでも虫唾が走して仕方がない。この話を聞いてもお前は個性がない方がいいと言えるか?」
「言える訳がないだろ!個性がなかったらそんな事になってなんて思っただけでも辛い!」
すると森の方で黒煙が上がっていた。
「どうやら始まったようだな。洸太。此処は危ない避難するぞ」
「え?どこへ?というかあんたこの事知ってたのか?」
「お?餓鬼が2人・・・見栄えがいい所に来たと思ったがお前らはリストには載ってなかったな。」
男がマスクを外すとその顔は左目がなく顔の左側に傷があった。
その男はウォーターフォースを殺した張本人『血狂いマスキュラー』だった。
次小説を書くとしたらどれ?
-
かまぼこ隊×セイバー&ヒロアカ
-
ヒロアカ&ネクサス
-
ヒロアカ&ゴーカイ
-
喰種×アマゾンズ&ヒロアカ