確かに似ていたけれども   作:ケムシ

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それは予測できないって

初めての小説で拙いものですがよろしくお願いします。


 

 

恥の多い人生を送ってきたとは思わない。

 

人並みに人や世間を尊重してきたし、高校生のできる範囲で親孝行もしてきた。

 

正直一番好きなソシャゲのFGOこと『Fate/Grand Order』には少し課金しすぎた気がしなくもないけど廃課金者よりはマシだったはずだ。

 

最近ハマってた漫画『チェンソーマン』は人でなしが多かったしそこが好きだったけれども真似はしてない。

 

若干無理矢理な部分も混ざっていたような気がするけどこう見てみると自分は至って普通で善良な人のはずだ。

 

だがそれでも、

 

(こう死んじまうのかぁ.....)

 

自分の体が空中を舞っている。

 

おかしな方向に曲がった首が見せてくるのは自分にぶつかってきたトラック、そして絶望と驚愕の入り混じった表情を晒しているトラックの運転手。

 

俺の表情じゃい、と思わなくもないけれど、ここから大変なのは圧倒的に彼だろう。勘弁してやる。

 

約束されたグロの着地を決めんとする身で最後に思うのは家族や友人、見られたくないパソコンのフォルダではなく、

 

(FGOもチェンソーマンも続きが見たかったなぁ.....)

 

この二つの作品は特になんでもない自分にとって日々を彩る宝だった。

 

英霊たちの言葉に胸を躍らせた、デンジの一見頓珍漢なセリフにハッとさせられた。

 

非日常ならざる身の自分の、彼らのようになれぬ自分にとって何よりの慰めだった。

 

(ああ、いるのか知らんけど神様よ。俺は何かをしてしまったのでしょうか?)

 

(あんたにとって許し難い何かを犯してしまったのでしょうか?)

 

(あんまりじゃないか、二つの名作の完結を見届けずに二十歳にもならずに死ぬなんて)

 

FGOの壮大な世界観とストーリーの中に散りばめられた伏線が回収されていって実を結ぶのを見たかった。

 

ポチタの、真なるチェンソーマンの正体が知りたかった。

 

 

 

見たかった、知りたかった、見たかった、知りたかった、見たかった、知りたかった、見たかった、知りたかった、見たかった、知りたかった、見たかった、知りたかった、見たかった、知りたかった、見たかった、知りたかった、見たかった、知りたかった、見たかった、知りたかった、見たかった、知りたかった、見たかった、知りたかった、見たかった、知りたかった、見たかった、知りたかった、見たかった、知りたかった、見たかった、知りたかった、見たかった、知りたかった、見たかった、知りたかった、見たかった、知りたかった、見たかった、知りたかった、見たかった、知りたかった、見たかった、知りたかった、見たかった、知りたかった、見たかった、知りたかった、見たかった、知りたかった、見たかった、知りたかった、見たかった、知りたかった、見たかった、知りたかった、見たかった、知りたかった、見たかった、知りたかっt

 

 

グシャ

 

 

 

 

 

意識が浮上する。

 

ありえないはずだ、あそこで確かに俺という人間の命というやつは確かに途切れた。

 

しかも周りの光景もありえない。

 

白い燐光の漂うこれまた白い空間。VRでもない限りありえないだろう。

 

体の感覚はない、首がおかしな方向曲がってたしなーと思わなくもなかったけれど流石に息している感覚がないのは変だ。

 

まるで俺の意識だけがこの変に神秘的な空間に漂ってるみたいだ。

 

少しぼーっとする。見るものはないし、体も無い。実につまらない。

 

(何もないのか?)

 

なんかここまでくると小説にあるような転生を期待してたんだが。チート使ってモテモテハーレムや原作キャラの救済など結構憧れr

 

<美しき世界を述べよ>

 

(うえっ!なんだ!?)

 

目の前に唐突に質問が現れた。しかもえらく哲学くさい。

 

(美しき世界?景色でも紹介しろと?)

 

あいにくこちらろくに旅行した記憶がない。不満に思ったことはないが美しい景色など知らん。

 

(世界観ならFGOだけどな!)

 

凄まじく練り込んであったFate という作品群の世界観、自分としてはGrand Orderでその偉容が完成したと勝手に思っている。だからこそ死んでしまったことを凄まじく悔やんでいる。チェンソーマンはチェンソーマンで素晴らしいのだが少し鬱が過ぎる。

 

<興味深い存在を述べよ>

 

質問が変わった。タイムリミットでもあったのだろうか?でもまた哲学っぽい。

 

(まあ、ポチタかな)

 

こちらの方が答えやすい。死ぬ最後まで正体が気になっていたキャラクター。主人公のデンジと融合したチェンソーの悪魔と思われていた存在にして悪魔を喰らうことによって悪魔及びその悪魔の持つ概念を世界から消し去る地獄のヒーロー。なんの悪魔なのか?なんで悪魔を殺すのか?なぜ助けを求めるとやってくるのか?作品最大の謎と言ってもいいだろう。

 

<手続き完了しました>

 

(なんの!?まじ置いてけぼりなんだが?)

 

<対象介入作品:Fate/Grand Order>

 

(まじ?)

 

えっやっぱこれ転生ってやつ?よっしゃぁ!藤丸やマシュの物語の続きを、しかも特等席で見れるチャンスだ!難易度ルナティックな感じがするけど「介入」って言ってるし初手で人理焼却でやられるのはなさそうだ!いやー適当に富士山とか考えなくてよかったぁ。でもチェンソーマンも少し惜しいようn

 

 

<アバター:■■■■■■■(チェンソーマン)

 

(お、おう....え、俺ポチタなんの?)

 

いや、まあ本人?になれば正体がわかる?でもあの十巻十一巻で見せた戦闘能力は鯖との戦闘において頼もしい。容姿は気になるけどイヴァン雷帝とか項羽とかいるしぐだーズなら大丈夫だろ。

 

<アバター製作失敗:データ足りず>

 

(えぇ...)

 

おい、こういうのって過去現在未来全部閲覧できたりするんじゃないのかよ?えーここまで期待させといてそれは萎えるぜ。

 

<要請受理:存在再検索+概要把握>

 

なんか受理した?頭の中覗かれてるのか?怖いんだが。

 

<データ補完:介入作品における類似存在検索>

 

おおおおおおおおっなんかクロスオーバーっぽいぞこれ。Fateとチェンソーマンの二次はなかったから地味に嬉しい。

 

<検索完了:類似存在「ビースト」がヒット、補完します>

 

(は、え、は! ちょっと待て!それはまずいだろ!)

 

<補完完了:『忘却』の獣 ビーストXを作成、登録完了>

 

(待てって言ってるだろ!)

 

冗談じゃない。ビーストなんてなったら存在自体が抑止力案件だしカルデアと一回は敵対しなくてはならなくなる。縁をつなげるかも怪しい。何より人類に対する愛など自分にはない。

 

<よき介入地点、及び陣営を検索:発見:転送します>

 

ちょっまt

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「サーヴァント召喚成功です先輩!」

 

「これが英霊......」

 

「ちょっと!あなたたちしっかりしなさい!」

 

燃える現代的な街、目の前で呆然とする黒髪の少年、その後ろで何やら言っている紫色の髪の盾乙女にヒスっぽい白髪の女性、 そして威嚇してくる白い小動物。

 

うん、これは

 

(一部スタートかー)

 

詰んでね?

 


 

マテリアル

 

クラス ビーストX(エックス)

 

真名 ■■■■■■■(チェンソーマン)

 

性別 男性?

 

身長・体重 ?・?

 

出典 チェンソーマン

 

地域 地獄

 

七体しか存在しないはずの人類悪のナンバリングされていない八体目

 

もとは存在していなかったが型月世界の歴史に組み込まれることになった。

アラヤが不要と切り捨てた情を以ってして人類を慈しむ人類の集合体が暴走したもの。

 

情に縛られているためアラヤの少数切り捨てる方針は許容できない、しかし切り捨てられたせいで何もできずに消えるはずだった集合体、それが不明な理由主人公の要請によってある存在のテクスチャがインストールされたため一つの独立した存在として覚醒し、人を苦しめる概念の一掃を目的として活動を開始。

 

獲得した権能は概念を喰らい、その存在、影響そして記録のことごとくを消し、再発生の可能性すらも刈り取る『忘却』の力。

 

人が誤ったのであればその過ちを無くそう。人を苦しめるものがあれば消そう。

 

確かに人を慈しみ、優しき『忘却』をもってして人類を救うその行為は無限であるはずの「」を明確な形で欠損させ、人と世界の可能性を損う、破滅への先導である。

 

歴史の中で複数回顕現し、その度に幾つもの概念を喰らいアラヤの守護者にかろうじて撃退されている。彼の存在のせいで世界と人類は本来の形から大きく変わっている。

 

この功罪をもってしてかの存在はビーストに至る。

 

人に最も寄り添いながらも、空回りし続ける愚かな獣

 

その名はビーストX

人類悪になるはずのなかった悪、『忘却』の理を持つ獣である。

 

 

 

 

 

ここまで自分の妄想にお付き合いありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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