現在、オーズの持っているメダル、確認されているメダルは……
タカ(不明)
トラ(不明)
カマキリ×1
バッタ(不明)
目が覚めるとそこは俺の部屋だった。
「………何で?」
確か俺は……そうだ。堕天使にやられて……
「……夢だったのか?」
俺は刺されたはずなのに何ともない胸を触る。
怪我をしていないみたいだ。
だけどあの感覚は……夢じゃない。
「あれ、ドライグ?」
俺は少し考えてあることに気付く。
ドライグの声が聞こえないのだ。
いつもなら、聞こえてくるあのドラゴンの声が聞こえなくなっていた。
「……来い。赤龍帝の籠手」
そうすると左腕が光に包まれ、赤い色をした籠手が出てくる。
そして、俺はなにかを確かめるように動かす。
「性能事態に問題は無しか……」
どうやら性能的には問題ないようだ。
なら何故、ドライグの声が聞こえないのだろう?
「それと、コアメダルは……」
俺はそう言って自分のポケットからコアメダルを探す。
しかし……
「コアメダルが足りない?」
よりによってタトバ(タカメダル、トラメダル、バッタメダルの略)だ。
これでは、何かあったらとりあえずタトバ戦法が取れないではないか……
とまあ、それは置いといて。
「やっぱりあの時か……」
あの時というのは昨夜女の子を助けるために攻撃を受けた時だ。
恐らく、その時に落としたのだろう。
「他のメダルはあるようだし、何とかはなるが探しておかないとな」
あれは、他の人が持つには危険だし、何より戦力の低下になる。
『翔一、早く起きなさーい』
下から母さんの声が聞こえてくる。
「わかった」
俺は悩んでいては始まらないのでとりあえず、学校に行くことにした。
「……なんだこれ」
外に出てから気付いたというより朝になってから少々気分が優れなかった。
だが、外に出て太陽の光を浴びているとどうしようもない不快感が襲ってきた。
「寝てる間に吸血鬼にでもなったのか?……そんなわけないよな」
まぁ、5分位すれば慣れるのだが。
「そういえばあの娘、大丈夫かな?」
俺はふとあの少女を思い出す。
怪我はちゃんと治ったのだろうか。
助かってくれればいいけど……
「俺、あの娘の名前、知らないや」
恐らく、松田辺りなら知っているだろう。
いや、元浜の方が知っているか。あいつロリコンだし
「今日あの二人にでも聞いて見るか」
そう思いながら俺は学校に行った。
「……ふぅ」
俺は自分の席に座りため息をつく。
まさか学校に行くだけの距離でここまで気分が……
そんな俺の姿を見て小声で何か話しているバカ二人。
そんなに面白いか?おい。
「……今日の翔一はおかしくないか?」
「ああ。いつもよりツッコミにキレがない」
「いや、そういう意味ではなくてな……」
「何の話をしてんだ?お前ら」
こそこそ話している姿が気に入らないので、声をかけてやる。
「い、いや、べ、別に何も……」
「そ、そうでございますのことでござりますのことよ……」
何故ビビる?後、元浜は日本語が少し変になってるぞ
「覗きの計画をたてているわけでもあるまいに」
俺がそう言った途端に更にビクッとなる二人。
……本当に考えていたとは思わなかった。
「ち、違うぞ翔一」
「最初は今日の覗き場所は剣道場の更衣室だなとは考えていたが、お前の様子がおかしいことに気が付いてだな……」
おーい。墓穴ほってるぞお前ら。
「……まぁ、その事は後で説教するとして」
「「説教はするんかい!!」」
何を言う。当たり前じゃないか。
「ちょっと大事なものを無くしたのと、今朝は身体が怠くて調子が悪いんだ」
「そうなのか」
「俺達は男達の聖典、もしくは至高の映像作品でも見れば元気が出るのだが、お前となるとどうすればいいのか……」
「要するにエロ本とエロDVDな」
しかし、松田達が真剣に俺の事について悩んでくれる辺り、彼等はとても友情に熱い奴等なのだ。
「まぁ、今のところ体調には問題は無いから安心してくれ。
それより二人に聞きたいことがあるんだけど……」
「どうした?」
「俺達に出来ることなら何でも言ってくれ」
エロさえ絡まなければまともな二人。
どうやら真剣に聞いてくれるようだ。
「お前等って、この学園の女子の名前とか詳しいよな?」
「ああ」
「それがいったいどうしたと言うのだ?」
二人が揃えて首をかしげる。
「いや、実はお前達に教えてほしい女の子がいて……」
「「なにぃぃっ!?」」
二人が驚いて後ずさる。
何でそんなに驚いてるんだ?二人共。
「し、翔一が女に興味を持っただと!?」
「ああ、俺は明日死ぬのか……」
「酷い言われようだなぁ、おい」
前にも俺は言った筈だ。
俺はノーマルだ。
「そ、それで一体誰を……」
松田が冷静さを取り戻したのか、一体誰なのか聞いてくる。
「ああ、白い髪をした見た目小学生位の恐らく、後輩だと思う女の子何だが……」
「……多分その子の名前は搭城小猫だと思う」
やっぱり知っていたか。
さすが、学園のエロコンビ。
「へぇ、そんな名前なのか、あの娘」
「お前この学園では有名だぞ。知らんのか?」
俺がそんな感じに感心していると元浜が本当に知らないのかと聞いてくる。
「聞いたことないなぁ」
そう言うと、二人はため息をつき、搭城小猫について説明してくれる。
「搭城小猫とは、低身長の小学生のような体型で更に無口な女の子だ。
しかし、その体型と可憐な可愛さが相まって学園のマスコットのような存在になっている」
「ふむふむ」
「更にあの二大お姉様、リアス・グレモリー先輩と姫島朱乃先輩と同じオカルト研究部の部員である事が確認されている」
「なるほどなるほど」
「「そしてそんな有名な女の子を今まで興味も持っていなかったのに、いきなり紹介して欲しいとかお前に何があってこうなったんだバカ野郎」」
「散々長い説明の後に俺への罵倒を入れるアフターサービスまで、ご苦労様でした」
なるほど。そんな娘なのね。
「しかし、本当に何があったんだよ?」
「ああ、それはな……」
松田が何故知りたかったのか理由を聞いてきた。
……しかし、どう答えたら良いだろう?
堕天使と戦ってたところに介入して命懸けで助けたけど、お陰でちょっと死んじゃった(笑)
……流石に無いよな。うん。
「いや、ちょっとな。昨日厄介な不良に絡まれている女の子を助けたのだが、その娘が駒王学園の制服を着ていたから気になってな」
うん。嘘は言っていない。
ただ、その不良が堕天使なだけで……
「なるほど。ただのフラグ建築か」
「翔一、お前は本当に羨ま死ね」
何故、罵倒する必要がある?
「大体、翔一が女子を不良から助けたという話でフラグが立ってないわけ無いだろうが!!」
「その後、その娘の方からアドレスを聞かれたりするんだろ!?仲良くなったりするんだろ!?」
松田と元浜は涙を流しながらそう言ってくる。
いや、そんなことはないから。
「とにかく、俺が見たのはその女の子って事だな?」
「ああ、そうだろうよ……」
「松田よ。やはり翔一とはすむ世界が違うのだな……」
「ああ、だがこれからも翔一が俺達の友達でいると願おう」
そして、二人はいきなり窓を開け……
「「星に……願いを」」
空を見上げ手を祈るように上に掲げた。
「お前達はこの学園に怪しいスイッチでも配るつもりなのか?」
そんな事をしたら宇宙が来るぞ。ドリルとロケットにやられるぞ。
「そして、俺達の願いを聞き入れた翔一はこう言うんだ」
まだ続きがあるのか?
「その欲望、解放しろ……と! 」
「何でお前らの欲望を解放するんだよ。馬鹿」
「「とりあえず羨ましいんだよ!!」」
何がとりあえず何だか。
俺はとにかくこの学校にいるということはわかったので二人からどこのクラスか聞き昼休みに会いに行くことにした。
「え、お休み?」
「は、はい。何でも用事とかで……」
昼休みに搭城ちゃんの教室に行ったら搭城ちゃんのクラスメートが教えてくれた。
どうやら休みらしい。
「何か、用事の内容とか聞いてない?」
「はい。搭城さんはそういうの余り話さないタイプなので。
私も余り話さないですし……」
と、クラスメートは語る。
しかし困った。これでは様子を見ることも出来ない。
「うん、わかった。ありがとな、教えてくれて」
「い、いえ!!こ、この位ならいつでも言ってください!!」
俺が礼を言うと搭城ちゃんのクラスメートはそう言いながら教室に入っていった。
「そうか。居ないのか……」
怪我は大丈夫何だろうか。
そして、放課後……
松田達が今日遊びに誘ってくれたのだが、今日は遠慮すると言って一人で帰っていた。
そして俺は昨日行った公園にいる。
コアメダルを探すのと、今ある情報の整理の為に一人で考えたかったからだ。
「さて、何処にもないな。うん」
そう簡単には見つからないとは思っていたけど、誰か拾ったのだろうか。
「少し休憩だな」
時間帯は午後6時位だ。俺はとりあえず公園のベンチに座る。
「しかし、悪魔か……」
悪魔が学園に居るのは知っていた。
しかし、ドライグは居るのを教えてくれただけでそれが何者なのかは教えなかった。
ドライグ曰く普段は隠すように気配を抑えているから相棒ではまだ確認が難しい。とのこと。
更にドライグは何かをするわけではないので放っておくのだし、知る必要も無いだろうと言っていた。
「そう言えばあの堕天使、俺のことを主なのかと聞いていたな」
なら搭城ちゃんは転生した悪魔?
今まで襲われていなかったのを思うと主は近くに居るよな……
「まさか、オカルト研究部の人達は……」
そうなると二人が言っていたリアス・グレモリー先輩も姫島朱乃先輩も悪魔って事になる。
そして次に俺の身体の事。
「朝はあれだけ気分が悪かったのに夕方辺りから凄い身体が軽いんだよな」
まるで羽がついたように軽くなってる。
何でなんだろう?
「この辺も考える必要があるか……」
そう呟いた後、休憩を終了してまたコアメダルを探したが見つかることはなかった。
「……無いなぁ。何処にあるんだろ?」
結局見つかることはなかった。
「……今日は帰るか」
とりあえず今日はもう辞めにして帰ろうと思った、そんなときだった。
「ほう数奇な者だ。こんな都市部でもない場所で、よもや貴様のような存在に出会うとは」
帰ろうとした瞬間に感じた威圧感。
後ろを向くと、黒い羽を生やしたスーツの男性がいる。
この存在を俺は知っている。
「……この気配、お前は堕天使か?」
「流石に知っているか。貴様の主は誰だ?」
なんの事だ?主ってなんだ?
「……一体なんの事だ?」
「なるほど、よもやはぐれか。
ならばここで殺してしてしまっても問題ないか」
堕天使が光の槍を形成している。
おいおい、ここでやるつもりか!?
「死ね」
「危ねっ!!」
俺は堕天使が放つ光の槍を避ける。
そして、オーズドライバーを取り出し装着する。
「何で俺がはぐれと言われているのかは判らない。
だけどお前の勝手な決めつけで関係の無い悪魔が殺されそうになるというのなら……」
タトバにはなれないけど、他のメダルはある。
俺はメダルを3枚取り出してオーズドライバーにセットする。
「俺はお前を倒す!!……変身!!」
そして俺はメダルをスキャンする
ーーークワガタ!!
ーーーウナギ!!
ーーーチーター!!
その音声の後に現れた姿は緑、青、黄色で構成された姿。
前回のように歌はないけど同じオーズである。
頭部はクワガタ虫を模したクワガタヘッド。
胸部はウナギを模したウナギアーム。
そして脚部はチーターを模したチーターレッグ。
オーラングサークルにはクワガタ虫とウナギとチーターが描かれている。
名前をつけるなら『仮面ライダーオーズガタウーター』と言った所だろうか
「何だ、その奇妙な姿は!?」
堕天使は俺の姿を見て驚く。
「行くぞ!!」
俺堕天使に一瞬の内に近づく。
「なっ!?は、速い!!」
「食らえ!!」
堕天使はかわそうとするが、それより先にクワガタヘッドの能力で電撃を食らわせる。
「更にこいつだ!!」
俺は更に肩につけられている。ウナギアームの武器、電気ウナギウィップで堕天使に電撃を浴びせる。
「グアァァァッ!!」
かなり効いているようだ。
「舐めるな!!」
堕天使は負けじと光の槍を放つ。
「うわっ!!」
それにいち早く気付いた俺はそれを走ってかわす。
「なんて、速さだ!!」
堕天使が驚いている。
それはそうだ。チーターレッグはオーズの中でも最速のスピードを誇る。
そう簡単に追い付けると思うなよ!!
「次はこれだ!!」
俺カマキリメダルを取り出しウナギメダルと入れ換え、スキャンする。
ーーークワガタ!!
ーーーカマキリ!!
ーーーチーター!!
すると胸部がウナギアームからカマキリアームに変わる。
「何!?姿が変わっただと!?」
「オリャァァッ!!」
堕天使が姿が変わっているのに驚いて動きが止まっている隙に、カマキリソードを使い堕天使を斬りつけていく。
「グハッ!!……くそっ!!貴様ごとき下等生物がこの高貴なる私に!!」
堕天使が怒りで我を忘れて最初に放った光の槍よりも強大な槍を形成している。
「ハァァァッ……ハッ!!」
俺は超自然発火能力を発動(変身してても使えます)させ、堕天使の腕と羽根を爆発させる。
「グアァァァッ!!な、何故、身体が!?」
そして、止めを刺す為、オースキャナーでメダルをスキャンする。
ーーースキャニングチャージ!!
「ハァァァッ………!!」
俺はチーターレッグのトップスピードで堕天使に近づく。
「セイヤァァァッ!!」
そして、クワガタヘッドの雷撃で強化したカマキリソードで堕天使を斬りつける。そして、そのまま斬り抜けていく。
「ば、バカなあぁぁぁッ!!」
堕天使はそのまま爆発した。
「ふぅ、終わったか」
堕天使は俺の事をはぐれと言っていたが……一体何故?
「……何だ?」
すると悪魔の気配を俺は感じとる。
「誰だ!!一体何処にいる!!」
俺がその場を警戒しながら言う。
すると出てきたのは紅い髪をした女性ともう一人……あれ?あの娘、搭城ちゃんじゃ……
「何者だ。お前は」
「私はリアス・グレモリーよ。
まずはその姿を解いてくれないかしら?それでは話も出来ないわ」
俺がそう言うと女性、リアス・グレモリー先輩は話し合いがしたいようだ。
「……わかった」
そして俺は変身を解除する。
すると、搭城ちゃんがものすごい速さで俺に近づく。
「先輩!!大丈夫ですか!?どこか怪我をしたとかありませんか!?」
何故か俺をめっちゃ心配してくれる。
……えっと、どう答えたら良いんだ?
「た、大丈夫。あいつ弱かったし、怪我もしてないよ」
とりあえず、搭城ちゃんを落ち着かせるためそう伝える。
「……そうですか。良かったです」
それを聞くと搭城ちゃんは安心したような顔を浮かべた。
……えっと、無表情?
俺は松田達からそう聞いたけど、結構感情を出す娘なんじゃないか?
「本当に珍しいわね。小猫がここまで感情を出すなんて……」
グレモリー先輩が驚いたような顔で搭城ちゃんを見る。
どうやら珍しい事らしい。
「それで何のようだ?」
俺がグレモリー先輩にそう聞くと先輩は俺を見てこう答えた。
「貴方を助けに来たのだけれど、どうやらその心配は無いみたいね」
先輩は俺の後ろの戦闘した場所を見て答える。
「少し、話があるのだけれど良いかしら?」
「悪いけど今日はもう遅い。明日、学校でというのはどうですか?」
これ以上親を心配させる訳にはいかないしな。
「……そうね。そうさせてもらうわ。行くわよ。小猫」
そうすると先輩達の足元に魔方陣の様なものが現れる。
「じゃあね。白亜翔一君。明日学校でね」
「……先輩。また明日です」
魔方陣が強く光った後、二人とも消えていた。
「どうやら、一波乱ありそうだな」
俺はそう思いながら家に帰って行った。
……あ。メダルの事、聞くの忘れた。
…………まぁ、いっか。
えっと、とりあえず、無い文才を振り絞りここまで書けました!!
やっぱり、どこか無理矢理感が……
後、今回からカウント・ザ・メダルを始めました。
やっぱり、オーズといえばこれですよね!!
こんな物語ですけどよろしくお願いします!!