転生者達の集う掲示板 日常の断片   作:野鳥

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今回は小説形式と掲示板形式の二本立て。結構内容は長くなってるかもしれない。


転生者が相談していくスレ Part2069

 戦姫絶唱シンフォギアの世界。

 繋ぐその手をアームドギアとする撃槍の装者が目覚める日よりおよそ二年前の時間にて、一人の男が息も絶え絶えに走り続けていた。

 

 男はとある者から逃げている真っ最中で、どうにかして捲ろうと入り組んだ廃工場の中へと入り込んでいく。

 しかし、その行為は徒労に終わる。

 廃材の影に隠れようとした途端に、目の前に男が捲ろうとしていた恐ろしい存在が姿を現した為だ。

 

「ふ、ふざけんな! なんで俺が殺されなきゃなんねぇんだ!!」

 

 男は思わず腰を抜かすも、抵抗のつもりか目の前の存在に怒鳴り散らしてみせる。

 ただその言葉は目の前の存在───仮面の戦士の気を逆撫でるだけ。

 仮面の戦士は不機嫌に語気を荒げ、男に対して武器を向けた。

 

「ふざけるな、だと? それはお前達に脅かされてきた人達に言うべき権利がある」

 

 男はツヴァイウイングのライブで起きたノイズ襲撃事件。その地獄より生き残った人々を迫害してきた一人であった。

 仮面の戦士はそれに憤り、男を初めとした迫害の加害者を襲撃して回っている。

 そんな人物に殺されなければいけない理由と問うなど、それは愚かな自殺行為にしかならない。

 

「お前の罪は許されないものだ。死を以て、彼らに詫びるがいい」

 

 最早口を開かせる気はないと、戦士は武器を振り上げ男を殺す段に入る。

 逃げようにも男は腰を抜かした状態。戦士の武器が振り下ろされる方が早いのは明白だ。

 

「ぁ、ああああああーーーッ!!!」

 

 死を以て断罪を。

 戦士は、悲鳴を上げる男に躊躇なく武器を振り下ろす

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「───詫びる、か。そいつはお前の方こそするべき事なんじゃないか?」

 

 が、振り下ろされた武器は寸でのところで男を捉える事はなかった。

 戦士は己の一撃を止めた者に、目の前の男と同等の怒りを顕わにする。

 

「またお前か……!」

 

「ひ、ひぃぃぃ!!」

 

 

 戦士の一撃を止めた者───掲示板にて警察ニキと呼ばれている者は襲われた男は担ぎ、戦士から距離を離すべく跳躍した。

 

「逃がすか!」

 

 それを逃がすまいと、戦士は警察ニキに対しエネルギー波を放ち撃ち落とそうとする。

 しかしその一撃もまた、今度は別のナニカによって防がれる結果となった。

 

「なに……?」

 

「ざーんねん。君にもう彼らを殺させる気はないんだよね」

 

 撃ち込んだエネルギー波は空中にて静止してしまっている。

 まるで()()()()()()()()()

 その下手人である眼帯をつけた青い服の少年と合流し、警察ニキは担いでいた男をその場に下ろしていった。

 

「た、助けてくれェ! あの殺人鬼をどうにかしてくれよォ!!」

 

「言われなくてもちゃんととっ捕まえるさ。ただし───」

 

 助けが来たのだと、目の前の人物が誰かも分からないものの男は必死に縋り付いてみせる。

 そんな様に警察ニキは一つ溜息をつくと、懐から何かを取り出して男の両腕に取り付けていく。

 

「へ?」

 

 

 取り付けたそれは近未来的な装飾だが、男の両腕を拘束する物。

 すなわち警察の手錠であった。

 

「お前も罪を償ってもらうぞ。これが終わったら、この世界の警察に引き渡すからな」

 

「な、何言ってんだ。俺は捕まる事なんかしてねぇ! あいつが勝手に言ってるだけで……」

 

「言い訳は通用しない。

 自分は悪くないと言い張るのは勝手だが、しばらく臭い堀の飯を食うのは決まっている。観念するんだな」

 

 突然手錠をかけられた事に文句を言う男であるが、警察ニキはそれに異を介さず彼を威圧してみせる。

 四の五の言わず、自分のやった事に向き合えという無言の圧力。

 それに言い返せる胆力が男にはなく、黙ったのを確認すると改めて警察ニキは仮面の戦士へと視線を投げかけた。

 

「じゃ、さっさと頼むよ。ボクはあいつが逃げれないよう構えておくから」

 

「おう、頼んだ」

 

「……敢えて聞こう。何故、そいつを助ける?」

 

 そいつに助ける価値はない。

 言外にそう告げる戦士に、警察ニキは何でもない事のように答えてみせる。

 

「決まってる。こいつも一応『力なき人々』だからだ」

 

「力なき、だと? そいつを初めとした心無い者のせいで、一体どれだけの人々が死んでいったと思っている……!」

 

 警察ニキの言葉に怒りを強める戦士。しかしそんな反応も織り込み済みなようで、警察ニキはさらに言葉を続けていった。

 

「いーや。俺達のような力を持った連中からすりゃ、力なき人々であるのは変わりないさ。

 だからどれだけ悪行を積んでる奴だとしてもな、力を使って虐げていい理由にはならないんだよ」

 

「ならば放っておけとでもいうのか、こいつらの所業を。……どうやらお前もとんだ悪人らしいな」

 

「放ってはおかない。しっかりやれる事はやるさ。

 と言っても、俺は立場上介入できる事が限られている。だから、あくまでこの世界の人達に解決を促すだけだがな」

 

「解決を促す……? そんな事ができれば俺はこんな真似をしていない。絵空事を抜かすな」

 

 絵空事。確かにその通りなのかもしれない。

 けれどと、警察ニキは戦士の言い分に待ったをかけた。

 

「絵空事と言いたければ言うといい。

 ────けどな、絵空事だからこそ叶えていかなきゃならないんだよ。俺やお前みたいに『仮面ライダー』という名を背負っていくんならな」

 

 警察ニキも助けた男がやってきた所業とシンフォギアにおけるライブ生存者バッシングの件は知っている。

 シンフォギアの主人公である響を初め、多くの生存者達が口にするのも憚られるような迫害の数々に晒され、中には死者まで出ているという始末だ。

 だというのに、迫害をしてきた加害者達が報いを受ける場面は描写されていない。おそらくは特に罰を受ける事もなく、原作開始後の時系列でも生き続けていたのだろう。

 

 はっきり言って警察ニキとしても気分の悪くなる話だった。

 故にそんな加害者達に憤る目の前の戦士の言い分も分からないではない。

 

 しかし、戦士のやり方で生存者達が幸せになれると彼には到底思えなかった。

 確かに加害者達が消えてしまえば、もうバッシングの被害には遭わずに済むのだろう。

 けれど生存者達はライブ当日()()()()()()()()()()()()()()、且つ今は()()()()()()()()()()()()()()()()と非難を受けているのだ。

 

 そんな彼らが加害者達の死で事件が終わったと知り、果たして喜んで未来を生きていけるのか?

 否。喜ぶどころか、寧ろ今回の件がより心に深い影を落とし、生存者達を苦しめる記憶()になると警察ニキには思えた。

 

 そして何より目の前の戦士も自分も、その身に背負っている力は『仮面ライダー』。

 人の自由と平和を守り、希望を守るヒーローの姿なのだ。

 ならばどれだけ無謀であろうとも人に希望を見せられるやり方を目指さなければ、身に纏う力に泥を塗る事となる。

 

 だからこそ目の前の転生者の暴走を止めるのだ。

 彼にとっての仮面ライダー(ヒーローの在り方)と生存者達の心を守る為に。

 

「……黙れ

 

「その力が元はどんなものだったか、知らずに使っている訳じゃないだろう?」

 

黙れと言っている!

 

 戦士も仮面ライダーと己の所業に対して思うところがあったのか。警察ニキの言葉を遮ろうと、新たにエネルギー波を撃ち放ってくる。

 ただしそれもまた、彼には当たらず防がれる結果となった。

 今度は警察ニキを覆うエネルギーフィールドによる防壁によって。

 

『逆上させてどうする。相変わらず交渉に向かない男だ』

 

 警察ニキの持つライダーパスより、人工的な音声が彼の行動に苦言を呈す。

 声の主は原作での人工イマジン『イブ』にあたる人工イマジン二号。警察ニキの相棒にあたる存在だ。

 

「そう言うな。お前だってあいつには一言言ってやった方がいいのは分かるだろ?」

 

『一言どころか暫く喋り続けていたではないか。既に3分22秒のロスタイムだ』

 

「じゃあ俺の言った事は無駄だと?」

 

『……いや』

 

 しかし警察ニキの行動が無駄かと問えば、それにはNOを示した。

 

『ロスタイムは出たが、奴に言うべき事があるという点には同意しよう。あの犯人にはお灸を据える必要があると見た』

 

「意見が合ったようで何よりだ。

 それと安心しろ。お前の言うロスタイムの遅れは今からきっちり取り戻す」

 

『フン、やってみせろ』

 

 彼がライダーパスを握ると、腰に変身ベルトである『Gデンオウベルト』が出現する。

 警察ニキはライダーパスをベルトの中央部分に翳し、自分を戦士へと変える為の言葉(キー)を宣言した。

 

「変身」

 

 人工イマジンのフリーエネルギーを纏い、彼の姿は一変していく。

 パトカーを思わせる白と黒の装甲に、胸の中央には人工イマジンの顔を象ったレリーフを装着。

 そして顔にはエネルギーが形を成したパトカーが走り、赤と青のバイザーが輝く仮面へと姿を変えた。

 

「G電王、ただいま装着。これより犯人確保に移行する」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

52:Gな時間警察 ID:GP7cTU12e

 オーッス、みんなー。

 

53:名無しの転生者 ID:DaSRnsiJk

 おー、警察ニキ! もしかして事件に進展あった?

 

54:Gな時間警察 ID:GP7cTU12e

 進展っていうか、結論からいうと転生者は捕縛できたよ。もうターミナルへの移送も完了した。

 

55:ファルシオンな転生剣士 ID:Fal000mu1

 おぉ、流石だな。

 

56:名無しの転生者 ID:NffcuxyNk

 あれからまだそんなに経ってないですよね? 早いなぁ…

 

57:Gな時間警察 ID:GP7cTU12e

 >>55戻ったら新しいコテハンが増えてる件について。

 

 >>56 こっちからすると数日は経ってるんだけどな。

 

 まあ順を追って話そう。

 まず今回の転生者だが確定で黒だ。現場であるシンフォギア世界に仮面ライダーに関する力や資料は一切無いのに、まるで異物が混じったみたいに姿を見せ始めたようだ。

 

 

58:執務官な転生者 ID:7qMdqm+jC

 つまり異世界トリップみたいな状況ですか。

 

59:Gな時間警察 ID:GP7cTU12e

 そういう事。そして二課は既に接触を図ってたようなんだが、戦闘に発展したらしく両者の関係性は最悪ときた。

 

60:錬金術師な転生者 ID:DMatpZ5gC

 あちゃあ、既に敵対してたか……。

 

61:Gな時間警察 ID:GP7cTU12e

 一応ここについては補足しておくが、どうやら接触を図ったのは翼らしくてな。しかも時系列は奏が死んだ後らしい。

 

62:執務官な転生者 ID:7qMdqm+jC

 あっ、という事は……。

 

63:錬金術師な転生者 ID:DMatpZ5gC

 クッソめんどくさい時期の翼ちゃんじゃないですかヤダー!!!

 

64:ファルシオンな転生剣士 ID:zPtXT8pEE

 もしやよくあるアンチ小説のように、武力で連行しようとでもしたのか?

 

65:Gな時間警察 ID:GP7cTU12e

 確認はまだとれていないが、反応から見てそうだろう。

 話を戻すと、どうやらトリップしただけではなくシンフォギア世界での住居もないようでな。足跡が掴めないまま時間が経ち、ついに宣言していた日になってしまった。

 

66:Gな時間警察 ID:GP7cTU12e

 なのでもうバッシングの加害者達の身元から山勘で見つける他ないと探す事にした。で、何十件と捜査してようやく犯行現場に居合わせる事に成功したんだ。

 

67:名無しの転生者 ID:NffcuxyNk

 その転生者ってどんな感じだったんですか?

 

68:Gな時間警察 ID:GP7cTU12e

 正義に酔ってるとか、そんな感じはしなかったな。

 ただどうにも人間不信な気があるらしく、説得も試みても信用できないの一点張りで戦闘に入ってしまった。

 

69:執務官な転生者 ID:7qMdqm+jC

 G警察さんがそこまで言うのなら、余程の症状って事ですよね……。

 

70:Gな時間警察 ID:GP7cTU12e

 はっきり言ってすぐにカウンセリングを受けさせた方がいいレベルだな。

 いくら言葉を重ねても「こうでもしなければこいつらはいつまでものさばり続ける」「お前もこいつらのやってきた事を知れば意見を変える筈だ」と、周囲の何もかもが信じられない様だったよ。

 

71:錬金術師な転生者 ID:DMatpZ5gC

 ……そんな不安定な人に力持たせるとか、特典持たせた神は確定で邪の方っスね。

 

72:ファルシオンな転生剣士 ID:Fal000mu1

 風鳴翼の態度に問題があるのかと考えていたが、それだけではないな。その転生者自身が力を奮う資格を持ち合わせていないと見える。

 

73:Gな時間警察 ID:GP7cTU12e

 という訳で応戦したんだが、俺達が発するエネルギーを嗅ぎつけてきたのか二課もやってきてな。

 状況を不利と見てか転生者は行方を眩ませて、その場では捕まえられずに終わった。

 

74:名無しの転生者 ID:NffcuxyNk

 状況的に2体1ですよね? その転生者そこまで強かったんですか?

 

75:Gな時間警察 ID:GP7cTU12e

 >>74 いや? あいつ、戦い方が特典に頼ってる新米のそれでな。多分もう少し時間があれば捕縛できただろうな。

 問題は結構厄介な能力持ちで、そっちで不意を打たれて逃げられたって感じだ。

 

76:ファルシオンな転生剣士 ID:Fal000mu1

 だがそこで逃がしたのはマズいんじゃないか? 足跡が辿れない以上、犯行を食い止めようにも次がいつになるか分かったものじゃないだろう。

 

77:Gな時間警察 ID:GP7cTU12e

 その場ではマズいと焦ったけどな。安心な事に俺には強力な助っ人がいたのさ。

 

78:名無しの転生者 ID:sl852+UuY

 助っ人?

 

79:魔法の時間渡航者 ID:ulE20Uz12

 ハイハイ、その助っ人ですよっと。

 軽く言うけどあいつを見つけるの大変だったんだからさ。もっと労ってほしいもんだよね。

 

80:Gな時間警察 ID:GP7cTU12e

 分かってるって。後で報酬増やしとくよう局長にも言っとくから。

 

81:錬金術師な転生者 ID:DMatpZ5gC

 因みに説明しとくと、>>79は仮面ライダージオウに出てくるタイムジャッカーで、ライダーにも変身できる実力者っス。

 時間警察とは時間渡航を見逃してもらう代わりに捜査協力してる間柄なんスね~。

 

82:名無しの転生者 ID:jYXeeoco8

 なるほど~。

 

83:魔法の時間渡航者 ID:ulE20Uz12

 ま、ボクがやったのは加害者達へのマークと、二回目の戦いであいつが逃げられないよう立ち回っただけなんだけどね。

 

84:Gな時間警察 ID:GP7cTU12e

 で、渡航者の協力で転生者を追い詰めた俺はもう一度交戦。今度はしっかりと変身解除まで追い込み、無事に捕縛できたんだ。

 

85:魔法の時間渡航者 ID:ulE20Uz12

 いや、他にも説明するとこあるだろ。あいつの特典の事とかさ。

 

86:名無しの転生者 ID:NffcuxyNk

 ? 転生者の特典がどうしたんですか?

 

87:執務官な転生者 ID:7qMdqm+jC

 あー……またやったんですね。

 

88:ファルシオンな転生剣士 ID:Fal000mu1

 今まで名無し勢だったが、君の活躍はちゃんと見てたから知ってるぞ。

 

89:錬金術師な転生者 ID:DMatpZ5gC

 ここの名物っスね~。

 

90:名無しの転生者 ID:NffcuxyNk

 えーと、何したんですか?

 

91:Gな時間警察 ID:GP7cTU12e

 クソッ、新入りにまで俺の悪評聞かせたくないのにィ!

 

92:魔法の時間渡航者 ID:ulE20Uz12

 もう諦めろよ…。

 

 >>90 こいつはな。別名「特典クラッシャー」って呼ばれてるんだよ。

 その名に違わず今回も転生者の特典。あいつの持ってた武器を粉々に砕いちゃったんだ。

 

93:名無しの転生者 ID:NffcuxyNk

 ……えっ? 特典ってそんな簡単に壊れるんですか!!?

 

94:執務官な転生者 ID:7qMdqm+jC

 いや、そんな事ないんですよ。仮にも神の加護が付いてますし、早々壊れる事なんてないんです。

 けどG警察さんはちょっと特殊というか。オカシイというか……。

 

95:Gな時間警察 ID:GP7cTU12e

 弁明させてくれ。最初は壊すなんてなかったんだ。

 ただ転生者のそれを回収しようとした途端、アイテムからとんでもない邪気が溢れてきてな。転生者のところに意地でも戻ろうとしてたんだよ。

 

96:Gな時間警察 ID:GP7cTU12e

 転生者本人もあんな風になると知らなかったようでな。明らかに怯えが見て取れたんだわ。

 なんでこれは危ないと思った俺はすぐにアイテムを鷲掴みにして、膝蹴りを嚙ましてやったんだよ。

 

 そしたらとんでもない悲鳴を上げながらアイテムは粉々に砕け散って消滅したんだ。

 

97:名無しの転生者 ID:NffcuxyNk

 え、えぇ~……?

 

98:魔法の時間渡航者 ID:ulE20Uz12

 な、オカシイだろ?

 こいつこんな感じで何度も特典をぶっ壊しててさ。それを目の前で見せつけられて何人の転生者が絶望に叩き落された事やら。

 

99:Gな時間警察 ID:GP7cTU12e

 仕方ないだろ…。どれもこれも邪神が創り出したパチモンばかり。ぶっ壊すでもしないと転生者本人が死にかねない危険物ばかりなんだから。

 

100:名無しの転生者 ID:NffcuxyNk

 パチモンって、原作と同じものじゃないんですか?

 

101:ファルシオンな転生剣士 ID:Fal000mu1

 いや、まともな神が創る特典と邪神が創る特典は全く別物だ。

 

102:錬金術師な転生者 ID:DMatpZ5gC

 まともな神ならモノホンとそっくりそのまま。或いは転生者でも使えるよう能力がデチューンされたものを渡すッス。

 

 けど邪神の場合はそもそも転生させる人間にまともじゃない奴が多いッスから、特典も原典とはかけ離れたものになりやすいんス。

 

103:名無しの転生者 ID:F50mHl7xN

 例えば使うのに資格がいる力だった場合は、その条件を転生者の都合のいいものに変えたりとか。

 あとは人格のある武器や変身アイテムだと、その人格が酷くねじ曲がったものになりますね。

 

104:Gな時間警察 ID:GP7cTU12e

 ヤンデレだったりメンヘラだったり。あとは使用者の苦しむ顔が見たいとかいう武器もあったな。

 

105:名無しの転生者 ID:NffcuxyNk

 ええ、こわ……。

 

106:名無しの転生者 ID:iLjpb1j76

 そういう要素があるんで、まともな転生者は邪神産の特典をパチモンって呼んでます。

 

107:執務官な転生者 ID:7qMdqm+jC

 原典からすれば改悪極まりない代物ばかりなんです。

 なのに力は原作並みだから相手をするとホントに大変で……。

 

108:名無しの転生者 ID:wfVemNwmi

 ああ、また嫌な記憶が蘇ってきた……。

 

109:魔法の時間渡航者 ID:ulE20Uz12

 話が脱線してきたんで戻すけど、その後は転生者の捕縛に成功。今はターミナルで取り調べ中じゃないかな?

 中々強情で、あれ以外方法はなかったと繰り返してるけど、もう一度変身しようって気にはなってないみたいだね。

 

110:Gな時間警察 ID:GP7cTU12e

 ただ残念ながら既に何人か殺してしまっていてな。時間警察の法になるが実刑は免れないだろう。

 俺がしっかり犯行を止めれていれば刑も軽いものになってたかもしれないが……残念だよ。

 

111:執務官な転生者 ID:7qMdqm+jC

 でも大量殺人犯にはさせずに済んだんです。

 殺された人達には申し訳ないですが、ここで止めれたのは不幸中の幸いですよ。

 

112:ファルシオンな転生剣士 ID:Fal000mu1

 それに止めれなかった事を残念に思い、悔やむのは尊重するが、俺はその転生者にはしっかり悔い改めてもらいたいところだ。

 相手がどういう人物であれ、特典を使い力なき人を殺したのは事実。

 死んでいった者の命の重みが分からなければ、その転生者自身の未来も好転しないだろうからな。

 

113:Gな時間警察 ID:GP7cTU12e

 >>111 そうかもな…。悪いな、励ましてもらって。

 

 >>112 あいつにはちゃんと考えるよう促しておくよ。

 罪を犯したとはいえ何時までも苦しめる真似はしたくない。ちゃんと償って、第二の人生を謳歌してほしいからな。

 

114:名無しの転生者 ID:NffcuxyNk

 >>113 えーと、流れを切るんですがいいですか?

 一つ、気になった事があって…

 

115:Gな時間警察 ID:GP7cTU12e

 ん、どした?

 

116:名無しの転生者 ID:NffcuxyNk

 そういえば皆さん、その転生者が何のライダーになったのか書き込みませんけど、何か理由があるんですか?

 

117:錬金術師な転生者 ID:DMatpZ5gC

 あぁ~。そりゃこのスレの暗黙のルールってやつっス。まだ説明してなかったっスね。

 

118:魔法の時間渡航者 ID:ulE20Uz12

 少し前まで邪神産のイカれた転生者が各世界に溢れかえっててね。

 しかもここにいるスレ民の好きな作品の力を使う奴が多くいたもんだから、一時は毎日怒りのコメントでスレが炎上しまくってたらしいんだ。

 

119:名無しの転生者 ID:90VvOwkXn

 例えば特に多かったのはFateのギルガメッシュかな。王の財宝がホントに便利なもんだから、特典に貰ってくる邪神産が多いのなんの。

 

120:名無しの転生者 ID:FDHrcECyT

 だから事態が落ち着いてからは、基本的に転生者の通報があってもどんなキャラクターの力を使ってるかはボカす方向になったんだ。

 

121:執務官な転生者 ID:7qMdqm+jC

 複数の世界に波及しちゃう事態なら別ですけど、知ったところで百害あって一利なしって事です。

 

122:名無しの転生者 ID:NffcuxyNk

 なるほどな~。

 

123:Gな時間警察 ID:GP7cTU12e

 例え力だけだとしても、使い手である元のキャラが好きな人からすれば、その力を私利私欲や悪行の為に使われちゃ嫌な気分にもなるって事だ。

 俺達転生者にとって肝に銘じておくべき話だな。

 

 




■以下、コテハン勢紹介


・Gな時間警察
 
 実は彼の世界を崩壊させたのは邪神から特典を貰った転生者である。
 警察ニキが気付いていなかっただけで彼のいる世界も何かの作品世界だったが、そこに転生した邪神産の転生者の暴走が原因で滅び去ってしまっていた。

 しかし彼がターミナルに辿り着いた後、邪神産の転生者もイマジンとなって生き延びており、特典を使って暴れまわっていた事が切っ掛けでこの事実が発覚した。
 その転生者を倒すか捕縛するか。彼の中で長い葛藤があったが、最終的に時間警察としての自負と仮面ライダーの名が心を奮い立たせ、大規模な捕物劇の末に転生者の捕縛に成功している。


・執務官な転生者
 
 魔法少女リリカルなのは世界に転生した転生者。
 グラナガンにて執務官として勤務しており、管理局内でも名の知れた実力者として犯罪者の捕縛に勤しんでいる。
 同じ執務官としてフェイトとはかなり仲が良く、なのはやはやてを初めとした原作メンバーとも親交が深い。
 彼女らの相談にも結構乗っているのだが、何やらスカリエッティが原作とは違った動きを見せているらしく、第3期の到来を前にして嫌な予感を覚えるのが最近の悩み。

 尚、邪神産の転生者とは幾度も交戦経験があり、その時の記憶はあまり思い出したくない程に印象深く残ってしまっている模様。


・魔法な時間渡航者

 仮面ライダージオウのウールとして転生した転生者。
 スウォルツと出会ったタイミングで前世の記憶を思い出し、テレビ版のように死んでたまるかと仲間を出し抜いて生き抜く計画を画策。
 アナザーウィザードを造るついでにサバトに参加して魔法使いになったり、スウォルツが仮面ライダーギンガの力を獲得するよう手を貸してアナザーディケイドの誕生を阻止したりと様々な工作の末に、他のタイムジャッカーを全滅させる事に成功。
 その上ソウゴ達をOQルートに突入させる事にも成功し、テレビ版の世界改変無しに生き残る事に成功した豪の者である。

 現在は時間警察に捜査協力する事で自由を獲得し、色んな世界を旅しながら第二の生を謳歌している。







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