一応後半の構想も思いついているのですが今日中に書けるものではないので二つに分けます。
こんないい加減なものですが、小説とこち亀を愛する者が東京オリンピックに感謝したいという思いが暴走したものだと暖かい目で読んでいただければ幸いです。
1988年2月。
亀有公園前派出所。
派出所の休憩室では長野オリンピックの中継が放送されていた。
「う~む。何か忘れているような……」
オリンピックの中継を見て派出所の責任者、
「あ、部長もそうですか。わしも何か喉元まできているんですよ……」
そう言って大原部長に次ぐ派出所の古株、
「オリンピックといえば
「今は冬季オリンピックだから関係ないわよねぇ?」
部長、両津に次ぐ眼鏡をかけたふくよかな男性の
「「オリンピック? ……日暮? ……あああぁぁぁっっっ!!!!」」
オリンピックと日暮。その言葉に部長と両津は大声を上げる。
「そうだ! あいつのことを忘れていた!」
「あいつ? あいつって誰のことですか?」
部長の言葉に寺井が疑問を投げ掛ける。その疑問に両津が答える。
「日暮以外にもこの派出所に勤務しているのがいるんだ。名前を
「えぇ!? 日暮さんと似たような人がもう一人いたなんて!!」
日暮熟睡男の妹の存在に、麗子が驚きの声を上げる。
「もうそんな日になったか……。よし両津。日暮を起こしてこい」
「えぇ!? 何でわしが!?」
「お前しかあいつの居場所を知っている者はおらんだろう」
そう言って部長はポンと両津の肩に手を置く。
「……はぁ、仕方ない」
部長の言葉に両津は大きくため息をついた。
「麗子、わしと一緒に来てくれ」
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両津と麗子は女子寮に足を運んでいた。両津が持つビニール袋には途中で買ってきたサンドイッチや缶コーヒーなどの食料品が入っていた。
「えぇと。あぁ、ここだ」
二人は奥にある部屋に止まる。
「開けるぞ」
両津は寮母から借りた鍵を使ってドアを開ける。
冷蔵庫、洗濯機など最低限の電化製品の他にタンスなどスッキリとした部屋だった。奥にある小さいながら女子寮には不釣り合いな高価そうな
「兄とは大違いだな」
そんなことを言いながら両津はベッドに近づく。そこには年の頃は中学生くらいの目鼻立ちが人形のように整った、透き通るように白い肌のおかっぱ髮の女性がスースーと寝息を立てていた。
「この人が日暮休女さん?」
「あぁ。似てないだろう?」
麗子の疑問に両津が答えると目の前の中学生くらいに見える女性の頬を軽く叩く。
「おい、休女。起きろ」
「うぅん……あぁ、両津センパイ。おはようございます……ということはもうオリンピックの年ですかぁ?」
女性は寝ぼけた目を擦りながら尋ねる。
「あぁ、だからこうして来たんだ。あ、こいつは秋本麗子だ」
「秋本です、よろしくお願いします」
「日暮です。こちらこそ」
頭を下げる麗子に休女はベッドから降りて頭を下げる。
「それじゃあ、わしは外で待っているから。麗子、休女の入浴などの準備を手伝ってやってくれ」
そう言って両津は持っていたビニール袋を麗子に渡し、タオルなどの場所がある所を教えると部屋を後にした。
日暮休女
日暮熟睡男の妹。4年に一度の冬季オリンピック期間中だけ起きる。兄と違って超能力は一切使えないが……。
美人に弱い兄同様、イケメンに弱い。