再び転生した元神は魔法科高校へ   作:さすらいの旅人

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今回は達也達のファンである人達からすると、理不尽な内容かもしれません。


番外編 リューセーからの罰

「はい皆さん、ちゃんと来てくれましたね」

 

『……………』

 

 集結したパラサイトを殲滅した翌日の放課後。

 

 ジャージに着替えてる俺は陸上部で使用してるグラウンドへ来ていた。当然紫苑や千代田にも事情を説明して、生徒会の権限として一時的に借りている。

 

 此処へ来ているのは部外者の俺だけでなく、司波妹、光井、幹比古、柴田の計四名もジャージ姿になっている。残りのメンバーである司波兄、レオ、エリカは別の場所にいる。

 

 俺が罰を下そうとする事に妹の身を案じる為に此処へ来てもおかしくないが、アイツには罰として生徒会室で強制的に仕事をさせている最中だ。流石に生徒会メンバー三人(俺、司波妹、光井)が抜けるのは業務に支障を来たしてしまう為、司波兄には俺達の代理としてやってもらっている。事情を説明した風紀委員長の千代田にも許可を貰った上で、な。

 

 残りのレオとエリカは、講義をやる前に別室で俺が作成した抜き打ちテストを行っている。あの二人は武闘派だから、運動に関する罰を与えても意味が無い為、知識の復習を兼ねた勉強をさせている。語学、数学、科学、社会学などの一般科目をメインにした総合テストを。途中で嫌になって抜け出さないよう、元三巨頭である真由美、摩利、十文字が見張り役になってくれている。

 

 大学受験が迫って忙しい筈の三人に頼むのはどうかと思われるから、一応簡単に説明しておく。

 

 司波達が俺をパラサイトであるかを尋問する為にやった件については伏せて、とある事情で罰を与えなければならない事を説明し、何となく察していた真由美達は敢えて何も訊かず、俺のやる事を手伝おうと向こうから願い出た。

 

 抜き打ちテストをやるエリカとレオを見張って欲しいことを頼むと、真由美と十文字、そして後から聞いた摩利も快く引き受けてくれた。特に真由美と摩利は、今まで好き勝手やっていたエリカに対して思うところがあったのか、チョッとばかり嫌らしい笑みを浮かべていたのは内緒だ。今頃抜き打ちテスト中の二人は、元三巨頭からの凄まじいプレッシャーの中、黙々と必死に頑張っているだろう。

 

 とまあ、此処にいない者達の件は一旦後回しにしておく。今は目の前で若干暗い気持ちになり掛けている司波妹達に指示を出さないと。

 

「さて、俺からの罰として、これから君たち四人には長距離走をやってもらう。だがこの前言った通り、俺が用意したこの特別製の重りを手足に付けてもらおうか」

 

「コレって……」

 

「リストバンドとフットバンド、だよね?」

 

 俺が人数分用意した重りとして使うバンドを見て、司波妹と光井がキョトンとした表情で見ていた。

 

 見た感じは市販で販売しているリストバンドとフットバンドだから、特別製の重りと思っていた彼女達がそんな反応をするのは当然かもしれない。

 

「あの、リューセー。僕には何でもなさそうなバンドにしか見えないんだけど」

 

「だったら着けてみるんだな。ほれ」

 

 俺が身に着けるよう促しながら渡すと、幹比古は受け取るも未だ疑問視していた。

 

 両脚と右腕を着け、最後にもう片方の左腕も着けた瞬間――

 

「うわっ!」

 

『ッ!?』

 

 幹比古が突然ガクンと体勢を崩し、まるで地面に引き寄せられるように両手と両膝を地面に付けた。

 

「吉田君、大丈夫ですか!?」

 

「あ、ありがとう柴田さん。大丈夫だよ……」

 

 心配そうに寄り添う柴田の気遣いに感謝しながらも、幹比古は立ち上がろうとするも少々辛そうな感じであった。

 

「な、何なんだこの重さは……。最後のバンドを付けた途端に身体が重くなってる……!」

 

「それには特殊な仕掛けが施してある。装着した瞬間に四つのバンドが連動して、身体全体に加重魔法が発動する仕組みだ」

 

「加重魔法って……もしかしてこのバンドはCADなのかい!?」

 

「まぁ、似たようなモノだ。言っておくが入手先は教えられないぞ」

 

 加重魔法と聞いた幹比古が物の見事にCADだと勘違いした事に、俺は内心引っ掛かってくれたと思いながら否定しなかった。

 

 実際は市販で売られてるバンドを複数購入し、聖書の神(わたし)能力(ちから)を使って発動するように仕掛けただけに過ぎない。少々値が張るも、前に会った店長に頼んで支払って貰ってる。

 

 本当は立て替えるだけで、後ほど代金を返すつもりだったんだが――

 

『リューセーちゃんには色々お世話になってるから、これくらいワタシがサービスしておくわ♪』

 

 店長がそう言って実質タダで手に入る事になってしまった。

 

 お世話と言っても、そこまでした憶えは無いんだが、あの店長は妙に義理堅い。

 

 前世(むかし)の頃、色々助けられたオカマのローズさんに本当ソックリで、チョッとばかり対応に困ると言うか……。

 

 まぁソレは良いとして、購入したバンドに聖書の神(わたし)能力(ちから)を施し、装着した対象の身体能力に合わせて重さが加わるようにしてあるって訳だ。

 

 因みに修哉と紫苑に貸してるアレとは違い、ただ純粋に重いだけのバンドに過ぎない。それでも危険だと判断した場合は強制解除するよう、ちゃんと安全装置的な措置も施してある。

 

 補足しておくと、二人が使っているのは身体に負荷を与えるだけでなく、疲れ切った身体を癒す効果がある他、身体能力や魔法力の活性化を促す為の『成長の加護』も含まれてる。それ故に修哉達は、この前あった魔法実技の定期テストで上位をランクインして、一科生達を大いに驚かせた。

 

 幹比古達が使うバンドはある意味チョッとした手抜きな代物だが、罰を与えるアイテムとしては充分だ。

 

 あのシスコン男が知ったら、ああだこうだと抗議する他、本当に危険が無いかという口実を作って徹底的に調べようとするだろう。そうさせないようアイツには生徒会室で仕事をさせている。

 

 ついでに厄介な『眼』を使って此方の状況を探らせないよう、神霊役のオーフィスには監視をするよう頼んである。勿論司波に監視役をつけておくことを事前に教えてあるから、今のアイツはもう何も出来ない状態だ。

 

 言い忘れていたが、オーフィスの処遇については真由美と十文字に説明した際、召喚主である俺が責任持って預かる事を了承してくれている。二人は神霊について専門外だが、幹比古から詳しく説明を受けたことで、下手に手を出す訳にはいかないと理解し、決して悪用しないよう厳しく念押しをするだけとなった。

 

 基本的には俺の傍にいなければならない事も教えると、学校へ連れてくる時は生徒や教師の目に映らせないよう常に透明化するよう厳命された。いくら精霊の源といっても、事情を知らない第三者から見れば幽霊(オバケ)も同然であると言う理由で。オーフィスは少々不満気だったが、この世界で俺と一緒にいる以上は我慢してもらうしかない。

 

 事情を知っているのは俺を除き、現時点で司波一行(司波兄妹、エリカ、レオ、幹比古、光井)、十師族二人(真由美、十文字)。本当は教師側の他に生徒会の中条会長や五十里会計、そして風紀委員長の千代田と部活連会頭の服部にも教えるべきなんだろうが、神霊の存在を広める訳にはいかない為、敢えて箝口令を敷く事となった。来月に日本に帰国する予定の北山は、どうせ光井がヘマをしてポロッと喋るかもしれないが、もし知られた時には俺の方で説明しておく。

 

「それじゃあ、幹比古以外の方々もコレを着けてもらうぞ」

 

「ま、待ってくれリューセー! この重さは柴田さんじゃ無理だよ……!」

 

「文句は受け付けないと言った筈だ。言われた事が出来ないなら、連帯責任として罰の量が増える事になるぞ」

 

「吉田君、私は大丈夫ですから」

 

「柴田さん……」

 

 連帯責任と聞いた柴田が不安を取り除かせる為に元気よく言うと、それを聞いた幹比古がすぐに彼女を見る。

 

「私が頑張らないと皆さんにご迷惑を掛けてしまいますから、一緒に頑張ります」

 

「……分かったよ。だけどもし辛くなったら、僕がカバーするから」

 

「吉田君……」

 

 見つめ合ってる二人から甘い空気になりそうな気がしたので――

 

「はいはいお二人さん。イチャ付くのは二人っきりの時にするように」

 

「「ッ!?」」

 

 俺がパンパンと手を叩きながら指摘すると、ビクッとした二人は思いっきり顔を赤らめていた。

 

 その光景を見ていた司波妹と光井が、チョッとばかり呆れた感じで見ている。

 

「美月と吉田くんったら、これから走るのに、もう少し節度を守って欲しいわ……ううっ!」

 

「深雪、気持ちは分からなくもないけど、そこまで言う必要は……あうっ!」

 

 何やら他人事みたいに言いながらバンドを着けてる二人だが、俺からすればアンタ等も同類だよと突っ込みたい。

 

 特に司波妹なんか、普段から所構わず兄と一緒にいようとイチャ付いてるのに、よくそんな台詞を口に出来るものだ。こういう時、『人の振り見て我が振り直せ』の諺を実行してもらいたい。

 

 光井は司波達也に対する依存度が益々高くなってる気がする。別に人の恋路を邪魔する気は無いのだが、アイツに深入りするのはそろそろ止めた方が良いと思う。依存すればするほど、簡単に抜け出せなくなってしまいそうだから。まぁそこは本人の努力次第だが、な。

 

「ひょ、兵藤君、バンドを着けましたので、頑張ります……!」

 

 最後に柴田も着けて身体に負荷が襲い掛かるも、頑張ると言う姿勢を見せていた。

 

 他と違って彼女だけはそこまで重くは無い筈だが、まぁ取り敢えず頑張ってもらうとしよう。

 

「それじゃあソレを着けたまま軽く十周してもらおうか。もし本当に辛くなった場合、歩いてでも構わないから完走するように。紫苑、良いぞ」

 

「え、ええ……」

 

 一通りの準備を終えた四人をスタート地点に立たせ、四人の見張り役(特に柴田を)となってる紫苑に開始の合図を頼んだ。

 

 そして司波妹達の長距離走が始まり、これより三日間やる事となった。

 

 

 

 

 

 

 一方、生徒会室では。

 

「ほわぁ~、凄いですね司波君。殆ど一人でやっちゃってますね~」 

 

「リューセー君の言う通り、凄い事務レベルだ」

 

(今すぐにでも深雪の元へ向かいたいが)

 

 隆誠からの罰として、生徒会室で業務をするよう強制的に命じられた達也は、見事に事務処理をこなしていた。単に風紀委員でやっている事務仕事が生徒会に変わっただけなので、そこまで難しい物ではなかったから。

 

 だが、今の彼はそんな事よりも、この場にいない妹が一番気掛かりだった。自分の目が届かない場所で、罰としての長距離走をやらされているから。

 

(深雪の身体能力であれば、長距離走程度であれば別に問題無いが、重りを課すとなれば話は別だ。下手に負荷をかけてしまうと深雪の身体に支障を来たしてしまうどころか、魔法師としての活動に大きく影響を及ぼすかもしれない。多少の重りなら大丈夫かもしれんが、あの兵藤の事だから、罰と言ってもそこまで酷使するような要求はしない筈。とは言え、これから三日間行われるのを考えると、普段より念入りにメディカルチェックする必要がありそうだ。その途中で何らかの異常が起きた場合、強制的に止めるよう訴えることも考慮しておかねばな。出来れば深雪の安全を守る為に、兵藤が使おうとする重りを今すぐに確認したいが……)

 

 達也は問題無く事務処理を行いながらも、頭の中では深雪の身の安全を中心に考えていた。

 

 本当なら適当な理由を言って生徒会室から抜け出したいのだが、それは無理であった。

 

 

 ――お前、また何か良からぬことを考えている。

 

 

(くっ、またか……!)

 

 中条と五十里には全く見えないが、今も自身の背後で透明化しているオーフィスとか言う神霊によって監視されている為に無理だった。

 

 先程から抜け出す為の策を講じている際、こう何度も念話で警告されている為、達也は少しばかり参っている。

 

 この神霊について昨夜から精霊の眼(エレメンタル・サイト)を使って調べているのだが、パラサイトと違って全く情報が得られていない。確かに存在しているのに全く見えないという矛盾した存在に、達也は殆どお手上げ状態だった。

 

 外見は全く考えが読めないほどの無表情で無口な幼女の筈なのに、自分の考えを見抜いていると思われるほど指摘してくる。それは達也にとって苦手な相手と言える存在であった。尤も、普段無表情で何を考えているか分からない事に関しては、達也も充分該当している。オーフィスが自分と似ている点があると言うのに、本人は全く気付いていない。

 

 深雪の元へ向かう前に自分を監視している幼女をどうにかしなければならないが、如何せん分が悪過ぎた。パラサイトとは比べ物にならないほどの大規模独立情報体であり、幹比古曰く『国レベルの大規模な気象操作すら可能』と呼ばれる存在である。下手に怒らせてしまえば最後、深雪を危険な目に遭わせてしまうどころか、一高全体に甚大な被害を及ぼしてしまう。恐らく隆誠は手を出せないのを分かった上で、オーフィスを自分の監視役にさせたのだろうと察した。忌々しいが正にその通りで、歯軋りしながらも有効な手段だと認めている。

 

(全く。こんな『歩く核兵器』みたいな存在を、普通は学校に連れてくること自体あり得ないんだが……)

 

 これ程危険極まりない神霊を使い魔みたいな扱いをする隆誠に、達也は余りにも非常識な奴だと呆れてしまう。

 

 尤も、非常識なのは達也にも言える事であった。魔法式を無意味なサイオン粒子に分解する『術式解体(グラム・デモリッション)』だけでなく、機械などを部品ごとにバラバラにする分解魔法、物質を元素レベルの分子へと分解する『雲散霧消(ミスト・ディスパージョン)』、更には質量をエネルギーに分解する究極の分解魔法である戦略級魔法――『質量爆散(マテリアル・バースト)』などを使える。いくら深雪による『誓約』で封印されているとは言え、彼もオーフィスと同じく『歩く核兵器』なのだが、先程と同じく全然気付いていない。

 

「あ、司波君。今日の仕事が終わったら、その後に風紀委員の事務処理もやるよう千代田さんが言ってましたよ」

 

「は? 俺は今日から三日間、此方がメインの筈では?」

 

 話が違うと言わんばかりに達也が問うも、中条は大変申し訳なさそうな表情をしながらもこう言った。

 

「え、えっとですね。千代田さんが、『司波君が三日も抜けられると事務処理が滞ってしまうから、せめてそれ位は生徒会室にいてもやって欲しい』と言われまして……」

 

「………三日程度であれば、風紀委員長がやれば良いと俺は思うのですが」

 

 仮にも風紀委員長なんだから、いい加減にそれ位はやれと暗に言ってるのは中条や五十里にも充分伝わっていた。

 

「も、勿論私や五十里くんもそう言おうとしましたよ! ですが……」

 

「僕らが断ろうとする直前に、リューセー君が承諾してしまって、ね」

 

(アイツの仕業か!)

 

 勝手に仕事量を増やした犯人が隆誠だと分かった瞬間、達也は口に出さずとも内心憎々しげに叫んだ。

 

 同時に分かった。そこまですると言う事は、自分を長距離走をしている深雪の元へ行かせたくないのだと。

 

 達也としては今回の罰に断固抗議したいところだが、先日やらかした強制尋問の件で強く出れない立場であった。アレは犯罪に等しいもので、下手をすれば退学も免れない。

 

 けれど、隆誠は敢えて(ペナルティ)を下すだけで許す事にした。これはかなり譲歩したとも言える寛大な処置であるが、その分『次は無い』と言う意味でもある。

 

 だとしても、罰を下している深雪に会わせようとしない事には納得いかない。何故そこまでするのかが逆に疑問を抱いてしまう。

 

 すると、背後にいるオーフィスが念話でこう伝えてきた。

 

 

 ――リューセーから伝言有。『もし上手い事を言って途中で仕事を抜け出した場合、連帯責任として妹達がやってる罰の量を増やす。逆らう事は許さない』と言っていた。

 

 

(あの野郎ォォォォォォ!!)

 

 最早理不尽とも言える伝言(メッセージ)に、達也は失った筈の怒りの感情が噴き出してしまいそうになりながらも、必死に耐えて従うしかなかった。

 

 

 

 

 

 

 もう一つ、空き教室で隆誠からが作った抜き打ちテストをやっている二人がいる。

 

「西城、時間はまだある。落ち着いてゆっくり考えるんだ」

 

(出来る訳ねぇだろう!)

 

 隆誠から見張り役を頼まれている十文字が無自覚にプレッシャーをかけている所為で、レオは精神的にダウン寸前であった。

 

 テストの問題は主に一般科目で、自分が余り得意としない問題ばかりある事に匙を投げたいのだが、十文字の所為(おかげ)で何度も挑戦する破目になっている。

 

「エリカちゃん、苦手だからって投げ出さずに最後までやりましょうね」

 

「そうだぞ、これはリューセーくんからの罰なんだ。キチンと最後までやるように」

 

(よりにもよって、何でこの女もあたしの監視役なのよ! 隆誠くんのバカ!)

 

 少々意地悪そうに指摘する真由美と摩利に、エリカの怒りは爆発寸前になっていた。

 

 その原因となっているのは主に摩利なのだが、当の本人はそれを理解しながらも全く気にしていない。

 

 今日はテストだけで採点をした翌日、隆誠が講義をする手筈になっている。主に二人がテストで間違えた箇所を重点的に教える為に。

 

(それにしてもリューセーくんが作ったテストって、定期テストも同然の問題ばかりね。もしかして彼、教師に向いてるんじゃないかしら?)

 

(確か明日はエリカと西城に講義をすると言ってたな。これはチョッと面白そうだ)

 

(ふむ。兵藤が良ければ、明日の講義に参加出来るか訊ねてみるとしよう)

 

 元三巨頭は抜き打ちテストの見張り役をするだけで終わりなのだが、今度はレオとエリカに混じって自ら生徒役になろうと考え始める。

 

 それを知った二人が絶望の如き雄叫びを上げるのは、隆誠が来てテストの採点を終えた後になると、今はまだ知らないのであった。




連日更新は今日までとなります。

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