ー寮 部屋ー
「ふわぁ~…あれ?何でキングちゃん、わたしのベットで寝てるの?」
「こっちの台詞なのですが!?」
「あれ?本当だ…キングちゃんのベットだ」
「まったく、別に気にしてないからいいけど。ウララさんって寝る時はいつもそうなの?」
「う~ん…でも、お母さんとお父さんのベットに入った事あるよ!2人とも抱き締めてくれたよ!」
「じゃあ、元々こうなのね。まあ、いいわ。さあ、そろそろ学園の方に行くわよ。準備しましょ」
「わかったー」
ハルウララとキングヘイローは話ながら、学園に向かう準備をする。
「ウララさんは学園は楽しめてる?」
「うん!ご飯はおいしいし、皆、優しいから!」
「そう、良かったわね」
「でも、まだ学園の事分かってないんだー!」
「なら、暇な時に私のクラスに来ても良いわよ。私が案内してあげるわ」
「本当!やった!」
「さあ、時間よ。行きましょう」
「はーい」
2人は時間が来たので、学園に向かったのであった。
授業が終わり…
ートレーナーの部屋ー
「ガチャ」っとドアの扉が開く。
「トレーナー?」
「ウララ!授業は終わったの?」
「うん!」
「それじゃ、早速、トレーニングしようか!ついておいで!トレーニング場所に行こう!」
「うん!」
トレーナーはハルウララを連れて、トレーニング用のレース場に向かった。
ートレーニング場ー
「実はトレーニングのやり方は大体決まってるんだけど、ウララは何かやりたいみたいなのはない?」
「ないよ!トレーナーが組んでくれたトレーニングでいいよ!」
「それじゃあ、まずは走るのに慣れよう」
「わかった!」
ハルウララが芝のコースに足を踏み入れる。
「それじゃあ、準備はいい?」
「う、うん…」
「よーい…スタート!」
トレーナーがタイマーのスイッチを入れ、タイマーを開始する。だが…
「……」
ハルウララは動かない。トレーナーから見たハルウララは足が震えている様に見えた。トレーナーはハルウララに近づく。
「ウララ!大丈夫?」
「…ぇ…あっ、うん…」
「…」
トレーナーは大体の原因は分かっていた。そう、前のトレーナーの事だ。ハルウララの顔からはさっきまでの明るい顔はなくなってしまった。暗い顔で下を見つめる。
「ウララ…」
トレーナーはハルウララの頭に触れる。
「…!トレーナー…」
「大丈夫?」
「う…うん!」
ハルウララは明るく返す。でも、トレーナーからはハルウララは無理をして明るく振る舞っている様に見えていた。
「走るのはやめておくか?」
「頑張ってみるよ!見てて!」
「うん。無理はしないでね」
「もう!トレーナーってば、心配しすぎだよ?応援しててね!」
「ああ。わかったよ」
「よーし!がんばるぞー!」
「それじゃあ、ちょっと待ってて」
タイマーをセットするトレーナー。
「…いくよ?よーい、スタート!」
ハルウララが走り出した。
「……」
……
「はしれ!遅いんだよ!もっと速くはしれ!」
「これが…限界。はぁ…はぁ…」
「あっ?てめえは本当にのろまだな!!もっと速く走れって言ってんだよ!」
「無理……はぁ…」
ハルウララが足を止める。
「なに止まってんだ!走れ!」
「もう無理だよぉ…」
「無理でも走れ!こののろま!スタミナをつけやがれ!まあ、勝てねえお前に言っても、意味ねえな」
「うぅ…疲れた」
「いちいち弱音を吐いてんじゃねえぞ!は!し!れ!」
……
「(走らなきゃ…走らなきゃ。疲れても…)」
ハルウララは頑張って、コースを一周して、戻って来る。
「お疲れ様!休憩しようか!」
しかし、ハルウララはトレーナーの前を通り過ぎて、また走っていってしまった。
「ウララ!休まないと!」
「はぁ…走らないと…」
「ウララ!」
トレーナーは呼び掛けるがハルウララの耳には届かない。前のトレーナーの過酷なトレーニングの記憶を思いだしてしまい、休む事を許されなかった、あのトラウマを…ハルウララは走り続ける。トレーナーは呼び止めようとするが、ハルウララに追いつけない!
「(ここのコースは一周、2400…並みのウマ娘の体力で二周はかなりキツイ距離だ!それにこのコースは芝。ハルウララの適性に合ってるかもわからない!体力がかなり奪われている可能性がある!止めないと、体を壊すに違いない!どうにかして…!でも、どうすれば……そうだ!)」
トレーナーはハルウララとのトレーニングを始める前に。もう1人このコースを走っているウマ娘がいたのを覚えていた。そのウマ娘は今、休憩をしている。その子を頼る事にした。
「ごめん!君!」
「ひゃ!ひゃい!」
「今、コースを走っている子がいるだろ?あの子を呼び止めてくれないか!」
「えっ?」
その子は戸惑いながらもトレーナーの焦っている様子を見て…
「わ、わかりました!」
そのウマ娘は急いでハルウララのもとに走っていた。とても速く、さっきまで走っていたのに疲れが見えない。体力に自信がある子なのがわかる。そのウマ娘はあっという間にハルウララに追いついていた。
「す、すいません!」
「ぅえ…?」
「止まってくれませんか…!」
ハルウララがその子の言う事を聞いて、足を止めてくれた!
「どうして…呼んだの…?わたし、走らないと…」
「トレーナーさんがあなたの事、呼んでたよ?」
「そうなの…?教えてくれて、ありがとう…!」
ハルウララが走るのをやめて、トレーナーの方に向かおうとするが…
「はぁ…はぁ…」(クラッ…)
「危ない…!」
その子が走って、倒れそうになる、ハルウララを受け止める。
「だ、大丈夫?」
「ありがとう…!」
「危ないから、歩いて行こうね!」
「うん…!」
ハルウララはその子と一緒に歩いて、トレーナーのもとに向かう。
「ありがとう!大丈夫か?ウララ」
「うん!」
「そういえば、君の名前を聞いてなかったね。教えてくれるかい?」
「は、はい!私はライスシャワーです…!」
「さっきはありがとう!ライスちゃん!わたしはハルウララって言うの!」
「よろしくねウララちゃん」
「さっきはごめんね。いきなりで驚いたよね」
「確かにちょっとびっくりしましたけど。トレーナーさんが困ってるのを見て、助けなきゃって思って。ライス、役に立てて嬉しいです!」
「本当にありがとう」
「それじゃあ、ライスは他のトレーニングをするので、これで…」
ライスシャワーが離れようとすると。
「待って!ライスちゃん!」
「えっ!」
ハルウララがライスシャワーの手を握る。
「ウ、ウララちゃん!?」
「ねえ!ライスちゃんも一緒にトレーニングしよ!」
「えっ、でも…いいの?」
「うん!いいよね?トレーナー!」
「全然、問題ないよ。でも、今日はもう疲れたろ?今日はここまでにしておこう」
「確かに疲れちゃったかも…それじゃあ、明日、一緒に練習しようよ!」
「うん!それじゃあ、バイバイ、ウララちゃん」
「バイバ~イ!」
ハルウララとトレーナーはライスシャワーと別れた。
「なあ、ウララ」
「何、トレーナー?」
「どうして、あんなに走ったんだ?」
「…聞こえたんだ」
「前のトレーナーの?」
「うん。いつも走ろうとすると聞こえるの…「走れ」「のろま」「泣き虫」って…」
ハルウララの目から涙が見えたような気がした。ハルウララは下を向いてそう言うりトレーナーは励ましてあげられるだけ…だから。
「頑張ろう!ウララはそんな子じゃないよ。できれば、やれる子なんだ!」
だから、トレーナーはハルウララの頭をなで回す。トレーナーのできる、最大限の励ましをするだけだ。
「えへへ…なんか、嬉しいな」
だんだんとレースの日が近づく。これからどうするだろうか…
あれ?タイトル詐欺じゃね?実は嫌いなのは2冊位しかないっていう…すいません!ストーリー構成が下手くそで!
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