ウマ娘プリティーダービー 読み切りシリーズ!   作:oinktonkatu

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こういう死ネタを書いてみたかった。
楽しんで頂けたら、幸いです!


トレーナーの死

ートレーナーの部屋ー

 

「なぁ、トレーナー」

 

「ん?どうした?ゴールドシップ」

 

「おめぇさ、最近は病院に行き過ぎじゃねえか?もしかして、なんかあったのか?」

 

「あぁ…」

 

「トレーナー、何か隠し事してねえか?もし、してるなら話してくれよ」

 

ゴールドシップが俺を見つめる。

 

「してないよ」

 

「おい!絶対何か隠してるだろ!」

 

「別にそんな事、気にしなくていいよ!ほら、トレーニングしようよ!」

 

「ちぇー、わかったよ」

 

「おう!頑張ろうな!」

 

「はぁ…だりぃ~。なあ、トレーナー…アタシの事、運んでくれよ~」

 

「自分で歩き…なよ…」

 

(バタッ!)

 

「トレーナー…?おい!トレーナー!!」

 

トレーナーはこの後、病院に搬送された。連れとして、ゴールドシップがついていった。

 

 

ー病院ー

 

「ん……ここは…?」

 

「トレーナー!起きたか!びっくりしたんだぜ!」

 

「ゴールドシップ…」

 

「ここは病院だぜ!トレーナーがいきなり倒れたもんだからよ!大丈夫か?」

 

「ああ、大丈夫だよ」

 

「なあ、病院に行ってる事と関係あんだろ?いい加減、話してくれよ」

 

「…うん、わかった。実は…」

 

トレーナーが少し黙る。

 

「…俺、もうすぐ死ぬらしいんだ」

 

「えっ…」

 

(ガタッ!)

 

ゴールドシップが驚いた様子で椅子から立ち上がる。

 

「なんで黙ってたんだ。私を心配させないためにか…?そんな、優しさいらねえよ!後で知った方が辛いに決まってるだろ!」

 

ゴールドシップが悲痛な思いで怒る。

 

「!…ごめん」

 

静かな時間が過ぎる。

 

「…今日はありがとう、ゴールドシップ。学園に戻って、トレーニングをしてきなよ」

 

「ああ、そうだな…じゃあな!」

 

(ガチャッ…ガダン)

 

「…」

 

 

ートレーニング用 レース場ー

 

(ダッダッダ!)

 

「はぁ…はぁ…」

 

「ゴールドシップさん…?今日の貴方はおかしいですわ…どうしたのですか?」

 

「マックイーン…」

 

「ゴールドシップさん、泣いているのですか!?」

 

「マックイーン、アタシはどうしたらいいと思う?」

 

「悩みですか?話してくださいまし」

 

ゴールドシップが話す。

 

「それは…お辛い事ですね…」

 

「…」

 

「(ゴールドシップさんがこんなにもしょんぼりしているのは初めて見ましたわ。でも…)ゴールドシップさん!貴方らしくありません!きっと、トレーナーさんもそんな貴方の姿なんて見たくないと思いますわ!」

 

「じゃあ、これからはどう接しろてんだ…」

 

「いつもの貴方の姿を見せてあげなさい!トレーナーさんもいつもの貴方を見たら、きっと喜びます!」

 

「そうだな…こんなのアタシじゃねーな!よーし!マックちゃん!併走しようぜー!」

 

「ええ、いいですわ!受けて立ちますわ!」

 

ゴールドシップはメジロマックイーンと練習をした。

 

 

次の日…

ー病院ー

 

(ガチャッ)

 

「よっ!トレーナー!」

 

「おはよう、ゴールドシップ。来てくれたんだな」

 

「あったりめえだろぉ!?おい、トレーナー!出掛けよーぜ!」

 

「えっ!いきなり!?でも、どうやって?」

 

「お姫様抱っこしてやるぜ!よいしょっと!」

 

ゴールドシップがトレーナーを持ち上げる。

 

「行くぜ!ちゃんと捕まってろよな!ドリャァァ!」

 

「ゴールドシップ!?ちょっとーー…」

 

 

ー浜辺ー

 

2人は浜辺に腰を掛ける。

 

「なあ、トレーナー。あった時の事覚えてるか?」

 

「忘れないさ。お前に捕まって、この浜辺に連れてこられた事もちゃんと覚えてる」

 

「最初に目を着けたのがお前で良かったぜ!」

 

「?」

 

「お前以外のトレーナーだったら、きっと途中でアタシは飽きてるぜ?」

 

「そう言われると、俺以外に務まる奴がいないような…?」

 

「へへ、絶対にいねーよ!はぁ~…この前のレースは残念だったぜ~…」

 

「有馬記念の事だな。8着だったな!でも、お前の成績は凄い物ばかりだよ?まあ、宝塚は…」

 

「ありゃ、エアシャカールがよ…まあ、アタシも悪いか」

 

「はは…良い思い出だな」

 

「なあ!トレーナー!南国の地に宿りし癒しの果実を探そーぜ!」

 

「ヤシの実だろ!?」

 

「そうとも言う!さぁー、探すぞー!」

 

ゴールドシップが辺りを探す。

 

「おーい!1つ見つけたぜ!」

 

「見つかって、良かったな」

 

「よし、離れてな!欠片が目に入ったりしたら、大変だからな!ふぅ…ホワタアアァァァァッッ!!」

 

(バリバリバリ)

 

「相変わらず、ヤバい握力だな…」

 

「ほらよ!トレーナー」

 

その後は2人でヤシの実を飲みながら、色々な話をした。ゴールドシップは病院にトレーナーを届け、トレセン学園に帰っていった。

 

その後もゴールドシップは毎日来てくれた。病院に来ては公園、レース場、映画と色々な所へ連れまわした。どれも楽しかった。でも、そろそろ…楽しい時間も終わりらしい。

 

 

ー1ヶ月後ー

ー病院ー

 

(ガチャッ!)

 

「おっす!トレーナー!今日は宇宙に行こうぜ!」

 

「ゴールドシップ…」

 

「おい!どうした!顔色悪いぞ!?」

 

「ごめんな…もう、ダメみたいだ」

 

「勝手に決めてんじゃねえよ!もしかしたら…」

 

「分かるんだ…」

 

「…っ!」

 

「いままでありがとうな…お前と居て、楽しくないなんて思った事はないよ」

 

「トレーナー…アタシも楽しかったぜ!」

 

ゴールドシップは満面の笑みでそう答えた。

 

「お前といた4年は忘れられない思い出だよ…。ゴールドシップはどうだった?」

 

「楽しかったに決まってんだろ!」

 

「それは…良かった」

 

「なあ、トレーナー…」

 

「ん?」

 

「アタシと出会えて、アンタの人生、面白くなっただろ?」

 

「そうだな…ゴールドシップ。最後に手を握ってくれないか?」

 

「お安いご用だぜ!トレーナー!」

 

(ガシッ!)

 

「温かいな…未来、お前の隣には誰が立ってるか楽しみだな…」

 

「いや…アタシの隣には誰も並ばせねえ、アタシでひとりじめしてやるからな!!」

 

ゴールドシップが笑顔でそう言う。

 

「はは…お前…らしい……な…」

 

ゴールドシップの手からトレーナーの手が離れる。ゴールドシップは慌てて掴み、しばらく黙って、トレーナーの手を握りしめていた。

 

(ピーーーッ)

 

ゴールドシップはトレーナーを見送ってから、病院を離れ、浜辺へと向かうのであった。ゴールドシップは静かに泣いた。最後まで1人の相棒に見せなかった、涙を流した。その後に黄昏るゴールドシップをメジロマックイーンが向かえに来て、トレセン学園に帰ったという。

 

(終わり)




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自分の推しでもある、アグネスデジタルが中心のシリーズがあります!その他にもシリーズがあるんですが、そちらも見たいですか?

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