ウマ娘プリティーダービー 読み切りシリーズ! 作:oinktonkatu
楽しんで頂けたら、幸いです!
ゴールドシップ「トレーナー!ドリャァァ!」
ゴールドシップがそう叫ぶと俺に飛んで、抱きついてきた。
トレーナー「ぐぇ!お、重!」
ゴル「おい!女性に重いは失礼だぞ!」
トレ「でも、飛び付いてくるお前もどうかと思うが。…でっ、どうした?」
ゴル「私、今日で未来に帰らなきゃいけねぇんだ」
トレ「未来?」
ゴル「前に話したろ?」
トレ「そういえば…」
この前…
ゴル「トレーナー、話したい事があるんだ」
トレ「ん?話してみて」
ゴル「実は私は未来から来たんだ」
トレ「…冗談だろ?」
ゴル「いや、本当の事だぜ?」
信じられないに決まってる。未来から来たなんてよく聞く話だが、そんなのはフィクションに過ぎない。
トレ「そういう展開は映画とかだとあるあるだが…」
ゴル「あっ、信じてねぇな!?」
トレ「逆にそう言われて、信じる人はいないと思う」
ゴル「じゃあ、お前の未来の姿教えてやろうかぁ?」
トレ「(どうせ、作り話だろうからな…)教えてくれ」
ゴル「じゃあ、教えてやる。未来のお前は結婚してねぇぞ?つまり、独身だな!そして、未来でもウマ娘のトレーナーをやり続けて、トレセン学園を支えてる、1人になってるんだ」
トレ「マジか…、俺って結婚できねえのか…」
ゴル「信じたか?」
トレ「それでも…信じられないな」
ゴル「さっきの反応はなんだったんだよ!?」
トレ「面白い作り話だったな」
ゴル「作り話じゃねえって!」
今…
トレ「アレって冗談だろ?」
ゴル「はぁ…。別に信じなくていいけどよ。どうせ、皆は私の事は忘れるしな」
ゴールドシップが冗談を言う時はよくあるがその話はなんだか、本気で言っている気がしてきた。
トレ「わかった…信じるよ。君が言ってる、忘れるってどういう意味だ?」
ゴル「そのままの意味だぜ?私が未来に帰った後は皆、私がいたという記憶は消えちまうんだ。トレーナーも多分、同じだ」
トレ「どうしても、帰らないと行けないのか?」
ゴル「帰らないって選択肢もあるけどよ。家族に迷惑をかけちまうからな」
トレ「…」
ゴル「すまねえな、トレーナー。これからもいろんな景色を見せてやるって言っといてよ。こんな感じの別れになっちまって…」
だんだんと信じてきている、自分がいる。それと同時に彼女の声が震えているのがわかる。
ゴル「おっと、そろそろ時間だな…」
ゴールドシップが机から腕時計を取り出す。
ゴル「これが私が未来と今を行き来する為の装置だ。トレーナー、今までありがとな!」
トレ「ゴールドシップ…?」
ゴールドシップが腕時計を身につけて、腕時計をいじる。その時の彼女の顔は綺麗な髪に隠れていた。
ゴル「じゃあな、トレーナー。宇宙と同じ位、お前の事が…」
…………
トレ「あれ…俺、何で泣いてんだ?何か大切な何かを忘れている様な…?そうだ、マックイーンのレース予定を確認しておこう」
俺はなぜか、今日は泣かないと気がすまなかった。理由はわからない。うっすら覚えているのが、白い長い髪をしたウマ娘…?の姿だった。
次の日…
?「ドリャァァ!」
トレ「…?ぐぇ!」
誰かが俺に飛び付いてきた。
トレ「誰!?」
ゴル「おい!まさか私の事、忘れちまったのか!?」
トレ「ゴールドシップ…?えっ!お前、帰ったんじゃ!?」
ゴル「実は何ヵ月か過ごしたんだけどよ!やっぱ、こっちの方が好きなんだ!未来はクッソつまらなかったぜー」
トレ「こっちに来たってのか!?」
ゴル「なんだよ!嬉しくねぇのかよ!」
(ギュ…)
俺はゴールドシップに抱きついた。
ゴル「!」
トレ「嬉しいに決まってるだろ…」
ゴル「…。おい!ちけーぞ、離れろ!おめーは栽培マンか!?私はヤムチャみたいになりたかねーぞ!」
トレ「あっ、ごめん!」
ゴル「(まっ…、悪い気はしなかったけどな)」
トレ「じゃあ、未来にはもう帰らないのか?」
ゴル「ん?そうだけど?」
トレ「それって、まずいんじゃ…?」
ゴールドシップが腕時計を外して、床に置く。
(ゴトッ…)
ゴル「ふんっ!!」
(バキィッ!!)
ゴールドシップがおもいっきり腕時計を踏んだ。
トレ「お前…!どうやって、帰るんだ!?」
ゴル「だから、帰る気はねえって言ってんだろ?」
トレ「大丈夫なのか?」
ゴル「全く…トレーナーは心配性だな!私はもうここにずっと、いるつもりだぜ?それに…」
ゴールドシップが少し黙る。
ゴル「マックイーンや他の皆。トレーナーがいるしな!!きっと、こっちの方が退屈しないぜ!」
トレ「!」
ゴル「これからもいろんな景色を見せてやるよ!覚悟しとけよ!トレーナー!」
(終わり)
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自分の推しでもある、アグネスデジタルが中心のシリーズがあります!その他にもシリーズがあるんですが、そちらも見たいですか?
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見たい!
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別に見たくない!