平凡な男の非凡な学園生活 (凍結)   作:御龍

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ストック切れました……。
しばらくゆっくり更新になりそうです。


吸血鬼の脅威 VSカミューラ

カイザーがカミューラに敗北した。

カイザーがカミューラを後一歩まで追い詰めたが、カミューラの幻魔の扉の発動コストに翔の魂を使い、人質として利用した。

 

明らかにデュエル外の事情でカイザーは敗北した。

デュエルはデュエル。それ以外はそれ以外。

デュエルにその他の事情を持ち込むやつは俺は大嫌いだ。

 

カミューラは『正々堂々なんて言葉は虫唾が走る』といっていた。

これで俺もあれらのデッキを使用するのにためらいはなくなった。

十代がやる気を出しているところ悪いが次は俺がやらせてもらう。

幻魔の扉など関係ない。どれだけ効果が強力でも所詮サンダーボルトの変形版だ。あの程度のカード発動さえさせなければいいだけの話だ。

 

「と、いうわけで十代。悪いがカミューラの相手は譲ってもらうぞ」

「け、けどよ厚志」

「お前に幻魔の扉がどうこうできたり、みんなの魂を取り戻すプランがあるのか?」

「カミューラの力を封じるには、闇のアイテムが必要なんだ! だから俺に任せてほしい」

「闇のアイテムか……いや、それではだめなんだ」

「なんでだよ!」

「俺はクロノス先生の最後の言葉に従いたい。だから闇には闇じゃなくて光で対抗したいんだ」

「けどそれじゃあ」

「大丈夫だ。幻魔の扉はどうにでもなる。たまには俺を信じてくれ」

「う、わかったよ」

「よし! 交渉成立だ。後騒ぎそうなのは万丈目か……。あいつも単純だから口車で何とでもなるだろう」

 

「で、次の相手は坊やなわけね」

「そういうことだ」

「では、魂と命を懸けたデュエルをはじめましょう」

「その前にひとつ提案がある」

「提案?」

「俺は常に自分の魂を掛ける。お前は俺たちの仲間の魂を一回ずつ掛けてほしい」

「どういうこと」

「初戦で俺が勝てばクロノス先生の、二回目で勝てばカイザーの魂を開放してほしい。お前が魂を掛けるのは三回目だ」

「ふーん、徹底的にアンチデッキでも作っているのかしら?」

「さらに! 俺はその三回すべて別のデッキを使うと宣言しよう。どれか一回でもお前が勝てば俺は魂を失う。どうだ? 悪い条件じゃないと思うんだがな」

「そんな無茶っスよ!! ただでさえ相手は強いのに」

「ふふふ、よっぽど自信があるのね、いいわ! あなたのその思い上がり。真っ向から叩き潰してあげるわ」

「厚志! 勝算はあるの?」

「相手が約束を守ればな」

 

「でははじめましょう。闇のデュエルを」

「ああ、俺は自分の魂を掛ける」

「GOOD! 私は醜いクロノスの魂を掛けるわ」

 

「「決闘!!」」

 

「私のターン。私は不死のワーウルフを攻撃表示で召喚。カードを一枚伏せてターンエンド」

 

《 不死 (ふし)のワーウルフ》

効果モンスター

レベル4/闇属性/アンデット族/攻撃力1200/守備力600

このカードが戦闘で破壊された時、デッキから「不死のワーウルフ」1体を

自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。

この効果で特殊召喚に成功した時、そのカードの攻撃力は500ポイントアップする。

 

クロノス教諭が戦ったときと同じか。

まぁこのデッキなら何とでもなるか。幸い今日の俺は絶好調で引きも悪くないようだ。

 

「俺のターンだ。俺は永続魔法神の居城ーヴァルハラを発動。効果を使用して光神テテュスを特殊召喚」

 

《神の居城−ヴァルハラ/Valhalla, Hall of the Fallen》

永続魔法

自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、

手札から天使族モンスター1体を特殊召喚できる。

この効果は1ターンに1度しか使用できない。

 

《光神テテュス/Tethys, Goddess of Light》 †

効果モンスター

星5/光属性/天使族/攻2400/守1800

このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、

自分がカードをドローした時、そのカードが天使族モンスターだった場合、

そのカードを相手に見せる事で自分はカードをもう1枚ドローする事ができる。

 

「上級モンスターを生贄なしですって!?」

「さらにマンジュ・ゴッドを攻撃表示で召喚。効果により儀式魔法であるを宣告者の預言(デクレアラー・プロフェシー)を手札に加える」

 

《マンジュ・ゴッド/Manju of the Ten Thousand Hands》 †

効果モンスター

星4/光属性/天使族/攻1400/守1000

このカードが召喚・反転召喚に成功した時、

自分のデッキから儀式モンスターまたは

儀式魔法カード1枚を手札に加える事ができる。

 

「すげぇ、いつもの厚志じゃねぇ」

「確かに。今日の厚志は気迫が違うな」

 

「バトル! マンジュ・ゴッドで不死のワーウルフを攻撃」

「ぐぅ、しかし不死のワーウルフはよみがえる!」

「ならば、テテュスで叩けばいいだけの話だ。テテュスで不死のワーウルフを攻撃」

「くっ、まだまだぁ!」

 

カミューラ

LP4000→3800→3100

 

「カードを一枚伏せてターンエンドだ」

「私のターン。私は不死のワーウルフを生贄にヴァンパイア・ロードを召喚」

 

む、来るか。クロノス教諭を倒した最強のヴァンパイアが。

進化しないほうが使い勝手がいいとまでいわれた微妙カードが!

 

「そしてヴァンパイア・ロードを除外して、来い! わが最強の僕ヴァンパイアジェネシスよ!」

 

「あれはクロノス先生を倒した!」

「まずいわ、せっかく出した上級モンスターがやられる」

 

《ヴァンパイアジェネシス/Vampire Genesis》 †

効果モンスター

星8/闇属性/アンデット族/攻3000/守2100

このカードは通常召喚できない。

自分フィールド上に存在する「ヴァンパイア・ロード」1体を

ゲームから除外した場合のみ特殊召喚する事ができる。

1ターンに1度、手札からアンデット族モンスター1体を墓地に捨てる事で、

捨てたアンデット族モンスターよりレベルの低い

アンデット族モンスター1体を自分の墓地から選択して特殊召喚する。

 

「ふふふ、せっかく出した上級モンスターなんだけど、ここで退場させてもらうわ。ヴァンパイアジェネシスで光神テテュスを攻撃! ヘルビシャス・ブラッド!!」

「リバースカードオープン和睦の使者発動。戦闘ではモンスターは破壊されずダメージも0にする」

「チッ、たかが寿命が一ターン延びただけよ。ターンエンドよ」

 

「し、心臓に悪いっス」

「ひやひやしたぜ……」

 

なにを心外な。十代のほうがよっぽど心臓に悪いデュエルを送っているだろうに。

 

「さて、俺のターンだな。ドロー! 引いたカードは勝利の導き手フレイヤだ。光神テテュスの効果でさらにドローさせてもらうぞ」

「なっ、ドロー補助ですって」

「ドローセンジュ・ゴッド、ドローオネスト、ドローまたフレイヤか、ドローおっとこれで打ち止めか」

 

「すごいわ、5枚も引くなんて……」

「兄貴顔負けのドローっス」

 

「俺は儀式魔法宣告者の預言(デクレアラー・プロフェシー)を発動させる。場のレベル4マンジュ・ゴッドと、手札のレベル1儀式魔人ディザーズとレベル1勝利の導き手フレイヤを墓地に送り神光の宣告者(4パーフェクト・デクレアラー)を守備表示で召喚」

 

神光の宣告者(パーフェクト・デクレアラー)/Herald of Perfection》 †

儀式・効果モンスター

星6/光属性/天使族/攻1800/守2800

「宣告者の預言」により降臨。

手札から天使族モンスター1体を墓地へ送って発動する。

相手が発動した効果モンスターの効果・魔法・罠カードの発動を無効にし破壊する

 

「守備力2800!」

「でも、それじゃあヴァンパイアジェネシスには及ばないわ」

「俺は勝利の導き手フレイヤを守備表示で召喚。天使族モンスターの攻守を上昇させる」

 

《勝利の導き手フレイヤ/Freya, Spirit of Victory》 †

効果モンスター

星1/光属性/天使族/攻 100/守 100

自分フィールド上に「勝利の導き手フレイヤ」以外の

天使族モンスターが表側表示で存在する場合、

このカードを攻撃対象に選択する事はできない。

このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、

自分フィールド上に表側表示で存在する天使族モンスターの

攻撃力・守備力は400ポイントアップする。

 

光神テテュス

攻2400→2800

守1800→2200

 

神光の宣告者(パーフェクト・デクレアラー)

攻1800→2200

守2800→3200

 

「ちぃ鬱陶しいカードが出てきたわねぇ」

「俺はこれでターンエンドだ」

 

「ああー!」

「どうした? 翔」

「厚志君テテュスを守備表示にするの忘れてるっス! このままだと攻撃力の低いテテュスがやられてダメージを受けちゃうっス」

「くっ、プレイミスか?」

 

 

「私のターン、私はヴァンパイアジェネシスで光神テテュスを攻撃! 忌々しいフレイヤは対象にならないからねぇ」

「手札からオネストのモンスター効果を発動。オネストを墓地に送り相手の攻撃力分テテュスの攻撃力を上昇させる」

「なんだと!」

 

テテュス

攻2800→5800

 

「攻撃力5800ですって!!」

「返り討ちにしろテテュス!」

「あ、あぁぁぁーーー!!」

 

カミューラ

LP3100→300

 

「やったんだな。返り討ちにしたんだな」

「すっげー、相手の力を利用するカードがあったなんて」

 

「だがまだ私は終わっていない。魔法カード幻魔の扉を発ど「手札からセンジュ・ゴッドを捨てて神光の宣告者(パーフェクト・デクレアラー)の効果を発動。魔法、罠、効果モンスターの効果を無効にして破壊」ば、ばかな……」

 

「なるほどな、幻魔の扉が厄介ならば発動させなければいいという考え方か」

「うまいわ! これなら私たちの魂を人質にとられることはないわ」

 

「くっ、ターンエンド……」

「俺のターンドローテテュス、ドロー、チッこれで終わりだ」

 

これでとりあえず一回目の勝利だな。

 

「テテュスでダイレクトアタック!」

「ぁぁあああああーーー!!」

 

「約束だ。まずクロノス教諭の魂を開放してもらおう」

「くっ、あまりいきがらないことね坊や。次は違うデッキで戦うのでしょう?」

「そうだな」

「チッまったくかわいげのない」

 

「ここはいったいどこなノーネ」

「クロノス教諭! 離れてください!」

「あら、シニョール万丈目なノーネ、いったい何があったノーネ?」

 

人形に封じ込められたクロノス先生の魂が開放されたようだ。

万丈目にクロノス教諭が抱きついている。ポッケに人形を入れていたからな、それで元に戻るとああなるのか……。

とりあえず助かってよかった。というより約束を守ってくれてよかったといったところか。これを反故にされたら打つ手がなくなるからな本来ならもっと勝率の高いデッキを使うところだが、クロノス教諭の魂を開放するときだけは、『光』に関係するこのデッキを使いたかった。

次からは容赦はしない。速攻で終わらせて見せる。

 

「では二回目のデュエルをはじめるわ」

「いいだろう。俺は自分の魂を掛ける。お前はカイザーの魂を掛けろ」

「「決闘!!」」

 

「さっきはクロノス教諭の教え通りの光のデュエルだ。次は光と闇のコラボレーションを見せてやろう」

「そんなこけおどし通じないわよ! 私の先攻! 私はピラミッド・タートルを守備表示で召喚! カードを一枚伏せてターンエンド」

 

《ピラミッド・タートル/Pyramid Turtle》 †

効果モンスター

星4/地属性/アンデット族/攻1200/守1400

このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、

自分のデッキから守備力2000以下のアンデット族モンスター1体を

自分フィールド上に特殊召喚する事ができる。

 

アンデット専用のリクルーターか、悪くない手だが相手がこのデッキだったことを不幸に思うがいい!

 

「俺のターンドロー………」

「ふっ、どうしたのかしら? 手札事故でも起こしたのかしら?」

 

今日の俺は神懸かっているな。唯一伏せカードが問題だがこの程度のリスクを乗り越えずして勝利などない。

 

「俺はまず魔法カード二重召喚を発動する。これで俺は2度の通常召喚を許される。そしてモンスターをセット。さらに手札から魔法カード苦渋の選択を発動。デッキからキラートマト3枚とシャインエンジェル2枚を指定する。さぁ俺の手札に入れるカードを選ぶといい」

「なにを考えてるのかしら? 私はキラートマトを選択するわ」

「わかった。キラートマトを手札に加えて、残りのカードをすべて墓地に送ろう」

 

「なに考えてるんだ厚志のやつ、せっかくのリクルーターをほとんど墓地に落としちまうなんて」

「しかし、あいつのことだ。何か深い考えがあるのだろう」

「そうね。悔しいけど今は厚志を信じて待つしかないわ」

 

苦渋(くじゅう)選択(せんたく)/Painful Choice》 †

通常魔法(禁止カード)

自分のデッキからカードを5枚選択して相手に見せる。

相手はその中から1枚を選択する。

相手が選択したカード1枚を自分の手札に加え、

残りのカードを墓地へ捨てる。

 

「俺は墓地の光属性のシャインエンジェルと闇属性のキラートマトをゲームから除外してこのモンスターを特殊召喚する!」

 

「あの召喚方法どこかで見たような……」

「光と闇……そうか! そういうことか!!」

 

「出でよ混沌帝龍(カオス・エンペラー・ドラゴン)終焉(しゅうえん)使者(ししゃ)−!!」

混沌帝龍(カオス・エンペラー・ドラゴン)ですって!!」

「そして効果発動! 1000ライフポイント支払いお互いの手札と場のカードをすべて墓地に送りそのカードの枚数×300ポイントのダメージを相手に与える!」

「ぐっ、あぁぁぁぁーー!! なーんてね。リバースカードオープン、ピケルの魔法陣発動!! このターン私へのカード効果によるダメージは0となるわ!」

 

《ピケルの魔法陣/Pikeru's Circle of Enchantment》 †

通常罠

このターンのエンドフェイズまで、

このカードのコントローラーへのカードの効果によるダメージは0になる。

 

「ほう」

「残念だったわねぇ、その程度じゃあ私は倒せないわよ」

 

「「「厚志!!」」」

 

まさかピケルの魔法陣とは予想外だったが、天罰だったりしなくてよかったな。

天罰だったらさすがに厳しいものがあったからな。

 

「セットしていたモンスターはクリッターだ。クリッターの効果で八汰烏をデッキからサーチして手札に加え召喚」

「ハッ、そんな雑魚でどうするというの。私がモンスターを一枚引けばそれで終わり。幻魔の扉を引いてもそれで終わりじゃない」

「八汰烏でダイレクトアタック」

「ふん、掠り傷よ」

 

カミューラ

LP4000→3700

 

「ターンエンドだ。そして八汰烏はスピリットモンスターだからエンドフェイズに手札に戻る」

「私のターンドr「八汰烏の効果発動。ダイレクトアタックに成功した次のターンの相手のドローフェイズをスキップする」な…なんですって」

「お前はドローできずにターンを終了するしかない」

「そ、そんな。タ、ターンエンド」

「俺のターン、ドロー八汰烏を召喚。攻撃。ターンエンド」

 

「すごい、完全にロックしているわ」

「こ、これが本気になった厚志の実力か」

「相手に何もさせずに勝つ。兵法としては間違ってはいないが……」

「お兄さんのリスペクトデュエルとは正反対だ……」

「ふん、あいつも相当頭にきていたってことだな。このデッキは俺との調整すら拒んでいたからな。使うことがなければいいとは言っていたが、これほどの威力を発揮するとは思わなかった」

 

八汰ロックが決まった今、カミューラの勝機は0だ。唯一墓地での効果は発動できるが、こいつのヴァンパイアデッキはフィールドでの戦闘破壊された場合の蘇生条件が多いため、このロックに対抗できない。

後はじわじわなぶるだけの簡単なお仕事です。

そして何もできないままカミューラのライフポイントが0を刻む。

これで二勝目。

 

「はぁ、はぁ、この私が人間ごときにぃぃぃ!!」

「約束だカイザーの魂を開放しろ。俺はまたデッキを変える」

「こんなデッキを使うなんて蝙蝠たちの報告を受けていないわ……」

「なるほど、クロノス教諭への勝ち方があまりにも鮮やかだったから少し妙だとは思っていたんだがそういうことか」

「くっ」

蝙蝠で事前に偵察をしていたということか。しかしダークネス襲来前後に組み上げた八咫混沌デッキには気づかなかったというわけか。

 

「お兄さん!」

「亮!」

 

カイザーの魂も無事戻ったようだ。さすがに八咫ロックは鬼畜過ぎる。使うのはこれっきりだろうな。

 

「最後だ。お互いの魂をBETだ」

「よくも、よくもぉ!!」

「お前が今までやってきた闇とやらがどれほど儚いものか教えてやるよ」

「知った風な口を!」

「たかだかヴァンパイアジェネシスを出した程度では到達できない闇の境地を見せてやる」

 

「「決闘!!」」

 

さて、最後のデッキはネタで組んだものを実用レベルまで引き上げたものだ。

本来なら組んだ段階で満足して使うつもりはさらさらなかった。

あとから思えばこのデッキをチョイスするくらい自分は頭が沸騰していたのだろう。

 

「俺のターン。キラートマトを守備表示で召喚。カードを一枚伏せてターンエンド」

「ふん。その程度で闇の境地ですって? 笑わせるわね」

「立ち上がりはこんなもんさ」

「私は不死のワーウルフ召喚してキラートマトを攻撃するわ!」

 

お馴染みの狼男がトマトを爆散させる。そしてキラートマトの効果で呼び出したのは顔の部分に紋様のあるヒトガタだった。

 

「キラートマトの効果でデッキからDT(ダークチューナー)ナイトメアハンドを特殊召喚する。ナイトメアハンドの効果発動。手札からレベル2のインフェルニティドワーフを特殊召喚」

「なにかと思えば攻撃力0のモンスターじゃない」

 

 

DT ナイトメア・ハンド

ダークチューナー(効果モンスター) (TF4オリジナル)

星10/闇属性/戦士族/攻0/守0

このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、

手札からレベル2モンスター1体を特殊召喚する事ができる。

このカードをシンクロ素材とする場合、

ダークシンクロモンスターのシンクロ召喚にしか使用できない

 

《インフェルニティ・ドワーフ/Infernity Dwarf》 †

効果モンスター

星2/闇属性/戦士族/攻 800/守 500

自分の手札が0枚の場合、このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、

自分フィールド上に存在するモンスターが守備表示モンスターを攻撃した時、

その守備力を攻撃力が超えていれば、その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。

 

 

「あれは一体どういうモンスターなの……」

「わからない。最近出たというシンクロ召喚に必要なモンスターはチューナーというモンスターらしいが、ダークチューナーなんて聞いたこともない……」

 

「俺のターン。ワン・フォー・ワンを発動。手札からレベル・スティーラーを捨てて、二枚目のレベル・スティーラーを特殊召喚する」

 

《ワン・フォー・ワン/One for One》 †

通常魔法(制限カード)

手札からモンスター1体を墓地へ送って発動できる。

手札・デッキからレベル1モンスター1体を特殊召喚する。

 

 

「どれだけモンスターが並ぼうと、その程度のステータスでどうにかなるとでも?」

「そう焦るなよ。お楽しみはこれからだ。ダーク・グレファーを通常召喚して効果発動する。手札のインフェルニティガーディアンを捨ててデッキからインフェルニティリローダーを墓地に送る。これで準備は整った」

「ふん。こけおどしを」

「行くぜカミューラ。俺はレベル-10ナイトメアハンドにレベル2インフェルニティドワーフをダークチューニング!!」

「ダークチューニングですって!!?」

 

「いったい何が起こってるんだ!?」

「ひいぃ、不気味だよぉ」

 

ナイトメアハンドは10の黒い星になりインフェルニティドワーフの体に埋もれていく。

ドワーフは苦しそうにもだえるが、やがて黒い闇が覆い尽くしていく。そしてその闇からは無数の目が覗いていた。

 

 

「漆黒のとばり下りし時、冥府の瞳は開かれる!舞い降りろ闇よ!ダークシンクロ!さぁこいつで血の海渡ってもらおうか? 出でよ!ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン!」

「ダークシンクロ……シンクロ召喚はチューナーとそれ以外のモンスターのレベルをプラスする召喚方法だと聞いていたが……」

「まるで逆だな……」

「こんな召喚方法があったとは」

 

ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン:Hundred-Eyes Dragon (ダークシンクロモンスター)

ダークシンクロ・効果モンスター (TF4オリジナル)

星8/闇属性/ドラゴン族/攻3000/守2500

チューナー以外のモンスター1体-ダークチューナー

このカードはシンクロ素材とするチューナー以外のモンスター1体のレベルから

ダークチューナーのレベルを引き、その数値が-8に等しい場合のみ、シンクロ召喚する事ができる。

このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、

自分の墓地に存在する全ての「インフェルニティ」と名のついたモンスターと同じ効果を得る。

フィールド上に存在するこのカードが破壊された場合、自分のデッキからカード1枚を選択して手札に加える。

 

闇が凝縮した中には100の目を体全体に張り付けたような不気味なドラゴンが現れた。

さぁ……カミューラ覚悟はいいか?

 

「攻撃力3000ですって!」

「この程度では済まさん! リバースカードオープンリミットリバース! DTナイトメアハンドを蘇生させる」

「くっ!」

「俺はさらにレベル-10ナイトメアハンドにレベル4ダークグレファーとレベル1レベルスティーラーをダークチューニング!!」

 

「さっきとレベルが違うっす!!」

「別のダークシンクロモンスターか!!」

 

「闇と闇重なりし時、冥府の扉は開かれる!光無き世界へ!ダークシンクロ!出でよ!氷結のフィッツジェラルド!」

「今度は攻撃力2500……」

「さあ、バトルだ。フィッツジェラルドで不死のワーウルフを攻撃! 砕けブリザードストライク!!」

 

カミューラ

LP4000→2700

 

「ぐぅぅ……こんなもので! 不死のワーウルフの効果発動。デッキからもう一枚の不死のワーウルフを攻撃力を500あげて召喚するわ!!」

「次だ! ワンハンドレッド・アイ・ドラゴンの攻撃! インフィニティサイトストリーム!!」

「ああああーーー!!」

 

カミューラ

LP2700→1400

 

「ハァ、ハァ……た、耐えたわよ」

「ワンハンドレッド・アイ・ドラゴンの効果を発動する。手札が0の時に墓地のインフェルニティの効果を使用できる。俺はリローダーの効果を使用して一枚ドローする」

「引いたのは罠カードだ。モンスターじゃないから俺は500ダメージ」

 

厚志

LP4000→3500

 

《インフェルニティ・リローダー/Infernity Randomizer》 †

効果モンスター

星1/闇属性/戦士族/攻 900/守 0

自分の手札が0枚の場合、

1ターンに1度、自分のデッキからカードを1枚ドローする事ができる。

この効果でドローしたカードをお互いに確認し、

モンスターカードだった場合、

そのモンスターのレベル×200ポイントダメージを相手ライフに与える。

魔法・罠カードだった場合、自分は500ポイントダメージを受ける。

 

 

「ハハハ!! あなたの快進撃もこれまでのようね。私のターンであなたを絶望に叩き落としてあげるわ」

「それは楽しみだ。では今引いたカードを伏せてターンエンド」

 

「ま、まさか」

「幻魔の扉が手札にあるのか!?」

「まずいぞ、幻魔の扉を使われたら! 鈴本といえど……」

 

「私のターン……ドロー!! フ、フフフフ。ハーハッハッハ。ついにあなたに引導を渡せるときが来たようね」

「幻魔の扉を引いたようだな……」

「ええ、そうよ。これであなたもおしまいよ。でも念には念を入れさせてもらうわ。カウンター罠だったら困るものねぇ? 速攻魔法サイクロンであなたの伏せカードを破壊するわ!!」

 

「厚志ーーー!!」

「くっ鈴本……」

 

「まぁそう騒ぐな。想定の範囲内だ罠カード発動闇のデッキ破壊ウイルス」

「ウイルスですって!!」

「コストとしてワンハンドレッド・アイ・ドラゴンを生贄にする。そしてお前の手札の魔法カードをすべて破壊する!!」

「そ、そんな馬鹿な……」

「手札をチェックさせてもらうぞ……」

 

《闇のデッキ破壊ウイルス/Eradicator Epidemic Virus》 †

通常罠

自分フィールド上に存在する攻撃力2500以上の闇属性モンスター1体をリリースし、

魔法カードまたは罠カードのどちらかの種類を宣言して発動する。

相手フィールド上に存在する魔法・罠カード、相手の手札、

相手のターンで数えて3ターンの間に相手がドローしたカードを全て確認し、

宣言した種類のカードを破壊する。

 

生者の書 禁断の呪術

幻魔の扉

おろかな埋葬

ヴァンパイア・ロード

ヴァンパイア・ジェネシス

リビングデットの呼び声

 

これは美味しい。

カミューラの手札が一気に残り3枚まで落ちた。

 

「ま、まだ終わらないわ!! 不死のワーウルフを生贄にヴァンパイア・ロードを召喚。そして現れなさい! ヴァンパイア・ジェネシス」

「よくまぁ、そんな出しにくいのがポンポン出せるもんだ」

「減らず口を……でもあなたのフィールドにはヴァンパイア・ジェネシスを超える攻撃力を持つモンスターはいないのよ。ヴァンパイアジェネシスで攻撃!!」

 

フィッツジェラルドがジェネシスの攻撃で爆散する。

 

厚志

LP3500→3000

 

「どういう事なのよ……なぜあなたの場にフィッツジェラルドが……」

 

確かにジェネシスに破壊されたフィッツジェラルドだが、俺のフィールドに変わらず佇んでいる。

 

「フィッツジェラルドの効果発動。このモンスターが破壊された時自分フィールド上にモンスターがいなければ守備表示で特殊召喚する」

「そ、そんな……」

 

「なんど破壊されても蘇るモンスターか」

「アンデット族よりよっぽど不死ね……」

「そしてフィッツジェラルドのもう一つの効果発動。氷結のフィッツジェラルドを攻撃したモンスターをバトルフェイズ終了時に全て破壊する。

 

 

氷結(ひょうけつ)のフィッツジェラルド:Frozen Fitzgerald

ダークシンクロ・効果モンスター (TF4オリジナルカード)

星5/水属性/悪魔族/攻2500/守2500

チューナー以外のモンスター1体-ダークチューナー

このカードはシンクロ素材となるチューナー以外のレベルからダークチューナーの

レベルを引き、その数値が-5に等しい場合のみシンクロ召喚することができる。

このカードが攻撃する場合、相手はダメージステップ終了時まで

魔法・罠カードを発動する事ができない。

このカードが戦闘によって破壊され墓地に送られた時に

自分フィールド上にモンスターが存在しない場合、

このカードを自分フィールド上に表側守備表示で特殊召喚する。

このカードがフィールド上に表側表示で存在する場合、

このターン「氷結のフィッツジェラルド」を攻撃したモンスターを

バトルフェイズ終了時に全て破壊する。

 

「そ、そんな効果が……私はカードを一枚伏せてターンエンド」

「では俺のターンだ。魔法カード死者蘇生を発動。復活させるのは当然ワンハンドレッド・アイ・ドラゴン」

「私は闇次元の開放でヴァンパイア・ロードを復活させるわ……」

 

再び100の目を持つドラゴンが俺のフィールド上に舞い戻る。

このターンでケリをつける。

 

「ワンハンドレッド・アイ・ドラゴンでヴァンパイア・ロードに攻撃!! インフィニティサイトストリーム!!」

「ぎゃああああ!!」

 

カミューラ

LP1400→400

 

「わ、私は負けるわけにはいかない。ヴァンパイア一族を復興させなければいけないのよ!!」

「復興って具体的にどうやって?」

「私が人形に魂を込めるのは遊びじゃない。人形に込められた魂を使いヴァンパイア一族をよみがえらせて我々を認めなかった人間たちに復讐するのよ」

「ふむ、要は生存競争になるわけか。隠れて暮らすという選択肢はなかったのか?」

「誇り高きヴァンパイア一族がそのようなことできるわけがない!!」

「しかし生存競争はあらかた片がついているだろう?」

「確かに今は私一人。しかしいつか必ず復興させて見せる!!」

 

どうやって子孫残す気だろうか?

まぁいいや、その辺は好きにすればいい。

 

「ならあえて言おう。知ったことか!」

「なんだと!」

「俺はそんなことには興味がないし、俺の目の届かないところでやるには一向に構わない。が、あえて忠告するならば、もう少しやり方を考えないと……また負けるぞ一族が滅ぼされたときのようにな」

「私は、わたしはぁぁ」

「この島や俺の関係者の目の届かないところでやるんだな、やれ!! フィッツジェラルド!! ブリザードストライク!!」

「う、うわぁぁぁぁ!!」

 

カミューラ

LP400→-2100

 

これでようやく2人目のセブンスターズを撃破か。

カミューラは呆然とうなだれている。俺にいたぶられたのがよほどショックだったらしいな。

 

「すごいっス厚志君! 三連戦で勝利するなんて!!」

「カイザーもクロノス教諭も助かって一件落着なんだな」

「ダークシンクロか……新しい召喚方法。本気の君に対策するのは骨が折れそうだよ」

「その必要はないよ三沢。あのデッキはよっぽどのことがない限り使う気はない。外道過ぎるからな」

「あとでカード見せてくれよ!」

「とりあえず帰ろうぜ。さすがに疲れちまったよ」

 

「待ちなさい!」

「カミューラ、まだなにかあるのか?」

「私は必ずお前を叩き潰してみせる!」

「俺個人を狙う分にはかまわないさ。カイザーのときのように周りに手を出さないのなら、な」

「絶対に叩き潰してやるわ。せいぜい首を洗って待っていなさい!!」

 

やれやれ最後に余計な面倒ごとが増えてしまったな。

しかしああでも言わないとまた人質とられたりしたら面倒だしな。あの意気込みなら俺個人にターゲットを絞ってくるだろうし。周りに手を出すというならそれ相応の対処をするだけだ。

 

セブンスターズは後5人か、まだまだ先は長そうだ……。

あれ? カミューラって自分の魂掛けてたんじゃないのか?

あいつ自身は魂を人形に封じられないのかな? 

ま、どうでもいいかぁ。

さすがに三連戦は疲れたからな。ゆっくり休みたい。




シンクロはあくまで二年目からといったがダークシンクロを使わないとは言っていないw
パーデク、混沌八咫、ダークシンクロインフェルニティ風味の三本仕立てです。
ダークシンクロ好きなんですけどねぇ……。
普通のシンクロになってしまったためOCGは絶望的ですからね。
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