VS明日香
今、俺は湖の上でデュエルしている2人を見ている。
あえて言わせてもらおう。どうしてこうなった………。
ことの始まりは今日の授業の体育の時間だった。
翔が不気味で怪しい笑いをしていた。はっきり言おう。超怖い!!
まるでマジックマッシュルームを食べてハイになっているような感じだ。昼はドローパンだったからワライダケパンとかにあたったんじゃないかと思うくらい怪しい笑いだった。
どんな感じかというと。
「えへ、えへへへへへ。わるいっすね〜。今日ぼくは大人の階段にのぼるんスよ〜」
こんな感じだ……。
言ってる言葉も支離滅裂だし、足取りもおぼつかないし、笑い方も不気味だった。
思わず保険医の鮎川先生のところに連れて行ったが。
「しばらく様子を見ましょう」
と言っていたし、毒キノコのドローパンはさすがに存在しないということ。
明日になっても様子がおかしかったらもう一度鮎川先生のところに連れて行こうと思い布団に入ると、力強く扉が開かれ。
「厚志!大変だ!!翔が誘拐された!!!」
十代が飛び込んできた。
ぶっちゃけ自分の睡眠欲の方を優先したかったが、見捨てるのも目覚めが悪かったので詳しく話を聞くことにした。
あとで思えば、このまま寝た方が厄介ごとが少なくて済んだんじゃね。と思わなくもなかった。
十代の話を整理すると
夜に不気味な笑いを浮かべながら出掛けていく翔。
↓
なかなか帰ってこない翔。
↓
「丸藤翔は預かった。返してほしければ女子寮近くの湖までこられたし」
というメッセージが来た。
↓
場所わからないから、よく散歩しているやつに聞いてみよう。 ←いまここ。
らしい。
あの湖なら夕日が綺麗にうつるから何度かいったことあるなぁ。
さすがに夜は不審者扱いされそうだから行ってないが……。
「まぁ、話はわかったよ。そのメッセージも一人で来いとはいってないし、道案内が一人つくくらいなら問題ないだろう」
「ほんとか!いやぁ助かるぜ。おれレッド寮と学園の行き方しか知らないからさぁ」
「せっかく南の方にある島なんだから色々周ればいいのに、自然がいっぱいあって楽しいぞ」
「おう!今度案内してくれよ」
「ま、そのうちな」
しかし翔の誘拐とは……ここみたいな孤島でわざわざ誘拐なんかしてどうするつもりなんだろう?
翔の普段の生活から考えると一般家庭だよなアカデミアに脅迫するとかするつもりなんだろうか?
それとも、十代や翔をよく思ってない生徒たちからのいじめか何かだろうか?
いっそ、開き直って出たとこ勝負するしかないか……。
そういえばなんで女子寮なんだ?
呼び出された先にいたのは、縛られている翔。そしてなぜかいる明日香と、初対面の女性と2名。
彼女たちが誘拐犯なのか?翔を誘拐してもメリットがない気がするんだが……。
「来たわね遊城 十代。それに鈴本 厚志だったわね」
「呼び出したのは明日香で間違いないのか?」
「ええ、私で間違いないわよ」
明日香から事情を確認すると、翔は女子寮の裏でうろうろしていたから、覗きの容疑で捕らえたらしい。
捕まえたときにいたのはここにいる3名だけで、どうやら明日香と十代がデュエルをして勝てば学校側には話さないでおいておくと言うもの。
「さ、帰るか十代」
「「「「ええーー!!」」」」
周りにいた連中がいっせいに声を上げる。声が大きいっての。
「だってどう考えても自業自得だぜ?これ」
「ひどいっスよ〜。ぼくはただ呼び出されただけなんスよ〜」
「阿呆、そもそも夜の女子寮の近くにいれば不審者扱いされても文句はいえんだろう。世の中に何件痴漢とセクハラで訴えられた社会人がいると思ってるんだ」
「だけど、見捨てるっていうのはひどくねえか?それにおれも明日香とデュエルしてみたかったしな!」
「十代がやる気ならしょうがないな」
だんだんこの事件の裏が読めてきた。明日香は翔を呼び出したという手紙に心当たりはないのだろう。しかし十代のデュエルの腕を見るチャンスだと思って利用したんだと思う。
翔が覗きをしていないというのも明日香にはわかっているはずだ。
実際手紙もあるし、さすがにわざわざあんな小道具を用意してまで覗きに来る馬鹿はいるはずないだろうし。
しかし、覗きに取られてもおかしくないその迂闊な行為を戒めるために、お灸を据える感覚でこんなことになったのだろう。
おそらく十代が勝っても負けても翔は解放されるはずだ。明日香と知り合って日は浅いが無実の人間を退学に持ち込むことができるほど、非情な人間ではないはずだと思う。
あ〜馬鹿馬鹿しい、これって俺いる必要あるのかな?
ここまで馬鹿馬鹿しいオチならほっといてもよかった気がするけど降りかかる火の粉は払う主義だけど積極的に関わろうという意思はない。
そもそも2度目の人生と言うだけで幸運なのだ、普通に平凡に俺は普通に天寿を全うできれば満足なんだけどなぁ。
そして冒頭に戻るわけだが……。
「リバースカードオープン!『ドゥープルパッセ』を発動!!相手モンスターが自分フィールド上モンスターを攻撃する場合、その攻撃を自分ライフへの直接攻撃にする事ができるわ。」
「なに!ダメージを受けてまでモンスターを守ったのか!!」
「それだけじゃないわ、さらに攻撃対象となったモンスターは相手プレイヤーに❘直接攻撃《ダイレクトアタック》できるわ!!」
へぇー。あんなカードあったんだ。手持ちのカバンには入っていなかったなぁ。ライフ4000だと相打ちで引き分けが多くなりそうだなぁ。それとも先に自分が食らうから自分の負けになるのだろうか?
む、明日香の反撃が始まりそうだ。
「ブレードスケーターを通常召喚。さらに魔法カード『融合』を発動!場のエトワールサイバーとブレードスケーターを融合!現れなさい、サイバーブレイダー!!」
なんでブレードスケーターを召喚した!手札融合でいいじゃねぇかよ!他に召喚できるモンスターがいないとしても『落とし穴』とかされたら目も当てられないぞ。
珍しいなサイバーブレイダーをメインで使うのか……。効果は強力だが、相手のモンスター数を制限できないときついな。『地盤沈下』があればいいんだろうが。
サイバー・ブレイダー
融合・効果モンスター
星7/地属性/戦士族/攻2100/守 800
「エトワール・サイバー」+「ブレード・スケーター」
このモンスターの融合召喚は上記のカードでしか行えない。
相手のコントロールするモンスターが1体のみの場合、
このカードは戦闘によっては破壊されない。
相手のコントロールするモンスターが2体のみの場合、
このカードの攻撃力は倍になる。
相手のコントロールするモンスターが3体のみの場合、
このカードは相手の魔法・罠・効果モンスターの効果を無効にする。
地盤沈下
永続魔法
全てのモンスターカードゾーンから2カ所を指定する。
指定したモンスターカードゾーンは使用できない。
この時モンスターカードが存在している場所は選択する事はできない。
「サンダー・ジャイアントで❘直接攻撃《ダイレクトアタック》!ボルティック・サンダー!!」
む、終わったようだ。しかし微妙にサンダージャイアントの効果が違った気がする。手札コスト必要だったような……。
「約束だからしかたないわね。翔君は解放するわ」
「さーて。帰るか〜」
「まって!せっかくだから厚志も私とやっていかない?」
むう、俺まで巻き込むか。まぁここまで来て十代のデュエルを見ただけというのも空しいものはあったが。
「……そうだな。じゃあ1戦だけ」
「楽しみね。それじゃあ!」
「「❘決闘《デュエル》」」
「俺が先攻で行く。ドロー、モンスターをセット。リバースカードを2枚セット。ターンエンドだ」
「私のターン。ドロー、手札から融合を発動。手札のエトワールサイバーとブレードスケーターを融合!!
来なさい、サイバーブレイダー!!」
むう、いきなりエースモンスターか。明日香も結構いいドローしてくるなぁ。
でも手札で融合できるんならさっきわざわざ召喚したのは何のためだろう?
「さらに!魔法カード『シールドクラッシュ』を発動!!セットモンスターを破壊するわ!」
シールドクラッシュ
通常魔法
フィールド上に守備表示で存在するモンスター1体を選択して破壊する。
ちょ!!
ボマードラゴンが役目も果たさず消えるとはおもわなんだ。
ボマー・ドラゴン
効果モンスター
星3/地属性/ドラゴン族/攻1000/守 0
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
このカードを破壊したモンスターを破壊する。
このカードの攻撃によって発生するお互いの戦闘ダメージは0になる。
「……了解した」
「ふふ、その顔を見るに結構いいカードを破壊したみたいね」
ああ……その通りだよドちくしょうめ!
「そして2枚目のブレードスケーターを攻撃表示で召喚!」
「2体のモンスターで❘直接攻撃《ダイレクトアタック》!!」
2体のモンスターが蹴ってきた。サイバーガールって何で蹴りが多いのだろう。2体同時に息を合わせて蹴ってくる!!うおっ怖ぇぇーー!
「ぐぅぅ……」
厚志
LP4000→500
一気に減らされた。ライフ4000だときついな。
最初は様子見のつもりでボマードラゴンだったんだが、そんなことしている暇なかったな。
「この程度ならとんだ期待はずれね。カードを1枚伏せてターンエンドよ」
「まだまだこれからさ」
「俺のターンドロー。ホルスの黒炎竜LV4を攻撃表示で召喚。さらに魔法カード『レベルアップ!』を発動してデッキからホルスの黒炎竜LV6を特殊召喚!」
ホルスの黒炎竜LV4
効果モンスター
星4/炎属性/ドラゴン族/攻1600/守1000
このカードは自分フィールド上に表側表示で存在する限り、
コントロールを変更する事はできない。
このカードがモンスターを戦闘によって破壊したターンのエンドフェイズ時、
このカードを墓地に送る事で 「ホルスの黒炎竜 LV6」1体を
手札またはデッキから特殊召喚する。
レベルアップ!
通常魔法
フィールド上に表側表示で存在する「LV」を持つ
モンスター1体を墓地へ送り発動する。
そのカードに記されているモンスターを、
召喚条件を無視して手札またはデッキから特殊召喚する。
ホルスの黒炎竜 LV6
効果モンスター
星6/炎属性/ドラゴン族/攻2300/守1600
このカードは自分フィールド上に表側表示で存在する限り、
魔法の効果を受けない。
このカードがモンスターを戦闘によって破壊したターンのエンドフェイズ時、
このカードを墓地に送る事で「ホルスの黒炎竜 LV8」1体を
手札またはデッキから特殊召喚する。
「なっ!伝説のレベルモンスターですって!?」
え?伝説なの?使っちゃまずい系?
…………知らん顔してればいいや。
「バトルフェイズに入るホルスの黒炎竜LV6でブレードスケーターを攻撃!」
ソリッドビジョンに表示された銀色のドラゴンがブレードスケーターに向けて名前の通りの黒い炎を吐き出す。
「やらせない!リバースカードオープン!『ドゥーブルパッセ』!!説明は不要よね。これで終わりよ!」
ぬお!あぶねぇもん伏せてやがる!!だが甘い!
「甘い!永続トラップ発動!『王宮のお触れ』!!このカード以外のトラップの発動は封じさせてもらう」
「そんな、きゃぁぁぁーー!」
よし、これでレベルアップの条件を満たした。
王宮のお触れ
永続罠
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
このカード以外のフィールド上の罠カードの効果を無効にする。
危ない危ない、初手で引いていなかったら危なかったな。
「これでターンエンドだ。エンドフェイズ時にホルスの黒炎竜はLV8に進化する」
「ホルスの黒炎竜LV8がいる限り、お前の魔法は封じさせてもらう!」
ホルスの黒炎竜 LV8
効果モンスター
星8/炎属性/ドラゴン族/攻3000/守1800
このカードは通常召喚できない。
「ホルスの黒炎竜 LV6」の効果でのみ特殊召喚できる。
このカードが自分フィールド上に表側表示で存在する限り、
魔法の発動と効果を無効にし破壊することができる。
「ま、魔法も使えなくなったの!」
「す、すげーコンボだぜ!!くぅー俺もやってみたかったなぁ」
「うわぁ……魔法も罠も封じられたらどうすればいいのかわかんないすよ」
ぶっちゃけ、すでに発動している永続魔法とかは受けるから平和の使者が越えられなかったりして、LV6の方が強いとかいわれることもあるんだけどな。
ロックは決まった。あとは効果モンスターで対処するしかないはず。
「くっ、私のターンドロー………サイバーブレイダーを守備表示にしてターンエンドよ」
あら、守備表示にするんだ。ダメージをケチったな。
「なら、俺のターンドロー2枚目の仮面竜を攻撃表示で召喚する。これで戦闘破壊ができるようになったな」
「あ!」
仮面をかぶった竜が俺のフィールドに現れる。ソリッドビジョンでみると胡散臭さが際立つな。
「バトルフェイズに入る。仮面竜でサイバーブレイダーを攻撃!」
ガードを固めているサイバーブレイダーにむかって、仮面竜が炎を打ち出した。サイバーブレイダーはなすすべもなく焼き尽くされた。攻撃表示ならやられることもなかったかもしれないのに。いや、俺の手札だと関係ないか。
「そして、本命だ。ホルスの黒炎竜LV8で❘直接攻撃《ダイレクトアタック》!ダークネスメガフレイム!!」
「きゃぁああーーーー」
明日香LP
4000→1000
あと一撃で片がつくな。しかしこいつらはチートドローがデフォだ。最後まで油断はできない…。
「カードを1枚伏せてエンド。」
「私のターンドロー、モンスターをセットしてターンエンド」
ふむ、あのセットモンスターの中身が気になるが下手に仮面竜で攻撃して反射ダメージを食らうのは得策ではないな。
ならば……。
「俺のターンドロー、バトルフェイズに入る。ホルスの黒炎竜LV8でセットモンスターに攻撃」
「セットモンスターは荒野の女戦士よ。墓地に送られたときに効果発動!2枚目の荒野の女戦士を特殊召喚するわ」
荒野の女戦士
効果モンスター
星4/地属性/戦士族/攻1100/守1200
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
自分のデッキから攻撃力1500以下の戦士族・地属性モンスター
自分フィールド上に表側攻撃表示で特殊召喚する事ができる。
「しぶとい、仮面竜で荒野の女戦士を攻撃」
「くぅ、3枚目の荒野の女戦士を召喚するわ」
明日香LP
1000→700
地属性戦士族専用のリクルーターか……。なかなかしぶといな。
「ならばターンエンドだ」
「私のターンドロー!!」
明日香が笑った?何か逆転のカードを引いたのか?
「荒野の女戦士を生贄にして、光帝クライスを召喚よ!!」
ぶほっ!!何でそんなもんはいってんだよ!!サイバー関係ないじゃねーか!!
確かに戦士族だけどさぁ戦士族だけどさぁ。
光帝クライス
効果モンスター
星6/光属性/戦士族/攻2400/守1000
(1):このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、
フィールドのカードを2枚まで対象として発動できる。
そのカードを破壊し、破壊されたカードのコントローラーは
破壊された枚数分だけデッキからドローできる。
(2):このカードは召喚・特殊召喚したターンには攻撃できない。
「その様子ならこのカードの効果は知ってるようね。ホルスの黒炎竜LV8を破壊するわ!!」
「……さすがに防げん。了解した」
クライスから放たれた光がホルスの黒炎竜を浄化する。
さすがに仮面竜まで破壊してくれないか……。ドロー効果もあるから除去としてみるならそこまでいい性能じゃないんだよな。二枚破壊は強いんだけどね。
それよりお触れホルスがこうも簡単に破られるとは思ってなかったなぁ。
お触れを割ってこなかったのはドローさせたくなかったんだろうなぁ。それとも罠カードの比率がそこまで高くなかったのかもしれないな。
「クライスの効果で一枚ドローする」
あ、ホルスレベル8さんちーす……。うわいらねぇ。
「私はこれでターンエンドよ」
「俺のターン。ドロー」
手札にモンスターカードは無し……か。
ん?…………あ、ずっと貪欲な壺伏せてたの忘れてた。えっと今の墓地には……ホルスが4と6と8とボマードラゴン……一枚足りないとか。
とりあえずクライスだけでも処理してしまおう
「伏せていた速攻魔法月の書を発動する。クライスを裏側守備表示にセットさせる」
「くっ、なかなかやるわね」
月の書
速攻魔法
フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択し、裏側守備表示にする。
クライスがセットモンスターへと戻る。
これで仮面竜で戦闘破壊できるようになったな。
「当然仮面竜で裏守備表示になっているクライスを攻撃だ」
「当然そう来るわよね」
「カードを一枚伏せてターンエンド」
ドローのリスクを冒してまで召喚したクライスがこうもあっさりつぶされると思わなかったんだろうな。明日香も苦い顔をしている。
「私のターン。ドロー……来た!魔法カード死者蘇生を発動!墓地からサイバーブレイダーを蘇生させるわ!」
おいおい、いくらなんでもタイミングよすぎねぇか……。
「サイバーブレイダーで仮面竜を攻撃!!」
「速攻魔法突進発動!仮面竜の攻撃力を700上昇させる!」
「往生際が悪いわね!? サイバーブレイダー第一の効果発動!! 相手モンスターが一体のみの場合戦闘では破壊されない! パ・ド・ドゥ!!」
サイバーブレイダーの放った蹴りが仮面竜を吹き飛ばす。しかし突進の効果で700上昇した攻撃力で首の皮一枚つながったといったところだ。
ホルスの黒炎竜レベル4でもいざとなったら戦闘破壊狙えるようにこそっと入れといてよかった。
厚志LP
500→500
「墓地の仮面竜の効果発動!この効果でボマードラゴンを召喚する」
「私はこれでターンエンドよ」
これでサイバーブレイダーを倒す目途はついた。あとはLPにダメージを与えるための下級モンスターがいれば…。
「俺のターン。ドロー!!げ!」
レベルダウン!? かよ。来るのが⒈ターン遅い……。
だがしかし!
「伏せていた魔法カード貪欲な壺を発動する!」
「ここで、手札補充ですって!」
ここでっていうか。今さっき使えるようになったというか。十代とかならこのタイミングで強欲な壺とか天使の施しとか引いてきそうだな……。
「墓地にあるモンスターはちょうど5枚。この5枚をデッキに戻し2ドロー!!」
貪欲な壺
通常魔法
自分の墓地に存在するモンスター5体を選択し、
デッキに加えてシャッフルする。
その後、自分のデッキからカードを2枚ドローする。
よし!勝った!
「ホルスの黒炎竜LV4を攻撃表示で召喚!」
「バトルフェイズに入る!ボマードラゴンでサイバーブレイダーに攻撃!」
「自殺する気!?」
「ボマードラゴンの効果で、このカードの戦闘によるダメージは発生しない。そしてこのカードと戦闘で破壊したモンスターを破壊する!!」
ボマー・ドラゴン
効果モンスター
星3/地属性/ドラゴン族/攻1000/守 0
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、
このカードを破壊したモンスターを破壊する。
このカードの攻撃によって発生するお互いの戦闘ダメージは0になる。
「そ、そんな。サイバーブレイダーが……」
サイバーブレイダーに蹴り倒されたボマードラゴンが最後の力を振り絞って自爆する。煙が晴れたころには2体のモンスターは姿を消していた……。
「これでラストだ。ホルスの黒炎竜LV4で❘直接攻撃《ダイレクトアタック》!!」
「きゃぁぁぁーーー!!」
明日香LP
700→-900
「つ、疲れた」
「そ、そんな。明日香様が」
「2度も負けるなんて」
楽しかったが疲労も大きい。もう勝てないかもしれないな。
「楽しかったわ。完敗ね」
「何が完敗だよ、こっちはぎりぎりだったんだぜ」
「二人ともスゲーデュエルだったぜ!!なぁ次おれとやろうぜ!!」
「もういい加減寝ようぜ。さすがに眠気がきつい」
「じゃあ、明日な明日! 約束だからな!!」
「はいはい、とりあえず寝かせてくれるなら何でもいいよ」
「それじゃあ、帰りましょう。お休みなさいね」
「ああ……お休み」
こうして俺は明日香とのデュエルに勝利した。
しかし明日香であの引きなら十代はどんだけだよ……。
まさか積み込みしてるんじゃないだろうな……。
オチとして次の日は思いっきり遅刻したことを追記しておく。