平凡な男の非凡な学園生活 (凍結)   作:御龍

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タッグデュエル特訓 厚志&明日香VS十代&翔

「なぁ十代そういえばお前タッグ初めてだったよな」

「ん? ああそうだぜ、だから楽しみだなータッグデュエル」

「制裁目的なのにのんきだな。まぁいいや、んじゃどんな感じか掴むために俺と一回練習してみるか?」

「お、いいのか? でも人数が一人足りないぜ」

「なら、私が引き受けるわ。もともと私にも責任があることだしね」

 

そういって明日香がやってきた。

なんだかんだ言いつつも十代のことが心配なんだろうな。

 

「いやー悪いな。んじゃちょっと翔を呼んでくるから待っててくれ」

「じゃあレッド寮の裏あたりで待ってるからな」

「わかったー!!」

 

そういって十代が走り去る。

 

「全く、暢気なものね」

「デュエル脳とはああいうやつのことを言うんだろうな」

「本当にね。フフフ」

 

さて、十代が翔を連れてきて全員揃ったところでそろそろ始めようか。

 

「「「「決闘!!」」」」

 

ターンの流れは翔→明日香→十代→俺だ。

十代たちの相手は間違いなくタッグデュエルに特化したデッキを作ってくるだろう。だから俺もある程度まで明日香のデッキとシナジーをあわせるように作っている。明日香のデッキはサイバーブレイダーの多彩な効果を生かしたデッキ。扱うのは難しいがうまくはまれば非常に強力だ。

 

「僕のターンだ。ドロー、ジャイロイドを守備表示でセット。カードを一枚伏せてターン終了だ」

 

翔はジャイロイドか……。1ターン一度の戦闘破壊を防ぐことができる防御的なカードだ。堅実な手を打ってきたな。

 

「私のターンね。ドロー、ブレードスケーターを攻撃表示で召喚! カードを1枚伏せてターン終了よ」

「次は俺のターンだな。ドロー、E・HEROクレイマンを守備表示で召喚。カードを2枚伏せてターンエンドだ」

 

今回のタッグデュエルでは1ターン目は誰も攻撃できない。みんな堅実にモンスターをそろえていってるな。

 

「俺のターン。ドロー……」

「どうしたの? 固まっちゃって……」

 

いかん、盛大に事故ってる。まさか手札に出せるモンスターがいないとは……。これは明日香に迷惑をかけるかもしれないな。

 

「すまん明日香……俺はカードを3枚伏せてターンエンドだ」

「まさか手札事故!?」

「へへっそれなら遠慮なく攻めさせてもらうよ! 僕のターン、ドロー、スチームロイドを攻撃表示で召喚!まずは厚志君にスチームロイドで直接攻撃だ!」

「リバースカードオープン。次元幽閉。スチームロイドを除外させてもらおう」

「ええっそんなぁ……」

 

《次元幽閉(じげんゆうへい)/Dimensional Prison》 †

通常罠

相手モンスターの攻撃宣言時に発動する事ができる。

その攻撃モンスター1体をゲームから除外する。

 

シンプルながらも強力な効果を持つカードだ。本当はもっとぎりぎりの戦いになったときに使いたかったが仕方がない。

 

「僕はこれでターンエンドだよ……」

 

少し翔が落ち込んでいるようにも見える。むしろスチームロイドに対して次元幽閉を使わされたこっちのほうがしんどいのだが。

 

「どうやらあまり心配は要らないようね。私のターンドロー、荒野の女戦士を攻撃表示で召喚。ブレードスケーターと荒野の女戦士で翔君のジャイロイドを攻撃!」

 

ブレードスケーターの攻撃に耐えたジャイロイドだが続く荒野の女戦士の攻撃であっさり破壊されてしまう。

事故っている自分が情けない。

 

「これで私はターンエンドよ」

「オレのターンドロー、手札から魔法カード融合を発動。手札のバーストレディと場のクレイマンを融合!来いE・HEROランパートガンナー攻撃表示で召喚!!厚志に直接攻撃だ。ランパートショット!!」

 

《E・HERO(エレメンタルヒーロー) ランパートガンナー/Elemental Hero Rampart Blaster》 †

融合・効果モンスター

星6/地属性/戦士族/攻2000/守2500

「E・HERO クレイマン」+「E・HERO バーストレディ」

このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。

このカードが表側守備表示の場合、

守備表示の状態で相手プレイヤーを直接攻撃する事ができる。

その場合、このカードの攻撃力はダメージ計算時のみ半分になる。

 

「むぅ」

 

厚志&明日香

LP8000→LP6000

 

次元幽閉の使いどころを間違ったな。さすがに二人からの集中攻撃はつらい。

 

「さらにカードを一枚伏せてターンエンドだ」

 

十代の手札が切れたか。伏せ3枚はさすがに脅威だな。まずはそれを何とかさせてもらう。

 

「俺のターン、ドロー。伏せていた魔法カード大嵐を発動。とりあえず厄介そうな伏せカードをすべて壊させてもらう」

「しまったっ!」

 

犠牲になるカードは明日香1枚、翔1枚、十代3枚、俺1枚だ。俺のは今は使えないサポートカードだから問題ない。

 

「くっ、トラップカード発動ワンダーガレージ!このカードが破壊されたときレベル4以下のロイドと名のつく機械族のモンスターを特殊召喚する!僕はこの効果でドリルロイドを攻撃表示で召喚」

 

ずいぶん限定的な効果のカードを使っているな。まさか破壊反応型のトラップとは思わなかった。

しかしドリルロイド程度ならどうにでもなる。

 

《ワンダーガレージ/Wonder Garage》 †

通常罠

セットされたこのカードが破壊され墓地へ送られた時、

手札からレベル4以下の「ロイド」と名のついた

機械族モンスター1体を特殊召喚する事ができる。

 

「永続魔法六武の門と六武衆の結束を発動。そして六武衆−ヤイチを攻撃表示で召喚。門と結束にそれぞれ武士道カウンターが乗る。さらに六部衆の師範を特殊召喚するこのカードは自分の場に六部衆をかかれたモンスターがいる場合特殊召喚できる。これでもう一度門と結束に武士道カウンターが乗る」

 

《六武(ろくぶ)の門(もん)/Gateway of the Six》 †

永続魔法(制限カード)

「六武衆」と名のついたモンスターが召喚・特殊召喚される度に、

このカードに武士道カウンターを2つ置く。

自分フィールド上の武士道カウンターを任意の個数取り除く事で、以下の効果を適用する。

●2つ:フィールド上に表側表示で存在する「六武衆」または「紫炎」と名のついた

効果モンスター1体の攻撃力は、このターンのエンドフェイズ時まで500ポイントアップする。

●4つ:自分のデッキ・墓地から「六武衆」と名のついたモンスター1体を手札に加える。

●6つ:自分の墓地に存在する「紫炎」と名のついた効果モンスター1体を特殊召喚する。

 

《六武衆(ろくぶしゅう)の結束(けっそく)/Six Samurai United》 †

永続魔法

「六武衆」と名のついたモンスターが召喚・特殊召喚される度に、

このカードに武士道カウンターを1個乗せる(最大2個まで)。

このカードを墓地に送る事で、このカードに乗っている武士道カウンターの数だけ

自分のデッキからカードをドローする。

 

《六武衆(ろくぶしゅう)−ヤイチ/The Six Samurai - Yaichi》 †

効果モンスター

星3/水属性/戦士族/攻1300/守 800

自分フィールド上に「六武衆−ヤイチ」以外の

「六武衆」と名のついたモンスターが存在する限り、

1ターンに1度だけセットされた魔法または罠カード1枚を破壊する事ができる。

この効果を使用したターンこのモンスターは攻撃宣言をする事ができない。

このカードが破壊される場合、代わりにこのカード以外の

「六武衆」という名のついたモンスターを破壊する事ができる。

 

《六武衆(ろくぶしゅう)の師範(しはん)/Grandmaster of the Six Samurai》 †

効果モンスター

星5/地属性/戦士族/攻2100/守 800

自分フィールド上に「六武衆」と名のついたモンスターが

表側表示で存在する場合、このカードは手札から特殊召喚する事ができる。

このカードが相手のカードの効果によって破壊された時、

自分の墓地に存在する「六武衆」と名のついたモンスター1体を手札に加える。

「六武衆の師範」は自分フィールド上に1枚しか表側表示で存在できない。

 

「いきなり上級モンスターが出るなんて……」

「すげぇ、一気に展開した」

「師範は初手にあったんだが下級モンスターがいなくてね。これでやっと俺も戦えそうだ。まだまだいくぞ、まずはカウンターが2つ乗った六武衆の結束を墓地に送って2枚ドローする」

 

「よし、今引いた永続魔法連合軍を発動する。これでフィールドにいる戦士族、魔法使い族の数×200ポイント場の戦士族のモンスターの攻撃力をアップさせる」

 

《連合軍(れんごうぐん)/The A. Forces》 †

永続魔法

自分フィールド上に表側表示で存在する戦士族・魔法使い族モンスター1体につき、

自分フィールド上の全ての戦士族モンスターの攻撃力は200ポイントアップする。

 

ブレードスケーター

1400→2200

 

荒野の女戦士

1100→1900

 

六武衆-ヤイチ

1300→2100

 

六武衆の師範

2100→2900

 

「まずはそのランパートガンナーをつぶさせてもらおう。六武衆の師範で攻撃」

 

師範がランパートガンナーを一刀のもとに切り伏せる。さすが頼りになる六武衆の要になるカードだ。

 

「くっ、ランパートガンナーが」

 

十代&翔

LP8000→7100

 

「そしてドリルロイドも切り捨てる六武衆-ヤイチでドリルロイドを攻撃だ」

 

今度はヤイチがドリルロイドを一矢にしとめる。本来は伏せ除去として使われ、攻撃する機会の少ないヤイチだが今回は大嵐をすでに発動しているためヤイチも存分に戦える。

 

「ああ、僕のロイドが」

 

十代&翔

LP7300→6800

 

これでもまだ1000しかライフが削れていない。やはりはじめに事故っていたのがつらかったな。

 

「これで俺はターンエンドだ」

「ぼ、僕のターン。ドロー、モンスターを一枚セット、カードを2枚伏せてターンエンドだ。これるもんなら来い!」

 

翔の目が生き返ったな。ミラフォでも引いたのかな?

 

「じゃあ、私のターンね。ドロー、厚志もなかなかやるじゃないの、あの状況からここまでひっくり返すなんて」

「下級モンスターがいなかっただけで、残りのキーカードはそろっていたからな。たまたまだよ」

「ふふ、そういうことにしておくわ。まずは魔法カードサイクロンを発動して翔君の伏せカードを破壊するわ」

「ああ!!僕のミラーフォースがぁ」

 

ほんとにミラフォかい!! あんの丸めがねはもう少しポーカーフェイスを学んだほうがいいかもしれんな。

 

「これはラッキーだったわね。とりあえずライフを削るのを優先させてもらうわ。エトワールサイバーを攻撃表示で召喚。連合軍の効果で攻撃力1000アップよ」

 

《エトワール・サイバー/Etoile Cyber》 †

効果モンスター

星4/地属性/戦士族/攻1200/守1600

このカードは相手プレイヤーを直接攻撃する場合、

ダメージステップの間攻撃力が500ポイントアップする。

 

ブレードスケーター

1400→2400

 

荒野の女戦士

1100→2100

 

六武衆-ヤイチ

1300→2300

 

六武衆の師範

2100→3100

 

エトワール・サイバー

1200→2200

 

「三体のモンスターで十代に直接攻撃よ!」

 

えーと合計すると2400の2200の2100でエトワール・サイバーの効果で+500だから……あ、終わった。

 

「うわあぁぁ!!」

 

十代&翔

LP6800→-500

 

あまりにもあっさりしすぎて勝った気がしないなぁ。

さすがの十代のディスティニードローも自分のターンが回ってこないとどうしようもないな。

六武の門の効果も結局使わなかったし。

 

「ま、負けちゃった……」

「いや〜負けたけど楽しかったぜ!それにしても厚志のカードはすごかったなぁ。ポンポン出てくるんだもんなぁ」

「とりあえずそれはおいといて反省会をしよう。十代は伏せ3枚壊されたのが痛かったな。あれは何を伏せていたんだ?」

「あれか? ヒーローシグナルと異次元トンネルミラーゲートとサイクロンだ」

「……攻撃反応と破壊反応と魔法破壊か、みごとにあのタイミングではどうしようもないな」

「さすがに私も厚志のターンだけで十代の場が空っぽになるとは思わなかったわね。おかげで私は楽だったけどね」

「翔の最後の伏せはなんだったんだ?」

「あれは砂塵の大竜巻ッス……」

「「「へ?」」」

「な、何で使わなかったんだおまいは!」

「使うってどこにッスか?」

 

あ〜〜も〜〜こいつはぜっんぜんわかってない!!どこから突っ込めばいいのかわからない!!

 

《砂塵(さじん)の大竜巻(おおたつまき)/Dust Tornado》 †

通常罠

相手フィールド上に存在する魔法・罠カード1枚を選択して破壊する。

その後、自分の手札から魔法または罠カード1枚をセットする事ができる。

 

「あのねぇ翔君。厚志の連合軍を破壊すればこっちの攻撃力は大幅に下がってそっちのライフポイントはかなり残ったのよ」

「具体的には2500ほど残るな。勝敗は次の十代の引きにもよるけどな。ちなみになんだったんだ?」

「え〜と、おっバブルマンだな。効果で2枚引いて融合回収と天使の施しだ。さらに3枚引いてっと、バブルシャッフルとエッジマンとネクロガードナーだな」

「………やばかったな、明日香」

「……ええ、あそこで仕留められたのは幸運だったわね」

「とりあえずはだ。今回のデュエルでわかったことは自分の場だけそろえても相方ががら空きじゃどうもならないってことだな」

「そうね、最初に厚志がモンスターを出さなかったときは目の前が真っ暗になったわよ」

「すまんすまん、それに相方のターンまで確実につなげるような闘い方をすることも重要だな。実際翔はそれを怠って十代のターンまで回せなくて負けたからな」

「面目ないッス」

「それにどんな弱いモンスターでも残しておくと危険だな。相方のモンスターでも生贄にすることができるから直接攻撃にこだわっていると横から上級や最上級が出てきてピンチって可能性もあるしな」

「そっか、そういえばそういうルールだったっけ?」

「それに! そこの丸めがねはもう少しポーカーフェイスを覚えろ! ぶっちゃけ攻撃反応のトラップしかけているのミエミエだったぞ!」

「ええっ!! うまくカモフラージュしたと思っていたのに……」

「あれでなの……」

 

呆れてモノもいえんな……。明日香がうまく壊してくれたからよかったものの下手したらこっちの場が壊滅していた可能性だってあるんだよな。最後のサイクロンだって確立50%だったわけだし。

 

今回は連合軍が大活躍だったけどここまでうまく行くことは正直稀なんだよな。明日香も連合軍を生かせるようにわざと融合を待ってくれていた節もあったし。

十代と翔のデッキの共通点がないからなぁあえて言えば融合程度か、ロイドはトリッキーな効果が多いからサポートに徹すれば結構いけると思うんだけどなぁ。HEROは相手を破壊したり殴り倒す効果が多いしな。

こんな調子でタッグデュエルなんて大丈夫なのかな……。

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