FGOにオリキャラとオリ鯖とをぶっこんで主人公を助ける話   作:AAさん

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本編です。


夢の中で

遥か昔、まだ地上に神が居た時代、我等が始まりの始祖はカミサマに願った。

 

『どうか、どうか、我等に願いを叶える力を授けてほしい。』と。

 

我等が始祖は我が儘であり、傲慢であった。

 

今はまだ、自身に願いが無いとしても、我等が子孫には願いがあるかもしれない。

 

そのような浅はかな了見のままに、我等が始祖はカミサマに願った。

 

人で在りて、人ではない。

 

我等が始祖は愛したかった。

 

故に始祖は人で在ろうと務めた。

 

我等が祖先は愛されたかった。

 

故に祖先は獣で在ろうと務めた。

 

我等が、いや、我等は傲慢だ。

 

故に願うのではなく、務めた。

 

ただの一時も願いを持たず、今を求めた。

 

始祖から何一つ変わることはない。

 

傲慢であるが故に、願いはない。願うことはない。願いたくはない。

 

人で在り、人ではない。

 

故に、我等に願うは死の所業。

 

神ではない故に、願いはない。

 

人ではない故に、願いたくはない。

 

願えぬが故に、人にはなれない。

 

願わぬが故に、神にはなれない。

 

人で在り、人ではない。

 

故に我等はーーー

 

 

 

 

ーーー夢を、見ている。

 

吐き気がする夢だ。

 

甘い花の香りに温かく照らす光。

 

つんざく臭いはオレを不快にする。

 

いつか人が夢に見た楽園、もしくは、いつか人がたどり着く理想郷。

 

まさに地獄だ。

 

キラキラと輝き、美しく、心地好い。

 

とても醜くて、汚くて、気持ち悪い。

 

それ程の最高の景色だ。

 

ほらな?まさに地獄だ。

 

だが、俺にとっては見知った景色でもある。

 

『やぁ、久しぶりだね。』

 

へらへらと俺の前に現れたコイツも、俺の見知った景色の一部だ。

 

『おや?どうかしたかい?』

 

「なんでお前がいるんだよ、、、」

 

俺は肩を落としながら大きく顔を歪ませてフードを深く被った(自称)花の魔術師に悪態をつく。

 

『はははは、随分な物言いじゃないか、僕とキミの仲だろう?仲良くしようじゃないか。』

 

が、いつもの事ながらコイツには一切効いていない。

 

「で、今日は一体何の用だ?」

 

一刻も早く終わらせたい俺は早々に本題へ移れと急かす。

 

『・・・・・・・』

 

「オイコラ、何ガン無視してくれてんだよ。」

 

だが、奴は俺の言葉に耳を傾ける事はなく、ただ俺をじっくりと観察するように見る。

さっき『仲良くしようじゃないか』って言ったのは何だったんだよ

 

『、、、ふむ、見たところ、特にこれといって変わったところはないようだね。』

 

「は?前にお前に『キミって、モヤシっ子だよね』って言われてからこちとら毎日筋トレしてんですけど?」

 

『そういえば、キミの生誕日にカミサマとやらから託された言葉を覚えているかい?』

 

「オイコラ、無視か、また無視か、会話しろや、言いたくねぇけど何年来の付き合いだと思ってんだよ、この腐れ外道が。」

 

おっといけない。

二度目の無視をされたからといってこうも口汚くなってはいけない。

確かに、もう結構イライラしてはいるがまだ我慢できる。

俺は広い心の持ち主なのだ。

どれくらい広いかとい言うと、地球の陸地分の広さがある。

それに俺は出来る男だ。

大丈夫、早いとこ本題を聞いてこの悪夢から目覚めーー

 

『それで、どうなのかな?』

 

「よし殺す。絶対殺す。今殺す。」

 

もう知ったことかよ。

こっちが必死に怒りを治めてるってのに、この腐れ外道が。

とあるメソポタミアで役に立つとか知ったことかよ。

とある獣神を倒すのに役に立つとか知ったことかよ。

もう殺す。コイツは絶てぇ殺す。

 

『その様子だと覚えているようだね。』

 

は?何のことですか?

21歳になったら献血に行けって言う意味のわからんお告げのことですか?

あ、そうですか。合ってますか。

でも、今はそんなこと関係ないね。

取りあえず、お前を殺す。

 

俺はクソ野郎の胡散臭い笑みを目掛けて駆け出す。

距離は五メートルとない。大きく三歩踏み込めば拳は届く。

 

だが、三歩を越えても一向に距離が縮まらない。

 

何故だ。と考えながらも全力で奴に一撃を与えるために本気の疾走を見せる。

 

だが、距離が縮まることはない。

 

『一つだけ助言をすると、今日が、その日だよ。』

 

「はぁ?一体何の話ーー」

 

『僕はいつまでも、キミの■■■■■だからね。』

 

「え、ちょ、何か肝心そうなとこが聞こえてなーー」

 

『それでは、おはようの時間だ。』

 

「いや、本当に待ーー!」

 

 

 

 

 

「、、、で、マジに目覚めさせやがったな」

 

俺は今、自身のベッドの上に座っていた。

 

「だが、毎度の事ながら、記憶の半分くらいを持ってかれているか、、、」

 

先ほどまで夢の中で話していた奴の顔が思い出せない。

夢の中のソイツはかなり気に入らないクソみたいな奴だったような気がするけど、何故か思い出せない。

 

ただ何か、大事なことを言われたような、、、

 

「ま、いっか」

 

とりあえず、久しぶりの休みだしどこか行くか。

 

今日はまだ、あの声は聞こえない。




次は3000位で頑張ります。
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